「AppleのiTunesの音楽ダウンロードは来年3月末に終了を発表するとの報道」
‭http://fnmnl.tv/2018/04/11/50905‬

この記事を読んで、Twitterで衝動的に呟いてしまったのだけど、CDが無くなるんじゃないか!と皆に危惧させてしまった気もするので自分的な解釈をここに書いてみる。

つまりAppleは音楽ダウンロードサービスのiTunes storeを終了する予定があるとの報道なんだよね。

僕も物凄く良く使っているけど、1曲200円なり250円で曲を販売しているサービス。

もちろん24時間利用可能で、例えばテレビやラジオで聞いた曲をすぐ調べれば、数分後にはiPhoneなりスマートフォン、パソコンでダウンロードして聴けてしまうというサービス。

iTunesだけでなくてAmazonとか他社も競合はあるんだけど、基本的には皆iTunesという媒体に曲を取り込む事が多いのでやっぱりAppleは強いよね。

iPhoneを使っている人はわかると思うんだけど、曲を何千何万曲と入れておくと、スマホの容量を圧迫するでしょ?それが今までの音楽ダウンロードという形。

逆にね、記事にあるApple MusicやSpotifyというのはサブスクリプション方式と言って、期間に対してお金を払うというシステムなんだ。

スポーツジムなんかもそうだよね、何度行ってもどれだけ行っても基本的には月額でしょ?それがサブスクの形。

だけど、マクドナルドはハンバーガーが200円、ジュース飲んだら200円、ポテト食べたら150円、って重なって行くよね。それが従来のCDやダウンロード販売の形。

サブスクはその巨大な音楽倉庫をぜーーーーんぶ自分の好きなように聴き放題なんだ!それも世界中の!

世界で一番大きいTSUTAYA、どれだけ借りても定額だよ!みたいな感じ。

逆を言えば、そこに登録されていないアーティストを聴くとなると少し手間がかかる。カラオケでもDAMには入っているのに、他社にはないのか、、って残念になるときない?あんな感じ。

特に、日本の大きなメジャーレーベルはサブスクへの参入もまだまだ入ってきていない。世界では既に標準になっているSpotifyやApple Musicが、日本ではまだ知る人ぞ知るなレベルなのは、それが大きな要因だよね。良い悪いではなくてね。

それは日本がCDがまだ売れるというマーケットがあるからなんだ。

それは素晴らしい事で、先人たちがいかにCDというものに対して思い入れを持って作ってきたか、だから僕らも一枚に対して本当に想い入れを詰めて作品作りをしている。


あ、あと、サブスクはストリーミングという配信方法が基本的。つまりオンラインである環境がベスト。んー例えばYouTubeならケータイの電波もWi-Fiも無かったらなーんも見れないよね?あれと同じなんだ。

課金方法や環境によってはオフラインでも聴けるようなシステムも勿論あるんだけど、基本的には、っていう話でそこは置いておくね。

だけど、CDや今までのスマホの容量を圧縮してたダウンロード販売っていうのは電波がなくてもいつでも聴ける、まずはそこが大きな違いかな。

サブスクというのはいわゆるクラウドサービスだよね。

今までは一人一つずつ抱えていたものを、空の上の大きな倉庫を世界中の人で共有する、そういうシステムがクラウドというんだ。

少し話は逸れるけれど、CLØWDという名前を考えたとき、あれは活動するもっと前だから2014年かな?くらいにきっとこれからはあらゆる媒体、紙媒体も音媒体も、ハードディスクもなんでもクラウドサービス化すると見越してクラウドという言葉が近い未来にはとても耳馴染みのある言葉になるだろうと思って、CLØWDと命名したというのもあるんだ。かなり昔のインタビューに残っているはず。

ここまで聞くと、ダウンロード販売も、サブスクリプション配信も両方のメリットがあるよね。

けれど、なぜAppleがiTunes Storeでの配信をやめてしまうのか。

Appleという会社はとても前衛的で、それまでCDやMDという記録媒体が標準だった世界の音楽シーンをデータ化して持ち運ぼうよ、というスタンスを作り上げた会社なんだ。それはiPodの誕生によってね。

