月別アーカイブ / 2017年01月

かなり更新が開いてしまったので本日は二本立てです💦
内容はタイトル通り。


私が走っているわんこの撮影に望遠レンズを使う理由
"わんこが遠くにいるから"
"遠くにいても大きく写したいから"

皆さんが望遠レンズを使おうと思う主な理由はこれではないかな〜思います。
望遠レンズは遠くにある物を大きく写してくれますからね。

確かにその理由もありますが、私の場合は主に
"余計な物を排除しつつ、背景をボカしたいから"
です。

レンズには、ザックリ端折って言うと普通に撮っている分には、広角になるほど写る範囲が広くなりボケにくく、望遠になるほど写る範囲が狭くなりボケやすいという特性があります。
あーさんがホームにしているドッグランは、25mプールくらいのそれほど大きくないランで、利用者が数人いれば写真には人の足がすぐに写ってしまいますし、柵のすぐ隣の駐車場に停まっている車も写ってしまいます。できればそういった余計な物を写真に入れたくないわけです。しかしながら、写って欲しくない物ほどどかせない事がほとんどです。
そんな時はどかすのではなく、写る範囲を狭くして排除しつつ、写ってしまった部分はボカしてその存在を希薄にします。

ということで私の場合は、ドッグランという限られた広さの中で、撮影者からほどほど離れた場所を走っているわんこを、背景を狭めてボカして余分な物を引き算するために、望遠レンズを使っています。
毎回人がいない時間にランに行っているわけではなく、人はそれなりにいるけれど、できるだけ写真に写りこまないように撮影しているわけなのです。


"排除とボケのために望遠レンズを使っているだけと言うのなら、遠くにいてちんまり写るあーさんはどうするの?"
と思った皆さんは鋭い👍💕
これまで何度か書いてきたように思いますが、遠いなら私があーさんに近づきます。他の利用者さんの邪魔になるようなド真ん中に行かないと近づけないのなら撮りません。それで解決👍✨
これをやるなら、望遠レンズは要らないかもしれません。標準レンズで充分大きくバッチリ撮れます。なのに望遠レンズを使う理由は、
"望遠レンズのほうが標準レンズよりも手軽に楽に、カメラでわんこを追いかけながら狭めてボカして排除できるから"
というわけです👍✨
これも現地でのレンズ選びの "どこ、なに、どう" ですよ〜😊

さらに私の場合はもう1つ、 "狭めてボカして排除する" を徹底的に行うために、わんこの目線より少しだけ高い位置から撮ります。徹底的に行いたくなるくらい、ホームのランの周りは写真を撮るには残念景色なのです。いつもお世話になっているのにスミマセン😅

実際どのくらいの高さなのかと言いますと、お尻を付けて地面に座ったり片膝や正座で座ったりした上で、上半身だけ低く屈み込む感じの高さです。
体幹が鍛えられていないと簡単に腰を悪くするのでご注意ください。私はいつも腰痛です😅💦

あーさんが走る時はだいたい直進してこちらへ帰ってきてしまう時なので、それを利用しつつ目線より少しだけ高い位置から撮影すると、近づいてくるほどカメラが地面を向くようになります。
そうすると、一番美味しい撮影距離に来た時には背景がほとんど地面だけになっているので、人の足も柵も柵の向こうの車も画角に入らず、望遠なので地面も良くボケて、わんこ以外を引き算した写真を撮りやすいのです。
そしてさらに、写真の周りに少しだけ写ってしまった不要なものを排除するためにトリミングをしています👍✨
なので、あーさんが直進してくる私の写真の多くは、あーさん以外は地面しか写っていないのです。
fBy7N4FPMe.jpg

と、いうことは❓
私にとっての美味しい距離は
 "標準だろうが望遠だろうが、周りの写って欲しくない物が写らずに、トリミング耐性があるくらい被写体が大きく写る距離" 
となりますね。
この "排除" と "トリミング耐性" のために、遠くから望遠レンズを使っているとしてもわざわざ近くに来るまでファインダーを覗いたままシャッターを切らずに待っているので、近くてもファインダーに収めていられるくらいカメラを振り回せるテクニックがあるのなら、実際は望遠でも標準でも良かったりします。
望遠だと最低撮影距離が長いので、私のような撮り方をする人は逆にわずらわしかったりすることもあったりなかったり、とかね😅

