月別アーカイブ / 2016年09月

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スイス遠征や腰痛でしばらく休んでいたランニングを再開しています。
 
ここで改めてインラインスケートの宣伝をするわけじゃないけど、ランニングはインラインスケートに比べると足腰への負担が非常に大きい…!無理なランニングが原因で足首・膝・腰を痛めることもあり、何のために走るのかわからなくなることも…、もちろん上手に走ればとても良いトレーニングなので続けていますが。。
 
怪我やツアーなど何らかの理由でランニングをしばらく中断して次に再開する時には、まずランニングができるカラダを作りから始めます。少し早歩きで散歩をしている気分でいつでも立ち止まって景色を楽しむ余裕を心がけます。時にはボ〜ッとしてみたり。サボることをしっかり取り入れて、自分を追い込まずに楽しむ。
 
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これを数回続けていくことで徐々にカラダが走れるようになります。
ランニングに必要な筋肉が目を覚まし、カラダが起きるような感覚。ランニングを再開させる時、僕はまずはそこから。 

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ご存知の方も多いかと思います、2020年東京オリンピック「スケートボード」(ローラースポーツ)正式に追加種目に決定致しました。 
 
この影響で、我々安床ブラザーズのホームパークである"g"スケートパークでも連日メディア取材が行われております。  
取材対象は主に、プロスケーターの中村貴咲ちゃん(16歳)芝田元くん(21歳)。
この二人、今年の"X Games"で表彰台に立ちました!
 
貴咲ちゃんはWomens' Skateboard Park]優勝!
元くんは[Mens' Skateboard VERT]準優勝!!
 
どちらの競技においても日本人が表彰台に立ったのは初めてのことでした。まさに快挙!
そして、2020年東京オリンピックでの活躍にも期待がかかります。二人は現在、安床ブラザーズ率いる"team Good Skates"のメンバーとして"g"スケートパークで日々練習を重ね、積極的に世界戦に挑みながらアスリートとしての経験を順調に積んでいます。 
 
ここ10年〜15年で日本でのアクションスポーツの普及も始まりました。しかし、高い意識で取り組むことで多くのアスリートがこの国のいくつかの問題にぶつかることになります。
 
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【問題その1 : スケート施設】
海外に比べると日本はアクションスポーツの普及がずいぶん出遅れています…、その理由の1つにスケート施設が少ないことがあげられます。いくら興味を持つ若者がいてもスケート施設がなければ練習ができません。そればかりか、公共の場での滑走(ストリート)が多くの人に迷惑行為と受け取られ「スポーツ」として認識してもらっていないのが現状です…。
 
プロスケーターですら子供と一緒に歩いていたり、ベビーカーを押して歩いている時にスケートを楽しむ集団と遭遇すると「危ないなぁ」と感じる場合があります。特に一般の方にはスケートボードの動きが予測しづらい為、通行する際に不安に感じる方も多いと思います…。
 
しかし、オリンピックに追加される種目ともなると流れが変わります。僕のまわりでも新しいスケート施設建設のお話(企画段階のものも含む)が絶えません。
 
僕は日本国内にスケート施設が増えることを望んできました。意識の高い"アスリート"を育てるには競技と精一杯に向き合える場所が必要不可欠です。
 
ちなみに、1994年から安床家が経営する"g"スケートパークは、「練習環境が無いから自分たちで作る」という発想から生まれたもの。もともと家族にスケート施設の構想があったわけではありません。始めはハーフパイプが1台だけで…それもチームメンバーのプライベートな練習場所として誕生しました。
 
これまで"g"スケートパークから世界に進出したインラインスケーターは安床ブラザーズだけではなりません。X Games[Womens' Inlineskate Vert]で優勝経験を持つ川崎鮎美をはじめ、古森隆一、古森真紀、北村塁、伊藤千秋など、世界でもレジェンドと呼ばれるアスリートを数多く輩出してきました。現在では先ほども紹介した中村貴咲ちゃんや芝田元くんなど、競技を超えてトップアスリートが育っています。
 
では、なぜ関西からこれほど多くのトップアスリートが誕生しているのか?
施設と同じように"大切な環境"が整っているからです。
 
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【問題その2 : コーチング】
では、施設さえあれば一流のアスリートが育つのか?これについてはハッキリと「NO」と言えます。
 
実際に中国にある施設を例にあげてみましょう。
上海には"SMP Skatepark"(2005年〜)という世界最大級のスケート施設があります。さらに、北京には"WoodWard Beijing"(2010年〜)があります。どちらも内容は世界最高峰の施設ですが、世界に通用する中国人アスリートは未だに育っていません。
 
この2つの施設に比べると"g"スケートパークは敷地面積も施設内容も敵いません…。
つまり、アスリートを育成する為には施設内容以外にも重要なことがあるということです。それが「コーチング」です。
 
いくら施設が"世界規模"だとか、"日本最大級"だと謳ったところで、それだけではアスリートは育ちません。他のスポーツと同様に施設が勝手に育ててくれるわけではないのです。僕からいうと必要最小限の設備さえあれば世界トップアスリートは育てられます!そこに気がついてお金を出しているのがタイです。タイは国からの支援を受けて国際チームを結成し、施設を建設しました。そして海外から"コーチ"を雇って世界トップレベルのアスリートを育て上げることに成功しています。
 
今後、日本にも世界の動きを把握して必要な設備を見極める力日本人らしく戦うことで世界の壁は越えられることをしっかりと理解しているコーチが必要です。
 
20年以上も前から"g"スケートパークが心がけていることは、我々が常に世界を舞台に戦い続けることです。施設で働くスタッフ、そしてそこで練習するチームメンバーが世界を意識していることで施設全体の雰囲気さえも世界へと引き上げています。だからこそ、インラインスケートでもスケートボードでも世界を目指すアスリートが多く育つのです。
 
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間違いなく、"g"スケートパークは日本で最も世界に近い施設です。それはこれからも変わることはありません。
 
"g"スケートパークの施設利用に関する注意書きの冒頭に「スケートパークは遊び場ではありません」とあります。この姿勢がこれからできるスケート施設にも広がっていけば、アクションスポーツに強い国になれるはずです。

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