どうもぱんめんです。

韓国ドラマと聞くとどんなイメージを持っていますか?


俺は韓国ドラマをだいたい恋愛系でしょ?と思っていた。これがまず偏見だった。


韓国はファッションだったり料理だったりアイドルだったり好きな要素がたくさんある。


しかし韓国ドラマと聞くと何故か俺には恋愛のイメージがあり、恋愛物は深く楽しめない節があったので観ようとは思わなかった。


ぱんめんが好きそうな韓国ドラマがあるという話を聞いて、周りとの話題作りのために見るか〜とNetflixを開いた。


1週間後、俺は睡眠時間を放棄するほど熱中してしまったのだ。虜になった。


三大欲求の一つとされる睡眠欲に勝利するほどの神ドラマ『ヴィンチェンツォ』について今日は紹介したい。










ヴィンチェンツォってどんなドラマ?


まずは簡単に設定を説明したい。


イタリアマフィアのコンシリエーレ(顧問弁護士)である「ヴィンチェンツォ・カサノ」という男が、韓国の商業ビル <クムガプラザ> の地下に眠る隠された金塊を掘り起こすために悪行の限りを尽くす。という話だ。

このドラマのタイトル『ヴィンチェンツォ』というのは主人公の名前である。NARUTOや犬夜叉、サザエさんと同じテンションのネーミングである。

主人公は悪党なの?という疑問にはイタリア語で答えると「Si」


しかしただの悪党ではない。金塊を掘り起こすのにはたくさんの困難が立ちはだかり、たくさんの悪と戦うことになる。

このドラマの日本語版キャッチコピーは『毒には毒を』である。

己の利益のために悪事をしまくる大企業や政治家、検察など、汚れきった法や正義(悪)を、悪を以て完膚なきまでに徹底的に叩き潰すのが主人公「ヴィンチェンツォ・カサノ」という男だ。

韓国版ダークヒーローである。ぱんめんが好きなやつ。

法や正義だけでは裁ききれない罪をイタリアンマフィアの流儀で罰するクソかっこいい男。そして顔もクソかっこいい。


金塊を掘り起こしたいだけなのに何故たくさんの悪と戦うことになるのか、それが3話までに描かれる。




序盤あらすじ

ここから3話までのあらすじをぱんめんなりに紹介したい。
1ミリも内容知らないで見たいという人はここでNetflixを開いてくれ。




イタリアマフィアのコンシリエーレ「ヴィンチェンツォ・カサノ」は亡くなったボスの遺言に従い、ボスの兄弟分を殺した男が持つ広大な農園に火を放った。

ボスの葬儀に戻ったヴィンチェンツォは兄弟分に「バカげてる」と意見され、揉めることに。
その晩、揉めた兄弟分がヴィンチェンツォの部屋に3人の殺し屋を送り込むも、あっさりと返り討ちにし、兄弟分の車を爆破した。

そして「もうイタリアには戻らない」と宣言し、単身で韓国に行く。
韓国にある、クムガプラザという商業ビルの地下に眠る金塊の山を回収するために。


この冒頭部分のイタリアでのシーンはフルCGで作られており、メイキング映像を見るまでは信じることができないくらいのクオリティだった。

残忍なマフィアの世界がしっかりと表現されていて、これが韓国ドラマなのか??と冒頭から引き込まれた。
この冒頭のシーンの後は登場人物紹介!!といったテンションで話が進んでいく。



韓国に着いたヴィンチェンツォは強盗グループに襲われながらも目的地 <クムガプラザ> に到着する。

金塊を掘る仲間であり、ビルのオーナーであるチョ社長にビルを案内してもらい、ビル再開発反対の会のメンバーである居住者たちと顔を合わせることになる。
個性豊かという言葉では表せないほどに強烈なキャラクターの居住者たちにヴィンチェンツォは困惑し、怪しい雰囲気を漂わせるヴィンチェンツォを居住者たちは警戒する。

しかし、ヴィンチェンツォの目的は金塊を掘り起こすことなので、居住者とは友好な関係を築いていこうとする。


クムガプラザの居住者であり、ビル再開発反対の会のリーダーであるホン・ユチャン弁護士はバベル製薬という悪徳会社との裁判に奮闘していた。

しかし、その裁判で敵対し、バベルと協力している <ウサン法律事務所> の担当弁護士はホン弁護士の娘、ホン・チャヨン弁護士であった。

悪党だとわかりながら弁護する娘にホン弁護士はストレスを抱えていた。


そんな中、クムガプラザの土地を使った再開発を進めるために居住者を退去させようとするチンピラ軍団がクムガプラザにやってくる。
このチンピラたちを送り込んだ企業も先述したバベル製薬と同じグループ会社のバベル建設だ。

暴力で居住者を退去させようとした瞬間、ヴィンチェンツォがやってきてイタリアマフィアの流儀で悪党を追い払う。



これで1話が終わるのだが、1話は登場人物紹介編である。


ヴィンチェンツォというマフィアが韓国に来ました、クムガプラザの住人は変な奴ばっかりです、弁護士のホン・ユチャンはバベルという会社と戦ってます、娘も弁護士で今は悪党の味方です。バベルという悪い会社とこれから戦っていきますよ〜!!っていうのが1話。


それに加えて、冤罪で刑務所に入っている謎の女性囚人、ヴォンチェンツォが韓国に来たことを察知してビビりながら動き出す国際安保情報院など、とにかくたくさんの登場人物が出てくる。

