サラダバーが有名なレストランがある。

平日だとランチセットで比較的安く食べられる。たまに行くといつもの窓際にいる痩身のおばさんがいる。

このおばさんは、ランチセットじゃなくて正規のサラダバー料金で食べていて、お代わり自由で、大食いです。

いろんなものを取って来た皿を、テーブルにたくさん並べてから、食べ始める。そしてまたお代わりに行く。

痩身なので、他人事ながら何か病気されているのかなと思ったりしています。

うちは年取ってから、ここ数年は、ランチセットで、2枚の皿で食べる。

それでも野菜やパン、スパゲッティやカレー、スープ、ケーキ、アイスクリーム、飲み物で十分腹一杯になる。

もう何年も通っているので、知り合いのウエイトレスは、顔を見るだけでランチセットですねと声をかけてくれる。

気持ち良く腹一杯です。


ちょっと田舎都市の始発列車に男は乗っていた。

車内はそれでもまばらに人が座っている。ガタゴト音を立てながら進んで行く。

2つ目の駅でサングラス男が乗って来た。男の向かい側の席に座った。3つ目の駅で、またサングラスの男が乗って来た。今度は男の右隣に座った。それから4つ目の駅でまたサングラスの男が乗って来た。今度は男の左隣に座った。

5つ目の駅で今度は、スーツ男が乗って来た。向かい側の席のサングラス男の右隣に座った。それから、スーツ男は右手に持った光の棒のようなものを掲げると、あっという間にサングラス男に光を浴びせた。

スーツ男は次の駅で、さぁ降りますよ、と言って男と降りて行った。

次の瞬間、サングラス男達は車内の何処にも居なくなっていた。
スーツ男は男を連れて、駅前のロータリーで高級外車に乗り込んで行った。

スーツ男は、コンピューター合成のような声で、後少し遅かったら貴方は地球に戻れませんでした、と男に呟いた。

町の外れに古びた化学工場がある。毎週日曜日の夜明け前にマイクロバスがやってくる。ほとんど満員の車内から何処の国籍か解らない男達がぞろぞろ降りてくる。

化学工場の重い扉を開けると、男達はぞろぞろと中に入っていく。
空になったマイクロバスは静かに工場を出て行った。

しばらくすると、工場の中で微かな音がし始める。工場からつながる裏山から微かな煙が出ている。

それから、パラパラと雨が降って来てやがてどしゃ降りになると、遠くで雷の音、真っ暗い雲が工場を包む。

それから稲妻と共に裏山に大きな宇宙船が現れると、マイクロバスから降りてきた男達が乗り込んで行く。

それから雲が上がって、跡形もなく宇宙船は消えていった。
宇宙船の行く先はアンドロメダ第六星雲、仕事は、、、


↑このページのトップへ