月別アーカイブ / 2018年10月

こちらのブログではお久しぶりです。

A9 ヴォーカル、将です。

普段一番使っているTwitterが文字制限ありますので
今回はこちらに想いを綴らせていただきますね。

状況がわからない方にご説明すると、
A9結成15周年を来年に控え

僕たちだからこそのファンの皆さんと未だかつてない物を創り上げたいという想いで

本当に真っさらなプランが立ち上がってない段階から
双方向メディアであるLINELIVEを使い
一方通行ではなく、
みなさんにコメントを頂きながら議論を進めさせて頂いてます。

その中で、
このタイミングではないと達成できないような事をしたいという話で、
実はメンバーと長年話をしていた
NUMBER SIXを撮り直したい、という想いをメンバーから語り、
それを撮り直すなら短編映画レベルの徹底的に力を入れたものを創るべきだとの想いから
映像会社さんへ予算の見積もりをとり、
それがバンド予算だけでは調達が難しいという話になり
ファンの方のコメントでクラウドファンディングの声があったきっかけで
クラウドファンディングのCAMPFIRE社のキュレーターを務められている先輩bambooさんに
クラウドファンディングについと改めて教えて頂きました。

これが現状での三回のLINELIVE会議での大まかな流れになりますが、
決定事項をお伝えしているわけではないぶん
突っ込みどころや議論が足りないところが見えますよね。
こちらはみなさんに御意見をお願いしている
Twitter ハッシュタグ #A9_15th
でも沢山指摘頂いている部分なのですが

特に早めにお伝えしたい部分がありますので
このブログで補足していきたいと思います。
ただ、僕の基本理念として

・人の思考を捻じ曲げない

という事があります。
そもそも事実とは関係なく人は自分の信じたいように物事を解釈する生き物ですし

その中でbambooさんは僕達に頼られている立場の方でCAMPFIREの方なのでみなさんのハッシュタグについて議論が前向きになるように直接コメントを下さったり大変ありがたい動きをして頂いたのですが

やはり一つ一つ意見をぶつけていくと
自分と近い意見に賛同し、ベクトルの違う意見を否定し論破することしか結局のところ着地できないので

今回みなさんに御意見を頂いている動機
「15周年をバンドだけではなくファンと当事者として創り上げたい」
という本質から外れて行くように僕は思っています。
それは
自分たちのエゴという正解に皆さんを導きたいからでは無いからです。

なので、こうした議論ができているだけである程度の成果は見えているとも言えます。
そういった気持ちで目的への第一歩として
とても有難い気持ちでお叱り含め受け止めています。

ではこのブログで何を言うのか?というと
みなさんのご意見を見ている中で説明が抜け落ちて
不安が独り歩きし、ネガティブな気持ちが連鎖している状況はメンバーとして、
とても悲しい事ですので補足させて頂きます。

まず大前提として
僕は最大の悪、失敗は
「バンドが解散し、無くなる事」だと思っています。

それはやはり
A9として活動していく中で
アーティストが皆さんに提供できる最大の恩恵は
メンバーを中心とした、ライブ、リリース、イベントにまつわるコミュニティを創り、
そこを通して人と繋がったり、
A9でいえば演奏や音源グッズなどのエンターテイメントを受け取る
みんなの「居場所」を守ることが
アーティストの最重要なミッションであると
日々感じているからです。

そしてその居場所を拡大して
社会に対して総合エンターテイメントになりうる
ヴィジュアル系の素晴らしさを広めていこうと活動しています。

もちろんうまくいかない事も多々あります。
ただ、単純な演奏家とそれに対価を払う聴衆
という関係ではないと
みなさんも感じて頂ける方が多いと思っています。

その考え方にのっとって思考していくと
「良い物を創ることは大前提。このバンドを少しでも長続きさせて、みんなの居場所をどのように守るか」
が最大の目的であると気付きます。

人はいつか死にます。グループもいつか解散します。
そうした中でA9もメンバーで、
もう10年 20年続いて行くために
ゆるぎない軸は何なのか?もう一度話そうと
話し合った結果
メンバー5人の関係性、そして6人目ともいえるファンの方との絆こそが
A9が貫きたい、守りたい
軸としたいバンドの在り方であるという結論に達しました。

そしてそのメッセージを今だからこそ大事にしたい、となり
あまり人気曲ではなかった「NUMBER SIX.」
をライブでより大切に演奏するようになりました。

それが、何故NUMBER SIXなのか、という問いに対する答えになります。


もう一つお応えしておきたいのが
「普通にリリース、ライブ、イベントやっていてくれれば良い」
という内容。
「そもそも演技なんて必要ない」
という言葉。
ミュージシャンに対してごもっともな意見だと思います。

