うんこぽえむ うんぽむ #1
うんこ
ご飯はみんな大好き!
おいしくておなかも膨れてしあわせになる
でもご飯を食堂に通した瞬間に
どろどろになったものは
みんなあんまりすきじゃない
ただとけてどろどろになっただけなのに
でもそれを吐き出したら
みんな心配してくれる
あんまりすきじゃないけど
心配してくれる
口の中と外だけの違いなのに
へんなの
もっともっとすすんで
胃の中に入ってもまだおなじ
でも腸の中に入っちゃったら
みんなが大好きだったごはんは
もう時すでにうんこ
みんなばっちくて嫌い
かなしーね。
元は一緒なのにちょっと時間が
たっただけなのに
ごはんがうんこ
人だっておんなじ
みんな元はすごく小さい細胞で
みんなかわいい赤ん坊だったのに
ちょっと大きくなって
ちょっと育っていったら
嫌いな人や好きな人とか
いっぱいでてきて うんこみたいな人が
現れてきちゃう
でもうんこみたいな人も
友達だっているだろうし
親だっているし 生きてるってことは
それなりに絶望はせずにたのしく
いきているんだろうなー
でも 自分からみたら あの人はうんこ
自分だって誰かからみたらうんこ
宇宙からみたらちっぽけな
地球の中で 砂粒よりも儚い
小さい小さい人間のなかで
あの人はうんこ この人はいい人って
きめつけて あぁあぁ なんて愚かしいんだろう
でも 宇宙からみたらちっぽけでも
等身大の自分にはやっぱり うんこなひとは
うんこなんだって おもえるんだ
だって 自分の見える世界が全部だもの
小さい小さい地球 その中の日本ていう
世界の中 今日もうんこと うんこじゃないひとが おたがい うんこ!! うんこ!
っておしつけあっているよ
でも 本当は みんなうんこなのにね
誰かにとっての大事な人も
誰かにとってはうんこだもの