※以下、オチ含むネタバレしかありません。

谷さんが過去に出ていた作品で映像化しているものをとりあえず観てみようと思い立ったのが購入のきっかけでした。もともと二次オタである私の心をくすぐる世界観だったことも理由の一つです。
最初はキービジュだけしか見てなくて大正時代の話なのかあ、歌劇団が舞台なんだ、でも軍人モノってどういうことなんだろう? くらいの軽い気持ちだったんですね。それがもう観てからずっと月下のことで頭がいっぱい。
以下、公式ホームページからのあらすじコピペ。

時は大正末期。
戦争の煽りを受け世間は好景気に沸いていた。 
関東大震災の傷痕も癒えつつある帝都・東京では、
大劇場が建ち、華やかな少女歌劇団が人気を博していた。
しかし、そんな復興ムードは一瞬の出来事だった。
戦争バブルは泡と消え、戦後の大不況が日本を襲う。
政府は軍縮を決定し、 軍人たちは「税金泥棒」と呼ばれ、行き場をなくしていく。
ある日、都会の片隅に幕を開けた歌劇があった。 
世間の流行とは真逆の、男性だけで構成されたその歌劇は、
「軍の印象を良くする為」
という名目で作られた特別部署、 軍人による歌劇団だった。
軍には立派な軍楽隊があるのに、何故今さら歌劇団なのか?
その裏にある本当の目的とは…。
これは、強く生きる為に戦う男たちの物語。
そして今宵も、幕が上がる―。

HPリンク:https://www.gekiike.com/7

そもそも私、このあらすじすら読んでなかったんです。新規の物に触れるときは先入観なしに観たい派なので、あらすじも評価も割と見ない方なんですが、そのせいで何となく大正パロ的なアレかな~なんて舐めてかかって観てしまった。

結果、見事に足元をすくわれました。

動き出しが遅かったのでDVD購入を決意した時点で舞台版は売り切れ、数日後に映画版の発売が決定していたので先にそちらを購入しました。本編では三浦という人間が中心に物語は動いて行くのですが、映画版では歌劇団を取りまとめている西条という人間を中心にスタートします。


ここから先、ネタバレを含んだ感想となりますのでご注意ください。



簡単にあらすじを言えば、財政難に苦しんだ軍が足切りをしていく最中、足切られる予定だった者たちが特別部署という名目で集められた場所が「歌劇団」であり、その歌劇団の真の名目は「軍上層部への性的接待」、軍上層部の男色家のために用意された接待要員が招集された軍人たちだった。その現状を打破するため、歌劇団をまとめる西条が色々と画策し歌劇団が軍から独立するまでを描いたストーリーです。

私が先に見た映画版は本編の補完シーンが多く、はっきり言って初見には向いていません。頭が悪すぎるせいで根本的な問題――登場人物の名前が覚えられないので、数回は観直した。
ただし本編を正しく理解する上で様々なエピソードが散りばめられています。映画版のネタバレを含みつつ本編の話(主に一条と宮沢の話ですが)をしていきます。


本編では三浦という軍人が退役か特別部署への異動かを迫られ、異動を選択し歌劇団へやってくるところから始まります。異動場所がどう言ったところか説明を受ける中で、三浦は一条と宮沢という役者に出会います。
一条はこの歌劇団の看板役者で、宮沢のことは理一と下の名前で呼ぶほど信頼しているらしい、というのがこの時点で分かります。

場面が展開し、三浦と三浦の教育係兼同期(同い年)の佐伯、宮沢の三人は一条が担当していたソロパートを受け継ぐ命令を受けます。このソロパート自体も接待に重要視される(と推測される)もので、一条は自分がソロパートを担当することで他の子に上層部が目をつけないように画策していたのだと考えられます。どうしてもセンターは目立つからね。
まだ配属されて間も無くダンスの経験もない中才能があり成長の著しい三浦、元よりスペックのある宮沢、どうにも不器用で上手く踊ることのできない佐伯、そして本来は選抜されていなかった、一条のライバルでありソロパートを狙っていた尾崎の四人でこのソロパートの後継を争うことに。

