月別アーカイブ / 2017年02月



もうすぐ、お遊戯会。

モモのクラスでも役決めが始まって
毎日みんな、自分がどの役をやりたいか
話し合っているみたい。

このあいだ洗い物をしていたら
モモがそばにきて、
なんとなくモジモジしながら
話しかけてきた。


「まま、あのね
ぴのきおしってる、、?☺️」

「知っとるよ〜☺️」

「ももかね、
ほしのめがみさまが
いいなっておもって、、☺️💦」

「おっ♡いいねぇ〜☺️!

「あの、でもね
レペットじいさんがね、、
だぁれもいなくて、、」

「ん?」

「レペットじいさんがね、
だれもやりたくなくてね、、
だからももかがやるよっていって、
きょうはね、ももかがレペットじいさんやったんだ😚」

「ん?モモが、レペットじいさんやることにしたの??」

「だってね、だぁれもやりたくないってゆうからさ、、」


そこで私は洗い物の手を止めて

モモの目をまっすぐ見つめた。


「"ももか"は、
何がやりたいの?☺️」


「、、、ほしの、、
めがみさま、、(*´ο`*)」


しゃがんで、モモの頭を撫でながら話した。


「モモはとっても優しいね。

みんながやりたくない役をやってあげようなんて、本当にすごいことだよ。

でもねモモ、
モモがやりたい役があるなら、
それは我慢しなくていいんだよ。

あんたが
1番やりたいと思ったことをやんな☺️



モモは戸惑いながらも、
少しホッとしたような顔をした。

私はそれ以上なにも言わず
様子を見守ることにした。



次の日

園から帰り、
一緒に洗濯物を畳んでいると


「まま、ももかね、、」

「うん〜?☺️」


照れたような笑顔で

「ほしのめがみさまにしたよ!☺️」

と、報告してくれた。



結局"レペットじいさん"(ゼペットじいさん)は、
まだ決まってないらしい。






私が想う、"親の役目"というのは
なんでもしてあげることじゃなくて
例え親がいなくなったとしても
自分で、自分の人生をしっかりと生き抜いていける子に育てることだと思っている。


愛しているからこそ
転んだ時、すぐに助けてあげたくても
ぐっと我慢する。

1人で頑張って立ち上がるのを見守り
そのあと、思いっきり抱きしめる。



私は、最終的にはこの子に

"まず自分を満たしなさい
自分が満たされたなら
その溢れる愛を持って、周りを助けてあげなさい。それが幸せということだよ。"

という感覚を教えたい。

教えたいというか、
産まれた時から備わっているものを
捻じ曲げずに導いていくだけのことだ。


うまくやれているだろうか。

これからも臨機応変に
その都度話し合っていけばいいかな(⸝⸝ᵕᴗᵕ⸝⸝)

