月別アーカイブ / 2016年12月

葬儀みたいだった。
テレビ番組「SMAP x SMAP」が終わった。
年内でグループも解散するらしい。

帰宅して録画番組を見ようとテレビをつけたら、ちょうど「これから最後のステージです」だったので、そこから見たのだけど。

バライティ番組の最終回にしては重々しい雰囲気のなかで閉幕した。まさに閉幕だった。

アイドルたらしめた彼らが、アイドルらしからぬ最期だったと思う。

満面の笑顔で終わらず、ただただ「無念」という苦々しい表情で終わった番組は、観るほうにも変な緊張感を持たせてしまった。

まさに、葬式を生中継している感じだった。
これまでの映像は、故人を偲ぶものにしか見えなかった。
最後の花壇は、遺影にしか見えなかった。
メディアが抹殺したアイドル…そんなふうに見えた。

極めつけは、閉幕した後の表情まで放送してしまった罪である。
中居くんだけが泣いていた。
全員、やりきった感もなく、「何で終わらなければいけないんだろう」という難しい表情をしていたのが印象的だった。


やはり浦島太郎は悪くない。
ここで改めて昔話を振り返ってみよう。
そしてどんな教訓になるか考えてみてほしい。

まずは歌を思い出してみよう。
そう、「むかしむかし浦島は…」である。

浦島太郎視点で確認してみよう。するとこうなる…

・海辺でガキにイジメられた亀を助けたら
・その亀に連れられて龍宮城に行くハメになり
・乙姫さんやタイやヒラメに過剰な接待を受け
・お土産にもらった玉手箱を開けたら
・おじいさんになってしまった

つまり浦島太郎は、亀を助けたことくらいで以降でとくに悪いことはしていないことに気づく。

現代に訳すとこうなる。

・新手のキャッチに引っかかり
・過剰な接待を受けたうえ
・年齢というもっとも重い個人負担を強いられた

というオチである。

こうなると、浦島太郎は悪くなく、ただ亀に騙されて龍宮城に行くことになってしまった、というストーリーになる。

乙姫が、玉手箱を渡すのも納得できない展開である。しかも開けてはダメだと言ってるあたり確信犯である。

タイやヒラメは、もともと漁師である浦島家の漁業水域に生息していたのではないか。その長年の恨みを龍宮城という仮想空間で仕返しをしたのではないかと考えることができる。

というか、そういう背景でもないと、最後の最後に浦島太郎がリスクを負うというストーリー展開に納得がいかないのである。

いろいろなリスクがあったので、そもそここれを防ぐにはどうすればよかったのかを考えてみよう…

・海辺に行かなければよかった
・イジメの現場に遭遇しなければよかった
・亀を助けなければよかった
・亀に着いて行かなければよかった
・過剰な接待だと早い段階で気づけばよかった
・時間制のサービスだと確認すればよかった
・お土産を受け取らなければよかった
・玉手箱を開けなければよかった

そうすると、この昔話の教訓とは一体何になるのだろう…

・知らない人 (亀) について行かないこと
・不審物には手を触れないこと

この2つが大きなポイントになるのではないだろうか…

ということで、浦島太郎はこのストーリーで見ればただの被害者であり、何も悪くないということになる。

先日、久しぶりにスーパーに行ったら、レジが新しくなってました。

が、いかにも店員のおばちゃんがその新しいレジに対応できていなく、テンテコマイになってたのが興味深かったです。

「いくらです」と言われたので、お金をおばちゃんに渡したら、「レジ1でお願いします」と、お金を返され。

すぐ横にある「レジ1」に行ったら「現金」か「クレジットカード」の選択画面が開いてて、おばちゃんが「現金を押してください」と連呼…。

「そうか…」と思って金額を挿入し終わったら、2つあった買い物かごの1つを、おばちゃんが荷造りするエリアに持って行ってくれてました。

すごいシステムになったなと。店員が慣れるまで時間がかかりそうです。


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