『翔んで埼玉』ジャパンプレミアに主演の二階堂ふみ、GACKT登壇
漫画家・魔夜峰央さんが居住していた埼玉県を自虐的に描いた、同名漫画を実写映画化した『翔んで埼玉』が2月22日から全国で放映される。
同作の完成を記念したジャパンプレミアが1月28日、都内の会場で開催され、主演の二階堂ふみ、GACKTをはじめ、伊勢谷友介、ブラザートム、島崎遥香、加藤諒、益若つばさ、中尾彬、京本政樹、監督の武内英樹氏が登壇した。
GACKT 高校生役のオファーに「即答で断ったんですよ」と告白
東京都知事の息子で東京のトップ校の生徒会長を務める壇ノ浦百美(二階堂)は、ある日、アメリカ帰りで容姿端麗な転校生・麻実麗(GACKT)と出会う。2人は互いに惹かれ合うも、麻実が埼玉県出身であることをきっかけに、東京と埼玉の県境で引き裂かれてしまう。埼玉県人の自由と誇りを手にするため、関東一帯を巻き込んだ戦いが繰り広げる。
この日、主演の二階堂とGACKTは『彩の国・埼玉』をなぞらえた『彩玉ボール』を客席に投げ入れながら登場。客席からは大きな歓声が上がった。ベージュのパンツスーツで登場した二階堂は「今日は男の子役の気分で来ました」と挨拶。GACKTは「こんばんは」と何度も客席に語りかけ、会場をライブさながら盛り上げていた。
高校生役を演じたGACKTだが、「最初は高校生ということを聞いて即答で断ったんですよ」と告白。普通の高校生役ではなく、特殊な高校生と聞いて物語を知り、オファーを受けたことを明かした。
さらに、撮影初日がキスシーンだったことを思い起こしたGACKTは「なんて工程かと思ってたんですよ(笑)」と当時の心境を吐露。演じるうちに、豪華なセットと衣装で、自分たちの格好が普通だと思うようになったと語り、「武内監督の手の中で最後まで弄ばれて撮り終わったじゃないかなあと思います」と振り返った。
印象に残っているキャストを聞かれた二階堂は「今回本当に個性豊かな方々が集結してて」と笑顔。「違うそれぞれの星をお持ちの方が地球にぶわーって集まって、ぶわーって何かやって帰った」と口にし、「現場では私が一番まともだなと思ってました(笑)」と暴露した。それに対してGACKTは「僕はずっとそう思ってたんですけどね。僕自身が一番まともだなって」と返し、会場は大きな笑いに包まれていた。
また、笑いを狙って撮影していたわけではなく、あくまでも真剣に撮影に取り組んでいたと話すGACKT。「伊勢谷くんが鼻にピーナッツを詰め込むシーンで、ピーナッツを持って『ここをこうやって通って右鼻に詰め込んでいく』って言いながらリハーサルを何度もやられる僕の気持ちわかりますか(笑)」と話した。
最後にGACKTは映画を楽しみにしているファンに向けて「くだらないと思ったときは声に出して大いに笑ってください。」と話し「異常に細部にこだわっている作品なので、1回目はわからなくても、2回目3回目でわかることもあるんじゃないかな」とメッセージを送った。
発信地・日本
<文・デザート編集部>
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