以前このブログに「アルバム発売後に、アルバム収録曲にまつわる話を書けたらナ・・・」みたいなことを書いたのですが、そうは言ってみたものの本当に書くか迷いました。

今作「THE ANSWER」は細かい部分で過去最高に苦悩した気もするし、今作にまつわる話を書くとなると若干自分語りのような部分が出てきてしまう。僕は自分語りのようなものがあまり好きではありません。真剣な話になっても自分の内面を見せるのが怖くてついおちゃらけてしまうような人間です。

面と向かって話をするならまだしも、こうやって文字にすることによってなんだか自分の嫌いな「言葉が説明くさくなり、文字がシラケる」ことを恐れていました。

しかし、今回のアルバム「THE ANSWER」は

KAT$UO 
LF
TOSHI
MUTSUMI
SUZUYO
MASAYA

の6人が1枚にお互いの人生を乗せて作り上げた尊い作品です。僕は、みんなで作り上げたこのアルバムを本当に誇りに思っているし、とても大切に思っています。


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僕らのようなスタイルのバンドはこの日本では少数しかいません。初めてレコーディングした約20年前から頭の中にバンドとしての理想の音は鳴ってはいたけれど、その理想の音を音源に落とし込む手法を知らず、中々満足することはできませんでした。

ここ日本において、爆音のロックサウンドの中にアコースティック楽器が混ざっているバンドの前例がそんなに無かったし、教科書のようなものや指導してくれるプロデューサーのような人も存在しませんでした。いろいろと手探りな中、膨大な数の試行錯誤をし失敗を繰り返しながら理想のバンドの音を追い求めてきました。

音楽的な「中身」にも本当に拘り、アコースティック楽器を取り入れたロック / パンクバンドとしてTHE CHERRY COKE$は常に挑戦を続けてきました。海外のバンドに負けない日本のバンドの意地を持ち続け、海外にも存在しないサウンドのバンドを目指してきました。

その最たる例は僕らのアルバム「SEVEN」~「BLACK REVENGE」~「COLOURS」の一連の流れかもしれません。この時の様々な試みや挑戦があるから今があるとも思っています。



例えば30年後。リスナーや後進のミュージシャンが僕らを知ったときにも「THE CHERRY COKE$のTHE ANSWERはこうして生まれました」ということを知ってもらうだけでも意義があるし(その時までこの記事がネットの中に残っていてくれるのかも不明だけれど)、「こんなものが元になってて~」とか、「ここは苦労した!」とか葛藤の日々を書き記すことは、リスナーにとっても興味深いものになってくれる気もするし、未来のミュージシャンには僕らみたいな大所帯バンドの何かのヒントや礎になるんじゃないか?

と思い、「書くぞ!」と決心しました。

非常に長い連載(全12回予定)になりますが、お付き合いいただけたらとても嬉しいです。




読む上で重要なキーワードとして「THE LIVEツアー」というワードが出てきます。

「THE LIVEツアー」とは・・・従来の「CDをリリースしてからツアーを回る」ではなく「CDを発売せずにツアーを回り、ステージの上から新曲群を発表し、それを翌日配信する」という2017年に全国を回ったツアーのこと。

それでは本文へ。






第1回目の今日は1曲目のValiant Roseです。

この曲を作るにあたって思い描いていたのは、最高にしびれるようなカッコいいインスト曲をつくる!というものでした。海外の「※1 サイコビリーやネオロカビリー」では結構あるんですが、俺たちみたいなアコースティック楽器が乗っかっているバンドでは自分が100%「かっこいいぜ!」と満足できる曲には出会ったことがなかった。

(※1 ロカビリーにパンクやホラー要素などを取り入れたもの)

世の中にはあるけれど俺が聞いたことがないだけかもしれない・・・という説も大いにありますが(笑)

「結構カッコイイ」って曲は意外とあるんですが、「ここの部分はちょっとなぁ・・・」と思うことが多いんですね。

なので、「全くスキのないインストを作る!」を目標に作ることにしました。


ずーっとなんとなくのリフの構想はあったんですが、完成しないまま眠っていました。

この曲は前述したサイコビリーやネオロカビリーの要素にほんのりアイリッシュと「※2 マカロニウェスタン」という要素をミックスしているんですが、大きく影響を受けているのは→マカロニウェスタンを知るキッカケとなったTOK¥O $KUNXと、エッジのある曲とサウンドに憧れてきたREVEREND HORTON HEATです。

