月別アーカイブ / 2019年03月

武者修行に出ねばなりません

本日の稽古でおりちゃんは確実に己の限界を超えにかかりました。
踊り終わった後の彼女の唇は真っ青に、そして酸欠の一歩手前。
まさに鬼気迫る、というやつでした。
普通ならストッパーがかかるようなところでブレーキかけずにもう一つ先まで踊って歌って表現したんですね。
これは稽古のほんの1ページにしか過ぎない
観客は私を含めた数人しかいない
そういう状況だったけど、私はきっと今日のあの瞬間をずっと忘れないと思う。
本番でお客様の前に立つことで役者が変わっていく、成長するってことはよくあることだけど
稽古であれだけのなにかを出せるっていうことはなかなかないです。
そういう瞬間に立ち会えたことを幸せに思います。

主に劇団員の話になってしまいますが、
やはり積み重ねというのはとても大きな財産で、
その素地が10にも100にもなる。
共通の言語を持っている。
めちゃくちゃ強みです。
台詞を喋らせられないかもしれないと思ったあの頃が嘘のように
いまはあずとmacoに振ればどうにかしてくれるという信頼感がある。
個性だけでおしていたちょめちょめが今チームワークを手に入れ
結果そのパワーを何倍にも増している。

今日は個人的にとても感動の多い稽古でした。
そこで武者修行への気持ちをさらに強めたわけです。

というのは、私はこのままではめきめき成長するみんなの手助けができなくなるな、と思うからです。
自分も磨かなければ言えることも高めることもできない。

5年ごとに演劇をどうするか考え、
目標を達成できねばやめるという負荷を与えてきたけど
今まではもしかしたら逆に辞める理由を探していたのかもしれません。

でもいまは心底辞めたくありません。
そんな時だからこそ負荷を与える価値があるのかなと思っていて。
そんなわけで考えた武者修行、近々お知らせいたします。

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SHOOTING PAINもう間もなく開幕。
渾身の一作を是非見に来てください。

魂が宿る作品ってこういうことだとおもう。

ピヨレボにけいちゃんが入りました!
めでたい!革命児がけいちゃんが入れるってことは、自分たちが思ってる何倍もけいちゃんっていい奴なんだろうなって言ってる方がおりましたが、私もそう思います。そして頼もしいです。
今後ともピヨピヨレボリューションを宜しくお願い致します!

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さて、表題の件。
私はよく男性役をやるので、男性役をやるにあたってコツってありますかとかって質問をいただくのですが、実は声を低くするとか立ち居振る舞いを変えるとかみたいなコツはそんなになくて、それよりもその役の人生を生きるってことに尽きるのだよなと思います。
型みたいなことは大事だと思うけど、それだけに捉われてしまってはあまりうまくいかない。だって身体は女性ですから。映像みたいにトランスフォーム出来ませんからね。
どうみても女性だけど、役の人生をきっちり生きた結果、物語の終わりには男とか女とかを超えて見えてくるその人としてのストーリーを大事にしたいと私は思うのです。

にしても舞台において、男性として育てられたとか、本当は女だったとかって設定でなく普通に男性としての男性役を振られるのも随分稀有だよなあと思います。
先日出会ったゲイのカウンセラーの方にはトランスジェンダーと間違われましたが、私はトランスジェンダーではありません。
そう間違われるのは恐らく元々私が持っている性というのが男性でも女性でもないからなんだと思います。

昔は役者として使いづらいよなあ、映像とかでも無難なOLとかそういう役できねえなあ。仕事ねえなあ。オーディション受からねえなあ。
って思ってたけどよく考えたらそもそも私そんなことやりたくないわ。ていうか、逆に個性だよね。そして役としては男も女もできて可能性倍じゃん、ラッキーって思ってます。
そしてそっからやりたい役は自分で作る、引き寄せるって発想になっていきました。

ちなみに私は男性に間違われることも女性に思われることもどちらにも嫌悪感みたいなものはないので感じたように認識していただくで全然大丈夫です。

きっとこれからジェンダーレス俳優ってどんどん増えていって、男役をやる女性も増えていくのかなって思うんだけど、
肩ひじ張らずに楽しんで役の人生を生きましょう。なかなかそんな経験ってできないから役者ってやっぱり楽しい仕事だ。

今年は表現者としての自分というのをもう少し頑張りたいなと思っています。
近々馬鹿な企画を発表しますので、馬鹿だなあと思いながら薄目で見守っていただけたら幸い。
どうぞよろしくお願いいたします。

ところで最近ジェンダーレスヤンキーって肩書気に入ってる。

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