こちらについてですが、
15周年も迎えようとしている中、ミュージシャンとしてのリリース、ライブ、イベントは
資本集めに変わった趣向を凝らさなくても普通に行えますし、
目標ではなく予定として僕たちが持てる限りの最大限のものを実現できるとお約束できます。

それを豪華にするためにクラウドファンディングを使えば良いのではないかという問いには
逆にリリース、ライブ、イベントにかける予算は
背伸びをせずファンの分母を増やすことで増やすべきだと思っています。

その理由は以前僕らがミニアルバムを制作する為にクラウドファンディングを行った際、
一番グサッときたのが
「ミュージシャンのくせに制作費も自分達で用意できないのか」
とのあるアカウントからのツイートでした。

制作費は出せない訳ではない、ただお金を集めたいだけではない、
クリエイティブを表現する方法論として
新しい形を模索して業界に新しい風を吹かせたいんだという想いは胸を張って誓えますが、

何故だか自分の中でその指摘が妙に腑に落ちてしまって
心にグサっと刺さりました。

その後当時のマネジメントと決別し、活動できるかどうか危ういという状況から
かけがえなのないファンに救われバンドの未来を考えられるようになり、
音楽における基礎的なスキルアップの為の練習や環境作りを
メンバーとスタッフで加速度的に作り上げる事は出来ました。

問題はその次。

良いものを丁寧にやっていれば
勝手に誰かが見つけてくれてファンが増え、活躍できる世の中ではないと
日頃氾濫する情報を受け取りながら
メンバー一同肌で感じています。

事務所にいた時と同じように
スタッフの組んだ予算、売り上げ、スケジュールというレールに乗って
旧世代の偉人が作り上げたCDを販売し、ライブを行い、グッズを売る。
そのサイクルに乗っているのは
確かに前例があるぶん、みなさんを不安にさせない
一つの在り方だと思います。
それで成功し続ける方もいらっしゃいますし
否定はしません。

ただ、それでは
何故お世話になった事務所を辞めたのか?

それは決まったサイクルの中にいるうちに
A9のケースですが、
バンドが緩やかに終わっていく実感をメンバーで感じていたからです。

僕たちにとって現状維持は本当に
死にただ緩やかに向かっていく恐ろしい選択です。
それよりは壁に激突して大破するか、
加速して皆に見た事のない景色を見せたい。

そのためには
音楽を越えた先にある
エンターテイメントという領域で勝負し、
そこで得た見識をまた音楽に持ち帰り成長する。

それができるA9というバンドだと思っています。

気づけばメイクをする、ツインギターである、世界観、アートワーク、
偉大な先人の作った道を実感なくなぞって生きてきました。
それによってもちろん素晴らしい事もたくさんありました。
でも僕らはその先に行かなくては先の10年どころか5年。3年も無いと思っています。

テンプレートや常識から外れるというのは一見リスキーですが
緩やかに死んでいく事を恐れるバンドだからこその提案だと
ここに説明させて下さい。

と、ここまで説明させて頂きましたが
本当にコメント、ハッシュタグ
愛に溢れた賛否両論がたくさんで
全て受け止めてはいても打ち返すまでは至らないのが正直なところです。

その足りないものこそ音楽に変え、
伝え続けなければならないというように今回の件を機に
より感じました。

まずは僕のこのブログ、
メンバー各々の発信、これからのバンドからの発信。

それをどうか正直にあなたの心にのっとって受け止め、
あなたの思うがままに行動して頂きたいと思っています。

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長々としたお話を読んで頂いて、ありがとうございました!

ここまで語っておいてなんですが、
次回のLINELIVEでA9の15周年で創り上げる最大トピックが何なのか
決めていきたいと思います。
上記は主にあくまで自分の気持ちであり、
これ以上不安にさせたくない部分でしかありません。

いつも僕たちについて考えてくださる方も、
あーそんな奴らいたなー程度の方も
関係なしに楽しく盛り上がれるきっかけになればいいなと思っています。

引き続きどうか、よろしくお願いします!
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<前回までのあらすじ>

A915周年を迎えるにあたって、「NUMBER SIX.」を30分程度の長編映像作品として新たに作り直したいとの意向があり、企画放送を行った所、リスナーより「クラウドファンディングを使ったらどうか」というアイデアを貰いました。そこで将の伝手でクラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」で数々のミュージシャンの案件を担当しているbamboo氏に話を伺いにきました。現在この作品の商品化にクラウドファンディングを使うかどうかはまだ未定ですが、過去A9がクラウドファンディングを行った時代とは若干使われ方や使い方が違うそうなので勉強会的に第3回目を迎えます。

