第7話目の今日はアルバム「THE ANSWER」収録のLionについて書きたいと思います。



この曲の原型はアルバム「BLACK REVENGE」のデモ制作時からありました。よくよく考えると今から7年前の2011年からあったみたいです(驚き!)

インスパイア元はSkid Row。曲は「Slave To The Grind」です。


Skid Row - Slave To The Grind





この路線で作る時に心掛けていたのは

「シンプルでパンチのあるロックであること」

です。

性格的に「凝ろうとしてしまう」クセがあるんですが、それって冷静に考えると曲の良し悪しには関係ないんだよね・・・。

そういった面では今作の曲たちを作っていくうえでとても成長させてもらったなぁと思います。



とまぁ、この路線だけではTHE CHERRY COKE$らしさは無いし、キチンと完成出来ずにしばらく寝かせることになります。



それから5年後のある日。

Megadethを聞いていた時に「コレだ!!!!!!!」というインスピレーションが舞い降りました。

曲は「Poison Was The Cure」。

このようなリフ(動画の1:00から)はロック的には使い古されたものですが、この速さでウチラらしく奏でることによりアイリッシュというより「ケルト」らしくなると考えたんです。


Megadeth - Poison Was The Cure





このMegadethのリフのテイストと同時に、頭には「ベースがゴリゴリで始まりたい」ということだけはうっすらとあったので

「アレ(Skid Row)とアレ(Megadeth)を組み合わせたらいいんじゃねーか!?」

閃いたその組み合わせは絶妙なバランス、絶妙なマッチングで・・・そこからはすぐに今の形になりました。

そこで意識したのは冒頭でも述べた

「シンプルでパンチのあるロックであること」

凝りすぎない・・・凝りすぎない・・・。



この曲の冒頭のギターはRobert Johnsonを始めとするブルースギターのよくあるテンプレを遊びで入れてみた。

メタル色  より  (アメリカン)ハードロック色

を出したかった、というのもあるけれど。



MUTSUMIのアコーディオンとSUZUYOのティンホイッスルのフレージングは曲を印象づけるもので、かなり速くて気持ちいいし、ギターソロもしっかりあって・・・

このリフの感じでしっかりとギターソロがあるバンドはヴァイキングメタル系でも逆にいないんじゃないかな?と思ってる。

ということは世界初のサウンドですね?(大きく出た)



この曲の持つグルーヴの最重要ポイントはやはりTOSHIのドラムとLFのベースが肝!ウチのバンドでこの手のドッシリとしたグルーヴの曲はあまり無いので、ライブでやるのが今から楽しみ!

そういえば、リリース時のインタビューの時に「Lion」は男臭いですねぇ!ってインタビュアーさんによく言われたっけ(笑)

確かにKAT$UOヴォーカルの魅力をこれでもか!これでもかぁぁぁ!というくらい堪能出来る1曲!

男 というより 漢!だね!!!!



この曲。ライブでやったら絶対熱いと思うのよ。むしろ、ライブでこそ真価を発揮するのでは?とさえ思える。

ぜひみんなにサビのコーラスとか覚えてもらってステージとフロアで共に熱くいきたいわ~!

あぁそうそう、ギターソロは?というと、頭に浮かんだものが恒例の「暑苦しい」展開やメロディだったので、導かれるままに作りました.•*¨*•.¸¸♬

Paul Gilbert(Mr.Big)お得意のフレーズが入ってたり、基本こういう展開好きよね、僕は。ふふ。



そして、この曲のラストはGuns N' Rosesへのオマージュ的なキメがあります。


Guns N' Roses - Welcome To The Jungle





もうこうなると色々と詰め込みすぎだろ!って感じですが、こういう遊び心って大好きでやめられません(笑)



今回の「THE ANSWER」の解説ブログでは影響を受けたアーティストや元ネタ、インスパイア元を次々と明かしていますが、僕はやっぱり過去の曲からの影響は素直に公言したいんだよね。

僕の好きな小山田圭吾さんというアーティストは自分の曲の元ネタを明かしたりする人なんですが、潔くて最高なんです。僕が素直に元ネタを公言できているのはその影響もあるかもしれません。

元ネタを探ってまた音楽の楽しみを知る。そしてまたその元ネタの元ネタを探る。終わりのない音楽の旅。

過去の偉大なる先人達がいるからこそ、それに影響を受けた現代の我々がいる。

先人達の作ったものに敬意を払い、我々が「自分たちのオリジナル」を作れる。これほど幸せなことはないよ、ホントに。

今後生まれてくる曲たちはどんなものになるのか!?未知数だけど、これからもバシバシ音の遊びを入れていきたいと思っているので、これからの新曲も楽しみにしてもらえたら嬉しいね~っ!



