月別アーカイブ / 2020年02月

今日は10人。

一昨日の試合で出た課題とコンディショニング、両方にフォーカスをあてて行いました。

スタートはラダー。

1年間トレーニングを積んできて、さらに彼らはいつも10人程度で練習しているために休む時間も最小限にできるため、随分フィジカル的にも鍛えられてきました。

そこで、ステップや神経系ももう少し良くしていこうと、意識づけの意味も含めて行ってみました。

その後は「4対1」を行ってから「2対2+1フリーマン」で少しきつめのポゼッション。そして、キックの練習を入れてレストを挟み、「4対4+2サーバー」「ゲーム」と今日も盛りだくさんで行いました。

一昨日の課題としては、2人目3人目くらいまでは見えてきているのですが、そこが詰まっている、つまり相手が寄ってきている時の、その背後のスペースの認識を持つこと。

加えて、ずっと継続して言い続けている「トライアングル→ダイアモンド」を作ってからの前進するためのキーワードを落とし込み。

「かぶせる」「パストゥー」「セナ取り・セナラン」。

全て、「相手を見てサッカーをする」ためのものです。

彼らと向き合ってきたおかげで、私も随分整理がついてきました。

練習の空気も当たり前にバチバチやるものになっています。

今は普通に見ていて楽しいです。

今日はテスト期間前最後のトレーニングマッチ。

35分×2で、0-0、1-0でした。

最近はやり方はもちろん、「勝ち切る」ことを強調しています。そういう意味ではよくやったと思います。

内容も良かった。

判断を変えることやボールを止めること、見えるスペース。全てまた良くなりました。

守備面の献身性や緻密さも出てきて無失点。ただ、今日はGKをお借りしてのゲームで、この結果はそのGK様様。勘違いすることのないよう次に向かいたいと思います。

今日は、自分たちのやり方と相手のやり方によって生まれる現象をハーフタイムに確認して送り出した後半に、その形から何度かチャンスを作り出していました。

伝えられたことをプレーで表現できる。

そのための基礎がついてきた、ということでしょう。

昨年から本格的に試合解説のお仕事をさせていただいています。

今年のJリーグ。私も開幕を迎えました。

開幕戦は「川崎フロンターレ対サガン鳥栖」の一戦を担当させていただきます。


たくさんの素晴らしい先輩方に混じり、J1リーグの解説を担当させていただくのはとても光栄なこと。同時に、責任を感じています。

引退をして、解説者の肩書きがつくようになり(自分の中では”たまに解説をするサッカー好きのおじさん”)、幸せなことにサッカー番組ももつことができました。

それは私にとってかけがえのない経験となりました。

私は”サッカー好きのおじさん”ですが、指導をしたり、解説をしたり、執筆をしたり。

その時々で頭を切り替え、意識を集中させてきました。

それは、その時々で、その道の「プロになる」ということを意識させたということ。

プロサッカー選手であったときのような仕事への取り組み方で、準備を含めて、全てに「プロであろう」と意識してきました。

来年以降は指導者としての時間が多くなります。

同時に、解説のお仕事は限られたものになるでしょう。

結局、海外の試合解説などはご縁もほとんどないままとなりました。ただ、図らずも、それで良かったと思っています。

不思議なもので、私にとって、色々なものはなるようになって、タイミングの良い人生を歩んできました。

この四月からもまたサイクルは変化していきます。

どのようにすればタイミングの良い人生になるのかは分かりません。ただ、私は物事への取り組み方を大事にする人生を過ごしていこうと思っています。

それがもしかしたら、タイミングを掴む、流れを掴む、一瞬を逃さないことにつながるのかもしれないと思っています。

さあ今日から新たな気持ちで。

今年も選手心理に入り込んで、「主役は選手たちであること」を心掛けます。

今年も、どうかよろしくお願いします。

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