(※2 イタリア製西部劇のこと)

THE LIVEツアーでもこの曲をやっていましたが、この曲の完全なる完成系は「ウッドベースでやる!」という一言に尽きます。

レコーディングを開始してドラム録音も佳境になったある日、もしかしたらベース録音の前日だったかもしれません。

「やはりウッドベースしかない!」

そう思い、ベーシストのLFさんにこう言ってみました。

「Lさん、この曲ウッドベースでいきましょうよ!」と。

これは文字にするとひどく簡単に聞こえますが、ベーシストからしたら

「おい!ベース録音の前日に何言ってんだ!無理に決まってるだろがぁぁぁぁぁ!ごらぁぁぁぁぁぁ!!!」

だと思います(笑)

エレキベースとウッドベースでは全くの別物なんですね。なんせウッドベースはフレットもないし一音一音の押さえる幅の感覚も独特で音程を扱うのが本当に難しいんです。

一朝一夕で扱える代物ではありません。



その時のLさんと僕のやり取りを書いてみます。

私 「Lさん、この曲ウッドベースでいきましょう!(断られるかドキドキ・・・)」

Lさん「え?」

私「やっぱりウッドベースしかないです!(超ドキ)」

Lさん「え?それ本気?(笑)」

私「・・・・・・(真剣な表情で見つめる)」

Lさん「え・・・ちょっと待って!その空気マジなやつじゃん!(笑)

私「・・・・・・(見つめる)」

Lさん「・・・マジで・・・!?」

私「ウッドベースを持っている知り合いにあたってみますんで!」

Lさん「・・・わかった!やってみよう!」




僕の「知り合いにあたってみるんで!」というのは僕なりの最後の強がりというかなんというか。もしLFさんに「いや、ウッドベースはさすがに明日は無理だって!」と言われたら引き下がるつもりでした(笑)

自分でもとんでもなく無茶を言っていることはわかってましたので・・・。

でもLFさんは「やる!」と言ってくれたんですね!これはもう本当に漢(おとこ)としての器の大きさを見せられたといいますか・・・(´;ω;`)

それからというもの。

急いで昔から仲良くさせていただいている先輩(GURO君という大好きな先輩)に電話をし、なんとかウッドベースを借りることが出来ました。



いざ、スタジオで僕もウッドベースを弾かせてもらいましたが、これがまた超絶難しい(笑)僕もウッドベースを持っているので多少は弾けるつもりでしたが、弦高や弦の種類でもこんなに違うんだなぁと驚きました(;´Д`)

(これはやべぇな・・・・)

僕とLFさんは本気で焦りました。

弦が太いから弾けば弾くほど手は傷んでいくわ、はっきりと音を出すのが困難だわで本当に焦りました(笑)

ベース録りが翌日に迫っている中、LFさんは手を痛めながらもずっとウッドベースを弾いていましたね

物凄いプレッシャーだったと心中お察しいたします・・・・。



ウッドベースにも「スラップ奏法」というものがあります。その中でも重要なのは弦を強くはじいたときにバチバチする音(スラップ音)です。

スラップ音は本当にアーティストやバンドによって様々で。ウッドベースによるスラップ音の入っているレコードはそれなりの数を聴いてきた自負があるので、僕には理想のスラップ音がありました。

そこで僕らの専属PAであり今作のレコーディングエンジニアでもあるアンドリュー君に相談しました。

海外のサイコビリーバンドの理想のスラップ音を聴いてもらったり。「こんな感じのスラップ音を録りたいんです!」と。

ぜひ作品を聴き直してみてください。なんというか「木をぶっ叩いている」ような音、聴こえますか?

最高のスラップ音です。LFさんのウッドベースのプレイもアンドリューくんのレコーディング技術も最高!

マジでお疲れ様でした!

