ジャック氏がジャパンオープンPPCで一番重要と考えたハンドの解説
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ポーカーは後で自分がプレイした重要なハンドの反省会をやりたいので重要なハンドのメモをポーカーアプリで取っています。ジャパンオープンPPCで今回一番重要なハンドは1日目の最後にプレイしたハンドです。

このハンドで私は1日目のチップリーダーになり、その後も最後までずっとチップリを維持しました。ハンドを  簡単に説明すると、2000-4000のブラインドでカットオフからA10オフで1万にレイズしました。BB710オフでコール。フロップは1049のレインボー。私は12000ベット、BB35000にレイズ、私は70000にリレイズ、BBはコール。この時点で私は、BB10でレイズしたというのは分かっています。9でしたらジャストコールするし、セットでもジャストコールしたでしょう。わざわざレイズする必要はないですね。レイズしたのは私のハンドをツーオーバーと読んでいるからです。私のフロップリレイズは持っているハンドはオーバーポケットかA10だと相手に伝えています 。 

そしてターンは9です。私は相手が9持っていないと読んでいたので7万ベットしました。そしたらBBは残りの165千でオールインしました。これは驚きです。10ではなく9持っていたのかな?相手のプレイヤーはよく知らないし、可能性はあります。しかし、どうも私をフォールドさせたいベットに見えます、何か怪しい・・ 悩んだ結果コールしました。この時点で彼は勝つ確率ゼロです、7が来ても関係ないですから。しかし、9もしくは10が来たらチョップの可能性はまだあります。

リバーは♣6、私はわずかにチップが多かったのでBBは飛びました、私はほぼダブルアップです。このトーナメントに勝ったのはこのコールができたからだと思います。私は今回かなりハンドに恵まれましたので、AAJJで数回ショートスタックのオールインにコールして勝ちました。しかし、これ自体はポーカースキル要りません。 私は株式投資の専門家ですが、株式投資もポーカーも相手に語るストーリーが大事です。ストーリーに一貫性がないと見破られます。ストーリーを描けない企業の株価は冴えないし、ストーリーに一貫性のないブラフは成功しません。

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エミン・ユルマズ氏の略歴
・ポーカーネーム:JACK、ホールデム歴3年、5カードドロー、スタッドなどその他ポーカー歴20年。
2004年、東京大学工学部化学生命工学科卒業。2006年、東京大学新領域創成学科修士課程修了。2006年、野村證券株式会社入社。同社で企業情報部に配属 M&Aアドバイザリー業務などに従事。同社退社後現在、複眼経済観測所・取締役を務める。
複眼経済観測所ホームページ  エミン・ユルマズ氏のtwitter
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古賀:ポーカー プレーヤーズ チャンピオンシップでの優勝、おめでとうございます! 前回は準優勝、今回は優勝となりました。率直な感想をいただけますか?

JACKありがとうございます。こちらこそ、いつも素晴らしい大会を開催していただき感謝しています。優勝できて本当によかったです。

古賀:今日はジャックさんのポーカー戦術を伺いながら、トルコのことも教えていただければ幸いです。

JACKはい。ポーカーは株と似ています。例えば、ポーカーの「ハンドセレクション」と株の「銘柄セレクション」は似ていますよ。ポーカーも株も運まかせにはしません。もちろん、その時々の運はありますが、極力そういうものを削っていくんです。

古賀:なるほど。勉強になります。

JACKポーカーのフォールド(fold)は株の損切りに近いですね。10回のハンド中、3回程度しかシナリオ通りにならないから、もしfavor(自分流の手)にならないなら、さっさと下りればいい。運だけに任せたら勝つか負けるかは、本当は五分五分です。重要なのは勝つ時は大きく勝ち、負ける時は小さく負けることです。そのためには負けたら早く「損切り」をする。損を早く確定してしまった方が戦術としてはいいんですよ。

古賀:ポーカーのフォールド(fold)は、株の損切りですか・・

JACK人間は「損をしたくない」と考える性質があります。Nobody wants to lose money. 損をしたくないから、損が大きくなって耐えられなくなるまで損切りしない=カードを手放せない。中途半端で悪いプレーになります。勝っても負けても、自分のプレースタイル(ストーリー)を持つことが大切ですね。その方が次につながります。

古賀:確かに、そうですよね。

JACKポーカーは人生だと私は考えています。ポーカークラスを小学校から導入したいくらい(笑)。そして、ポーカーでは生き残ることが大切です。感情が入りすぎると負けるし、固定概念が強すぎてもダメ。冷静な判断が必要です。時にはリスクを取りに行くこともあり、自分が確率的にfavorな時に(=勝率50%以上)取るリスクは良いリスクで、そうでない時は悪いリスクです。学校も仕事もすべてこの理論は通用します。ポーカーはこれを教えてくれるから本当に奥が深い・・だから人生です。

古賀:自分のストーリーを持つことが大切という言葉はとても心に響きました。トルコのことを少し聞かせてください。トルコ近郊にカジノはありますか?