背景が写っても全然オッケーというぐらい美しかったら、こんなことしなくても良いのですが💦
そんな素晴らしいところは日常的にはなかなかナイので、こちらが工夫するしかありません。
工夫するということは、カメラ任せではなく自分で考えて撮っているということなので、だんだん自分の写真に満足感が出てきます。そうなるとカメラはさらに楽しいです👍✨


ちなみに、カメラの位置が高すぎると "飛んでる感じ" がなくなりますので、試してみる方は美味しい高さを探してください。
低いほどよく飛んで見えます。その代わり地面だけではなく背景にある物も写ります。


ところで。
スマホカメラなどは20〜30mmの広角レンズなので、普通に撮ると前も後ろもあまりボケません。車も柵も人も写ってしまいます。
広く写ってしまうので、被写体であるわんこさんにある程度近づかないとわんこさんがちんまり写ってしまいます。
背景が広く写っていてわんこさんもちんまりなので、写真としての満足感も少し乏しく、よく見る飛んでるわんこ写真とは違う雰囲気になるのです。
広角レンズを使うなら、背景をよく選んで、被写体にグッと寄る必要があります。広角レンズを使うほど距離が大事、というわけです。

広角レンズで写る範囲を広げてボケを減らし、思いっきり近くを走り抜けるわんこを足元から青空が入るほど豪快に煽って撮るのもかなりカッコいいですよ👍✨


私が撮影中に気をつけていること
ペットの撮影テクニックでよく言われている "目線より下の位置にカメラを構える" には、わんこが小さいほど撮影者が寝転がるか穴を掘ってそこに入るのが一番簡単でよく行われる方法ですが、貸切をしていないランで、他に利用者がいるのなら、それらはマナー違反だと思います。

貸切でも穴を掘るのはさすがにダメですね😅
貸切ではなくても他に利用者がいないなら良いのかといえば、それはそれでOKかもしれないし違うのかもしれませんが、施設として明確に禁止していないならこの辺はもう個人のモラルの違いかもしれません。

ランの利用者は居なくても、公園内のランで周りから誰でも見れるような場所ならば、犬を飼っている人は "飛んでる犬を撮ろうとしているのね" とわかるかもしれませんが、飼っていない人にしてみれば "変な人がいる" と思われるかもしれません。まったく関心がなく素通りする人もいるでしょう。
最近ニュースになってしまう程度にカメラマンの評判の悪さが目立つのは、カメラをやる人の分母が増えたのと同時に、この辺りの感覚差と温度差の違いに気づいていないからなのだと思います。

カメラマンなら当たり前にやってしまうような "道端でしゃがみこむ" "公園の地面に座る" "寝転ぶ" "脚立の上から撮る" 姿って、普通の人ならまずやらない行為なので、普通にみれば奇妙キテレツなのですよ😅💦


貸切であろうとなろうと、他に利用者さんがいる場合、ランの中にデジイチを持っている人間がいるだけで他の利用者さんの目をとても引きますし、とても気を使わせます。
例えば撮影者の位置より奥に行きたいと思っているのに、横切ることを躊躇したり遠慮したりするはずです。皆さんも、デジイチに限らず写真を撮ろうとしている人のそばを通る時はそういった気遣いをしますよね。
もしそこで寝転がる撮影者を見たら "本気だ…何かの撮影?" と思わせてさらに気を使わせますし、そもそも人が近くにいるランの中で寝転がるだけで邪魔ですし危ないです。
重ねて言えば、デジイチを持って寝転んだ状態から起き上がろうとする時はカメラをかばっているので普通よりも動きが悪く、もしも自分のわんこに何か事故が起きた時に真っ先に駆けつけてあげることができません。

私の場合は異質な空気を持ち込んでスミマセンと心の中で思いつつ、ランの隅で座るか、座らないけど片足立膝していますが、ランに入ってからだいたい5〜10分はカメラを出しません。
まずはカメラを持って構えても安全にあーさんを遊ばせることができるかどうかと言ったその日その時の相性を見極めます。
大丈夫そうだとカメラを出して構えた後も、他のわんこさんや利用者さんの動きは凄く気にしているつもりです。
利用者さんがランの中を移動したそうな気配を感じれば構えたカメラは降ろしますし、後からランに入って来たわんこさんと絡み始めた一番最初のごあいさつタイムではカメラを構えず、何かあればすぐに行けるように準備しています。

カメラはやっててもちゃんと自分の犬を見ているんだなと周りの人に安心してもらえていればと願いつつ、思っていない人もいるかもしれませんすみません😣

みんなで使う場所ですから、撮影者は周りの人からどう思われているかな? と言う部分も少し気にしながら、大事なわんこの不測の事態に備えながら、その場にいる全員がいつも通りに気持ちよくランを使えるようなわんこカメラを楽しんでくださいね😊💕

大変お待たせしました💦
講座もいよいよ被写界深度とボケのコントロールシリーズ分の数回で終了です。
ではさっそくいってみましょう!

