こんにちは。ミイラズの畠山です。
なんか占いで、挨拶からちゃんと始めるといいことあるよ的な感じだったので挨拶してみました。
いいことあるかな?
じゃあ今回はミニアルバムの解説しますね。

楽曲の説明の前に色々と言われているので、ちょっと説明しておきますね。

このミニアルバム、まずギターとベース、しっかり鳴ってます。無くなったと言われてる方が結構いますが、います。
ライブでも今までの楽曲同様やるべきことがあります。今作はバンドサウンド、という認識をリスナーに持ってもらわないために、
そういうmixをしています。ギターとベースは縁の下の力持ち的な役割です。
まぁべースはそもそも存在感をあまり感じられない楽器ですから、あまり前に出てくる必要はないと思いますが、
ベースがなくなると音がスカスカになります。不安定になります。だからちゃんといます。
ギターは結構エモい楽器だなと僕は認識していて、こいつがいないと音楽に心が宿らないなぁと思っています。
打ち込みだけだとどうしても味がないっていうかね。だからサビとかでちゃんと盛り上がって聞こえる理由は実はちゃんと鳴ってるからなんです。
もちろんリスナーに「バンドサウンドです!」と認識されてしまっては新しくないので、「ギターがなくなった」という認識をされるその試みは成功してるわけですが、ちゃんと鳴ってますからね。うまく混ざってます。そこは誤解なきようお願いします。

んで、こういうサウンドになってメンバーはどう思ってるのか?ということを心配されてる方がいるようなので答えておきます。
まず、ケイゾーとまさひこはこういう音楽が好きです。ミイラズで今やるべきことはこのサウンドだよね、今俺らがやりたいのってこれだよねっていう結論を出してやっていますので、そこはご安心を。
というかね、ケイゾーは酔っぱらってる時にもっとポップなことやるのがミイラズだ、みたいなこと言ってましたし、
まさひこも出来上がった作品を聞いて、俺も今はこういうのやりたいな、と言っていたので全然マジで問題ないです。

んー、たとえばビースティボーイスは最初バンドでしたが、途中から3MCになりますよね。
三人がそれをやりたい、今鳴らすべきはそれだと思ったらそれでいいと僕は思ってます。
手法は曲には関係ないっていうかね。曲を生かすための手法なんで。
今まではバンドサウンドっていうものに固執しなくちゃいけない理由っていうか、自分でもよくわからないけどそれでやらなくちゃいけない、みたいな気持ちがなぜかすごくあって。シンセ入れたいけど、入れませんでした、みたいなオポチュニティってアルバムもあるわけで。でもそれはそれで表現方法なんですけど、そういうのに今は縛られる必要がなくなったな、という感じで。

本当は「年貢の納め時」っていう曲をリリースする予定でした。
これもレコーディング終わっています。まぁこれは近いうちにアレで聞いてもらえることになると思いますが、
いくつかの問題が起きたので、正式リリースするのはやめました。
そのうちの一つとして今言えるのは、ドラマーの脱退です。この曲はゲンキがいたころに作っています。
もちろんドラムのアレンジは僕がしていますし、このリリースする音源もゲンキが叩いたドラムではないです。僕が作ったドラムです。
だからリリースすることに何の問題もないんですが、僕の中で曲を作る時に大事にしてるのはメンバーのイメージです。
ミイラズは僕が一人で勝手に曲を作ってみんながただそれを演奏してるだけ、なんですけど、僕は結構メンバーのことを意識してアレンジ考えてます。あいつがこれ弾いたらかっこいいだろうな、とか、あいつはこういうの好きそう、とかね。
演者の癖って結構僕は好きでね。ゲンキのときはBPM180で16ビート叩けたので、そういう16ビートものが多かったです。
『言いたいことはなくなった』で、ストロークスの要素を少し取り入れたのは、ケイゾーとマサヒコがストロークスの大ファンだからです。で、今もストロークスがやりそうなギターとかを意識してアレンジしています。それはマサヒコがギターだからです。
メンバーにも気持ち良く音楽をやって欲しいし、言われるだけ演奏してるなんて思っても欲しくないので、そういうことをちゃんと考えてます。まぁそれが僕の勝手な想いだったりする場合もありますが。一応気を使ってます。
なので、僕の中でメンバーが脱退したのにこの曲をリリースするのはなんか不自然だよな、っていうのは少しありました。
で、ドラムが抜けて、サポートも入れないっていうのを決めたので、やっぱりここで今までと同じようなサウンドを鳴らすのは不自然だなって思いました。折角だからこのピンチをチャンスにするために思い切ってこういうミニアルバムのサウンドに変化させようっていう気持ちがありました。挑戦しようと。