映画版で分かることなのですが、宮沢は西条や一条が分属される前から歌劇団に異動させられている一期生。尾崎と一条は軍人になる前に演劇の経験があり歌もダンスも上手い(しかし一条は他の人間に接待の被害を与えないよう看板役者として活動していたため、ソロパートなどの優遇も多く尾崎の鬱憤がたまっていた)。尾崎は佐伯の教育係で佐伯自身は努力しているが今は空回り中、という感じでした。三浦はこの時点でダンス稽古も受けていないのに才能を開花させています(劇中尾崎談)。



三浦はこの特別部署はいつかクビになる可能性を秘めながら存続していることを知り、たった10日で歌劇団を辞めさせられたものもいるという事実を叩きつけられます。どうしてこんなことになったんだろう、始まった頃はもっと楽しかったはずなのに、と溢した子に対して一条が与えたのは「西条さんに聞けば納得する答えが貰えるよ」という一言。三浦はその言葉を信じて一人西条の元へと向かいます。
西条にこの歌劇団の本当の意図を問い詰める三浦、答えあぐねていた西条の代わりに振付稽古を担当している西園寺が「ここは軍上層部の接待部隊よ」と教えられます。
「この歌劇団は顔で選ばれている。俺も!……お前もだ」と叫ぶ西条さんの心中を考えるとしんどい。映画版では西条さんが接待行こうとしたのを制して「俺が」と一条が向かったので、恐らく西条さんも接待していない。故に部下へ屈辱を強いているという事実が我慢ならない、また上層部の勝手で部下がクビにされ、路頭に迷うという現実が許せない、つまり「上層部のいいように人形として扱われ、振り回されている現状を許してなるものか」ということですね。それらを踏まえた上で俺も同じ船に乗せてください、と宣言する三浦本当にかっこよかった。
ここで歌パート(曲名・ノクターン)に入るのですが、この演劇は♡と♠というふたパターン公演あり、収録分は♡、特典映像に♠ver.の歌パートがありました。

まずは♡から。
こちらは三浦が歌っているのですが、描写が割と明るめで前を向いてます。共に練習をする宮沢と佐伯とか、普段は揉めてばかりの人たちが共に酒を飲んで笑いあってたりとか。サビの部分でみんなが出てきて踊った後また捌ける……って時に宮沢は一条を一瞥してから去って行くんですよね。対して一条は誰も見ず、何も見ず、最後は佐伯と二人になって練習→三浦を認めて声をかけて去る。どこまでも仲間のことばかり気にかけている印象。

続いて♠。
こちらは西条が歌ってます。同じ曲同じ歌詞なのに描写テーマは重め、西条から見た歌劇団ですね。
一条が西条を制し、彼に背を向けて上半身裸になってはけていく描写は接待の暗喩。映画版ではきちんとその描写がありましたが、舞台版ではパントマイムでしか描かれません。接待を強制しているところとはまた別に歌劇団に探りを入れようとしている上層部の手駒にされている近衛が問いただすように電話をかけている描写があったりと、正直♡ver.より重いししんどい。
ラストは三浦が西条に敬礼して曲は終わり。八方塞がりにも見える歌劇団唯一の光が三浦なんだろうなあ。