JACKキプロスにあります。近年は、大型IR導入に向けた動きがあります。

古賀:代表的なトルコ料理は何でしょう? ケバブは皆さん知っていると思いますが・・東京でのお勧めトルコ飲食店は?


JACK
「フムス」というトルコ、ギリシア、キプロスなど、中東の広い地域で食べられている伝統的な料理があります。ヒヨコマメと胡麻ペースト、オリーブオイルなどを混ぜた食べ物です。簡単に作れますよ。トルコレストランは・・阿佐ヶ谷の「イズミル」にたまに行きますね。

古賀:フムス、ぜひ挑戦したいですね! 最後に・・日本のポーカートーナメント全般について、ジャックさんのご意見をお聞かせください。

JACK私はトーナメントの時は、いつもカウボーイハットを被ったり、ジャケットやネクタイをしようとしています。ゲームと他のプレイヤーに対してのリスペクトからです。もともとカジノは「ドレスコード」のある場所。007の映画のように、かっこいい紳士がいて、ドレスアップした「ボンドガール」が大勢いた方が楽しいです。(笑)。この間のJOPTのように、成人式の着物の人がいたり・・色々なお洒落、TPOがあった方が、現場は成熟して楽しいと私は思います。

古賀:お話とても参考になります。今日はお時間を本当にありがとうございました。

お疲れさまです。
夜1時を過ぎ、ベッドでウトウト・・と眠りにつこうとしたとき、突然「働き方改革」について言葉が溢れてきました。昨今の働き方改革ニュースを見る度に、(何をそんなに悩んでいるのかな・・?何がむずかしいのだろう・・?)と、ずっと感じていました。
暫くして時計を見ると夜中の2時半。眠気はどこかへ行ってしまったので、今思ったことを綴ります。

単刀直入に、
働き方改革を抜本的に(本気で)進めたいのなら、「タイムカード制」を廃止してみてください

日本のタイムカード制は、従業員を管理することを簡単にはしますが、生産性は悪いかと。欧米諸国や国内の外資系企業が行っている年棒制を導入してみてはいかがでしょうか?

私は長い間、外資系企業で務めていましたが、日本の企業でも数年間働いたことがあります。時間給のアルバイトをやっていた時期もありますし、「ギャラ」という形でお金をいただく音楽活動も行っていました。ちなみに、ディーラー業では「時給」もしくは「日当」+「ディーラーチップ」で、フリーランス通訳でも「時給」か「日当」でしたが、タイムカードはほとんどありませんでした。
そして、外資系企業では「年棒制」国内企業では、タイムカードのあるしくみで「給与」をいただいていました。

このように、日本でも職種や立場の違いでお金の受け取り方は変わるわけですが、ニュースを見ている限り、働き方改革で苦しんでいる人たちは、タイムカードで縛られて働いている人たちのように感じます。

タイムカード制、自分の時間を切り売りする働き方(概念)。それに比べ、年棒制、1年間の自分の働き(パフォーマンス)に対して、「〇〇万円ください。」と雇用主と事前交渉をして働くことができます。なので、与えられた仕事のためには、たとえ残業になろうが休日出勤になろうが、ほとんど関係がありません。年間のタスクをこなす事に注力するので、「時間の切り売り」より生産性が上がります。また、残業〇〇時間・・と計算する必要もないので、会社も本人も経理も作業が楽になります。

年棒制は、繁忙期でないときには、遅めの出勤や早めの帰宅など、ワークライフバランスを取ることも可能です。そして何といっても、2020年の東京オリンピック時の出勤混雑を避けることにも貢献できます。(時差ビズに寄与します)。

年棒制のマイナス面としては、年間のタスクが行われなかったときには減棒になる場合も。額面の見直しは3年に1回くらいはあります。ただし成果を上げている場合は、年棒は上がります。

いずれにしても、日本でもクリエイティブな仕事をしている人、芸能人、作家ライター、衣食住に関連した文化人、音楽業界人、フリーランサーなどはタイムカードの概念はなく、自分の仕事に納得がいくまで、時間に関係なく働いています。

タイムカードは日本の生産性を下げる
さまざまな国、職種、立場を経験し、今ハッキリとそれを伝えることができます。少なくとも、30歳を過ぎたベテラン社会人や中間管理職以上の方には、タイムカードはもう必要ないのではないでしょうか。

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