『 ヒダリ手首からの切断も 視野に入れて下さい 』
医師の放ったその一言は 16歳の少年の胸に深く突き刺さった…。

放課後、高校の屋上で仲間とバスケをして遊んでいた際に負った大怪我。
何気ないほんのフザケた 一瞬の出来事が、、、
【 左手首 橈骨 尺骨 粉砕骨折 】オマケに1番親指側の神経まで断裂し、親指から3本の指は全く動かない 絶望的な状態。


病室のベットで1人 枕をぬらした…。
そして何故かその瞬間【 手を使った仕事がしたい 】
そう強く思った。

正直。なんでも良かった。
左手首死刑宣告を受け、手術までの1週間の間病室のベットで考え続けた答えが
どうしてか?『 美容師になりたい 』だった。

きっとアレだ。
当時通っていた 地元の床屋の兄ちゃんがカッコ良かったのだと思う(笑)
理由は特にないし、きっと左手に未練があったのだ。


そして当時 手首に関して日本で5本の指に入る先生に出会え、難解な手術に成功し ナカムは奇跡的な復活を遂げる




親に頼み込んで入れてもらった エスカレーター式の大学進学を早々に辞め、高校を卒業し 【 国際文化理容美容専門学校 渋谷校 】へ入学した。
理由は特にない。渋谷と言う響きが 東京都の端っこ(町田市)でそだったナカムには最高にナウかった。


当時 1年制の美容学校。夏休みが終わればスグに就活が始まるのだが、困った事が…
美容師のタマゴになったナカムは未だ地元の床屋に行っていた為、【 美容室に行ったコトがない 】のである… ((((;゚Д゚)))))))

サロン見学をするにも そもそも美容室を知らない。


困り果てたナカムは担任の先生に一言。
『 ボクは美容室を知らないから、先生が決めてよ 』
ホントにヒドい意識ですね(笑)

そして先生よりアドバイス頂いたのが、
『 きっと小さなサロンは向いていない。大きな規模のサロンへ行きなさい。そうだな… T★YAはどうだ?』
と。


早速 見学に押しかけた(生まれて初めて美容室の門をくぐった)のですが…
生意気にも「 何かチガウ…気がする 」

そして折角 原宿まで来たのだから他に見ていこう!
と突撃でサロン訪問したのが、隣にあった美容室の imaii でした。
だって 原宿の何処に美容室があるのかも知らなかったですし…(笑)


サロンに入った瞬間。『 ココだ!』
特に理由はない。
直感なのでしょうか… ( ̄◇ ̄;)
1つ上の先輩に色々と案内してもらい、帰り際に
『 僕はここが気に入りました!どうすれば入れるでしょうか?! 』と直球で聞いたトコロ
『 あぁ… なんだか来期から新卒のカラリストを採用するって言ってたから言ってみたら? 』と。



その瞬間が ボクにとって
【 カラリスト 】という言葉との出会い


全く興味はありませんでしたが…(笑)
カットが好きだったし。カラーだけとかナイわ〜と。



そして時は過ぎ。あっという間に面接。
ボクの順番は1番最後。内容はあまり覚えていません
ただ、【 全く僕に興味がない 】事は痛烈に記憶に残っています(笑)

面接官が最後に一言。『 最後に何か質問ある? 』と退屈そうに発したその瞬間に
【 イタチの最後っ屁 】ではありませんが 1発カマさないと落ちるっ!((((;゚Д゚)))))))と瞬間的に思い 咄嗟に出た一言が…



『 ボクは【 カラリスト 】になって 日本を土壌に世界と勝負がしたいんです! 』



完全に勢い余って 自らカットをする美容師の道を閉ざした瞬間でした(笑)
晴れて?採用が決まり 残りの学生生活は マリッジブルーならぬ カラリストブルーの日々を過ごしていました…




1996年 春 imaii入社

カラリストとして美容業界に入ったナカム。
抵抗はあったのか?と言われてみれば… あまりありませんでした。 
何故なら そもそも美容室に行ったコトがなかったので カットをしている美容師像に憧れているワケでもなく…
思い返してみれば、【 手を使った仕事がしたい 】と
あの怪我の一件で想った事がキッカケでしたし…



どうせやるなら1番になろう。


ウッカリ面接時に言ってしまった一言から始まった美容人生であれ やるからには貫きたい。1番になりたい
ただただその想いダケで 1年目は 先輩の着いて行ける仕事には全て行き 毎日終電まで練習し…



気づいたらカラーが大好きになっていた。



20年経った今も 全く想いは色褪せません。
どれだけキャリアを積んでも サッパリ極められないもどかしさも、追求心をくすぐられる原動力になっているのカモしれません(笑)

1つだけ真面目な事を言うと、
オーナーである今井英夫の
『 俺はヘアカラーで日本の女性をキレイにしたい 』
この一言に深く賛同し20年走り抜けて来ました。
コレはきっと いつか引退するトキまで僕のカラリストとしての原動力になり続けるのでしょう。






さて。スッカリ長文になってしまいましたね(笑)

【 ナカムのカラリストになったキッカケ 】
それは完全にノリと勢い…でした。

でもね。20年経って思うコト。
それでもイイんです。1つのコトに打ち込んで ずぅ〜と続けていると 誰にも負けないくらい【 好き 】にいつの間にか変化するトキが来ます。
ゴチャゴチャ考えて 踏み出す勇気が出るまで待ち続けていたら何もはじまらない。
文中に何度も出てきた【 特に理由はない 】のに選択肢として自分の目の前にあるコトは、
【 自分の内なる声(直感) 】なんだと思います。

正解なんぞありゃしない。
でも 直感を信じ 思いきって飛び込んでみる。
そして やるからには貫く。



それがきっと ナカムらしいのかも知れませんね。
最後まで ありがとうございました。