それでは「来談者中心 “ 抽象 ” 共振対話法」についての説明に入らせて頂きます。

この対話の母体であるアセンリングは「共振 」いう概念が最も重要です。

そのため、抽象という概念をいきなり入れてしまうと混乱してしまい、共振を間違って理解してしまう恐れがあります。

なので「来談者中心 “ 共振 ” 対話法」と「来談者中心 “ 抽象 ” 共振対話法」に分けることにしました。

ただし、私は最初から共振と抽象を若干混ぜ込んで対話をします。お客様は共振のイメージだけでいて下さい。

なぜかというと、私は来談者様を優先で話しを進めさせて頂くため、私自身の自我を介入させる訳にはゆきません。自我を抽象的にすることで、お客様を決めつのを防ぐのです。

あなたはこういう人間だと決めつけられて納得できる人はあまり居ませんよね。

正直に言って、「来談者中心 “ 抽象 ” 共振対話法」は難しいです。難しいから分けたというのもあります。

もし無理そうならば、無理に習得する必要はありません。「来談者中心 “ 共振 ” 対話法」だけでも先には進めます。