新しくLiving Ritaというユニット活動を始めます。と発表してから約1週間が経ち、自分自身も思った以上に浮き足立ってしまい駆け足で今日までやってきてしまいました。

Twitterにも書きましたがチェコを10年続けた後に、新しく音楽でもう一度別の形でチャレンジしたいなと以前から思ってて、メンバーも事務所も新しい扉を開けることを大いに後押ししてくれたので感謝のもと思いっきりチャレンジしてみました。

新しく活動を始めたことで正太郎、砂川さんの凄さ、器用さも改めて実感することが出来たし、めちゃくちゃ頼ってたことにも気付きました。リアルにあの2人は凄い。んで曲作りの幅は確実に広がったし、チェコに還元できるものはきっと沢山あるんじゃないかなと勝手に思っています。去年から全然チェコ然とした曲が書けなくなってしまい活動のペースを遅くしてもらう事にしました。ずっとライブでは言ってたけど新曲を作ることがバンドの1番のエンジンであると自分は思っているので、今はその駆動力部分に問題が生じてるのが事実です。他にも色んな要因があります。


ちょいと時間を遡ると去年最初の緊急事態宣言時。あの頃は音楽を聴くのが本当に辛く、なかなかしんどい時期でした。

好きだったものもほとんど受け付けなくなり、かなり参っていました。今までの価値観が全部無駄になったようで、もう音楽も人間も何もかも辞めてやろうかと本気で思ったりもしました。

そんな悶々とした日々の中で、それでも心地よい音楽はやっぱり沢山あって結局音楽に助けられていました。

そんな中でリリースの予定も何もなく、ただ自分の良いものを時間をかけて作る。作っては壊す。1年間以上そんなことを続けていました。こんなに曲に向き合ったのは初めての経験でめちゃくちゃ沢山のことを学べました。この10年客観的になかなかなれず駆け抜けてきたので新しい経験でした。制作とはこういうものなんだなと分かったような気がしました。

それからついでなので書いておくと去年、外部の情報を全てシャットダウンし立ち止まり振り返って色々考えた時に、自分は知らないうちに結果をとにかく残さなきゃみたいな考えにいつの日からか取り憑かれて、音楽との向き合い方がズレていた事に気が付きました。その終わりのないレースと離れたところでLiving Ritaの曲を作る期間は自分にとって必要な時間でした。他者と比較するという事ではない方法で自分軸を取り戻せました。この精神をチェコにも持ち帰るべきなのか、そこは別なのか整理は出来てないけど、こんな気持ちです。


最後にもう一つ。タカハシマイの歌をチェコのコーラス、たまにボーカルみたいな立ち位置で終わらせるのは勿体無いという感情がありました。その何と表現したら良いんだか分からないけど、罪悪感みたいなもんで憂鬱になる事が生きてる中で多かった。やっぱチェコは僕が作って僕が歌うバンドなのでそこはやっぱり壊すのは違うなと思うから。
タカハシメインのLiving Ritaという居場所を作りたかったという感じです。

そして最後にさらにもう一つ。音楽でまだ見ぬ体験をしたいという飽くなき探究心、自分の欲望に尽きます。なんだか色々言葉を並べたけど結局これな気もします。

少し先ですがチェコのライブも決まっており、それまでに今ある作りかけの曲を仕上げたいと思ってます!割り切って、偽ってこんな感じでやっておきゃ良いだろうみたいのは自分は無理なのでやるなら100でやれるとこに持っていきたい。

今後もよろしくお願いします!