それまではCDを買って、それをMDに焼いて、チャリとか漕いでたよ僕(笑)

多分もっと上の世代の方はそれがカセットテープだったはず。

iPodが生まれ、みんな音楽をデータとして持ち運ぶようになった。

そしたら当然AppleとしてはCDを売るよりも音楽をデータとして売る方が良いよね。

そうして生まれたのがiTunes store。

時が経って、AppleはパソコンからCDドライブを排除したんだ、みんなが今までよーしCD取り込もーう!って入れてたあそこね。

更には今のMacbookからはUSBの差込口も排除した。

つまりは「これからの時代は全部インターネットを通してやりとりしようぜ」ってこと。

CDもDVDもいらないよ、容量圧迫するからハードディクスもいらないよ、ぜーーーんぶのデータはインターネットから取り込んだりやりとりすればいいんだよ!ということ。

なんでヒドイやつ!!CD作って皆に届けてそれがバンドの天命なんだぞ!!僕もそう思うよ!!

だけど100年後には音楽を聞く形って変わってるよね、きっとCDじゃない、みんなも思うでしょ?

そのタイミングが思ったよりも、早く来てしまったんだ。

時代が変わる瞬間というのはとても早くて、

そんなもの誰が使うんだい、と思っていても数年も経つと当たり前になっている。

なんなら僕高校の頃、iPhoneを学校に持って来てる奴がいて、「いやー趣味悪いわーこんなもん絶対流行るわけないし、ガラケーはガラケーでいいんじゃん!」とか思ってたんだよね。

それがもう今やiPhone何台目なんだろうっていうくらいずっとiPhone。

あの頃、趣味悪いとか言った友達ごめん。笑

だけど!ここからは自論で、僕はCDが無くなるとは思わない!

なぜなら人が愛を作って詰め込んだパッケージという創作物はきっと人の心に残るからなんだ。

どれだけプラスチックが安くて丈夫で便利であったとしても、やっぱり輪島塗は絶対なくならないし、人の心へ訴えるパワーを持っている。素晴らしいよね。

僕らは今までもそうしてCDを作ってきたよ。

だから、これからはよりそういう想いを込めて作っていくんだ。

それが前に話していた、コアなファンアイテムになるという予測にあたるんだよね。

最近は著名なアーティストさんでも、物凄く作り込んで1万円とかするアルバムとか出したりするでしょ?

あれはその文化の走りなんだ。ただ、儲けたいとかそんなこと考えているんじゃないはず。

とにかく曲が聴きたい人へ曲を詰め込んだ3000円のCD、そして更にそのアルバムの世界を大いに感じ取りたい人へ存分に魂を注ぎ込んだ輪島塗のようなパッケージ、そういう出し方をしていると思うんだよね、多分。

ファンの方々への愛の形だと思うんだ、何事も。

うちがどのスタンスでいくかはわからないけど、僕的にはCDは絶対に欲しいし、僕自分が作った曲がマスタリング終わって、はい完成です、ってデータだけ渡されたら寂しいもん。笑

だからあのキャラメル包装を開けて、パリッとCDを出す瞬間まで皆に感動を味わって欲しいし、インストアイベントではCDを買ってくれた方々へちゃんと感謝を伝える時間としたい(インストアかなりご無沙汰なので早くやりたい)。

そう、それが皆へ伝えたかったことで、時代は変わっていくけれど、自分達も変わらずに居たい部分は変わらずにそばにいるよ、ということ。

改めて「NO BORDER」本当に良い作品になったと僕は思っているし、この記事を読んだあなたにはよりCDって良いなと思って「NO BORDER」を味わってもらえたらと思っているよ。

会場限定CDに対して2作品連続で衣装やレコーディング、MVもこだわりを持って制作させてくれた事務所にも本当に感謝します。

4月28日川崎のライブから販売するので、是非!

長くなりましたが、今日はCD、ダウンロード、サブスク、のお話でしたー。ばいばい!

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猟平