平成から令和に移り変わった2019年5月29日、
B'zは31年目の新たなスタートを踏み出した。
21枚目のニューアルバム「NEW LOVE」が発売されたのである。
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なぜLOVEなのに宇宙…?とジャケット公開で疑問に思ったが、楽曲を聴いて確信した。
「NEW LOVE」は宇宙だ
このCD宇宙でした。やばい、31年目のB'zはなんてものをだしたんやと。

B'zのアルバム1曲目といえば、「MONSTER」の「ALL-OUT ATTACK」だったり、「The 7th Blues」の「LOVE IS DEAD」、「EPIC DAY」の「Las Vegas」だったりと、とにかくアルバム楽曲全体の雰囲気を1発で印象づける力を持った楽曲が置かれる。
今回の1曲目「マイニューラブ」はもう十分ってくらいにインパクトのある楽曲でした。
B'zの新しい「始まり」に相応しい表題曲、どこか懐かしいB'zを含ませつつも最近のTakらしいパーカッションが今回のアルバムの雰囲気を決定づけた。ギターリフめっちゃ強い。

続く2曲目の「兵、走る」はリポビタンDのCMとして起用されていたため、サビの印象が強いが、そんなサビとは真逆のどこか寂しげなギターが荒々しいだけが「兵」でないと言っているようだった。
ライブめっちゃ楽しいやろなー

3曲目の「WOLF」は楽曲全体でホーンセクションが配置されたB'zには珍しい構成。
狼のように孤独に強く生きる男を描いた歌詞は楽曲の儚さとも相まって強く刺さる。
この曲7th感あるの自分だけ?

4曲目は「デウス」。WOLFからの繋ぎが「MAGIC」の「DIVE」を思い出す。
「WAKE UP, RIGHT NOW」のような爽やかな熱苦しさというか、疾走感というか、B'zに出せないんだろうなって感じの楽曲。
神様にお願いする前は「Oh yes I'm ready」と一旦自分の姿勢をきちんとしようってのが稲葉さんらしくてすき。

5曲目の「マジェスティック」は「NEW LOVE」唯一のB'zバラード曲。
普通はアコースティックギターで出すような儚さをありのままのエレクトリックギターで出せちゃうのがTakクオリティ。
ありのままの優しさを出した歌詞は流石稲葉さん、十八番と言っても過言ではない。

6曲目「MR.ARMOUR」はあんまりなかった?女性主人公の楽曲。
こういう正統派な8ビートな楽曲ってB'zでは少ないから、なかなかに新鮮でした。

7曲目「Da La Da Da」。
イントロで「お前MONSTERか?」って感じの重厚感のあるギターリフが特徴的。
テンポもストリングスも「お前MONSTERか?」って言いたくなるような感じだし回帰的な挑戦はめっちゃいい。
けどMONSTERと違ってどこか軽いのは、歌い方だったりギターがどこかおちゃらけてるのかな。
歌詞が全体的に卑屈なのも稲葉さんらしい。

8曲目「恋鴉」。
めっちゃすき。
「声明」がめっちゃひねくれたような曲。
Guiterは泣いている。
Takのギターって、ほんと7色の音が出て、今までギターが泣いたり歌ったり恐竜になったりしてたけど、この「恋鴉」ではついに鴉になりました。すごい。
「恋鴉」は「SLAVE TO THE NIGHT」を連想させるような、曇りの日の路地裏の雰囲気なんですよね。
てか一番は歌詞なんですよ、もうこんな歌詞稲葉さんにしか書けん。
愛に執着する男を鴉と表現して、しかもめっちゃ綺麗な歌詞だし、すごくよい。
MVつくって。

9曲目「Rain & Dream」は久々に6分台の曲。
どーーーしてTakって雨の楽曲書かせるとこうも強いんだろうね。やっぱギターが泣いてるからかな。
勿体ないくらいにギターが物憂げな雨の中で暴れ回ってるのがすき。
この曲の歌詞は稲葉さんが恩師に言われた言葉から始まって、そんな遠い日の夢を思い出して変わるためにひとつずつ夢を叶えようっていう結構前向きなもの。
稲葉さんらしいね(n回目)

10曲目は「俺よカルマを生きろ」。
「もう戻るもんか」から始まるこの曲はカルマの中にいる男が「戻るもんか」と振り返ること無くなんとか生きていこうっていうちょっとひねくれた生き方してる歌詞。まあ自業自得なんやけどね。

11曲目の「ゴールデンルーキー」は経験を積んだ人が若いルーキーの「君」に対してエールを送る構図が凄くいい。
楽曲自体は「ルーキー」のような真新しさではなくて、どこか疲れたような「人生の先輩」側で、00年代寄りの曲調だね。

12曲目「SICK」。
「EPIC DAY」あたりのハードロック系で攻めてきてめっちゃすき。
どこか最初の頃の雰囲気を感じる楽曲なんだよね。RISKYあたりにこんな曲あったよね。
これまた「フキアレナサイ」みたくライブで化ける曲だなあって感じる、めっちゃLIVE-GYMで聴きたいんやけどなんで当たらなかったん?

最後13曲目「トワニワカク」は最後に持ってくるには意外な楽曲。
「永遠に若く永遠に美しくありたい」かつ「同情なんか必要ない 私はあきらめない」とめっちゃ前向きに進んで行こうとしてるのが今のB'zと重なる部分がある。
このまま永遠に突き抜けて欲しい。


とまあ全13曲でしたが、31年目のマンネリ感もなくそれぞれの曲が確実に個性を持っていて、多種多様な未知を見つけられる、まさに「NEW」の連続でこれこそが「宇宙」なのかなって思いました。

常にスタイルを変えることなく「最新」を見せてくれるB'zをこれからも応援して行きたいと思います。
「NEW LOVE」めっちゃいいから買ってね。
あと関係ないけどイケてるハーツの城木玲亜さんも応援してね。一緒に会いに行こうな。

おわりだよー