月別アーカイブ / 2013年01月

新月の夜なので、先月に大賞を頂戴しました「『Mei(冥)』創刊記念 Twitter怪談短歌コンテスト」への投稿作をサルベージしたいと思います。
と、言うのも、私の手違いで、先月はじめのつぶやきがごっそりと消えてしまったためです(;ω;)ウッウッ、私はいったい何を…!
ということで、以下をご覧頂けますと幸いです…(;ω;)




【コンテスト特設ページ:http://ddnavi.com/yoo_mei-contents/104351/
【投稿期間:2012年10月19日~11月19日】
【投稿者名:@fuyu_ayabe】


コンシェルジュリーの窓辺をよもすがら見上げ続ける淡き影あり

風光る五月のパリの地下にある名もなき骨の下顎が落ちる

怖いなと思うとどんどん怖くなる 夕焼け小焼け だあれもいない

垂乳根の母の遺品の日記帳 表紙の裏に「許さぬ」とあり

新玉の日ごと夜ごとに手を合わせ親を呪ひし祖母も死にけり

「気に喰はぬ女を斬つて捨てて来た」嗤ふ男の内臓に、蔦

何回も何回も飛び降りてなお自らの死に気付かぬ燕 (大賞・石川美南賞)



幾たびも思い出しては押し込める 煙草の香り 進まぬ会話

なぜわたし悔しい気持ちになるのだろう 冷えた肴はまずかったのに

なぜわたし急に泣きたくなるのだろう 鷺沼駅で各停に乗る

あなたへの未練はたった一枚の紙におさまる程度のもので



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