僕は音楽というものをこういう風に考えています、という説明をしますね。
音楽はエゴのぶつかり合いで楽曲が生まれる。それがバンド。みたいな認識ってあると思うんですけど、僕はこれが大嫌いです。

若い頃バンドをやっていて、よく喧嘩してたんですよね。
で、スタジオ入っても練習しないで喧嘩。無駄な時間を過ごしてお金だけ払っておしまい。
こんなんでプロになれるのかな?ってずっと思ってました。
で、結局解散。意味ねー!金返せ!時間返せ!って思いました。バイトして稼いだ金があっという間に消える。バイトしてるから時間も少ない。これはまずいって思いましたね。
でもお互い我慢してやりたくないことやっても仕方ないしね。僕はどちらかといえば我慢するタイプなんですよ。
だからつまんないなぁってどんどん思うようになってしまったりっていうのもありました。
協調性のない人とバンドやるとけっこうきついなっていう経験もありますね。その人に合わせなくちゃいけなくなるので、結局、何のために音楽やるのかよくわからなくなってきたりしてね。僕はプロになりたいっていう目標があるんですけど、メンバーは意外とそこまで考えてなかったりして、
ただ好きなことやりたいって人もいれば、売れたくないって人もいるしね。楽しいからやってるだけでそんなこと考えてなかったって人もいます。まぁ僕ほどストイックにプロになりたいって思う人も珍しいのかもしれませんが、自分と同じだけ熱い気持ちを持って欲しいと強要してもやっぱり持ってもらえないっていうのは人生ここまで生きてきてわかりましたね。
人は変わらない、自分が変わるしかない、的なやつっすかね。若いときはそういうもっと「本気でやろうよ!」という気持ちがわかってもらえない瞬間は多々ありましたね。特に高校から進学するとき、自分は大学行かないでプロを目指したけど他のメンバーは大学受験するからバンドは解散、とかね。でもまぁ仕方ないすよね。僕は小学生からプロのミュージシャンになりたいと思ってたから。
(だからまさひことケイゾーと出会えたときは嬉しかったですね。同じようにプロで食っていきたいっていう、プロになるための覚悟、気持ちを持ってる初めての人間だったから。プロ意識の方向性も同じでした。)

過去の話をしましょう。
若い頃のある日、スタジオで喧嘩したあとに、すげームカムカしてたら、アル中の父親が、何キレてんだ?って感じで話しかけてきました。「俺が作った曲を認めてくれないんだよね」「あいつが作った曲が微妙でさ」とかそんな話をしたらアル中の父親はこう言いました。

「楽曲ってのはな、神がくれたプレゼントなんだよ。だから誰が作ったとか、そんなことはどうでもいいんだ。そういうことに縛られてるようじゃダメだな。そういうエゴは捨てろ。音楽のために何をするかを考えろ。」と。

こいつ…仕事してねーしアル中のくせにすげぇこといいやがった。ていうかアル中だからか??伊達にアル中になってねーな。こいつデキる…。と思いました。父は完全なアナーキーで社会不適合者でしたが、それだけの凄みがありました。
(まぁ今でこそ、僕自身も社会不適合者だって思えるので、その理由とかわかりますけどね。)

あと、CD屋でバイトしていた時期にそこの店長がもともとちょっと音楽業界にいた人で、僕がバイトの面接でプロを目指してるって話したら即決して応援してくれたんですよね。で、シフトも自由にさせてくれました。その人からは色々と業界の闇の話も聞いたし、プロになりたかった、バンドはルールを決めろ、と言われましたね。リーダーもちゃんと決めて、目標もしっかり決めて、そのために全員が同じ気持ちになれないとダメだと。一番言われたのは、「ドラッグ、女、金、これでバンドは絶対ダメになるから、それだけはちゃんとルールを決めろ」と言われました。それは今でも肝に銘じてます。