結果的に一条が担っていたソロパートの後継に選ばれたのは佐伯。一条の推薦によるものでした。順当にいけば宮沢、ストーリー的には三浦と思わせておいての佐伯。佐伯は初めての大役に喜び、練習を重ねるのですが本番前夜に尾崎へとソロパートを変更させられてしまいます。それは未完成だった佐伯を舞台に立たせ、クビになってしまうよりはという判断からだったのですが(その時の一条の表情も、全て分かっていると肩を叩いて出て行く宮沢も堪らなかった)本人は知る由もなく翌日の本番逃げてしまうんですね。その代打が三浦。三浦は一度も合わせたことがないはずなのに見事佐伯の代わりを成し遂げます。
その後もう戻れないという佐伯を説得し連れ帰って、皆に謝る佐伯を中心に次から頑張ればいい、と帰ってきてくれたことに安堵しつつ和やかなムードになる寮内。しかし全てを知ってしまった近衛の手によってこの歌劇団が性的接待部隊だということが暴露されてしまいます。
近衛! と鋭く叫んで制止しようとした一条を無視し、近衛はその事実を知らなかった者へ実情を暴露。
お前らは知っていたのかと問い詰める尾崎に知らなかったが何かあるとは思っていたと答える宮沢たち。「俺は知ってましたよ」と答える一条に、俺もと答えた三浦、薄っすらと三浦からは聞いていたが帰る場所もなく受け入れるしかなかった佐伯。
「お前らそれでいいと思ってんのかよ!?」と怒り狂う尾崎に対し「幕をあげる以外に俺たちにできることはあるのか」「役者しか出来ない人は黙っててください」と一条が一蹴し、退室。三浦はそれを追いかけ暗転。

「接待はどうでしたか」と単刀直入に聞いちゃう三浦くんの実直さにどれだけ救われたか。頼りないかもしれないけど重荷を一緒に持たせてほしいと告げる三浦に、少し救われた顔をする一条だけどそこを通りかかった宮沢の顔を見ると凍りついたように固まって、しかし通りすがりに背を叩かれ咆哮する宮沢に奮起されたらしい一条は「行こうか!」と笑顔になり三浦を連れてどこかへ向かいます。

土地及び劇場の権利書を手に入れた西条は、除隊届けを団員たちに配り「これを俺の元へ持ってくるか本部に持っていくかは自由だ」と宣言します。ある意味賭けですよね、これ。だって一人でも本部へ持ってってたら、この謀反終わりですよ。全部パァになって最悪の場合西条クビが飛ぶどころか命さえあったもんじゃない。
一人一人皆除隊届を見つめながら悩む描写があります。西条が何を目論んでいたか大体知っていた一条でさえ悩んでた。けど宮沢だけは除隊届を見もせず、前を向いて捌けていくんですよ。誰よりも覚悟の決まってる宮沢理一、かっこいいがすぎる。

最終的に全員が除隊届を西条の元へ提出し、全員で謀反を起こし物語は終結します。
この後に出演者が踊るのは(♡ver.では)「星ノヰリコチ」という曲で、佐伯・三浦から始まり一条・宮沢、といった形で二人ないしは三人ずつ出演者が登場し、サビで全員が踊ります。明るい、ハッピーエンドに相応しい華やかな曲です。この後の彼らがどんな人生を歩んだかは、本編・映画共に語られていません。大正末期ということはこの後に訪れる昭和でやれ日中戦争だのやれ太平洋戦争だのが勃発し、きっと元軍人である彼らは再び招集され……というところなのでしょうが、その辺りはまあ、個々の妄想になるので割愛。








さて、ここからは私の主観妄想ですが。
(一条と宮沢に関する考察と妄想です)

一条・宮沢登場シーンで三浦が去った後、容姿の整った三浦を良く見つけてくるなと上層部を失笑した宮沢に、新人くん好み? と訊く一条。宮沢はその揶揄いに乗った後、キレながらお前毎回新人が入るたびその質問するけど何、と言います。

いやいや、一条お前毎回してんのかよ。

仲良い友達とはいえ毎回〜?! しかもこの男所帯で?! ってなったのはきっと私だけじゃない。一条はこの歌劇団で唯一上層部に性的接待を強いられており映画版では初めて接待をさせられた日に自分が同性愛者であることを西条に告白し、中将の元へ身体を開きに行くんですよね。映画版先に見て一条が同性愛者らしいことを知ってた私的には突然の関係性に驚きを禁じ得なかった。