THE ANSWER tour初日の千葉LOOKワンマンまであと3日!

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真夏の千葉LOOKワンマン。ステージもフロアもガチンコで汗だくでいこうっ!

ぜひ遊びに来るのだ~!

MASAYA

第6話目の今日は!アルバム「THE ANSWER」収録のOur Songについて書きたいと思います。

(いよいよこのアルバム解説も折り返し!それではどうぞっ!)

この曲はフランスの「※1 ミュゼット」と呼ばれる音楽や、フランスに大きな由来があるといわれている「※2 ジプシースウィング」の音楽的要素がインスパイア元なんです。今回は、特に「このアーティストのコレ!」といった元ネタになる曲はありません

(※1 大衆音楽として20世紀初頭のフランスで生まれたポピュラー音楽の1つ)
(※2 ジプシーの伝統音楽とスウィングジャズを融合したもの。マヌーシュジャズとも呼ばれる)

元々がフランス由来の曲なので、イントロはパリのシャンゼリゼ通りをイメージしていただいてですね(ファー!!!!(°Д°))

とっても優雅な気持ちになってもらえたら嬉しいです(笑)






言葉で説明されてもわかりづらいと思うので、試しに動画を載せておきますね。

【ミュゼット】

French Accordion - Traditionell Musette





【ジプシースウィング】

Minor Swing - Django Reinhardt & Stéphane Grappelli





とはいうものの、ジプシースウィングの影響はこの曲に関してはそこまでは強くないんだけどね!好きだから載せておきます(笑)

この動画のジャンゴとグラッペリのコンビはジプシースウィングの中でも僕的には元祖なコンビなので最高に好きです。

いつ聞いても良い!







とまぁ、この曲は前作「THE CHERRY COKE$」に収録している「MAGICAL FANTASY」の延長線上というか・・・。

MAGICAL FANTASYよりもコンパクトに

「ミュゼット×ロック/パンク」

が明確なテーマだったんですが、 ミュゼットを混ぜるとどうしても僕的には緩くなってしまうので、そうはならないようにサビは力強くて疾走感があり、キャッチーな合唱!というコンセプトが当初の理想でした!

この曲のサビはとってもポップで、なおかつキャッチーに仕上がって超お気に入りです。

 



この曲は人によってはイントロ部を「遊園地」的な空気に感じる人もいるかもしれません。

テーマパーク…サーカス…

「私はこの曲、〇〇に感じた!」とか何かを思い浮かべてもらえたら、きっとそれが人それぞれの正解というか。

音楽にしか描けない、カタチのない、聴く人それぞれの自由なスケッチなんだと思います。



みんなはどんなものをイメージするのかな・・・気になるなぁ・・・



ちなみに、このイントロ部は夜のネオンきらめく繁華街を歩いているときにフッと浮かんで忘れないうちに速攻でボイスメモしたのが始まりでした(笑) 

録っといて本当に良かった(笑)



 

今作のアルバムの曲順をみんなで考えよう!ってなった時に、この曲はみんな一致で「アルバム最後の曲!」という認識がありました

普通は曲順って人によって結構バラけるんですが、これはメンバーみんなの共通認識でした(笑)

ラスト感があると言うか…また次なる始まりを予感させるのか…なんでしょうね?不思議です。




この曲はTHE LIVEツアーでもやっていましたが、不思議とドンドン育った気がします。

自分の中の想像を超える何かが存在する気がしていて、目に見えない垣根を突破してくれる気がしていて好きな曲でもあります。

今度のTHE ANSWERツアーでこの曲がどういう力を発揮するのか?未知数ですがとても楽しみだなぁ!

ライブで真価を発揮するってのはいかにもチェリコっぽくて良き良き!



アルバムの曲たちがどんな輝きを魅せるのか?ぜひツアーに遊びに来て欲しいし、歌詞も覚えてきてくれたらとっても嬉しいな!

みんなで拳を上げ、踊り、歌える日を楽しみにしています!



