2018.3.11 Charity Busking。
ストリートミュージシャンの仲間達が集まって、渋谷でLIVEを行いました。

思い返せば、2011.3.11。
震災直後に福島県のいわき市に仲間と炊き出しの具材を持って行きました。

震災から約1週間が経っているのに、ボランティア団体が入ったのは僕達が初めてで、それまでコッペパンとサトウのごはんしか口にしてなかったそうです。

とにかくすぐにみんなが食べれるように調理をはじめ、大量の中華スープを作って、いわき市の避難場所を周り皆さんに配りました。

たった一杯の中華スープ。

これほど喜ばれる事はもう二度とないんじゃないかな?と思うくらい皆さんは感動してくれました。

「暖かい物を口にしたのが(約)10日ぶりです。。本当にありがたいです。」

そんな言葉を皆さんが泣きながら伝えてくれたのは今でもはっきり覚えてます。

スープを配り終えてから皆さんと会話してる時に、女性の方からとても衝撃的な質問をされました。

「知り合いの家族の娘、息子がまだ帰って来てないみたいだけど、大丈夫だよね?」

正直なんて答えて良いかわかりません。

軽はずみに〝大丈夫〟だなんて言えないし、
〝わかりません〟なんて死んでも言えない。

そんな俺は言葉を失ってしまい、とても気まずい空間を作ってしまいました。。
その時の僕を見た被災者の方はどう思ってしまったのか?逆に落ち込ませてしまったか?申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいました。

なんと答えればよかったのか?
その答えが見つかるまでは、しばらくは、東京の方で支援活動を行うことにしました。

しかし。昨年の2017.3.11。

仲間の華道家が、福島のチャリティイベントで華を生けるから手伝ってくれと声をかけてくれ、また東北に行く機会を与えてくれました。

福島を想う地元の有志が、亡くなられた人々へ鎮魂を捧げ、温かな救済の手を差し伸べていただいた全ての人々へ感謝し、絶対に福島を復興させる決意の再生イベントを行っていく。

というコンセプトのもと生まれた
【福魂祭】というイベントです。

色々なスペシャリティを持つ方々が集まり、少しでも皆さんの心に幅を作って、癒しの時間を与えて行く。

熱い皆さんの気持ちと想いと行動力に何度も胸を打たれました。

イベントの翌日には、
皆さんご存知の津波の映像の元となった
宮城県名取市閖上 に献花を捧げに行くということで

〝閖上の記憶〟

という施設に行きました。
そこの施設は、当時の出来事を忘れないために、そして前に進むために一人一人が現実と向き合って、苦しさや悲しみと戦いながら全てを伝えてくれるんです。

聴いてる僕が涙が止まらなくなり、耐えきれなくなるほどの話です。


その話の一つをご紹介します。



被害があった当日、新築の家を買った一家の娘に母が、「津波が来るから早く高台に逃げなさい!」と伝え娘が「わかった!」と一言言いすぐに玄関の扉を開け、高台に向かって行った。
その後、母も家を出るために扉を開けた瞬間津波に飲み込まれ、しばらく流されてしまったが、なんとか生き延びて近くの避難場所に駆け込む事が出来た。
とにかく先に出した娘と合流する為、必死に探し、探し、探し、やっと見つかったと思って駆けつけたらすでに遺体となっていた娘だった。。。



今回被害に遭われた方々の数がとても多くて、皆さんも混乱してると思いますが、一人一人の命にこのような真実があるんです。

今だにこの悲しみから解放される事はないけど、それでも地に足つけて皆さんはとても強い気持ちで今を生きているんです。

どんな形でも良い
どんな伝え方でも良い

ただ、忘れてはいけないし
まだ皆さんの力を必要としているんです。

2018.3.11
渋谷の街は募金活動や何かのためにみんな行動しているんだろうな?って思って行ったら、ほとんど誰も何も気にしていない日常の風景が飛び込んで来ました。

ハロウィンの朝のゴミ掃除
大きな事故が起きた直後の募金活動

渋谷といえば何かがあると、その何かのために人が押し寄せる街じゃなかったのか?

なんの為にみんなは行動して来たんだろう?
ただ単に注目されたいから?
良い人って思われたいから?
みんなにとっての3.11はそんなに大きな事ではなくなってしまったのか?

もっともっと真実を知ろう。
もっともっと本質で生きよう。

ずっとずっと忘れない。
ずっとずっと伝え続ける。
ずっとずっとやり続ける。

今回集まったストリートミュージシャンの熱い熱い仲間達。
彼等は音楽を通して伝え続けます。
そして俺は、渋谷の街と彼等と共に
もっともっとみんなに伝えられるように
伝え方を創ります。

そんな今回は撮影と編集のお手伝いをさせて頂きました。
もっとみんなが意識を高めて、よりよい国になるように
そして、3.11で被害遭われた多くの方々に祈りを込めて。