今回は、京都大学大学院教授であり、
社会工学者であるにもかかわらず心理学も研究されている藤井聡教授の面白い研究発表をご紹介します

テーマは
『運がいい人を心理学的に解明する』
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どんな不景気でも開運グッズや運を引き寄せる本などは常に大人気ですね。
みんなやっぱり、「幸運の女神さまにコッチを向いて微笑んでもらいたい!と思っている証拠ですね。

老若男女問わず、この目に見えない、幸運・不運の法則はとても魅力的なテーマですが、
さすがは京大!藤井教授!!見事に心理学的に解明され研究発表されたこの内容は必読です!
それでは、見ていきましょう

【その1】
他人に配慮できる人ほど「運がいい」

「仕事でもプライベートでもなぜかいつもツイていて物事がトントン拍子に進む人」と、

逆に、「運に見放されたか のように何事もうまくいかず、沈み込んでいる人」はいないでしょうか?

このような「幸運、福運、強運の人」と、「不運、悲運、悪運の人」はなぜ生まれるのでしょうか。
そして、両者はどこがちがうのでしょうか?


・「認知的焦点化理論」

藤井教授が「認知的焦点化理論」というものを発表されました。
人が心の奥底で何に焦点を当てているか? そこに着目した心理学上の研究です

ひとことで言えば、
「ある人が物事に向き合うときに、"どのぐらい他人のことを配慮できるか"という観点から人を分類しよう」
とする試みだそうです

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図1のグラフより。
横軸は社会的・心理的距離軸を示し、自分を原点として、「家族・恋人」→「友人」→「知人」→「他人」…と、右に進むほど関係は遠くなります。
他方、縦軸は時間軸です。物事の対処に当たり、思いを及ぼす時間の幅を示すもの。

「現在のことだけ」「2、3日先」「自分の将来まで」「社会全体の将来まで」…と徐々に幅が広がっていきます。
横軸と縦軸を結ぶ曲線で囲まれた面積は、配慮範囲の大きさを表しています。
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たとえば、「とても自己中心で、目の前の自分の損得のみに心の焦点を合わせている人」は、横軸、縦軸とも目盛りが"ゼロ"の原点付近に位置します。

後先を考えずに怒りに任せて人に暴力をふるうなど、自分の事しか考えられないタイプがここにあてはまります

逆に、「自分から遠い存在である他人のことまで思いやる人ほど、あるいは遠い将来のことまで配慮する人」ほど、曲線で囲まれた面積は大きくなります。

幕末の志士など、とても厚い人望があるリーダーがここにあてはまります。
どうせなら、他人に広く配慮ができる、人望が厚いリーダーでいたいですよね

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「面積が広い人ほど得をする」という法則

この「配慮範囲の面積が広い利他的な人ほど得をし、面積が狭い利己的な人ほど損をする」
というのが、藤井氏の研究から導き出される結論です。

【その2】で詳しく説明しますが、世の中には、
「利己的な人ほど運をつかむチャンスを失い、ますます損をする法則」が実在するのです

もしもあなたが、

「自分ではそんなに悪い人間ではないつもりなのに、損することが多い!」
「なんでこんなに頑張っているのに自分は不運続きなんだろう…」

と感じているとしたら…

一度、自分は心の奥底で本当は何に焦点を当てているか、文字通り胸に手を当てて考えてみる必要があります。

あなたは「自分中心の不安感」や「近い将来」のことばかり気にしがちではなかったでしょう

図1のグラフがあらわすところの自分の心の幅…つまり、
「潜在的な配慮の範囲が少し狭く、利他性が低いこと」に原因が潜んでいるのかもしれません。

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つまり、長い目で物事を見る癖と、広い視野を身に着けている人はとても運がいいのです♪

今からでも運がいい人になるには、この二つを意識する事が大切です

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【その2】
「姑息な損得勘定」が必ずバレる理由

「自分の損得ばかりを考えて行動する利己主義者は、正直者を出し抜いて一時的には得をするが、長い目で見れば必ず損をする運命にある。」
と藤井教授は断言されてます。

その理由は、人間の社会には次の3つの原理が存在しているから。

「互恵不能原理」
「暴露原理」
「集団淘汰原理」

1.「互恵不能原理」とは

自分の損得ばかり気にしている利己主義者は、「お互いさま」で成り立っている人間社会で、
最終的には「嫌なヤツ」として人々から村八分にされます

そのため、よいパートナーに恵まれて力が倍加したり、窮地を支援者の助けで脱したりという幸運にも恵まれにくくなります。
「お互いさま」が回ってこなくなるので、最終的に正直者より損をする事になるのです。
これが「互恵」が「不能」になるということです

