やまもといちろう 公式ブログ

個人投資家、ブロガー、株式会社データビークル 取締役CFO 投資事業とコンテンツ事業がメインの20年選手。株式会社データビークル、東北楽天ゴールデンイーグルス、東京大学政策ビジョン研究センターなどで棲息。最近は仕事より育児の比重が高くなってきました… 一歩一歩頑張って登っていきます。

 ということで白書ラッシュなわけですが、今日は今日で少子化白書が出ました。個人的には林野庁が出している森林白書が楽しい読み物ですけれども、それはそれとして今夜23時05分からのフジテレビ系ネット放送ホウドウキョク『真夜中のニャーゴ』ではサンフレッチェ問題… ではなく、最近出た最新の白書「高齢社会白書」「消費者白書」から、いまの日本が抱えている問題について解き明かしてみたいと思っております。

ホウドウキョク
http://www.houdoukyoku.jp/pc/

 かねてから、白書ネタは好評だったのですが、読んでいて思うのは日本の官僚の皆さんは真面目だなあといいますか、過去の年度から現在に至るまでかなりの部分で一貫性があって「ああ、この分野はこういう動きがあるんですね」ってのが良く分かるわけですよ。よく日本の官僚制に対する批判として、数年でローテするため専門知識が育たないという指摘があるわけですけど、それはそれとしても充分に連続性のある評価を各分野で下せるというのは凄いことなんだぞと思います。また、内閣府には内閣府の、総務省、警察庁、金融庁その他省庁いずれも特色のある資料の作り方をしており、いろんな組織文化の薫り高さを思い浸るんですよね。これはこれで楽しいと。

 なお、サンフレッチェネタは某大統領訪問が終わった後で、大口の話を投入する予定です。これはこれでお楽しみに。

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 で、来週は「クリントン対トランプ、史上最大の嫌われ者同士の戦い」でもやろうかと思ってちくちく選挙予測見てたんですが、選挙人予測に自信ニキな統計家たちがこぞってトランプ勝ち残りをまったく予想できてなかったり、いままでの大統領選のモデルでは考えられないような状況に陥っているみたいで興味深いわけです。平たくいえば、「クリントン支持者対トランプ支持者の各州票読み」ではなく「クリントン絶対投票しないマン対トランプ絶対投票しないマン」の戦いになったため、従来型の支持の広がりを政策別に読んで予測することが困難になるという、統計は過去の経験則から未来を見通す予測ツールという観点からすると盲点とも言える大統領選になったなあと感慨深く思うわけであります。

 我が国の選挙予測においては、最近はクラスター分析や政策ごとのウェイト処理もできるようになって、日本人が民主的に行動する場合どうなりそうかという予測は当たるようになってきました。それでも橋下徹さんがいきなり住民投票をおっぱじめると参照するべきデータ集めている間に話が進んじゃったりするわけで、なかなか大変なことになるわけですけれども、これはこれで勝負事の楽しさということで、一興と思っていただければ幸いであります。

 

 「この人の底が知れない」という真の意味で、畏友というか顔見知りでもっとも冒険野郎の一人が村上アシシさんでありまして、その彼が自身の海外旅行のノウハウを凝縮させた電子書籍を出したというのでさっそく購入したわけです。

 んで、旅の本と思ってたら、ある種の人生訓みたいな流れになってて興味深かったので取り上げてみました。なお、楽天印のkoboは出てません。kindle版だけです。



 私の困惑した旅行と言うと忘れもしない高校3年のとき、人生二度目の海外一人旅がロシア旅行だったわけなんですけど、言わずもがなソビエト崩壊に直面したソ連旅行でありました。国際空港がね、閉鎖されていたんですよ。バブルの残り香のある日本で買った高い航空機チケットを買ったのが「飛行機飛ばないから」の一言でオシャカになり、しかし何とか帰国しようと思って間違ってキエフにいってしまった17歳の夏。広いユーラシアを片言のロシア語と英語で旅した心細い経験が私の現在を築き上げました。

 そういう私の経験がどうでもいい本です。そのぐらい、もう繰り返し「旅の基本は準備にある」ということを教えてくれる内容は、寝ながら読んでいた私をして正座させしめるほどの説得力に満ちています。旅=未知の出来事に備えるには、それも、旅行かばんという限られた装備、さらにはバゲージロスト上等という途上国を旅する人たちに対してこの本はそこはかとない精神の支えを与えてくれます。「パスポートがなくなった、どうしよう」ではなく「あれ、パスポートどっかいった、はっはっは、そうきましたか」と言えるような心のゆとりは、パスポートの無くなり方から無くなったとき具体的に何が困るのか、どこにいけばどうなるのかといった知識が事前に提示されることで満たされるのです。そして、この本はそういう危機管理の情報が満載です。

 しかも、村上アシシさんがそこまでして世界を旅し、未知と危険に身を晒す理由が「サッカー観たいから」とかいう実に(自粛)で個人的な事情であることもまたハードボイルド。すごくどうでもいい。そのどうでもいいことを全力で追及した結果、とっても普遍的な海外旅行なぜなにマニュアルができてしまうという素敵事案を是非あなたもその目で体験してください。 

 そういえば今日NewsPicksのイベントに参加するんだったよなーと思っていたら、こんなメールが流れてきました。

 人を呼んでおいて落選させるなんて、あんまりだNewsPicksあんまりだ。

 この深い悲しみを胸に抱きながら明日からどう生きていこう と思うわけですが、あんまり気にせず大量の仕事や書き物を積み残してこれから会場へ向かいます。場所がどこなんだかいまいち分かってませんが。私の連絡や原稿を待っている皆さん、申し訳ございません。ぜんぶNewsPicksが悪いんです。

 今後ともよろしくお願い申し上げます。

NewsPicks イベント事務局 <newspicks.support@uzabase.com>
5月13日 (3 日前)

To BZT00066 
山本一郎 様

いつもNewsPicksをご利用いただきありがとうございます。

この度は5月16日(月)に開催するイベント「NewsPicksの課題と可能性」にお申し込みいただき、誠にありがとうございます。
定員を超える応募をいただき、厳正なる抽選の結果、今回は残念ながら落選となりましたのでお知らせいたします。
ご期待に添えない結果となり、誠に申し訳ございません。

NewsPicksでは今後もイベントを開催していく予定ですので、ご都合がつきましたらお申し込みいただけますと幸いです。
今後ともNewsPicksをよろしくお願い申し上げます。
 

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