先週より肺炎のため緊急入院となってしまい、
生徒さんたちにはもちろん、関係者各所のみなさまに大変ご迷惑をおなけしてしまっております。
誠に申し訳ございません。
症状は重度のものではありませんが、
妊娠7ヶ月ということで大事をとらせて頂いております。
まだ本格的な梅雨が来る前の夏のはじめ、
この命の存在に気付きました。
女の子の生徒さんたちともよく話題にのぼるのですが、
婦人科系の悩みは小さなものから大きなものまであります。
私は、三年ほど前に、不妊症と診断されていました。
昔から、家庭を持つことにはとても憧れていて、
ただそれが、決して簡単なことではないということを知るのは、とても大人になってからでした。
反して、仕事のやり甲斐は増し、
責任感も充実感も新たな夢もどんどん膨らみ、
よくある『家庭と仕事のバランス』というものを今後どのように作り上げていけばいいか、正直わからずに過ごしていました。
とにかく私にとって、生徒さんたちとの時間は楽しくてスペシャルなものでした。
そんな日々に決断を下せぬまま、方向も定め切れないまま、
急に訪れた出来事がまさに『授かり婚』。
1年前どころか、ほんの1ヶ月前には考えられなかった世界が訪れました。
私をよく知る友人たちはもれなく驚き、
田舎の家族は困惑し、
私自身なにがなんだかわからないまま、
まず夫という家族を持ちました。
自分で決断できない私に、神様が背中を押してくれたんだと、
あの頃から何度思ったか知れません(笑)
『授かり婚』なんて言い方をしてみても、
家族が困惑したように、私にもちょっとした抵抗というか恥ずかしさのようなものはあって、
順序立てて規律正しいことを好む傾向にある自分の性格からしてみても、
この人生の中で他とはかなり異色な出来事です。
ただ、妊娠週数が進むにつれ、
体調が変わり、好みが変わり、体型が変わり、考え方が変わり、そして価値観が変わっていくのを感じます。
今もまだ、その変化の中にいます。
関係者各所へのご報告はごくごく最近だったので、
膨らみ始めたお腹をなるべく目立たないようにと着るものを考え、
"妊婦ではない私"として最近まで過ごしておりましたが、
ご報告後の今では、一気に何もかもが妊婦らしくなったと感じております。
妊娠27週、胎動もあり、赤ちゃんがよく成長する時期に突入したということもあるかも知れません。
私は、今年の夏が暑かったのかどうかもよく覚えていません。
それくらい劇的な変化があり、そしてそれもようやく落ち着いたと感じていたところでした。
大好きだった仕事、レッスン、そして可愛い生徒さんたち一人一人の"今"と"今後"を考えると、
産休育休は恐怖と等しかった。
現場を離れることが不安で仕方ありませんでした。
それも、事務所の話し合いにて、
諸々整い次第復帰できることや、お休みを頂く間も連携を取れるということで、
安心して出産育児をしていいんだと思えるようになりました。
本当にはなことばかりで、事務所スタッフの皆さんにはとにかく迷惑ばかりかけてしまい、
それでも暖かい対応をして頂けたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。
アゲハスプリングスのパパママスタッフさんからのアドバイスなどもあり、とっても心強いのです。
年内いっぱいは変わらずお仕事させて頂き、
年明けからのお休み予定です。
それまでに形にしたいこと、伝えておきたいこと、引き継ぎも含めまだまだたくさんあるのに、
このような体調不良で、非常に悔しい気持ちでいっぱいです。
みんなと過ごせる限りある時間が、病院のベッドの上でただただ消費されていくようで。
けれど、とにかく今は休息。
きちんと治して、残り約1ヶ月を自分らしく大切に過ごせるように、
生徒さんのためにちゃんとエネルギーを注げるように、
しっかり充電しておきます。