2.「暴露原理」とは

「暴露原理」とは、「人間には、利己主義者を見分ける能力がきわめて強力に備わっている」ということです。

利己主義者は、1の互恵不能原理によって周囲から排除されるのを防ぐため、表面を取り繕う行動に出ます

「この人の力を利用できれば得だ」と計算した相手の前では、愛想よく振る舞い、自分はいい人だとアピールします。

逆に自分にとって利益がないと判断した相手には、手のひらを返して冷たい態度をとります。
損得計算に基づいた、「態度」の使い分けをして、自分に得になるようにふるまうのです

ところが、実際のところは、いくら表面をごまかしても結局のところ利己主義者であることはすぐバレてしまいます

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*進化心理学的な考え方

イヌは嗅覚を高度に発達させることで生き残ってきました。
コウモリは超音波を聴き分ける能力を身につけたものが淘汰を免れました。

同様に、社会的な存在である人間の場合は「悪者を見破る能力」を、進化の過程でどんどん発達させてきたのです。
さまざまな人間がいる社会のなかで、「見破り能力」を発達させられなかった人は誰かに騙され、生きのびることができませんでした。
今日生きている私たちはみな、騙されない能力を発達させることに成功した人々の子孫であり、「悪者」を瞬時に検知する遺伝子を強力に受け継いでいるのです
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このことは以下の実験からも証明できます。

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「ウェイソンの実験」と「コスミデスの実験」です。
図2の2問のクイズは、両方とも論理構造は全く同じで難易度にも差はありません。
しかし、正答率は「数字・アルファベットの問題」より「未成年者の飲酒に関する問題」のほうが格段に高いのです。
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これは、人は純粋に論理学的な問題より、「社会ルールの違反者を発見するという人間関係にまつわる問題」に対してのほうがアンテナがより高感度に働くということを表しています

心理学者コスミデスは、このような心理的メカニズムを「裏切り者検知モジュール(装置)」と呼び、人間は悪者をすばやく発見する装置を備えた生き物だと指摘しています。

ですから、利己主義者が本性を隠して表面を取り繕っていることを、私たちはほんのささいな言動からでも敏感に察知します

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たとえば、こういう体験した事はありませんか?
いい人だと思っていた人物が、店員さんやタクシーの運転手さんに対してはとても横柄になったり、
いつもニコニコしていると思っていた人が、実は目が笑っていないことを発見してしまったり…

こういう瞬間に人は本質があらわになるのです。
そして、私たちは、それを敏感に察知する能力があるのです。

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次に写真を用いた心理テストがあります。
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まず、たくさんの人々の中から心理テストを通して、「極端に利己的な人間」と「非常に正直な人間」を選別し、彼らの顔写真を撮ります。
そして、それを全く予備知識のない人たちに見せます。

すると、多くの人が彼らの外見に滲み出る人間性を敏感に嗅ぎ取り、利己主義者と正直者を見分けることができたという実験結果があります

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つまり、人は初対面の相手ですら「自分勝手なヤツ」を本能的に見抜けるのです。

人の本質は内面からにじみ出ると言いますが、これも進化の過程で得たアンテナなのでしょうね。

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1の互恵不能原理や2の暴露原理の結果、
配慮範囲が広く利他性の高い「いい人」には、いい人も悪い人も寄ってきます。
相手の利益を考え、裏切ることもない人と一緒にいると得なので、誰もがその人と一緒にいたくなるからです

この場合、いい人は、本能に従って判断をすれば、必然的にいい人のほうをパートナーとして選びます

そうすると、残った悪い人は、結果的に残った悪い人同士でタッグを組むしかありません。
1人よりはマシだという心理が働くためです。

結果、利己主義者には真の友人と呼べる人や、本当に信頼できるビジネスパートナーができません

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ここで本能に従わず、間違った判断をしてしまう事もあるかもしれません。

しかし、それでも人はいつか必ず、「あの人は悪い人だった」と気が付くのです。
そうなると、時間が掛かっても最終的には上記の通りの結果になるのです。

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3.「集団淘汰原理」とは

利己主義者が必ず損をする第3の原理は、この「集団淘汰原理」です。
これは、「利己主義者が支配する社会は社会ごと自滅し淘汰されてしまう」という話です。
アメリカの西部開拓史でも、利己主義者が甘い汁を吸い続けた町は、最後は吸うべき汁も底をつき、遂には町自体がゴーストタウンと化しています

利己主義者がせっかく天下を取っても、その社会自体が破滅してしまうので、結局は利益を失い、損をするのです。
企業も同じです。成果主義が効果を上げても、全社的に利己的体質が過剰になれば、やがては会社自体が崩壊に向かうでしょう

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一見、暴力や権力で支配したつもりになっていても、それは長続きしません。

いざという時に協力しようという気持ちを持ってもらえない関係性というのは、とても脆いものなのです。

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【その3】
「運気上昇のループを描ける関係」とは?