 

bambooさんについてはこちらの記事をお読みください>

http://kai-you.net/article/33083

http://kai-you.net/article/57377

 

<放送議事録>

以下の発言はbambooさんのものです。

※ご本人監修済です。放送後に我々に教えていただいた内容もご本人の希望で原文で記載してます。あらかじめご了承ください。

 

・クラウドファンディングを知らない人に説明すると、「出した金額に応じて特典が選べる事前予約販売」のようなものです。

 

・基本的には自分が担当する案件はアーティストとファンが同じ「悪巧み」を達成する為に使うための道具としてクラウドファンディングを使います。

 

・もしやるのであればファン層に女性が多いのを加味して、金額帯は広く浅くであまり高額商品は出さないほうがいいと思う。

 

・調達金額の内訳は「やりたい事にかかる経費(今回の場合は映像化の制作費)+送料+消費税8%+CFシステム利用料17%」を合計した金額がクラウドファンディングの調達目標金額になります。なので集めた金額が全部使える訳ではない。過去統計で7割ぐらいが予算に使えます。

 

・クラウドファンディングを使うメリットは、資金が集まる過程が話題になるので、昔A9を好きだった人や、新たに興味をもつ人が増えてファンの新規参入に繋がる可能性が高い。

またプラットフォームも広報に協力できるので、自前で製作販売するよりも広い層に向けてアピールやプロモーションができます。

また、目標支援金額が上回った場合、支援した(購入した)人に追加特典や映像の内容のグレードアップを測る亊ができます。(例:ライブ映像のDVDBDをおまけでつけたり)

 

・クラウドファンディングのデメリットは、達成できなかった場合、「企画が実現できない」「企画に対して数字がつくのでA9の存在価値に金額がついてしまう」となります。ファンへの金銭的デメリットは支援しても不達成特に返金されるので特にないです。一緒の夢を見れないってだけです。(とはいえ失敗した経緯を研究して再度挑戦して成功させてる人も沢山いるから侮れない)

 

・クラウドファンディングを「出資」と形容する人がいるが、厳密には今回のプロジェクトは「出資」ではない。出資型のクラウドファンディングもありますが、「出資」の対価は「お金」なんだけど、今回の場合は「商品」が届くので「購入型クラウドファンディング」となり、要は通信販売とほぼ同じだったりします。

 

CFを使う事で「金儲け」と揶揄される事が多いですが、基本的にクラウドファンディングは「作りたい商品の一般発売する為のかかるお金を少ない人数から事前に大きく集める為の方法論」ってのが筋なので、今回の相談されたケースも含めて自分が担当してきたプロジェクトは金儲けには当てはまらないです。どちらかというとCFを成功させて商品をパトロン(支援者)に送り届けて、一般発売してからが利益になります。ぶっちゃけ利益を出すのは一般発売してから。ここ勘違いする人多いんであえて記載します。

 

A9側はクラウドファンディングを成功させたいのであれば、きちんと事前にファンと議論をする事が大事です。「なぜこの作品を作りたいのか?」「なぜ今なのか?」この部分をきちんとファンと共有できると、プロジェクトの成功率は上がり、かなりの確率で「ファンと一緒に作品を作る」という体験にすることができます。なのでたっぷり議論すれ。

 

・ハッシュタグ「#A9_15th」を作ったのでtwitterやインスタやられている方はこちらをつけてご意見をどうぞ。メンバー、事務所関係者は必ず目を通してください。

 

・あとクラウドファンディングを使う場合、ファンの人にお伝えしておきたいのが「同じ物が好きな違う環境の人がいる」ってのを覚えておいてほしいかなと。過去数多のプロジェクトのキュレーター(プロデュース的なコト)をやったんですが、プロジェクト開催する側はファンが支援する際に金額の大小についてはさほど問題ではないです。正直。

自分達が考えた企画に参加して支援してくれて成功する事が一番嬉しいのです。

金額の大小はそりゃ払える人払えない人沢山います。バンドの特性上、ライブ行くのにオシャレしたり色々な見えないお金だって出てく訳ですから。そこの議論は、まずクラウドファンディングを使うか使わないか、きちんとファンに企画の趣旨を説明できた後の話なんで割愛しますが、金額によってファンの熱量を図るってのは見る人から見ればクラウドファンディングにそういう側面があるかもしれませんが、自分が担当するのであればそういう事は絶対させません。

そういうのを含めて「クラウドファンディングでライブする」と番組で申した所につながります。ライブは箱にきてくれた人皆で作ったり共有したりするでしょ?それと同じ感じに使います。

 

というか議事録のチェックだったんですが、番組の時間短かかったのでこちらで放送中、放送後にメンバーに伝えた事を記載させてもらいました。OK4649

 

 

<メンバーより>

【将】

14年、皆さんと育ててきたバンド。

時は流れてテクノロジーの進化によって応援の選択肢、意思決定が民主化できるという意味で

クラウドファンディングは刺激的だと思いました。

 

そして、議題のひとつが提示されたことにより

ハッシュタグなどで沢山ご意見を頂けて

改めて愛されているバンドなんだと肌で感じ、嬉しく思っています。

 

ここからは「何を為すべきなのか」メンバーのやりたい方向性の意志を固めた上で

インターネット上ではありますが

みなさんと談義し、大切に15周年へ向かいたいと思います。

引き続きよろしくね!