すこやかな寝顔を見るとホッとする。

いま私の目の前に
幸せそうに眠るこの子がいる。

つまり、これが正解だってことさ。



 
子育ては神秘的だな。


奇跡みたいな幸せと、
毎日一緒に生きている。







#1
#2





彼女は毎朝 希望に満ちている。


「ねぇままっ🙈❤

ももか、おおきくなったかな?!😍💦

はかってぇっ!!😳♥️」

ダダダダダーッ!!!!と、まで走り

ピッッと気を付けをしながら

まだ布団から出られない私のことを
少しも急かすことなく
ただただキラキラした眼差しで
わくわく気長に待っている

まるで子犬のような、可愛い子。


年少の頃からずっと
クラスで1番小さくて
測っても測っても
ちっとも伸びちゃいないのに

毎朝すごくワクワクしながら
嬉しそうに柱の前で立っている。

_var_mobile_Media_DCIM_137APPLE_IMG_7365.JPG

この子は本当に落ち込まないし、
諦めない。


すぐに大きくなれると信じて
苦手なものでも頑張って食べてるのに
次の朝に全然伸びてなくても、
2秒しか落ち込まない。


「あ!!ほらママ!😳
年少さんのときよりのびてるよ!!」


そう言って飛び跳ねながら喜んで
いつだって、前向きなのだ。
_var_mobile_Media_DCIM_137APPLE_IMG_7364.JPG


「そろそろ寝なかんね、モモおっきくなりたいんやろ?😚」と声をかけると

「そうか!( ॣ•͈૦•͈ ॣ)そうだね!!
わかったっ!!」って

それまでどんなに何かに夢中になってても
自分でじょうずに切り替えて

彼女が"寝る!"と決めたらなんと
ほとんど3秒で眠りにつく。



大好きなばぁばに会える日の前日も

「ねぇまま、あとどんくらいでばぁばにあえるの?😳❤」

「今日寝て、起きたら会えるよ☺️」

「じゃあねるっ😍!!!」

そう言って
なんと夕方の16時に颯爽と布団に潜り込み
ものの3秒で寝た。

そして案の定
夜中に目が覚めて
さすがに少しがっかりしていた。笑





子供からは、学ぶことが沢山ある。




私達はいつからこんなに、
心折れやすくなったのだろう。

きっと小さい頃はもっと前向きで、
わくわく探しの天才だったはずだ。

目標に向かって努力することを
もっともっと楽しんでいたはずだ。




そうだった

ちょっとぐらい
思うようにいかなくたって

自分の人生を振り返って見てみれば

こんなところまで 歩いてきたんだよね☺️









#1




5歳と、2ヶ月。

もうすぐ年長さん。



最近また、新たな成長を感じる。



彼女なりの、「お姉さん」のイメージに向かって歩んでいるのだろう。 

小さな身体で伸びをしているのが
生活の中で端々に見てとれる。




先生の話も聞けるようになった。


いつもならママに言われるまで忘れてたことも
自分からすすんで出来るようになった。


明日必要なものをせっせと準備して
「よし!これで朝が楽だぞぉっ☺️」
なんて大人みたいな台詞も、
いっちょまえに言うようになった。


ひとつひとつのことが出来るようになるたびに、
ほんとうに嬉しそうな顔をする。








最近病院に行った時
こんなことがあった。


キッズスペースで初めて触る大きなブロックに心躍らせながら、
患者さん達に見守られながら
なにやらとっても集中して
大きな家を作っていたモモ。

そこに
3才くらいの小さな男の子が遊びにきて、
完成間近だった大傑作なおうちを
容赦なく壊してしまったのだ。

周りが注意しようとしたその時

「いいんだよ、
まだちいさいからしかたないよ(⸝⸝ᵕᴗᵕ⸝⸝)」

いつものように
あの子は優しかった。


だけどひとりになって少しすると
「まま、、」と、
力なく私のところに歩いてくる


私がニコッと手を広げると
モモの目から大粒の涙がボロボロ溢れてきた。


「あんなにじょうずにできて、
すごいうれしかったのに、、
ママにみせたかったのに、、っ!!」


そう言って私に抱きついて、
赤ちゃんみたいに泣きじゃくった。



そうだよね

もう年中さんなんだけど、

まだまだ年中さんなんだよね。

泣けちゃうよね。




「ママちゃんと見とったよ。

おうち、すごかったねぇ。

それに辛かったのに、
よく優しくできたねぇ

えらかったね☺️



耳元でそういって

力いっぱい抱きしめた。



「うぅ、、!でも、、もぅあんなすごいのできないもん、、」



「モモ?

ママもやっと出来上がったのに
全部壊れちゃったこと
いーーーっぱいあるけどね?

そーゆう時は
もっっっとすごいの作るんだよ💪!!

一回出来たんだから、絶対出来るの!!

もっとすごいの作ったら
壊れてラッキー♪って思えるよ☺️


「、、、、、(*´ο`*)」


「やってみる?😊」


「、、、、やってくる。😠✨」



そう言ってまた
彼女はキッズスペースに戻ると

口をへの字にしながらとても集中して
今度はもっと機能的で、
もっと大きな家を作った。

そして満足そうに一息つくと、
「よし!!」と立ち上がり
潔く壊して、綺麗に片付けた。


さっきまで泣いていたのが嘘のような
凛々しい横顔に
またひとつ、成長を感じた。








子供は本当に素直だ。

この子の優しさをどうか壊さぬよう
力強く育ててあげたいと、
あらためて想った。








↑このページのトップへ