今年の初めから産休、そのまま育休に入り、
ずーーーっと声を使い続けていた生活から一転、
18歳から音楽一色だった私の生活が、
音のない日々に変わりました。


里帰りしてからも、生まれるまではちょくちょく歌いに行ったりしていましたが、
生まれてからは特に、家族との会話だけの毎日になりました。


それでもまだ実家にいた頃は、
母や姉という話し相手がいてくれました。


東京の自宅に戻ってからは、
昼間はもちろん仕事で夫はいませんし、
外出するといっても近場です。

会話さえもない日があるほど。




世の中のお母さんたちが、
「大きな声が出なくなった」
と言うのをよく聞いていましたが、
なるほど、こういうことだったんだ、と。


使わない筋肉は衰えます。

でも、支えていた時の感覚だけが残っていて、
無理をしがちなので痛める。



子供の運動会で足が絡まっちゃうお父さんと同じ感じです



産後、娘を見てくれる人がいるタイミングでは、
声を出しに行くようにしていましたが、
本当に本当に本当に、全然出なくなってしまっていて。


今だから言えることですが、
このまま戻らなかったらどうしよう…とか考えました。


それを教える立場なのに(笑)


そんなことも抜け落ちてしまうくらい、
自分の体が自分のものじゃないみたいで。




そんな感じで、なんとか調整して、
今更ですが、
今日やっと、完全復活したなって思えました。



今更



取り戻すのにはかなり時間がかかったけれど、
取り戻しただけでは終わらせない、
そう決めて、自分の体と向き合い過ごしました。


今までの癖とか、コントロールとか、
良いところ悪いところ…というより、好きなところとそうじゃないところ。

自分の体で試すのが一番わかりやすく、腑に落ちるので。


今回のブランクによって、
アドバイスできることが、またいくつか増えました。


ブランクがある人への対応も、もちろん。



全ては、戸惑いのケア。

思い込みのケアから。



自分を信じて、それを超えていくこと。



教えること自体はあまりブランクを感じないけれど、
(言葉がスッと出てこないことは増えましたが…)
体は鈍るものです。


思い通りの声が出ない、思い通りに歌えない。


こんなんじゃ、楽しくない。


やってらんない。




とか、思う日もありました




ていうか、だいたいが、
もっと調整したいのに、もう声が出ない。

ってことでした。


焦らず、少しずつ。




やってきてよかった。

だって、産休前の私より、確実に良い感じ




やっと楽しくなった





やっぱり、自分が楽しいって心から思えることじゃないと、
心からオススメできないから




ドンドンみんなと歌いたい


歌いたい人と出会いたい





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プロを目指す、本気の方。

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