たくさんのお祝いや励ましのお言葉をいただき、改めて周りに恵まれたこの環境でこの子を産むことができてよかったなぁと痛感しています。
生後6日目、本日退院の予定です。
毎度ノーメイクですみません(笑)
しばらくは自分の身の回りのことはできそうにありません。
そのくらい、新生児のお世話というのは思っていたよりも大変で、
そして産後の母親というのはとても複雑で、
何よりも、我が子は目が離せないほどに可愛いく、
愛おしい。
少し黄疸の数値が高く出てしまい、
ビリルビンを排出するための光の治療を受けました。
昔はそういう場合には保育器に入って治療していたようですが(病産院によっては今も)、
こちらではお部屋まで運べる治療用のコットがあり、
抱っこなどはできなくなってしまうのですが、一緒に過ごすことができました。
24時間の照射で、数値は良い方向に向かったため治療は一旦終わりましたが、午後の検査で一緒に退院できるかがわかるそうです。
小児科の先生も説明に来て下さり、きっと大丈夫だと勇気付けていただきました。
とても物腰の柔らかい素敵な先生で、
慣れない子育てでてんやわんや状態の新米ママである私に、
「楽しんでね」と何度も優しくアドバイスしてくれました。
『楽しめるものなんだ…』
と、ふと思いました。
この命をしっかりと守らなければいけない、という、使命感や責任感ばかり膨らみ、
その重さに、
『なんて尊いものを産んでしまったんだろう』と、
幸せで嬉しくて仕方ないのに、それと同じくらい不安で怖くてたまりませんでした。
でも、楽しんで、心都と一緒に『ママ』である私が育つ。
それでいいんだと思えて、とても気が楽に、
そして心都とのこれからが楽しみになりました。
妊娠出産とは、
お腹が大きくなって腰が痛いとか、
お産は鼻からスイカだとか、
そういうイメージがまず第一にあったりしますが、そんな単純なことばかりではありません。
私としては腹筋と背筋をバランスよく鍛えていたつもりなので、妊娠後期にも腰痛にはなりませんでしたし(体幹トレーニングは本当に妊娠出産に効きます!)、
赤ちゃんが産まれる瞬間は鼻からスイカほど痛くありませんでした。
それよりも、妊娠中はほぼ、
自分の体が思い通りに動かない、動かせないことへの不甲斐なさや憤り、
出産は陣痛の痛みとその長さ、そして赤ちゃんの泣き声を聞くまでは全く気が抜けない張り詰めた状態が心身ともに続く苦しさがありました。
そして、産んでしまえばあとは可愛くて、
どんなお世話もウキウキでやれるものだと思っていました。
でもそんな楽なものではなく、
もうこれから何年も、夜を通して眠ることはできないのです。
シャワーを浴びるのにも、トイレに行くのも、目が離せる時間は限られていて、
今は看護師さんや家族のサポートがありますが、東京に戻ったら全て1人でなんとかしなければいけない。
それをきちんとやっている人がたくさんいる。
自分にできるのか、、と暗くなってしまうのです。
そんな私を救ってくれた、「楽しんでね」の言葉。
大きすぎるプレッシャーの中、楽しむことを許されるというのは幸せなことだと思います。
日々たくさんのプレッシャーや責任の中で活動をしている生徒さんたちに、
今一番伝えたいことでもあります。
私たちは、楽しんでいい。
妊娠中に母に教えてもらいながら作ったスタイ。
名前がほぼ決まってすぐ、KOTOの名前を入れました。
男の子だったらどうしよう…と思っていたけど、、、
よく似合ってる♡(早速親バカ)