昨年末から引き取りの相談にのっていた
何件かのうちの3件、今年に入ってから
も相談対応を続けていたのに。
突然の終結が来てしまった。
ヒメウズラ40羽、レース鳩80羽、どちらも
猛禽のごはん問屋へ行ってしまった。
また 文鳥2羽、引き取りが決まって
いたのに玄関に置き、凍死、
かなり早急に対応したとしても 人の
勝手でいきなりの終結が来てしまう。
どんなに注意したとしても 電話での
相談で出来ること、届く声は、自分の
生活が逼迫してる人には届かない。
まして 精神状態が普通でない場合や
自身が末期癌と宣告された方など
全部の人ではないにしても 自分→
人間の家族 → お金 → 小さい家族
のパターンが多い。
また 鳥のことを知らない方もたくさん
いる。
親戚、友だち、里親コーナー、新しい家族
の探した方はいろいろあるが、飼い主亡き
後に里親を探すのは、鳥のことを知らない
家族や親戚、友達の場合もある。
夫婦であっても ご主人が面倒をみれな
い相談も多く、費用のかからない里親コー
ーナーで募集する。
だいたいの里親募集コーナーは、一般の
方の金銭のやりとりは禁止となっている、
お金もなく、飼育用品やごはんまで一式
セットで無料でもらえて、今すぐ飼育が
可能。
「検査はしてないけど健康で元気です」
と書かれているのをよく目にする。
???
「病院に行く余裕はなかったけど健康
そうには見えます」でしょう。
飼育経験者を募集したつもりでも
セキセイなら沢山飼育してきましたー
と誰でも言えること。
うちの施設に 持ち込まれる鳥の場合
「誰かからもらいました」「預かりました」
と言われる方の持ってくる鳥は、ケージ
も汚く、毛引をしていたり、あまり良い
状況とはいいがたい。
一番の問題は、全部の方ではないにして
も考え方が軽い人が多い。
自分から里親コーナーに応募して引き受
けたのに以下の理由が多いのだ。
⚫︎飼ってみたけどなつかなかった
⚫︎意外とお金がかかった
⚫︎汚れる
⚫︎匂いがする
⚫︎家族にアレルギーがでた
文章だけでも 具合が悪くなる人が
出そうなため、もっと最悪なケースを
書くことはできない。
自分亡き後のことを 家族がいる方
はきちんと話し合いをしてほしいと
願います。
いくら生前に仲のよいご夫婦でも
奥さんが亡くなり、奥さんが大事に
していた鳥も亡くしてしまうケースも
多いこと。
いくら形見とはいえ、物ではなく、
今まで世話をしたことがない人が
ほんの些細な鳥の体調の変化をわ
かるとは思えない。
そんなに簡単なことではないこと
本当にきちんと考えてほしい。
冒頭にあげた文鳥は、私が引き取り
にいく2日前に亡くなった連絡がき
ました。
奥さんが亡くなり、ご主人が体調を
崩し病院から鳥との同室はダメと
言われたことで、居間から玄関に
直結している台所に文鳥のケージ
を移動したとのこと。
ひよこ電球はつけてあった、
2日間は生きていたそうですが、
8歳の文鳥たちが、10度以下の場所
へ移動して…
このことについては、妻のもとへいけ
てよかった、と言われました。
人の考え方はそれぞれ、
ペットと呼ばれる愛玩動物の施設や
保護に関わる人たちの大変さは、鳥
たちの世話よりも、人間に対する対応
の大変さにある。
聞きたくないこと、見たくないことを
見ずにはレスキューはできない。
こちら側も 同じ人間、簡単にスルー
出来ないことや変な夢を見てしまう
こともある。
持っていきようのない気持ちを誰に
ぶつければよいのかもわからない。
それでも また今日も同じような
やり取りが始まる。
コメント一覧
コメント一覧
8歳になるまで可愛がられていた文鳥ちゃん達が凍死するなんて、奥様は喜ばないと思います。
ご主人としては精一杯、お世話をしたのかもしれませんが、やりきれない気持ちで一杯です。
コメント、失礼致しました。