走っているわんこさんを撮る時に皆さんが欲しい絵というのは、中望遠〜望遠レンズを使って、ファインダーにわんこが大きく映っていて、わんこが引き立つ背景ボケボケの写真だったりすることが多いかもしれませんね。確かにとても綺麗なので私も好きです💕
望遠レンズでf値を一番小さくすると、それなりに簡単にボケを作れますし、f値が小さいほど暗い場所にも強いのでとても偉大なのですが、f値の大きめなキットズームの望遠域でも撮り方を工夫することでデジイチらしいボケをしっかり表現することは可能です。

それはズバリ、背景距離と撮影距離と焦点距離。
ズバリなのにたくさんある(笑)
これにプラスして、忘れてはいけないカメラの絞りがあります。絞りはもう講座でやりましたのでこのシリーズでは割愛。
ボケは、この4つの要素が複合的に関わりあって生み出されているのです。

ここに来るまでにも事あるごとに距離が出て来たと思います。最短撮影距離、撮影距離(ワーキングディスタンス)、焦点距離、測距などなど。
カメラには距離が大事です。
そして皆さんは、これら全てが関わりあって被写界深度とボケができていると言う事を意識しないまま、カメラの絞りだけをいじって被写界深度とボケをコントロールしているはずです。
今のままだとカメラやレンズが本来持っている能力を引き出せていません。

という事で今回からは、被写界深度とそのボケを絞りではなく距離を使ってコントロールしてみましょう。
今回は背景距離です👍✨
相変わらずザックリつまんで端折って説明していきま〜す。

背景距離でボケは変わる
まずはこちらの写真をご覧ください。
_var_mobile_Media_DCIM_111APPLE_IMG_1057.JPG
レイアウトアプリの都合上、左の1枚だけデカくなりましたすみません💦
左の大きいのを見るとわかりづらいので、右の4枚の連写だけを見てください🙇🏻‍♀️

撮影者の位置とカメラ設定は、連写中に変更はありません。今回はわかりやすいように被写体の動きに関係なくカメラも最初に構えた角度からほとんど動かしていません。
変わっているのは
"わんこと背景までの距離" と
"わんことカメラまでの距離" です。

今回ここで言う背景は、後ろの地面に伸びているドッグランの中の木の影とします。
_var_mobile_Media_DCIM_111APPLE_IMG_1305.JPG
後ろのボケは背景距離で変わる
わんこがこちらへ近づいてくると言うことは、わんこと背景の距離が遠くなっていくと言うことです。
背景は、被写体(正確には被写界深度)との距離が離れるとボケます。

上の連写でも、写真に写っている影の位置は変わっていませんが、影がどんどんボケていますよね。
あーさんがドンドンこちらに近づいていて、影のある場所からドンドン離れているのでボケていくのです。

真上から見た図で説明するとこんな感じ。
_var_mobile_Media_DCIM_111APPLE_IMG_1302.PNG

被写界深度から外れた場所はいきなりガツンとボケるわけではなく、徐々にボケが大きくなっていきます。
そのため、被写界深度内に居る被写体と背景が近いと、背景はやっとボケが始まった辺りで写ってしまうのであまりボケてくれません。
背景をぼかしたい時は、被写体から適度に遠ざけてあげる必要があるのです。

背景を適度に遠ざける部分があなたの写真の味になりますので、このレンズなら何メートルとかはありません。ご自分がお持ちの機材で撮影しながら、自分にとって美味しいボケの距離を探してくださいね👍✨

これを逆に言うと、"背景にある綺麗なお花をあまりボカしたくない" のなら、被写体と背景を離し過ぎてはダメなのです。
背景を被写体(正確には被写界深度)に近い位置に置きましょう👍✨

❗️ご注意❗️
この写真と図の場合、本当は被写体から背景が離れるからという理由だけでここまでボケが大きく変化しているわけではありません。
もう1つ2つ理由があるのですが、一緒に説明するとこんがらがるので、まずははじめの一歩として "被写体と背景の距離を取るとボケる" としています。
上の図も、実はレンズの仕組みとして正確ではありませんが、まずはとにかく被写体と背景を離そう! ということで、ギモンが浮かぶような余計な情報は入れませんでした。
そのもう1つ2つの理由は次回以降✨