MASAYA

第5話の今日は「THE ANSWER」収録のFight For The Prideについて書こうと思います。


この曲の原型はTHE LIVEツアーでやってた曲なんですね。

といってもほんの数回しかやってなくて、もしかしたら1か所でしかやっていないかもしれません。

その曲を1回配信したのだけは覚えているんだけど・・・山口県だったかな・・・九州だったかな・・・うーん・・・西日本のどこかの会場です(←曖昧)

なのでこの曲の原型をダウンロードして持っている人は貴重かもしれません。俗にいう「未発表曲」になりました。 



僕は5歳上の兄の影響で2歳頃からサッカーボールを蹴っていました。そんな影響もあって今でもサッカーが大好きなんです。

今は全然詳しくないですが、小さい頃から海外のサッカーが大好きだったので、自然とこのような曲の構想が浮かんでいました・・・!



というわけで!

今日は、まずカルチャーの話でもしましょうか!

パンクとフットボールというのは最高の相性なんですね。

その中でイングランドのフットボールとパンクロックの結びつきといえば「※1 Oi!」です。(※1 イギリスの労働者階級に愛されたパンクロックに端を発する、パンクロックのジャンルの1つ)

Sham 69やCockney Rejects、The BusinessやCock Sparrer・・・etc。

聴きやすいバンドで言えばVANILLA MUFFINS(スイス)など。


Sham69 - Hurry Up ENGLAND





この曲は2006年のワールドカップ、イングランド代表の応援歌です。

Sham 69の初期の曲「Hurry Up Harry」が元だと思います。これを代表の公式応援歌にするとかすげぇな!!!!!と驚きを隠せません(笑)

The Stone RosesのThis Is The One はManchester United (マンチェスターユナイテッド)で使われていたり。

The Stone Roses - This Is The One


マンUのホームグラウンド、オールド・トラッフォードでの選手入場で使われています。(今も使ってるのかな!?詳しい人教えてプリーズ!)





とまぁ、数々の偉大なパンクバンドたちがフットボールを愛し、作り上げてきたカルチャーがある中、日本人の「チェリコにしかできないフットボールアンセムを作る!」と意気込んで作り始めたのでした。

(このカルチャーの結び付きを知らなくても、僕らの曲「My Story」がサッカーアニメ「GIANT KILLING」のオープニングテーマに使われた時、めっちゃ合う!って思った方はハイセンスだと思うのです!!!!)


そんなある日、KAT$UOさんが「マサヤ、フットボールソング(この時のこの曲の呼び名です)をガラッと作り変えないか?」と。

元々は結構速いストリートパンクな曲調だったんだけど、もう少しドッシリとしたキャッチーなものにしよう!となりました。

レコーディングまで時間はなかったんだけど、確かに作り変えたほうが更に良くなる気がして!

それとこの手のものは簡単にできるとタカをくくったところがあったのも事実です。

と こ ろ が 

これがまさかの苦戦しまして(汗)

色んなパターンを作っても全然いいものができない・・・

「レコーディングまでもう時間がマジでない!!!今日中になんとなくの形を作らないとさすがに間に合わない!」

という締め切り直前のある日のスタジオで。

喫煙所でコーヒーと煙草を嗜んでいるとKAT$UOさんから「例えばこんな感じとか~」ってYoutubeとかで楽曲のヒントを色々ともらっていたんですね。

それを聞いて僕は「むむ!!!!!!!!!!!」っと何かが閃いたんです。

すぐさま鼻歌で「ふんふんふーん♪」っと歌ってみてKAT$UOさんに聞かせました。

「おっ!!そういう感じいいんじゃない!?」とはKAT$UOん。

すぐさまスタジオに戻りギターと鼻歌で忘れないうちに構築します

今思えばその時聞いたYoutubeは民謡で、この曲とはメロディとか雰囲気は全然違うんだけど何故かインスピレーションが湧いた(笑)

その曲を聴いてなぜこれが生まれたのかもナゾなんですが(似てなさ過ぎて)、音楽の面白さとはこういうところにあるのかもしれません。






この曲でまず!

要となるのは「バグパイプ」という楽器です。




力を貸してくれたバグパイパーはallyちゃん!素晴らしいプレイをどうもありがとう!