そんなこんなで、音楽が中心になくてはいけないと僕は思うようになりました。曲は神がくれたプレゼントなんだ。
そう考えると余計なエゴは消えて活動に集中できると思った。
作曲者や演奏者が中心なんじゃない。そこにある音楽、曲こそが中心になくてはならないんだと。

これは極端な例ですが、たとえばオーケストラで、ずっと立ってるだけで出番をずっと待ち、曲中に一回しか音を鳴らさない人、いますよね?ドラ担当の人。でもこの人が、俺って必要?いらなくね?って思ったらこの楽曲って成立しないですよね。
この人は必要だし、この音は必要。でも一回しか出番ない。こんなんやりたくねー!ってその人がエゴを出したらオーケストラはおしまいです。だからちゃんとその役割を理解して受け入れる人間が必要です。(実際どうか知らないけど。)

まぁこれは極端な例ですけど、今作は今鳴らすべき音ってこれだよね、っていう気持ちはメンバー全員があり、
そのためには自分が前に出る必要もなく、やるべきことをやる、それがこの楽曲を成立されるためなんだ、という気持ちでやっております。というかね、まぁ三人ともあんまり前に出たがる性格じゃないんですよ。三人ともシャイですからね。

で、まぁそもそもミイラズはそういうバンドなんですね。僕はプロになりたかったし、目標がハッキリしていた。
そういう経験を生かして始めたバンドがミイラズです。
プロになるためのバンド。それがミイラズです。喧嘩する時間はもったいないし、進まない。みんながエゴをぶつけ合うだけじゃダメだ。けど妥協はできない。結成当初はアークティックモンキーズのようなサウンドを鳴らす日本のバンドっていうテーマを決めたから、揉めることはない。それが嫌ならこのバンドはやらない。だから一番最初に前身バンドのドラマーがやめました。前身バンドの音は好きだけど、新しいのは好きじゃないと言われました。でもそういうわかりやすさで活動してきました。

ケイゾーとまさひこはとても大人な人間だし、プロのミュージシャンとしての役割もわかっています。
エゴではない自己主張の強さもしっかりを持っています、協調性もあります。こういうミュージシャンは実はあんまりいないんじゃないかなと思っています。僕が今までやってきたバンドでもこれだけ理解力があり、協調性がある人は珍しいです。
今でも僕らの目標はもっと上だし、そのために三人それぞれが何をすべきかっていうことを理解してやろうとしています。
もっと上に行くために自分が何をすべきか、それを間違えるとやっぱり喧嘩になったりしちゃいますよね。
まさひことケイゾーとはね、もう長いしお互いの性格もなんとなく把握してるし、好きなものとかも似てますからね。
阿吽の感じはありますよ。だから変な心配とかはいらないですからね。

あと、最近の人たちはキャーキャー言われるの好きなんだろうなーって思う人多いですけど、
僕らはキャーキャー言われるの結構苦手なんですよ。慣れてきて悪い気はしないですけど、三人ともね、キャーキャー言われるとどうしていいかよくわかんなくなるんですね。言われなくなってくるとそれはそれで寂しいもんですけどね。
まぁ勝手にキャーキャーいうのはいいけど、俺らはそれに対してどうしていいかわからなからボヤーってしちゃってました。
んー、でもそれもよくなかったよなぁって思うことがあって。
ファンの方にキャーサインください、とか渋谷歩いてるだけでキャー写真撮ってください、みたいな時期があったんですけど。
僕はそのときロックスターとして、堂々としてあげれなかったんですよね、僕も普通の人間なんで、今はちょっと話しかけないで、みたいな空気を出してしまったことが何度もあると思います。正直名前が出始めたとき、買い物してるだけでもツイッターに書かれたりして
スタッフからメールが来て、今書かれてるよ!見られてるよ!みたいなことを教えてもらったりして、ものすごく疲れてしまったんですね。まぁ有名税ってやつですよね。仕方ないとは思いますが、実際自分が体験すると、もう外に出かけるの嫌だ、みたいな気持ちになってしまって。どこで誰が見てるかわからないから何もできない、みたいな。
ファンの方が喜んでくれるのは僕も嬉しいんですけど、あの頃はちゃんと答えてあげれなかったなって思います。
今はちゃんと精一杯答えれるようにしようと思ってますけどね。時すでにの遅しですが。
まぁなのでキャーキャー言われるためにやってるわけじゃなくて、音楽をやりたいからやってるわけですね。当たり前なんですけど、意外と当たり前じゃないっていうか。モテたいからバンドする人もいますしね。別にそれはそれでいいと思います。僕は違います。
(僕は茶髪で長髪だからチャラいって勘違いされるんですよねぇ。そこはホント納得いかないですね。いつかそれをテーマにブログ書きますね。)