レンズの特性は説明するのがほんとにむずかし〜😅
だから面倒くさがって一番後回しにしたんです(笑)
本当なら皆さんはこれが知りたいんだと思います。
今回以降の講座でその謎が解けると良い、な😅💦


違う写真で背景距離をもう一度
別の写真でもう一度、背景距離とボケを確認してみましょう。
_var_mobile_Media_DCIM_111APPLE_IMG_1053.JPG
左上から右下へ連写が続いています。
この写真も、連写中にカメラ、レンズの変更はなく、撮影者の位置も同じです。
ただし先ほどと違ってあーさんは奥の柵とほぼ平行に走っていて、カメラもあーさんと柵とに対面している状態なので、わんこと背景の距離、わんことカメラの距離があまり変化しません。
最初から最後まで背景のボケがほとんど一定なのがわかると思います。
図だとこんな感じ。
_var_mobile_Media_DCIM_111APPLE_IMG_1310.JPG
これだと、スマホカメラで撮っているのとあまり変わらない写真になるので、デジイチを使っているのになんとなく満足できないという印象になります。

❗️ご注意❗️
こちらも前述のご注意と同じです。
被写体と背景の距離が変わらないから最初から最後までボケが変えられないというわけでもありません。
でもまずはとにかく
"被写体と背景の距離が変わるとボケも変わる"
"被写体と背景の距離が変わらなければボケも変わらない"
ということで。


絞りに頼らない被写界深度とボケのコントロールは、それなりに高度な複合技です
ボケを作るという事は、カメラの絞りをカチっと変える程度の作業では到底収まりきらない複雑な複合技だったりします。深いのです。
写真の見た目(?)は、この複合技を知っているか知らないかの違いかもしれません。

でもまずはとにかくその複合技のうちの1つ目。
"背景をボカしたいなら被写体(正確には被写界深度)と背景を離そう"
ということで👍✨

⭕️今日覚えること
📌絞りを使わないボケのコントロール最初の一歩は、被写体と背景を必要な分だけ離すこと。

📌ボケのコントロールは高度な複合技であり、被写体と背景を離すのはそれらの技のうちの1つに過ぎない。


ドッグランで背景距離を十分取るにはそれなりに限界がある💦
上の写真の場合、背景のベンチや柵をボカしたいと思うなら、f値を小さくしたり、わんこと背景の距離を希望のイメージになるまで離してあげれば良いと言うことがこれまでの講座からわかってくると思います。基本的な考え方はそれでOKです

だがしかし。
キットレンズの望遠だとf5.6より小さくなりません。わんこ撮影によく使われるお高い望遠レンズでもf2.8です。
この写真は全てf3.2で撮っていますので、f値をf2.8に変えても背景のボケはあまり変わらないと思います。

そしてドッグランには柵があるので、このまま被写体までの撮影距離を変えずに(ファインダーに映る大きさを変えずに) 背景距離だけを変えたいならば、あーさんには背景の柵から離れるためにこの時私が撮影していた場所くらいまで来てもらい、撮影者の私は自分のすぐ後ろにある柵の外へ出なければなりません💦
あーさんの走る場所は呼んでくれる人がいればなんとかなるかもしれませんが、自分が柵の外に出るのはさすがに現実的ではないですね😭

でもご安心ください。
小さなf値に頼らなくても、撮影者が柵の外へ出なくても、背景をボカせる方法がもう1つあるのです。それは。

"背景距離" はそのままで、"撮影距離" を短くする方法です✨✨

この "撮影距離" が複合技のもう1つ。
そのお話はまた次回🤗💕
更新までまた少しお時間かかりまーす😅


_var_mobile_Media_DCIM_111APPLE_IMG_1132.JPG
更新が止まっています〜😣💦
今月は少々たてこんでおりまして、講座更新もう少々お待ちください。
記事はもうとっくに書けているのですが、図解が書けていない💦💦

あまり煮詰まっていても体に良くないぞ!と言うことで、最近カメラにハマっていらっしゃるミニピンのお友達ママさんとプチ撮影会をしてきました💕
ご近所にフォトジェニックな場所がたくさんあってうらやましー😣
私もいつかは都内を脱出したいぞー(笑)
と言うことで、本日はお友達のミニピンちゃんです💕

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