おはようございます、スタジオ地図です。
昨日、10月30日に『バケモノの子』の上映と
『時をかける少女』の劇中で描かれた「アノニマス展-逸名の名画-」展を企画監修したのは松嶋先生でした。
そんな松嶋先生が「日本絵画史からみた細田守作品」をテーマに、
人体の中に影を使わないのは浮世絵と共通すると、歌川国芳の浮世絵を例に出します。
「浮世絵は人物の中に影を表さず、背景をきっちりと実在があるように描いている。
それは人物をキャラクター化しているんです。
日本の人たちには特定の役割を2次化してシンプルにする方が感情移入しやすいんです」
そして異界での活動は人物の輪郭線の色を変えていることに触れ、
「視覚的に世界が変わっったという記号。
日本絵画では伝統的に仏や神々の輪郭線は朱色で描かれる。
これは神々しい敬うべき対象として記号なんです」と解説しました。
ほかにも、動きの表現、スピード感についても国芳との共通を指摘し、
そして本日の上映はこちらです。
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SCREEN8※上映のみ
10月31日(月)11:50〜(本編98分)
時をかける少女
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SCREEN8
お時間ある方はぜひいらしてください!