月別アーカイブ / 2012年12月

 
12月10日に青山の能楽堂「銕仙会能楽研修所」で行われました、中央公論新社主催「『異の世界』伝統芸能と江戸怪談の夕べ』に行って参りました。
大変お世話になっております杵家七三社中の皆様、こちらのブログでもお馴染み!手妻師の藤山さん、江戸糸あやつり人形の上條充先生、そして、京極夏彦先生が出演された公演でした。
『絵本百物語・桃山人夜話』『巷説百物語』などの朗読や、華やかな手妻、江戸糸あやつり人形、「江戸の〈異〉を語る」というテーマでの、藤山さん、上條先生、京極先生による鼎談、それらを彩る演奏が印象的な舞台でした。

感想をリアルタイムでTwitterに書いていたのですが、私のうっかりミスでそれらが消えてしまったので(泣)
改めて、お舞台に寄せた短歌を三首載せたいと思います。






【江戸糸あやつり人形〈骨寄せ〉に寄せて】
射干玉の夜半にからゝと音を立て集ひし骨が朽ちて 山茶花
(ぬばたまの よわに かららとおとをたて つどいしほねが くちて──さざんか)


【手妻〈蝶のたはむれ〉に寄せて】
瞬きをする間も惜しい たわむれる蝶は江戸から飛んできたのね
(まばたきを するまもおしいたわむれる ちょうはえどから とんできたのね)

【朗読『数えずの井戸』より「序」に寄せて】
〈数えずの井戸〉よりべらりと舌が伸び虚空を舐めて消えて──それだけ
(かぞえずの いどよりべらりとしたがのび こくうをなめてきえて──それだけ)





鼎談での「伝統とは何か」というお話が印象的でした。
「守りに入ってしまったら、それはもう『伝統』とは言わない。いにしえから、先達が培ってきたものを受け取って、時代に合わせたものに研磨していくことが大切」
こう言ったメッセージだったように思います。
こうしたお考えを、分野の違う先生方がそれぞれお持ちになっているという事に感銘を受けました。

出演者の皆様、関係者の皆様、お疲れ様でございました。
打ち上げに参加させて頂き、長年ご尊敬申し上げておりました京極先生とお話させて頂いたこと、
新たなご縁を得られたことも大変嬉しい体験となりました。
感動の余りに呼吸が止まるかと思いました。天にも昇る心地とはこの事かと……。

表現に関して、勉強にもなる素晴らしい時間でした。
また開催して欲しいなぁ!という言葉で締めくくります!

この度、メディアファクトリーより刊行されております「怪談誌『Mei(冥)』主催・怪談短歌コンテストで大賞(石川美南賞)」を頂きました。
受賞作品は、以下のページに掲載されております。


>> 『Mei(冥)』創刊記念! Twitterで怪談短歌コンテスト 受賞作発表! <<


様々な言葉が去来しますが、まだうまく言葉になりません。
無理に言葉にしようとしても意味がないように思いますので、敢えて短い言葉を書こうと思います。

本当に嬉しいです。
ありがとうございます!

12月9日(日)に立川のオリオン書房様で行われるイベントで拙作を朗読して頂けるとのことで、
どきどきしながら伺おうと思っています。先着順のようなので、入れるかどうかドキドキ…。
イベントの詳細は、こちらをご覧ください。どなたでもご参加いただけるとのことです。


これからも精進して参ります。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

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