いい人同士の関係性は、お互いに感謝し助け合う「互恵」の意識を持っています。
たとえば、一方が1のものを与えたら、相手は「ありがとう」と感謝して、その1.5倍を返そうとします

仕事の場でも「足し算・掛け算」のような相乗効果を生みます。

そこには、よりよい人財が集まるので組織は豊かで強靱になり、上昇のループを描きます。
こうして、利他性の高い人ほど社会的に豊かな人生を選べる可能性は高くなります

一方、悪い人同士の関係性だと、自分のことばかりを考え、互いに相手を利用しよう、騙してやろうとするので、「引き算」の関係となり、結局はうまくいきません

自分の得になる間は協力関係を築くものの、損をすると思えばあっさりと裏切るからです。

ビジネスの場であれプライベートであれ、継続的に協力し合って富や幸せを生み出すということができないままです

結局、悪い人はどこに行っても、いい人々の運気上昇のループの輪に加われず、損の坂道を下り続けることになるのです。

そのとき利己主義者は「自分はうまく立ち回っているつもりなのに、運がない。不幸だ」と感じることになるのです

藤井教授と共同研究者が行った無作為抽出400人を対象とした調査でも、
「利己的な傾向を持つ人々のほうが、そうでない人々よりも、主観的な幸福感が低い」
というデータが得られているそうです

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「引き算」の関係は一時的にはとても魅力的かもしれません。
なぜなら、その場の利害が一致するので、とてもすごいスピードで成功を手にする事ができる事が多いからです。

しかし、結局は「引き算」の関係。もっと自分が得をしたい!と欲が出て、不要になった相手を切り捨てたり、争いを始めてしまい、長続きはしません。

気が付いてみれば、そこに残るものは「自分は不幸だ」という負の感情だけになるのです。
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【その4】
日頃の「無駄」がいざという時にモノを言う
利己主義者が効率を追求してビジネスライクに人付き合いをし、または人を選び利益をあげる一方で、利他性の高い人は、損得抜きで幅広い会合に付き合ったり、得にならない役割を自発的に引き受けたり、日頃は何かとても"非効率な存在"に見えるもの

ところが、状況がひとたび「平時」から「危機」に変われば事態は一変します。
利他主義者ほど変化に強いのです。
日頃の"無駄"と思われている行動が培った人脈や関係が、対応策の選択肢を広げてくれるからです

その"無駄"がノリシロとなり、環境の変化に対するしなやかさに繋がるのです。
これは、心理学的に証明された「損して得取れ」の科学です

そして、損得勘定一本で来た利己主義者のほうは、変化に対して脆弱です。
短期的には効率よく成果をあげますが、得ばかりを求めて無駄をカットしすぎた人間関係や会社は、条件がちょっと変わっただけで暗転します

金融工学の前提条件が崩れたバブル崩壊やリーマンショックでは、多くのガツガツした企業がピンチに立たされたのは記憶に新しいところです。

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少し長い目で見れば、世の中に安定など存在していません。変化は必ず訪れます。

そういう時に、他者との関係を大事にしてこなかった利己主義者は変化にも弱く、長期的に見れば必ず損をするのです

うわべだけの取り繕いも、人間の本能ですぐにバレてしまいます。
「幸運の女神さまにコッチを向いて微笑んでもらいたい!」
のであれば、まずは自分が「他の人と幸運の女神」との縁繋ぎをしてみてはいかがでしょうか


いくら引き寄せの法則の本を読んでも、
自分が「自分から遠い存在である他人のことまで思いやる人ほど、あるいは遠い将来のことまで配慮する人」
になる事を意識しなければ、何も引き寄せられません

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(出典:「解明!運がない人は、なぜ運がないのか」京都大学大学院工学研究科教授 藤井 聡より抜粋)


という訳で…少し長くなりましたが、心理学的に証明された、運をよくする方法を、タワリカがご紹介させて頂きました
【日本美腸メソッズ協会 広報 ayame】
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