月別アーカイブ / 2017年02月

たくさんのお祝いや励ましのお言葉をいただき、改めて周りに恵まれたこの環境でこの子を産むことができてよかったなぁと痛感しています。


生後6日目、本日退院の予定です。

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毎度ノーメイクですみません(笑)


しばらくは自分の身の回りのことはできそうにありません。

そのくらい、新生児のお世話というのは思っていたよりも大変で、
そして産後の母親というのはとても複雑で、
何よりも、我が子は目が離せないほどに可愛いく、
愛おしい。




少し黄疸の数値が高く出てしまい、
ビリルビンを排出するための光の治療を受けました。

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昔はそういう場合には保育器に入って治療していたようですが(病産院によっては今も)、
こちらではお部屋まで運べる治療用のコットがあり、
抱っこなどはできなくなってしまうのですが、一緒に過ごすことができました。


24時間の照射で、数値は良い方向に向かったため治療は一旦終わりましたが、午後の検査で一緒に退院できるかがわかるそうです。


小児科の先生も説明に来て下さり、きっと大丈夫だと勇気付けていただきました。

とても物腰の柔らかい素敵な先生で、
慣れない子育てでてんやわんや状態の新米ママである私に、
「楽しんでね」と何度も優しくアドバイスしてくれました。


『楽しめるものなんだ…』

と、ふと思いました。


この命をしっかりと守らなければいけない、という、使命感や責任感ばかり膨らみ、
その重さに、
『なんて尊いものを産んでしまったんだろう』と、
幸せで嬉しくて仕方ないのに、それと同じくらい不安で怖くてたまりませんでした。


でも、楽しんで、心都と一緒に『ママ』である私が育つ。

それでいいんだと思えて、とても気が楽に、
そして心都とのこれからが楽しみになりました。



妊娠出産とは、
お腹が大きくなって腰が痛いとか、
お産は鼻からスイカだとか、
そういうイメージがまず第一にあったりしますが、そんな単純なことばかりではありません。

私としては腹筋と背筋をバランスよく鍛えていたつもりなので、妊娠後期にも腰痛にはなりませんでしたし(体幹トレーニングは本当に妊娠出産に効きます!)、
赤ちゃんが産まれる瞬間は鼻からスイカほど痛くありませんでした。



それよりも、妊娠中はほぼ、
自分の体が思い通りに動かない、動かせないことへの不甲斐なさや憤り、
出産は陣痛の痛みとその長さ、そして赤ちゃんの泣き声を聞くまでは全く気が抜けない張り詰めた状態が心身ともに続く苦しさがありました。

そして、産んでしまえばあとは可愛くて、
どんなお世話もウキウキでやれるものだと思っていました。

でもそんな楽なものではなく、
もうこれから何年も、夜を通して眠ることはできないのです。

シャワーを浴びるのにも、トイレに行くのも、目が離せる時間は限られていて、
今は看護師さんや家族のサポートがありますが、東京に戻ったら全て1人でなんとかしなければいけない。

それをきちんとやっている人がたくさんいる。


自分にできるのか、、と暗くなってしまうのです。


そんな私を救ってくれた、「楽しんでね」の言葉。



大きすぎるプレッシャーの中、楽しむことを許されるというのは幸せなことだと思います。


日々たくさんのプレッシャーや責任の中で活動をしている生徒さんたちに、
今一番伝えたいことでもあります。



私たちは、楽しんでいい。



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妊娠中に母に教えてもらいながら作ったスタイ。
名前がほぼ決まってすぐ、KOTOの名前を入れました。

男の子だったらどうしよう…と思っていたけど、、、
よく似合ってる♡(早速親バカ)

2017年2月17日(木)13時03分
2898グラムの女の子が生まれました。

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夫の名前の一文字をもらって、心都(こと)と名付けました。



