実父が他界しました。
昨日急遽お休みをいただき、
寝ている顔を見てきました。
とても穏やかな表情で、
出来るものなら
そのままの状態で残したい程、
綺麗な姿でした。




昨年2月胃がん末期と診断を受け
抗がん剤治療中、昨年10月末に脳梗塞併発、再入院。
その頃体重も激減しており、体力的な問題もあった為、抗がん剤治療が不可能になり
脳梗塞の治療だけをしていたが
後遺症として嚥下障害が残ってしまい、
誤嚥を防ぐ為2カ月もの間、口からはほぼ飲む事も食べる事も出来ず、栄養は高カロリー点滴のみ。
調子がいい時だけ ヨーグルトやゼリーを母が食べさせていました。


食べたいのに食べられない。
動きたいのに動けない。
伝えたいのに上手く喋れず、伝わらない。

頭がしっかりしていただけに
どれだけ辛かっただろう。
幸い、最後は痛み苦しむ事も無く、
眠る様に息を引き取った様で、
顔を見てとてもほっとしてしまった。
本当によく頑張ったね。

昨日は何度も父のいる部屋に行き、
目に焼き付くくらい近くで顔を見て、
そしてたくさん話をして 母と3人で川の字で寝た。

父は生前、母にはなぜか嫌な事ばかり言い
病気になってからも、しばらくそれは変わらなかった。母の助けがないと起き上がれないのに、母が疲労とストレスで胃を悪くする程、我儘も言った。


でも、入院してから父は変わった。
母を呼ぶ時「おかあさん」と呼び、
手を握ってと言う。
1日に3回も病室に来る母に、毎回
「手」
と 言う父。
それを嬉しそうに私に話す母。

"お父さんね、次は何時に来てって言うんだよ、まだ(いれば)いいじゃん、とかね"
"なんだか お父さん可愛くなっちゃって"

あの父が、時々弱音を吐いて涙まで流したそうで、
母から、どうしたらいい?と涙声で聞かれた事もあった。

ああ やっとこの2人は今また夫婦なんだなと思った。
そして 毎月その様子を見たり、毎日母から父の事を聞いたりするのが楽しみだった。

もうちょっとこんな日が続くと思った。
もっと 仲良くしていたかっただろうに。
早過ぎるよ。
でも、もう、しんどかったんだよね。



また 今晩と明日の夜は、2人だけで
最後の時間を過ごしてね。

お父さん、 
お母さんにちゃんとお礼と、
あと謝ってよ。
悪かったなって言っといてよ。