月別アーカイブ / 2020年07月

米女子プロゴルフ協会(LPGA)は、新型コロナウイルスの影響で中断していたツアーが31日からのドライブオン選手権(オハイオ州)で再開するのを前にしたウイルス検査で、マリーナ・アレックス(米国)とガビー・ロペス(メキシコ)の陽性反応を示したと発表した。AP通信が30日、報じた。

福島県立磐城高野球部が25年ぶりに阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)に戻ってくる。新型コロナウイルスの影響で中止された選抜高校野球大会の救済措置として8月10日に開幕する交流試合に出場する。21世紀枠での出場を決めていたセンバツに続き、夏の全国高校野球選手権も中止が決まった時、チームは目標を失い、揺れた。選手たちを再び結束させたのは、祈りにも似た1通のメールだった。

朗報と悲報、激動の半年間

福島県いわき市の住宅街にある磐城高は1896年創立の県内屈指の進学校。野球部は1906年創部で甲子園では71年夏に準優勝している。伝統を受け継ぐ主将で捕手の3年、岩間涼星(17)が迫る夢舞台を前に実感を込める。「たくさん大変なことがあったけれど、中途半端にせず、皆でここまで来られた」。朗報と悲報が飛び交った激動の半年間だった。

最初の朗報は1月24日、46年ぶりのセンバツ切符だった。12年ぶりに出場した昨秋の東北大会で、台風19号で被災した市民を勇気づけようと8強入り。大会後は約半月間、浸水した民家からの泥出しや家具の運び出しなどボランティアに取り組んだ。社会活動も評価され、21世紀枠で選出された。

 ただ背後に忍び寄っていたのが新型コロナだった。3月に入ると、政府の休校要請で全体練習ができなくなった。そして3月11日、センバツの中止が決定した。同校野球部OBで2014年からコーチ、監督として情熱を注いできた数学科教諭の木村保氏(49)は県立福島商高への異動が決まり、夢舞台を踏めないまま同月末、涙のノックで部員へ別れを告げた。

 4月からは後任監督として同じ磐城高野球部OBの渡辺純氏(39)を迎えて全体練習を再開した。「木村先生たちを甲子園に連れて行きたい思いは俺も一緒だ。夏の大会、勝って甲子園に行こう」。新指揮官の言葉を胸に再始動したのもつかの間、政府の緊急事態宣言を受けて再び活動停止になった。そして5月20日、夏の甲子園の中止が決まった。地方ごとの独自大会の開催を模索する動きが報じられていたが、部員29人、中でも3年生12人の動揺は大きかった。

翌日の放課後、3年生が校内の会議室に集まった。相次ぐ中止に重い空気が漂っていた。左翼手でレギュラーの清水真岳(まさたけ、18歳)が切り出した。「甲子園も県大会もない。このまま野球も勉強も中途半端になるのは嫌だ。野球だけをやって生きているわけじゃない」。受験勉強に備えて部を引退する意向を示すと、数人が同調した。今後の活動方針の結論を出せずに散会した。

 主将の岩間の心にも、もやがかかっていた。胸中を打ち明けるメールを送った先が恩師の木村氏だった。木村氏は5月に県高校野球連盟の副理事長に就いていた。

 「先生を甲子園に連れて行けなくなって申し訳ありません。でも、代わりの大会が福島で行われることを信じて頑張ります」

 しばらくして返信が届いた。

 「大好きで始めた野球を嫌にならないでくれ。それをみんなに伝えてくれ。自分もできる限り、独自大会開催に向けて努力する」

 岩間は恩師の言葉を部員一人一人に電話で伝えた。そして「一緒に野球も勉強もやり抜こう」と説得した。受験勉強に軸足を移していた清水らも徐々に岩間の熱意にほだされた。

 後押しするように朗報が届いた。5月末、県内の独自大会の開催方針が決定した。自粛要請が解け、6月8日に3年生全員そろって練習を再開すると、2日後には甲子園での交流試合開催が発表された。「独自大会で優勝し、甲子園へ行く」。グラウンドに活気が戻った。

独自大会、相手校客席にサプライズ演出

その勢いで独自大会を勝ち上がる。7月25日の3回戦では地元のいわきグリーンスタジアムで、同じ進学校の県立安積(あさか)高に11―0で快勝し、8月1日にある4回戦進出を決めた。

 感染予防で部員と保護者しか入場できないスタンドは閑散としていたが、勝利後、磐城高ナインがグラウンドで校歌を歌い上げる時、安積高の客席にエールの文字が浮かび上がった。「祝‼甲子園交流試合出場‼」。1字ごと用紙にプリントした文字を安積高の保護者たちが掲げていた。同校は01年に初採用された21世紀枠でセンバツに出場しており、喜びを分かち合ってくれていた。

スタンドに気づかず、後で知らされた清水が胸を熱くする。「安積も同じ進学校で、野球を続けるかどうか悩んだと聞いた。応援してくれる気持ちがうれしい」

交流試合は各校1試合のみで、磐城は8月15日の第2試合(午後0時40分開始予定)で東京の国士舘高と対戦する。昨秋の東京大会で2連覇を遂げた実力校だが、岩間は「甲子園は勝ちにいくところ。全力でプレーして勝って、お世話になった方々に恩返ししたい」と誓う。

71年夏の甲子園決勝で桐蔭学園高(神奈川)に0―1で惜敗して準優勝した際は帽子や胸の校名、アンダーシャツの色鮮やかなコバルトブルーとともに強烈な印象を残した。その旋風から半世紀、甲子園に立つのも95年夏以来四半世紀ぶり。何事も一生懸命にやるという決意から「Play Hard」の部訓を残した木村氏は「野球も勉強も、彼らは全力でやり抜いてきた。独自大会でも、甲子園でも同じ姿を見せてくれると信じている」と胸を高鳴らせている。


赤羽一嘉国土交通相は31日の閣議後会見で、22日から開始した国内観光需要の喚起策「GoToトラベルキャンペーン」の対象地域から新型コロナ感染者が増加している大阪府や愛知県などを除外する可能性について「感染症に関する専門家の意見を踏まえた政府全体の方針に基づく総合的な判断が必要となる」と説明し、「今後も感染状況の変化を注視しつつ、適切に事業を実施していく」と強調した。

赤羽国交相はまた、開始から10日経過した同キャンペーンの利用状況について「宿泊関係団体から(7月23―26日の)4連休を含む足元の予約は比較的堅調だったと聞いている」と語った。7月29日時点の参加登録事業者数は、旅行業者が4202社、宿泊事業者が1万1394社だといい、「着実に登録が進んでいる」との認識を示した。


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