予定日である15日夜、お風呂上がりに出血し、すぐに入院。

おしるしだー!と非常に喜んだのですが、おしるしよりは全然多い出血となり、
病院のベッドに着くなり破水。

ただ、赤ちゃんは下がってきておらず子宮の出口も開いていない状態のまま陣痛が進んでいて、
日付が変わり、朝方になって一旦陣痛をストップ。

今は点滴で陣痛を止めることまで出来てしまうのか…と思いながら、
その威力に驚きました。

痛かったお腹の痛みはなくなり、代わりに動悸が激しく手先が震えました。
(事前にそういう副作用の説明を受けていました)

そしてお昼前にその点滴をやめ、また徐々に陣痛が戻ってきました。

今度は子宮口を広げる処置をするという予定でしたが、
夕方頃の診察では、赤ちゃんの位置や子宮口に若干の変化があるとのことでそのまま様子を見ることに。

そのまま、また陣痛だけが進みました。

母子ともに体力を温存するために、夜にもう一度陣痛を止める点滴。

入院してちょうど丸一日の16日の22時頃、
ようやく東京から夫が駆けつけてくれました。

赤ちゃんが下りてきていなければ帝王切開、
子宮口の開きが間に合わなくても帝王切開、
そして何より赤ちゃんの脈に元気がなくなればすぐに帝王切開。

それまでのモニターで赤ちゃんが苦しいサインが何度か出ていました。

とちらにせよ明日にはお産になるから、と、
分娩室に泊まり込んでくれた夫と二人、眠れない不安な一夜を過ごすことになりました。

17日朝7時頃、張り止めの点滴を中止。

10時、陣痛促進剤開始。

これまでの陣痛をサポートし続けてくれた母と、希望していた立ち会い出産が叶った夫と、3人がかりで挑んだお産の本格的な始まりでした。

ここから生まれるまでの3時間は、あまりにもスピーディで、でもこれ以上長引いていたら耐えられないと思うほど壮絶で、
ドラマチックなのにものすごくリアルで、
想像を遥かに超える体験となりました。

結果的に、お産自体はほぼ後半に急激に進み、赤ちゃんもなんとか元気に産まれてきてくれました。

すぐに泣き声をあげてくれた。

尾てい骨のあたりを渾身の力で押し続けてくれていた夫と、ずっと一緒に呼吸をリードしてくれていた母、
みんな涙で笑顔を交わしたホッとした瞬間。

看護師さんが簡単に赤ちゃんの体を拭き、私の元へ真っ赤な心都がやってきて、今起こった出来事が信じられない気持ちでいっぱいでした。

それからも心都をずっと目で追っていたら、いつの間にか医師が2人になっており、取り上げてくれた助産師さんが私のお腹を押し続けていました。

弛緩出血といって、本来は胎盤が剥がれる頃には収縮していくはずの子宮が、急激にお産(陣痛)が進んだことによって収縮せず、陣痛が起こり続け、胎盤が剥がれたところからの出血が止まらなくなる状態にあったそうです。

風船みたいな装置を入れて膨らますことによって止血をする、バルーン処置というのを受け、なんとかお産を終えることができました。

これがまた痛くて、翌日に出血が止まっているか確認しながら外していく処置が終わるまで、ずっとしんどかったです。

安静なので起き上がることも横に向くことも出来ず、2日間分娩台で過ごしたダメージもあり、
正直もうヘトヘトでした。

でも一番辛かったのは、私だけが抱っこできなかったこと。

胸に置いてもらうことはできても、座れない立てない状態では我が子を抱けません。

もちろんその他のお世話の全てがそうです。

通常の経膣分娩の場合、私の入院している病院では、お産後5時間ほどで歩くように指導されるようです。

もどかしいばかりでした。

18日の夜、やっと座って心都を抱きました。

数日ぶりに立ち上がることができました。

一歩歩いてみて、自分の体が分解されて雑に組み合わされたみたいな状態で、
本当に、命を削っていたんだと痛感しました。



そうして産まれてきた心都が、これから幸せに過ごしていけるようにすることが、私たち夫婦の絶対的な役割です。

優しい心が集まる場所になるように、
まずは私たちが優しさをこの子に。


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家族がとても喜んでくれているのもとても嬉しいです。

みんなが毎日病院に顔を出してくれています(笑)


事務所からもすぐにお祝いを届けていただきました!


