第5話の今日は「THE ANSWER」収録のFight For The Prideについて書こうと思います。


この曲の原型はTHE LIVEツアーでやってた曲なんですね。

といってもほんの数回しかやってなくて、もしかしたら1か所でしかやっていないかもしれません。

その曲を1回配信したのだけは覚えているんだけど・・・山口県だったかな・・・九州だったかな・・・うーん・・・西日本のどこかの会場です(←曖昧)

なのでこの曲の原型をダウンロードして持っている人は貴重かもしれません。俗にいう「未発表曲」になりました。 



僕は5歳上の兄の影響で2歳頃からサッカーボールを蹴っていました。そんな影響もあって今でもサッカーが大好きなんです。

今は全然詳しくないですが、小さい頃から海外のサッカーが大好きだったので、自然とこのような曲の構想が浮かんでいました・・・!



というわけで!

今日は、まずカルチャーの話でもしましょうか!

パンクとフットボールというのは最高の相性なんですね。

その中でイングランドのフットボールとパンクロックの結びつきといえば「※1 Oi!」です。(※1 イギリスの労働者階級に愛されたパンクロックに端を発する、パンクロックのジャンルの1つ)

Sham 69やCockney Rejects、The BusinessやCock Sparrer・・・etc。

聴きやすいバンドで言えばVANILLA MUFFINS(スイス)など。


Sham69 - Hurry Up ENGLAND





この曲は2006年のワールドカップ、イングランド代表の応援歌です。

Sham 69の初期の曲「Hurry Up Harry」が元だと思います。これを代表の公式応援歌にするとかすげぇな!!!!!と驚きを隠せません(笑)

The Stone RosesのThis Is The One はManchester United (マンチェスターユナイテッド)で使われていたり。

The Stone Roses - This Is The One


マンUのホームグラウンド、オールド・トラッフォードでの選手入場で使われています。(今も使ってるのかな!?詳しい人教えてプリーズ!)





とまぁ、数々の偉大なパンクバンドたちがフットボールを愛し、作り上げてきたカルチャーがある中、日本人の「チェリコにしかできないフットボールアンセムを作る!」と意気込んで作り始めたのでした。

(このカルチャーの結び付きを知らなくても、僕らの曲「My Story」がサッカーアニメ「GIANT KILLING」のオープニングテーマに使われた時、めっちゃ合う!って思った方はハイセンスだと思うのです!!!!)


そんなある日、KAT$UOさんが「マサヤ、フットボールソング(この時のこの曲の呼び名です)をガラッと作り変えないか?」と。

元々は結構速いストリートパンクな曲調だったんだけど、もう少しドッシリとしたキャッチーなものにしよう!となりました。

レコーディングまで時間はなかったんだけど、確かに作り変えたほうが更に良くなる気がして!

それとこの手のものは簡単にできるとタカをくくったところがあったのも事実です。

と こ ろ が 

これがまさかの苦戦しまして(汗)

色んなパターンを作っても全然いいものができない・・・

「レコーディングまでもう時間がマジでない!!!今日中になんとなくの形を作らないとさすがに間に合わない!」

という締め切り直前のある日のスタジオで。

喫煙所でコーヒーと煙草を嗜んでいるとKAT$UOさんから「例えばこんな感じとか~」ってYoutubeとかで楽曲のヒントを色々ともらっていたんですね。

それを聞いて僕は「むむ!!!!!!!!!!!」っと何かが閃いたんです。

すぐさま鼻歌で「ふんふんふーん♪」っと歌ってみてKAT$UOさんに聞かせました。

「おっ!!そういう感じいいんじゃない!?」とはKAT$UOん。

すぐさまスタジオに戻りギターと鼻歌で忘れないうちに構築します

今思えばその時聞いたYoutubeは民謡で、この曲とはメロディとか雰囲気は全然違うんだけど何故かインスピレーションが湧いた(笑)

その曲を聴いてなぜこれが生まれたのかもナゾなんですが(似てなさ過ぎて)、音楽の面白さとはこういうところにあるのかもしれません。






この曲でまず!

要となるのは「バグパイプ」という楽器です。




力を貸してくれたバグパイパーはallyちゃん!素晴らしいプレイをどうもありがとう!