三浦ないし西条が歌っていた曲、ノクターンの始まりは


始まりから気付いてた、君を好きになること
そのしぐさ、視線を交わす時に


なんですが、♠ver.では一条が後輩にダンスを教えているところに宮沢が現れ、どこかに向かう途中で一条が立ち止まり「視線を交わす時に」で宮沢が振り返ってその場を去る、というシーンがありまして、この辺で割と確信してたんですが、一条は宮沢のことが好きです。そして宮沢も恋とまではいかなくともずっと気にかけてる。
私は参加できていないので何とも言いづらいですが他の方の映画版発売記念イベントレポを見る限り西条役の樋口さんが「一条は宮沢のことが好きだった」と発言していたらしいので、多分ここは公式です。少なくとも一条→宮沢は本当なのかなあと。逆は流石に私の妄想だとは思いますが。

思えば他の子は苗字に君付けやさん付け、あるいは呼び捨てであるのに対し、宮沢のことだけ名前で呼んでいたり、毎回新人が入るたびに好みかどうかチェックしてたり、歴で言えば宮沢がやるべきソロパートも宮沢にさせなかったりと、宮沢を気にかけすぎているほど気にかけてる。加えて映画版では初舞台前夜に劇場で二人きりになって、毎朝練習していたのを見てたから知ってる、と言われて驚いたり(恐らく早朝練習自体は性的接待の朝帰り。舞台本編でも早朝練習をする佐伯・三浦の前に現れていた)と、何かと絡みがあります。
宮沢は一条を気にかけていた、そして帰宅時間が遅かったり自主練習時間がズレている一条が何かを隠していることに確実に気がついている。加えて映画版の冒頭で西条が特別部署に配属され歌劇団へ来た時「本部へいたころはあなたが憧れだった」と告げており、出世頭だったはずの(30歳で少佐にまで上り詰める実力者)西条がここへ来たことに何かしらの疑念を抱いていたと考えて良いと思います。
映画版の一条・宮沢の会話シーン
・宮沢は一条が深夜や早朝に練習していたことを知っている
・一条が幼い頃から役者になりたかったことを知っている
・見ていたなら声をかけろと言い繕った一条に対し「みていたかったんだよ」とだけ返している
この三点からでも一条のことをいかに気にかけていたか、どれほど親密な仲だったか伺えます。
他の方の考察や感想で宮沢が一条の教育係だった説をよく見かけますが、あながち間違いではないのかなあと。確か宮沢と一条は同期ではなく多分一条の方が上だときいています(パンフ持ってないので定かではない)。→同期か階級差があったのかは分からないが仲がいいのは公式設定だそうです。二人はタメ口だし、何の気兼ねもない。そして映画版では一条からよく宮沢はダンスの振りを教えてもらったりしている。それこそ暗にというか、語らないけどここにはこういった感情が動いていた、と提示されている気がしてならない。

そして♠ver.でも劇中歌の最後で宮沢は一条を一瞥してから去るんですよね。宮沢は一条が何かを隠していることに勘づいていて、それが歌劇団に関係するものということも推測しつつ、言及できていない、そんなところだと思います。

また、近衛の手によって歌劇団が性的接待部隊だと暴露された時、宮沢はまさかといった感じで笑ってたんですが、一条の表情をみて即座に真顔になる。この後の応酬で、一条と彼の名を呼んだのは宮沢だけです。
男相手に接待を強いられていたことが露呈し、一条はきっと皆から軽蔑されると思い込んでいたと思う。最も恐れていたのは、宮沢に軽蔑されることだったとしたら、彼からの檄はとてつもなく一条の勇気になったのではないかなあ、と考えたり。
ここでも激情する一条を諌めたのが宮沢だけであったり、その後を追いかけていたり、追いかける際に声をかけず背を叩くだけに留めるあたり宮沢自身かなり気にかけている様子が窺え、少なからず宮沢も一条に対して特別な感情を抱いていたのではないか、と邪推。そもそも好きな子に励まされて笑顔になる一条だいぶと可愛いし、一条追いかけて励ましにくる宮沢もかなり一条のこと好きでしょ……

