お知らせ

知り合いの本シリーズ(?)
#学校するからだ 読んだ。著者は、中高一貫校の現役教員かつ、文芸・音楽批評家の矢野利裕くんです。
私は矢野くんが大学院生のときに知りあった。矢野くんは当時、学生DJで、自分が生まれる前の音楽とかにも異様に詳しいので、「タイムトラベラー」と言われていた…

なんか不思議な本である。学校ノンフィクションというか教員エッセイというか…
しかし、間違いなく今の矢野くんにしか書けない本である。
「学校内での人間同士の身体性かかわり」をテーマにした本である。

矢野くんはこの本の中で「教員の芸人性」と表現していたが、教室の舞台性・演劇性というか、教員には明確にタレント力みたいなものが存在するなあというのは、私もすごくわかる。学校の「グルーヴ感」的なものも凄いわかるな〜と思った。
あとアイヌの話と沖縄の修学旅行の話も面白かった。なんか学校って、こんなに語れるネタがある場所だったんですね。『海や山の神様たち』は矢野くんと一緒に聞いたことがある気がしますね。
私も学校関係の仕事をやってるので、感覚的にわかる〜と思う部分が多かったです。

なんか前回と同じ感想になってしまいますが、学校の先生、しかもサッカー部の顧問までやりながら文芸・音楽批評をやり、本も出すって、どんだけ体力あるんじゃあ〜!!
と思った…
しかし、私も頑張らなければ…
と思える本でした。
わからないものに対し簡単にわかった気にならず、しかし勉強したり考えたりしながら、もがきながら生きていこう…それしかない
って、ひらりささんの本と全く感想の結論が同じやんけ!!

写真はジャズ喫茶ヴォイスで撮りました。


【長いです】ひらりささんの #それでも女をやっていく
読んだ。衝撃を受けた…
こんなに書いていいんかい?
ひらりささんは、知ってる人なので…ますますの衝撃が…

ひらりささんとは、たぶん実際に会ったことあるのは1回だけ?だけど、共通の知り合いが多いこともあり、他の人から、ひらりささんの話を聞くことがちょくちょくあった。ひらりささんが、私のことを覚えているかはわからないけれど…書くものも面白いし、頭いいんだなぁ〜と思うことが多かった。(頭わるい感想)
この本はひらりささん2冊目の単著で、ひらりささん自身のことを書いたものとしては、初めての本である。

私には全く「女をやる」みたいな意識がないので、その感覚がまずへえ〜!と思った。
私は女性ではあるけれども、それ以前に「私」と思ってるので…てか「何か」を「やっている」意識自体があまりないかも…
単に生きてるだけで…コジコジはコジコジだよ、みたいな感覚に近いと思う。

あと、私も高校の頃、理系物理クラスだったので、男子36名女子6名という、ほぼ男子校状態のクラスにいたのだが(2年間)、ひらりささんが感じたような不快感を感じた記憶がないのだよね…これは単純に私が共学慣れというか、男子慣れしてるから下ネタ的なものがあんま気にならなかったのか、いい男子環境(?)に恵まれたからなのか、もはや記憶がない…私も鈍感で、ひらりささんのような人を傷つけていても気づかなかっただけなのかも、とも思った。

私は小さい時はどっちかというと男の子的な遊びを好んでおり、完全にコロコロコミックに洗脳された生活を送っていた。当時のコロコロは黒川編集長時代のホビー路線、つまりゲーム&ミニ四駆である。この辺の話は、以前「タミヤニュース」のインタビューでも話したことがありますが…でも男の子も普通に遊んでくれてたんだよね…(やはり単に男子環境が良かったのか?)

しかし、その一方で私も「りぼん」読者であり、BL(昔は「やおい」と言っていた…)も読んでいました。でも、ひらりささんのような感覚で読んでいたわけではない。ひらりささんのように、自分の女性性からの逃避的目的でBLを読む人がいるという話は確か中島梓だったかな?の本でかなり昔に読んだことがあります。

とか、ひらりささんの赤裸々エピソードと、自分の過去エピソードを比較しながら読みました。

が、最後まで読んで思ったことは…
ひらりささんは、かなりプライベートでいろいろやらかしてるんだけど、しかし、ひらりささんは会社員やりながらライターもしてて、同人誌も作り、さらに商業で本を出したりしてる上に、プライベートであんまり良くない男に振り回されたり、友達に依存しすぎて切られたりしてるのだ。
どんだけエネルギーあんねん。てかいつ寝てるんだ⁈依存するにも、何かと時間がかかるよね?
もともとの体力が全然違うんだなぁと思いました…

しかし、私も頑張らなければ…
と思える本でした。もがきながら生きていこう

これは読んだ人と語り合いたい本ですね。


昨日の雪の記録
寒かったけど綺麗で、楽しかったな…
今日は晴れ☀️


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