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バグパイプに対して真剣に向き合っているのが話をさせてもらってビンビン伝わってきました。

ここ日本でもプレイヤー人口が増えるといいな~って切に思いますし、日本でバグパイプの発展に尽力していることには本当に感銘を受けました。




途中の間奏に入っている「Scotland The Brave」は前から何かの曲に入れたいと思ってはいたんですが、中々そういった楽曲が生まれなかったので先延ばしにしていました

軽率に入れたくなくて・・・それに相応しい曲にしか入れたくなかったんです。それとこのScotland The Brave」を奏でるならバグパイプで奏でたかった。

今回は楽曲のイメージとガッチリ合って、想像以上の完成度になってすごく興奮しました。




話をちょっと戻します。

前述したとおり、締め切り前に急ピッチで仕上げた曲なので「※2 プリプロ」もしっかりできなくて心のどこかに不安が付きまとっていました。

(※2 プリプロダクション。方向性などを決めたりするための大まかな仮レコーディングをすること)

「この曲、大丈夫かな・・・」

って。この曲とA-Yoは締め切りギリギリだったのでレコーディングが始まってもまだ不安は拭えなかったんです・・・

がしかし!丸ちゃん(MUTSUMI)のアコーディオンを重ねた瞬間にビビッ!!!!ときまして。

「・・・っ!!!!!!!!!!!イケる!!!!!!!!!!!!!!!これがチェリーコークスのサウンドだ!!!!!!!!!!!!!!!!」

と、不安から「完全なる完成系」が一気に見えてきた瞬間でありました。




この曲で原曲のまま残っているのは冒頭のイントロ部「オ~オ~♪」っていうコーラス部だけかな!?

と思ってこの曲のデモを引っ張り出して聴いてみたらイントロも全然違ってて、今のバージョンはほぼ原曲と違った(笑)

曲の最後に、スタジアムでの「※3 チャント」っぽく入ってるコーラスが原曲のサビのメロディでした。(このメロディは特にお気に入りだったので何とか使いたかったのです) 唯一原曲の案を残しているのはこれだけだった(笑)

(※3 サッカーの応援に使われるちょっとした歌)

そして、この曲のコーラス(合唱)で目指したものはDropkick Murphysの「For Boston」ばりのコーラスの「力強さ」や「雄大さ」、「厚さ&熱さ」です。

握った拳を無意識に突き上げたくなる「圧倒的な熱さ」が生まれる曲を目指したんですが、マジでメチャクチャ熱い曲になりました!


Dropkick Murphys - For Boston





この映像は今、このブログに載せる用で探してて初めて見たんですが、マーフィーズはScotland The Braveをライブでのイントロでやってたりするんですね!(マジ驚き)

やはり考えることは同じなのかーっ!(嬉し!)

これ、作る前に知ってたら「同じことしたくない!」ってなって変わっていたかもしれない。でも、これがベストマッチだったと思っているので作る前に余計なこと知らなくて助かった(笑)


ふふふ。


この曲とかはレコーディングエンジニアのアンドリューくんがコーラス録りにめっちゃ参加してくれてます。

今作は各曲でメンバーの喉が枯れるほど重厚なコーラス録りをしていたのでアンドリューくんのコーラスはとてもありがたかった!!!!

エンジニア業をやりながら一緒にコーラスのハモリのラインを考えてくれたり、歌ってくれたり。僕らはとても信頼を置かせてもらっているし、とても頼りにしています。

「チェリーコークスがどういう音を出したいのか!?」

それを理解してくれているエンジニアさんとレコーディングをできるって全然当り前じゃない。バンジョーの理想の音は?ホイッスルの理想のリバーブ感は?など例を挙げたらキリがなくて。そういった僕らの音楽の完成のイメージを共有できるアンドリューくんは間違いなく音のアーティストだと思っています。

たくさん経験をしてきた今は身に染みてよくわかります。

アンドリューくんと作業出来てなかったら今作がこのクオリティに仕上がっていなかったと思う。これは間違いない!

本当に、改めてチェリーコークスの財産は「人との繋がり」だと思いました!

いつも力を貸してくれるアンドリューくん、どうもありがとうございます.+*:゚+。.☆




ハァァァ!!!早くこの曲をツアーでやりたいね!サビの歌詞を覚えて共に歌ってくれたら嬉しいよ!

ライブハウスをスタジアムに変えるぞ!

追伸

自信を持って言いますが!この先20年はこれを超えるド直球の英国由来の「フットボールソング」日本で早々生まれないと思っているので、この曲を応援歌にするJリーグのチームが出てくるなら今のうちですよ!(笑)



MASAYA

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