【追記】
このシーンで宮沢は笑い飛ばす→真顔になりますが、当初私は、宮沢は「一条がそういったことをしていたことに勘づいていた(でも信じたくなかった)」という解釈だったのですが、もしかすれば「何かしていることは知っていたが、まさか性的接待だとは思っていなかった」「どうして気が付けなかったのかという後悔の念」に駆られているのではないか? という解釈になってきたりしています。あんなに近くにいたのにね。

あとどうして先述でソロパートの振り分けが「順当にいけば」宮沢だと思ったか。
宮沢は西条や西園寺と同じく歌劇団一期生です。つまり歌劇団自体の在籍歴は長い。加えて佐伯の代打で入った三浦が出たシーンのダンスでは、一条・尾崎・西園寺と並んで宮沢がいる。一条・尾崎はもともと演劇経験がありこの歌劇団においても実力は折り紙付きであるし、振付師である西園寺は言わずもがな。佐伯というガンを抱えながら一曲終えるには、さすがに五人中四人がそれなりの実力で揃えていないとカバーも出来なかっただろう。ソロパートの後任選抜にもいるし、実力は確かにあるんです。でも一条は宮沢を推さなかった。どうしてもセンターにしたくない理由でもあるんじゃないかと勘繰りたくもなります。佐伯が選ばれた理由は「自分(一条)と同じ才能があると思ったから」なんですが、その同じ才能というのは多分看板役者になれる、という意味と捉えるべきでしょうが、裏を返せば佐伯も接待のターゲットになったかとしれない、ってことなんですよね。もし一条が宮沢を守るためなら手段を選ばないところまで行っていたとしたら……なかなかに闇が深い気がする。
まあ、佐伯がセンターだったらどこにも被害が及ばないというのも確か。佐伯は、ぶっちゃけダンスがものすごく下手な役どころで、とてもじゃないけど上層部の目にとまるとは思えない。もしかすればクビかもしれないところまで行くけど、上層部が歌劇団をクビにする最大の理由は「華がない」なので、下手ながらも彼には華があります。それを見越して佐伯を後任に推した気はする。結局は宮沢をセンターにしたくなかった理由にしかならないけどね。

ラストのダンスで使われていた「星ノヰリコチ」で二人が担当しているパート

君を追って未来へと歩き出す
立ち上がるよ何度でも

サビのラスト

気が付けばいつでも隣に君がいた

で視線をかわしてたり、肩を組んでたりするんですよね。相方・相棒・コンビなどなど表せる関係性はもしかすればあるのかもしれませんが、特別な感情が横たわっていてもおかしくはない。

一条が宮沢を好きだったということが公式だったと知ってからもう一度舞台を観直したんですが、一条の宮沢を見る目が本当に優しい。根底にそんな感情を秘めた演技をしたいのだとすると、という前提で見るとまた少し違った物語のようにも思えます。舞台が三浦、映画が西条だったので、いつか一条視点の月下がみたい! 主要三人の中で唯一一条の視点だけがないんですよね。一条を主軸としたこの物語の展開はどのようなものだったか知りたくして仕方ない。唯一男に身体を許さざるを得なかった一条は、一体どんな感情を持ちながら男に抱かれていたか。
映画版だけ見たときは「男の方が好きなので」発言は西条を気に病ませないための言い含めだと思ってたんだけど、舞台版観たら多分本当なんだろうなあと思ってしまう。だからこそ、一条の心情が気になるよ〜;




総括すると一条と宮沢がやばいって話になってしまうんですが(これは私の見る視点の問題)、全体的な作品として深く考えさせられるストーリーでした。あのあらすじでここまで想像できるか、私があらすじを見ていなかった人間とはいえ例え見ていたとしても無理ですよ。本当に重いもん。しかもね、まさか性的な接待要員って発言が公式にされると思わなくて。西条が三浦に教えた時も「藤原中将が男色家であることは知っているか」という問いただし方で、三浦もそういう接待部隊ですか、と言葉を濁していたにもかかわらず!(笑)本当に色々とすごい舞台をみてしまった。
読み込めば読み込むほど生で見たかった〜! と思う作品ですね。本当に良い作品だった。再演希望します……大好きです。

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