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玉井さんをはじめ、agehaspringsのみなさん、onetrap、applyのみなさんには、
妊娠中からたくさん温かい配慮をいただき、好きな仕事をさせていただけていました。

お部屋が華やかになり、張り詰めていた私の心もほぐれ、
早速心都の元に優しさが集まっていて、感謝の気持ちしかありません。


これからしばらく育児に奮闘することになると思いますが、
母になって4度目の夜、
はじめて心都と2人だけで朝を迎えることができました。

(母子同室で、預けたい時にはいつでも預けられるシステムなので、
どうしようもない時は預けてから寝たりしていました。)


寝不足だけど、朝日が気持ち良いです。

時に泣いても、比較的しっかり寝てくれたので、私も眠ることができました。


まだまだ何をするにも下手くそな母ですが、
愛情いっぱい、ともに成長できたらと思っております。





こちらでも気にかけて下さっていた方もいらっしゃると思いますが、ご報告遅れてしまいごめんなさい。


やっと携帯を触る心と体の余裕が戻ってきました(笑)

本日15日、出産予定日でありましたが、全くその気配はなく。。

ここ数日、いろんな方から、
「生まれたー?」
「どんな感じー?」
と、
気にかけていただいており、
まだまだということをお伝えすると、
「お母さんのお腹の中の居心地が良いんだろうねぇ」
「一番良いタイミングを見計らってくれてるんだね」
などとほっこりするお言葉をいただきます。


私としては、あまり遅くなりたくないなという気持ちと待ち遠しくて落ち着かない気持ちから、
早く早くと焦れったい毎日を過ごしていて、
楽しみに待ってくれている家族に対しても、
なんだかプレッシャーに感じたりもしてきていました。


そんな中での、周りからの温かい言葉の数々。


いつの間にか視野が狭くなってしまっていました。


私としたことが!


NLP(神経言語プログラミング)では、リフレーミングというとっても素晴らしいスキルがあり、
とっても素晴らしいけれどとってもシンプルでとっても使い勝手の良いそのスキルを、
私はものすごく気に入っています。


わかりやすくて素晴らしい記事を紹介して頂いたので、載せておきます!



自分にも、相手にも、どんな物事にも、
見方を変えるだけで解釈は自分次第。


赤ちゃんがまだ生まれてこないことにはどんな意味があるのか、
それを選ぶのは自分次第。



今日は実は、年末に亡くなった祖父のお別れ会が行われました。

会社の創業者である祖父のこれまでを知る、とてもよい機会となって、
きちんと献花できてよかったなぁと思ったのですが、
「おじいちゃんが私も参加させてくれたんだ!」と思えたのです。


今日まで、まだ生まれていないからこそ、参加することができた。


ソワソワしながら焦れったい日々を過ごしていた気持ちが、かなり変わりました。



たしかに、早く赤ちゃんに会いたい。


でも、赤ちゃんと一心同体でいられる時間は少なくともあと1週間前後。

より大切に大切に、過ごしたくなりました。





そして、Faint✴︎Starの『Wonder Trip/真冬のTropical Night』は、本日予定通りにリリースされたようです

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同時リリースは叶わなかったけど、Faint✴︎Starのこの一枚がすでに両A面

お得感満載で、どちらの曲もポップで明るくて、更にはジャケットも寒さを吹き飛ばしてくれそうな可愛さ



今週末18日には2回目となるワンマンライブを控えていて、
初のワンマンライブが非常にカッコよくボリューミーで素敵な時間だったことを思い出します。。


本当に、見たかった…



でもきっと、更に上回る、最高のパフォーマンスとあっという間のライブにしてくれることでしょう



みんな頑張ってる、
私もいい時間を過ごそう

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