もうね、ホントにいい音で録れて嬉しい!(*´ω`*)



曲中に聞こえるピストルにも意味があり、撃ち合っている情景を描いています。

目を閉じ、耳をすましてその光景をイメージしてみてください。砂ぼこりの舞う荒野の街で戦うガンマンたちを。

そういった情景を頭の中に描いて楽しんでもらえたら凄く嬉しいです。

あっ!そういえばこの曲には KAT$UOさん発案のちょっとした秘密があります。

銃弾の数は元々は11発だったんだけど、そこでもう1発足して 「12発」にしました。

そう、今作は「全12曲」。

この12発の銃弾(曲)をぶっ放す!!!!!そんな意味が込められています。

「お!それいい! KAT$UOさんさすが!!」と思いましたネ!(*´ω`*)




チェリコの奏でるインストナンバーValiant Roseから幕開けのアルバム「THE ANSWER」。

第1回目の今回はこの辺で!

つづく



MASAYA

どうも、LFです!

ニューアルバム『THE ANSWER』より『Dong Chang Swag』のMVが昨日公開になりましたが、皆さんチェックしてくれましたか?

撮影中に『これはヤバい作品に仕上がるな』と感じてはいましたが、その想像を遥かに超える出来栄えにマジで感動しております。

これから見るという方もいると思うので、内容や撮影時のエピソードについては、また改めて書きますが、とにかく自画自賛し狂いたい位の自信作なので、本当に沢山の人に見てもらいたいと思っています。
なので、こういったブログで言う事ではないかも知れませんが、SNS上でこの動画のリンクを見かけたら、拡散にご協力頂ければ本当にありがたいです。
いや、リアルに良いと思ってくれたらで構いません。もし良いと思ってくれたら、是非宜しくお願いします!



さて、THE CHERRY COKE$のニューアルバム『THE ANSWER』の発売まで、あと一週間となりました。
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発売日前日の渋谷THE GAMEで行われるフラゲナイトは、お陰様でソールドアウトしておりますが、発売日翌日は渋谷のタワーレコードさんで、インストアイベントを開催予定ですので、そちらの方にも是非遊びに来て下さいね!

※インストアイベント観覧希望の方は一度こちらをチェックして下さい!

THE CHERRY COKE$ オリジナルアルバム「THE ANSWER」リリース記念イベント - TOWER RECORDS ONLINE
THE CHERRY COKE$ オリジナルアルバム「THE ANSWER」リリース記念イベント - タワーレコード
tower.jp
これからも続々と新しい情報が出て参りますので、要チェックして下さいね!

それでは、また!
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THE CHERRY COKE$
6月のライブスケジュール

6/10 (Sun)渋谷THE GAME
"LOVE FEST"

6/12(Tue)渋谷THE GAME
"THE ANSWER-Flying Get Night"

6/16(Sat)幕張メッセ 国際展示場 9-11 ホール
"SATANIC CARNIVAL'18"

6/22(Fri)千葉LOOK
"Road to ONION〜chiba de carnival 2018"

6/30(Sat)大阪FUNJ twice
"Wonder traveller!!!OSAKA"

詳細や最新情報につきましては、
THE CHERRY COKE$公式サイトをご覧下さい↓
THE CHERRY COKE$ OFFICIAL WEB SITE
THE CHERRY COKE$ OFFICIAL WEB SITE
www.thecherrycokes.jp

キメラゲームスありがとう御座いました!

2日目はまさかの途中中止。
悪天候で事前にイベントがキャンセルというのは過去に何回かあったけどライブ直前で中止になるのは初めてのことだったんで雨の中待っててくれたお客さんに本当に申し訳無かったです。

中止が決まり片付けをしようとしていた時に雨の中待っていてくれたお客さん達と会い話しをしたのですが、皆さん文句の一つも言わずに「次のライブを楽しみにしてます!」と。

きっとお客さんも悔しさや残念な気持ちがあったはずなのに、逆に気遣いのある暖かい言葉をかけて頂き救われました。
本当にありがとう御座います!!
必ずリベンジしましょう!

そして2日間、イベントを盛り上げる為バックヤードを駆け回っていたキメラゲームスのスタッフの方々、共演者の方々、ご来場頂いた全ての方に心から感謝致します☆

子供も大人も一緒になって体験し楽しめる"CHIMERA GAMES"がもっと沢山の人に拡まって益々盛り上がっていくコトを願ってます!

2日間ありがとう御座いました!!

カツヲ
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