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"アイドル戦国時代"過渡期 破天荒少女カワシマユカ

"アイドル戦国時代"が過渡期を迎えつつある。
そう思ってしまうほど昨今は、知名度を持つアイドル及びグループの解散・卒業が多いように思える。

例えば『ももいろクローバーZ』の元メンバー有安杏果の卒業は、ファンのみならず衝撃的であったし、"ぁぃぁぃ"の愛称で親しまれた廣田あいかも、年明け早々『私立恵比寿中学』から転校(卒業)した。

グループ単位で見れば、ソニー・ミュージックアーティスツの『アイドルネッサンス』は2月24日の横浜ベイホール公演をもって解散。エイベックスのアイドルプロジェクト『GEM』も同じく。先日、年内で活動を終えることを発表した『PASSPO☆』もその一つだ。

どのグループも下積み時代に地道に活動し、客層を広げてきた実力派。ライブの規模によっては大トリも務めるアイドルばかり。ここに挙げた例はごく一部で"地下・地底アイドル"と呼ばれるグループまで含めると、膨大な数になるであろう。

しかしながら、アイドル業界は魅力に満ち溢れているのか、新たに結成されるグループも多く存在する。カワシマユカさんがセルフプロデュースする『私たち、名無しさん。(仮名)』もその一つだ。

自身がメンバーとして活動していたアイドルグループが2015年に解散すると、カワシマさんはセルフプロデュースでグループを結成。活動資金が無ければクレジットカード2枚分の上限額までお金を借り入れて、電気・ガス・水道が止められる日々を過ごしていたそうだ。

破天荒な生き方も去ることながら、その実、インタビューでは「不安もある」と心中を吐露。果たして彼女が夢に向かって頑張る理由はなんなのであろうか。型破りな生き方のルーツをインタビューで紐解きつつ、その素顔を写真に収めさせていただいた。

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<モデル:カワシマユカ / 写真:ゆっkey / 文:りゅうこ

カワシマユカのルーツを探ろう

――アイドル活動について周りのからの反響は?

親に言ってないんですよ。アイドルしてるって一切。でもバレてて。


――お母さんはアイドル活動について何と?

警察には捕まるなって(笑)。あと保証人にはなるなって言われてる。

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――アイドル業界では引退や解散といった話が頻出していますが、この状況をどう捉えていますか?

"アイドル戦国時代"からは遠のいてるのかなとは思います。ある程度売れたグループだからこそ、人件費とかにお金がかかるんじゃないですかね。


――運営資金の問題は難しいですね

ピークで100人(ライブに)動員したとして、その後動員が50人でもクオリティは下げられない。人気もパフォーマンスのクオリティも維持するのが大変なんじゃないしょうか。


――資金難といえば、カワシマさんも『私たち、名無しさん。』をセルフプロデュースするうえで、生活を切り詰めてますよね

口座は0円なのに、クレジットカードの支払いが来きます(笑)。

――大変ですね

まず家賃がかかるじゃないですか、ガス代も...。何もしなくても月10万ぐらいかかるので、生きるって大変だって思っちゃいますね。


――運営費用はどこにお金がかかっているのでしょうか

メンバーと一緒にアーティスト写真を撮影してもらったんですが、その時はスタジオ代とかに消えました。自分のお金は全部運営資金に使ってます。


――バッグとか服とか買いたくなったりしないんですか?

今もバッグのファスナーが壊れたのずっと使ってます。買い換えられない(笑)。


――それだけ、アイドルとして活動したいという意志が強いんですね

アイドルって言うより、アイドルを作るのが楽しい。もちろんステージで歌ったりダンスしたりするのは好きなんですけど、曲をこうしたいですとか、衣装をこうしたいですとかあるんですよ。

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――なるほど。アイドルプロデューサーになりたかったキッカケはありますか?

一番最初は人前に立つ人になりたかったんですけど、歌へただし、歌作れないしって感じで何になろうかなって思ってました。映画が好きだから女優になろうとも思ったんですけど、背が低いって言われて諦めました(笑)。それで選択肢が多いなって思ってアイドルをやり始めたんですけど、それが思った以上に楽しくて自分でやろうってなりました。


――セルフプロデュースって大変だとは思うのですが、そのバイタリティってどこから出てくるんですか

前にテレビで万里の長城が映ってたんですけど、『万里の長城行きたい』ってなって、週末にすぐ航空券取って1人で観に行ったこともあります。


やりたいことに対してのモチベーションはすごく高いです。だから勉強とかは全然できないです。数学とか(笑)。0か!100か!みたいな。


――凄く極端ですね

そうなんですよ。だから人間生活もしたくないからガス代とかも払ってないです。人間を辞めたい

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――元々、行動力のある子供だったんですか?

基本的にはやりたいことはやってきましたね。親も『やりたいことはやりなさい。お金は出すから』みたいな感じでした。特にお金持ちってわけではないんですが(笑)。


――なるほど

お兄ちゃんが2人居るんですけど、どっちも真面目に迷惑をかけない生き方をしていて、1人ワガママになっちゃった。

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――グループが2回解散して、それでもまたセルフプロデュースでグループを結成したのは凄いですよね。頑張ってるというか...。

あんまり自分のことを頑張ってるとは思って無いですね。世の中にはもっと頑張ってる人がいるからって思います。まだまだ頑張らなきゃ。


――努力家なんですね

んー自分の人生だけじゃないし、メンバーにも時間を割いてもらってますしね。グループを人気にしなきゃいけないです。こんなよくわかんない奴に着いてきてくれるので(笑)。

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――"アイドル戦国時代"が過渡期を迎えていることは、肌で感じていると思うのですが、何故この時代にアイドルを?

脳みそが小学生みたいなだから、面白い、楽しい、嬉しい、やりたいしか思わないからあんまり考えてないかもしれない。何か根拠の無い自信はあるんですよね『自分は出来る』みたいな。


――そういうのは確かに感じますね

すごいネガティブで情緒不安定になりやすいんですけど、昔から根拠の無い自信だけはありますね。


――不安は無いんですか?

不安ばっかですね~、人気出ないとか、この曲ウケるかなとか...。動員とかは如実に数字に出るので特に不安です。

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――カワシマさんがセルフプロデュースするグループ『私たち、名無しさん。』には、どんなメンバーが集まっているんですか?

普通の子たち何ですけど、アイドルは全力で取り組みたいって意志を感じる子たちばかりです。


――どんなグループ何でしょう?

カラフルポップ、チャカチャカみたいな(笑)。あと女性目線でプロデュースグループではありたいです


――女性目線でプロデュースといえば、『でんぱ組.inc』のプロデューサー・福嶋麻衣子(以下、もふくちゃん)さんも、女性目線で打ち出して成功を収めた一つのグループですよね

尊敬してます!


――意識してたりするんですか?

最初の方は、凄いなって思って意識してましたね。今は真似をしても、それはもふくちゃんにしかならないし、新しいものを作っていきたいと思ってます。


――新しいものを作り出したいんですね

自分にしか出来ないことを作り上げたいとは思ってます!だからセルフプロデュース以外でのグループは出来ないですもん。大人の言うことは聞けない(笑)。

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カワシマユカ ギャラリー

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発信地・日本



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