山田伊純 公式ブログ

伝統芸能である能楽の役者として舞台に立つ。能楽金剛流シテ方。6歳にて初舞台。18歳で初主役。宗家のもと5年間住み込み修業を終え独立を果たす。また、各地方で能楽のワークショップ活動も行う。現在、東京と京都にて能楽のお稽古教室を持つ。平成元年生まれ。同志社大学卒業。


久しく更新せず

川の流れの如く
とどまる事のない毎日を
過ごしております



舞台の仕事も一つずつ終え
京都は祇園祭という行事が
過ぎて行きました

人の心や思考は
淀むことはあれど
留まることはそう無い


落ち着いたので
少しずつまた書こうと思う


先日の薪能の翁の地謡を
勤めた時の写真が届きました

六月の末日にいただく予定の
水無月を少し早めて頂戴しまして
今わたくしは能の巡回公演へ
参加致しております


こたびは 四国の巡回

去年と同様
京都のお囃子方による団体
"囃子方同明会"様よりご依頼
私はまたまた能「絵馬」半能
ツレの一人、ウズメ役を拝命
タジカラオは先輩の宇高竜成氏


能「絵馬」のかんたんな解説はこちら


去年の東北巡回でも
自然の豊かさに気付かされましたが
昨日より滞在している高知も
素晴らしく自然が豊かです。

高知の長い長い山道を
バス移動しておりますが
見渡す限りに山ばかりで
森、雲、川、海、
現代の京の加茂の山並みなど
比にならぬほどの緑である

梅雨の雨も
これがまた良い


定期能の加茂のツレ、
本日より三日間の絵馬のツレ、
七月初めの舎利のツレ、
七月中頃の舞囃子のシテ、

舞台が多くあり
誠に感謝
勉強致したく候

庭(instagram)

#ig_asia #garden #豚 #蚊取り線香 #summer #夏


加茂を舞い終えて…

この記事が初めての方は
一番下にリンクをまとめております。
お読みください。

能楽師としての課題が
まだまだ 沢山あることは
当然なのですが

何より
初番目物の難しさを実感

「加茂」前シテの里女 /山田伊純

舞う前まで
神様の能の雰囲気に
飲み込まれやしないかと
縮こまりておりました

実際に舞台に立ちてみると
神様の雰囲気を作るのは
主役である私
シテの責任が本当に大きく
力のない己を知る

舞台が何事もなく終えられた

他の役者様方々に誠に感謝である

写真が届きましたので
ご覧になられていない方の為に
公開いたします


【加茂 写真】
 潤星会
 国立能楽堂
 平成二十八年 六月十二日

一、前シテ/里女  山田伊純(やまだいすみ)

能面は増女(ぞうおんな)という
天女や女官などの
品格の高い女性に用いる顔を使用

真の解説〉
水を結び神に手向ける姿
つまりは
神様にお祈りをしているところです

うつろふ影はありながら
濁りなくも水むすぶの
神の心汲もうよ
神の御心汲もうよ

二、前ツレ/里女  宇高徳成(うだかのりしげ)

能面は小面(こおもて)という
若い女性の顔を使用

声もすゞしき夏陰や

三、後ツレ/御祖神(※1)  宇高徳成 

能面は小面だが
前ツレとは違う小面を使用

〈写真の解説〉
神職の人たちの前に現れ
袖を水に浸し涼みとり
美しい舞を舞うところ

法界無縁の衆生をだに
一子と思しみそなはる
御祖の神徳仰ぐべしやな
曇らぬ御代を守るなり

四、後シテ/別雷神(※1) 山田伊純

能面は大飛出(おおとびで)という
強い神様などを表す顔

〈写真の解説〉
神職の人たちの前に垂迹し
神威を示すところ

そもそもこれは
大城を守る君臣の道
別雷の神なり


※1 御祖神 … みおやのしん
※2 別雷神 … わけいかづちのかみ

加茂を舞うまでの記事が
全六回ございます。

来年は乱(みだれ)という
大曲に挑みます。

加茂6

先日、潤星会にて
加茂の舞台を勤め終えました。


御来場のみなさま
有難うございました

またご協力いただきました
多くの方々、そして、
ブログをご高覧のみなさま
にも感謝申し上げます。

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