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バグパイプに対して真剣に向き合っているのが話をさせてもらってビンビン伝わってきました。

ここ日本でもプレイヤー人口が増えるといいな~って切に思いますし、日本でバグパイプの発展に尽力していることには本当に感銘を受けました。




途中の間奏に入っている「Scotland The Brave」は前から何かの曲に入れたいと思ってはいたんですが、中々そういった楽曲が生まれなかったので先延ばしにしていました

軽率に入れたくなくて・・・それに相応しい曲にしか入れたくなかったんです。それとこのScotland The Brave」を奏でるならバグパイプで奏でたかった。

今回は楽曲のイメージとガッチリ合って、想像以上の完成度になってすごく興奮しました。




話をちょっと戻します。

前述したとおり、締め切り前に急ピッチで仕上げた曲なので「※2 プリプロ」もしっかりできなくて心のどこかに不安が付きまとっていました。

(※2 プリプロダクション。方向性などを決めたりするための大まかな仮レコーディングをすること)

「この曲、大丈夫かな・・・」

って。この曲とA-Yoは締め切りギリギリだったのでレコーディングが始まってもまだ不安は拭えなかったんです・・・

がしかし!丸ちゃん(MUTSUMI)のアコーディオンを重ねた瞬間にビビッ!!!!ときまして。

「・・・っ!!!!!!!!!!!イケる!!!!!!!!!!!!!!!これがチェリーコークスのサウンドだ!!!!!!!!!!!!!!!!」

と、不安から「完全なる完成系」が一気に見えてきた瞬間でありました。




この曲で原曲のまま残っているのは冒頭のイントロ部「オ~オ~♪」っていうコーラス部だけかな!?

と思ってこの曲のデモを引っ張り出して聴いてみたらイントロも全然違ってて、今のバージョンはほぼ原曲と違った(笑)

曲の最後に、スタジアムでの「※3 チャント」っぽく入ってるコーラスが原曲のサビのメロディでした。(このメロディは特にお気に入りだったので何とか使いたかったのです) 唯一原曲の案を残しているのはこれだけだった(笑)

(※3 サッカーの応援に使われるちょっとした歌)

そして、この曲のコーラス(合唱)で目指したものはDropkick Murphysの「For Boston」ばりのコーラスの「力強さ」や「雄大さ」、「厚さ&熱さ」です。

握った拳を無意識に突き上げたくなる「圧倒的な熱さ」が生まれる曲を目指したんですが、マジでメチャクチャ熱い曲になりました!


Dropkick Murphys - For Boston





この映像は今、このブログに載せる用で探してて初めて見たんですが、マーフィーズはScotland The Braveをライブでのイントロでやってたりするんですね!(マジ驚き)

やはり考えることは同じなのかーっ!(嬉し!)

これ、作る前に知ってたら「同じことしたくない!」ってなって変わっていたかもしれない。でも、これがベストマッチだったと思っているので作る前に余計なこと知らなくて助かった(笑)


ふふふ。


この曲とかはレコーディングエンジニアのアンドリューくんがコーラス録りにめっちゃ参加してくれてます。

今作は各曲でメンバーの喉が枯れるほど重厚なコーラス録りをしていたのでアンドリューくんのコーラスはとてもありがたかった!!!!

エンジニア業をやりながら一緒にコーラスのハモリのラインを考えてくれたり、歌ってくれたり。僕らはとても信頼を置かせてもらっているし、とても頼りにしています。

「チェリーコークスがどういう音を出したいのか!?」

それを理解してくれているエンジニアさんとレコーディングをできるって全然当り前じゃない。バンジョーの理想の音は?ホイッスルの理想のリバーブ感は?など例を挙げたらキリがなくて。そういった僕らの音楽の完成のイメージを共有できるアンドリューくんは間違いなく音のアーティストだと思っています。

たくさん経験をしてきた今は身に染みてよくわかります。

アンドリューくんと作業出来てなかったら今作がこのクオリティに仕上がっていなかったと思う。これは間違いない!

本当に、改めてチェリーコークスの財産は「人との繋がり」だと思いました!

いつも力を貸してくれるアンドリューくん、どうもありがとうございます.+*:゚+。.☆




ハァァァ!!!早くこの曲をツアーでやりたいね!サビの歌詞を覚えて共に歌ってくれたら嬉しいよ!

ライブハウスをスタジアムに変えるぞ!

追伸

自信を持って言いますが!この先20年はこれを超えるド直球の英国由来の「フットボールソング」日本で早々生まれないと思っているので、この曲を応援歌にするJリーグのチームが出てくるなら今のうちですよ!(笑)



MASAYA