この時点では敵と味方が正直よくわからない状態に。まとめると、


金塊欲しいヴィンチェンツォ
退去したくないクムガプラザ居住者(リーダー = ホン・ユチャン弁護士)
悪いことするバベルという会社
バベルに依頼されているチンピラ軍団
バベルに味方するウサン法律事務所(ユチャンの娘のホン・チャヨン弁護士)
冤罪で刑務所に入っている謎の女性囚人(弁護人はホン・ユチャン弁護士)
ヴィンチェンツォにビビる国際安保情報院


3話が終わるまではこれらの勢力が入り乱れることに。


1話解説が長すぎたのでこの後はサッといきます…。



そして2話になると、検察でエース検事だったチェ・ミョンヒという女性が検察からバベルに味方するウサン法律事務所に移籍し、新たな脅威となる。


2話は登場人物の人間性や関係性を広げながら展開していく。

金塊を安全に掘り起こしたいヴィンチェンツォは再開発を阻止するためにクムガプラザを守り抜く。

2話ラストシーンではビル前の広場でワインパーティーを開催し、イタリア大使を招待するなどして、チンピラが手を出せない状況を作り出して難を逃れる。


3話ではさらに話が広がり、バベル製薬が薬に麻薬を混入させて韓国を麻薬漬けにしようとしてることが明らかになり、その目的達成のためについに人殺しを始めるように。

それを知ったホン・ユチャン弁護士は命をかけてでもバベルと戦うことを決意。


一方、別の事件でホン・ユチャン弁護士が担当している冤罪の女性囚人が過去にヴィンチェンツォを捨てた母親だということが明らかになる。


バベルの悪事を暴こうと協力をしたり、母親のことを話すうちにヴィンチェンツォとホン・ユチャン弁護士には絆が生まれ、相棒のような存在に。


そしてある日、二人が酒を飲んでいる時に大事件が…!!!!



ここまでがヴィンチェンツォ3話までのあらすじ。


3話のラストシーンから100倍くらい面白くなるのでここからは本編で楽しんでもらいたい。


4話からはたくさんいる登場人物が真っ二つに勢力が分かれ、よりわかりやすい内容になっている。
大きく考えるとバベルVSヴィンチェンツォ。

3話まではかなりギャグ要素が強かったりするが、4話からは極悪非道な戦いがたくさん見れてハラハラする展開が続く。



ヴィンチェンツォここが面白い


ぱんめん的ヴィンチェンツォ面白いところを紹介していく。


ヴィンチェンツォのキャラクターは全員狂っている。

いい意味でも悪い意味でも全員が狂っていて、マフィアが主人公のリーガルドラマとしては拍子抜けに感じることもあった。
しかしこのキャラクターたちの狂いっぷり、コメディさが逆にスパイスとなり、マフィアライクなシリアスシーンを引き立てている。とんでもないコントラストである。

イタリアマフィアという最も変な設定の主人公が最もまともな人間なのだ。
ボケ30人にツッコミ1人のコントを見ているかと思ったら突然銃撃戦が始まったりする。面白い。


主人公ヴィンチェンツォはイタリアマフィアのコンシリエーレというなんとも聞き慣れない肩書を持っている。
コンシリエーレというのはマフィアのボスの右腕とも言われており、頭脳でファミリーを導く役職だ。
法に詳しく、顧問弁護士のような存在でもあるが、実際のコンシリエーレがどんなものかはぱんめんにもわからない。

『ゴッドファーザー』という俺が大好きなマフィア映画にもこのコンシリエーレは存在していて、ゴッドファーザーのトムがコンシリエーレなのですぐに理解ができた。

ヴィンチェンツォのセリフの中にも何度もこの『ゴッドファーザー』という言葉が出てくる。
ヴィンチェンツォのようなコメディな要素は全くない映画だが、マフィアの残忍さや孤独を感じられる素晴らしい映画なので、興味がある人はチェックして欲しい。ヴィンチェンツォを楽しむことにもつながる。

『ゴッドファーザー』という言葉がたくさん出てきたり、拷問の方法が多彩だったりすることもあり、ヴィンチェンツォはかなりマフィア映画への敬意を感じる。


またマフィアの世界では家族というものがとんでもなく尊重される世界であり、逆に家族間での裏切りがたくさん起こるイメージも強い。

このヴィンチェンツォというドラマでは様々な家族像が描かれており、冒頭でもファミリーでの紛争があり、母親に捨てられた主人公の描写があり、家族を殺された者たちの報復や、家族間での裏切りがとにかくたくさん盛り込まれている。

これは個人的な視点ではあるが、マフィアを題材にしたからこそあえて家族の在り方を多く描いているのではないかと感じた。

終盤のネタバレではあるが、とある男が死ななかったことはこのドラマにおける家族というものに対する唯一の救いであったと言える。


そしてこのドラマのメインテーマである、『毒には毒を』『悪を以て悪を制す』といったことに関しては最初から最後まで貫かれていた。

途中、ヴィンチェンツォはいい奴なんじゃないかという感覚になった時、決まって彼はそこまでしなくてもいいことを敢えてして、悪党になってくれた。
基本的にやりすぎであり、めちゃくちゃ意地悪なのだ。

決して正義ではなく悪でい続けたことがこのドラマの根幹を支え、視聴者を最後まで楽しませてくれたに違いない。

正義や悪を取り扱う作品は見終わった後に深く考えさせられることがしばしばあるが、『ヴィンチェンツォ』に関してそういった感想は出てこなかった。


世の中には悪でしか裁けない悪が存在し、そしてそれを裁くことは決して正義ではないことを教えてくれた。


興味を持った方は是非この『悪』を体感して欲しい。



最後に一番好きなヴィンチェンツォのセリフを残したい。



Vincero 私は勝つ








それではまた



ぱんめん