佐藤健、小松菜奈ら9人がレッドカーペットに登場
土橋章宏の小説「幕末まらそん侍」をベースに描いた幕末エンタテインメント、映画『サムライマラソン』。その完成披露イベントが東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、佐藤健、小松菜奈、森山未來、染谷将太、青木崇高、竹中直人、小関裕太、木幡竜、バーナード・ローズ監督の9人が登壇した。
「サムライマラソン」のストーリー
同作は、日本のマラソンの発祥といわれ、現在も160年以上にわたり受け継がれている「安政遠足(あんせいとおあし)」を題材にした小説『幕末まらそん侍』を映画化したもの。
外国の脅威に備えて、安中藩主・板倉勝明が藩士を鍛えるために、十五里の山道を走る遠足(とおあし)を開催する。しかし、遠足が幕府への反逆とみなされ安中藩は危機に。そんな中、1人の男が計画を食い止めるために走り出す。
佐藤健「過去の常識が一切通用しない撮影」新時代の時代劇『サムライマラソン』
スモークとともに登場した9人はファンによる歓声のなか、ゆっくりと前進。佐藤は「寒いなか長時間待っていただいてありがとうございます。イベントの時間中は寒さを忘れるような愉快なトークをしますので、楽しんでください」と呼びかけた。
またバーナード監督について「海外の方と仕事をしたいという気持ちはずっと持っていたので、お話があってすぐに飛び込みました」と回顧。一方で「でもまさかこんなことになるとは・・・」と大変な撮影であったことを匂わせ、その理由のひとつとして「まず、『台本を見るな。気にするな』って言うんですよ。『言いたいなら言ってもいいし、言いたくないなら言わなくてもいい』って。だから僕はあんまり喋らなかったです(笑)」と説明し、笑いを誘った。
反対に森山はよく喋ったようで、佐藤は「逆に森山さんなんかはご自身でセリフを考えていたりして。脚本はほぼ森山未來ですね」と冗談を飛ばしていた。
小松は「山形ロケだったんですけど、監督を筆頭に身を削りながらの作品が完成して嬉しく思います」とコメント。さらに撮影について「初めて、お姫様という役で、さらに男装もするという変わった役で、挑戦することが多かったです。作法を最初から学んだりとか、役について考えることがおあって日々葛藤しました」と振り返った。
殺陣のシーンがあったということで、練習していたという小松は「練習していたんですけど、そのシーンがバッサリ切られて。あそこはちょっとショックでした・・・」と残念そうに告白。佐藤も「むちゃくちゃ練習したんですよね」と同調したうえで、監督の撮影方針を踏まえ、「だけど、それは段取りだから。監督はそんなものは望んでいない。『あいつを殺せ』って、それくらい本気のやつじゃないと」と、練習をしてしまうと、段取りのようになってしまってリアリティが出ず、それは監督は望んでいないのではないかとの見解を示すと、バーナード監督も「刀を抜くなら、踊りみたいなのじゃなくて直接的に斬って、それで終わりでしょ」と答え、出演者一同も大いに笑っていた。
佐藤は最後に「全然語り足りないんですけど、今の話でわかるように過去の常識が一切通用しない撮影でした。新時代における時代劇の形をお見せできるのではないかなと思います」とアピールした。
東京2020参画プログラム
「サムライマラソン」は"東京2020参画プログラム"。"東京2020参画プログラム"とは、様々な組織団体がオリンピック・パラリンピックとつながりを持ち、2020年の大会に向けた参画・機運醸成・レガシー創出のアクションを実施するプログラムのことをいう。
日本マラソンの発祥といわれる史実「安政遠足」と東京2020大会との親和性や2020年以降のレガシー創出につながるプロジェクトとして「サムライマラソン」は、東京2020公認プログラムに認証をされた。
ギャラリー
発信地・日本
<文・デザート編集部>
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