歴史紀行 14 興福寺 【奈良時代】 2017/4/29 01:12 興福寺 五重塔興福寺 東金堂興福寺 南円堂再建工事中の興福寺 中金堂興福寺奈良県奈良市大路町興福寺は、藤原鎌足の夫人、鏡 女王(かがみのひめみこ)が山城に建立した山階寺が前身で、平城京遷都の際に、鎌足の子である藤原不比等が奈良に移し興福寺としました。藤原氏が天皇家との関係が深まるにつれて興福寺の力も強くなり、堂宇も175を持つ南都七大寺となりました。その後、平安時代末期、源氏による平家打倒の争いが激化し、平 清盛の五男 、平 重衡(たいらのしげひら)の軍勢により焼き払われるなど、戦災や落雷、火災、明治元年の廃仏棄釈運動、様々な被害を乗り越えながら現在にその姿を残しています。
歴史紀行 13 聖武天皇陵 【奈良時代】 2017/4/28 06:00 聖武天皇陵奈良県奈良市法蓮町聖武天皇は、奈良時代前期の西暦724年、神亀元年即位の第45代の天皇で、全国に国分寺、国分尼寺建立の詔、大和国の国分寺となる東大寺建立の詔、寺社創建に大変熱心な天皇でした。また、平城京から、恭仁京、紫香楽京、難波京と遷都を繰り返した天皇で、国民に多大な負担をかけた一方で、多くの寺社建立は、この時代(天平時代)の建築文化の発展に貢献しました。