 

 

【ヒロト】

今回の会議でより"A9"という集合体について

より深く考えるいいきっかけになったように思います

 

放送中の短い時間と 終了後の数時間の間でも

A9に対する真剣な意見が沢山集まり

ファンの人の想いを知れて嬉しく思うと同時に

より15周年という節目へ向けて気が引き締まりました

 

五人とファン=九組の

一人一人の想いをフュージョンさせてこの現在を歩んでいけたらと思います

 

 

【虎】

今回3回目の会議をみんなとして、放送中、放送後と、放送コメントとハッシュタグを沢山意見をみてました。

 

一生に一度の15周年に思い出作って最高に盛りあがれるように、メンバーでも話し合い、意思を固め、ファンのみんなとこれからも一緒にA9を作っていきたいと思います。

そのためには俺も、もっとしっかりしていかなきゃって思ってます。

 

次の放送ではしっかりとメンバーの意思をみんなに伝えられるよう、ファンの思いも含め、しっかりと話し合ってみんなに伝えるようにするね!

 

 

【沙我】

今回で3回目の会議になりましたね。

15周年を盛り上げるための話もなかなかディープなところまできました。

 

1回では

再録アルバムに合わせて

NUMBER SIX.MVも再演したいね”

という話がメンバーから持ち上がり、

どうせならスケールアップしてやりたいという話題になりましたね。

 

2回では

A9が普段からお世話になっている映像関係の方々からのアドバイスにより

撮影に伴う“具体的にかかる莫大な費用”を目の当たりにしました。

そこで、

A9の用意できる予算内で5分尺のものを作るか

クラウドファンディングで足りない費用を補い

最初にイメージしたものを具現化するか

賛否を巻き起こしました。

 

3回では

実際にファンドのプロフェショナルの方にお話を聞きに行って

A9や九組達がまだまだ知らない最新のファンド事情を知ることが出来ました。

 

僕個人としては第2回終了の時点で

バンドとして“ファンドをまたやるのか?”という抵抗が事実としてありました。

本業ではない素人の演技のために本当にファンドが必要なのか?

A9がイメージする15周年とは何なのか?

今一度、整理する必要がありました。

 

僕は再録アルバムを全編に渡って指揮していますが、おそらく再録の域を超えた凄いアルバムになるのは約束します。

今まで応援してきてくれた皆はもちろん、

これは新たにA9を知るには十分な力を持ったアルバムになります。

 

しかしながら、

そんなアルバムが完成するからといって

タイアップ無しで自社の宣伝費やSNSや口コミのみで

A9の再録アルバムやばいよ”という事実を、

15周年の間に世間に広められるほど今は簡単ではありません。

少なくとも僕らのような自主では、の話です。

 

僕は自分達の音楽を広める手段として

“自分達でタイアップを作ってやるんだ”という意味で、30分の短編映画を作りたいという思いが強くあります。

 

そのためには九組の皆を引っくるめたファンドが必要なんじゃないか?

という思いと、

bambooさんのポジティブな視点が僕の中でリンクしています。

 

勿論、短編映画を作るからには

素人ではなく俳優として自分達を追い込んで

名のある監督で最高の作品を妥協なく作ります。

そして、それを必ずNUMBER SIX.という楽曲へと

再録アルバムへと繋がる作品にしたいと思っています。

 

4回放送に向けてまだまだ議論が必要だと思います。

 

 

Nao

1回〜第3回とLINE LIVE会議に参加してくれてありがとう!

15周年を盛り上げるため、ファンと会議していく大切さを今回の会議でとても感じました。

すべての意見に目を通し、メンバーでしっかり話し合いたいと思います。

 

15周年という大切な節目、ファンと良い景色を見るためにA9、九組一丸となって進んでいきましょう!

これからもよろしくお願いいたします!

 

 

<次回に向けてのまとめ>

bambooさん、ありがとうございました!

次回の配信は11月3日を予定しております。

次回放送ではハッシュタグなどでいただいたご意見を中心にメンバーとファンで企画会議をしたいと思います。ぜひお付き合いください!

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