んで、僕の場合はもっとハッキリしていて、「音楽を作りたい」から音楽をしています。
とにかく家で曲を作るのが好きです。好きで好きで仕方ないです。音楽活動の中でそれが一番好きだし、
そのためにミュージシャンって仕事やっていますとハッキリ言えます。そしてそれを聞いてもらえればそれでいいです。それが最高です。だからもっといろんな音楽を作りたいんです。だからいろいろ考えてます。
ライブが大好きってアーティストもいますよね、だからアーティストそれぞれだと思うんですけど、今はライブの時代っていうか、CD売れなくなったからライブで稼ぐしかない時代になってしまったよね。だからこの時代は僕にとってかなり不利な時代です。
僕にとってはライブってそれこそ握手会とかに近いっていうか、ファンサービスのためにライブやってるっていう感じなんですよね。
音源が中心にあってそれを気に入ってくれた方に生で音を聞いてもらって、感謝を直接言える場所っていうかね。
前回も書いたけどそれ自体がちょっと考え方古いと思うので、ライブに対しても自分の考え方をいろいろ改めなきゃなって思ってます。
今は音楽を楽しむ時間がライブって感じですかねー。遊園地とか、そういうカテゴリーに近くなったんじゃないかな。フェスなんかは特にね。

まぁともかく、ギターとベースは鳴ってるし、メンバー間も何一つ問題なく進んでるので心配はご無用です。
そしてもっと重要な理由がいくつもあったりするんですが、それは今言えないので、また今度。いずれ話せる時がくるでしょう。

前置きが長くなりましたが、一曲ずつ解説していきましょう。

「そして、愛してるE.P.」

1.そして、愛してる
この曲は、ドラムが抜けて新体制になって、さて、どうやってライブシーンで盛り上げていくかなと考えに考え抜いて出来上がった曲です。今のアメリカのドメジャー路線、ジャスティンビーバーやディプロが関わっているような新しさを感じさせつつも、日本でちゃんと機能するようにテンポは日本人がノリやすいようにしました。疾走感を大事にしました。どうも畠山疾走感です。
アークティックモンキーズの3rdアルバム「ハムバグ」は日本ではあまりウケませんでした。リリース時に本人たちもインタビュー裏で言ってたと話を聞いたんですが、「次のアルバムは早いのやるよ」と日本を去っていったそうです。
で、僕はこの3rdアルバムが実はアクモンの中で一番好きなんですね。でも日本人の多くは最初の二枚しかよくない、と言います。
他の外タレでもよく言われてますが、日本人は早いのをやるとライブで盛り上がる。という認識があるそうです。
で、僕らもそれは思うところがあり、日本的なことはしっかりとやろうと思っています。なのでこの曲はそういうバランスがしっかり取れたと思います。でも所謂日本的なダサい感じにはなってないと思うので、とても満足しています。
ただ、またミイラズあるあるで、歌詞が「聞く系」で、イントロは静かに始まりサビで爆発する「神になれたら」パターンなので、
ライブであんまり機能しねーかもって、この数回のライブで思い始めました。だから次のアルバムタイミングではもうちょっとノリやすくわかりやすいものに挑戦しようと考えています。ギターももうちょっと前面に出してわかりやすくするつもりです。エモさは欲しいね。あー、この曲アルバムバージョンでミックスしなおしてもいいかもな。今思いつきました。
それと、「マジか」とかの路線の「年貢」はゴリゴリでとても気に入ってますが、多くの人に聞いてもらうには毒が強すぎるかも?って思ってもうちょっとポップな作品を作ろうと思って、こういう曲が完成しました。
前回のブログでも書きましたが、ミイラズは復活劇を見せなくてないけません。当然ですが、メンバーが脱退したのでまたファンが減るでしょう。これは仕方がないことですが、このまま行けば解散や活動休止を余儀なくされるだろうなと、僕は思いました。
で、復活劇のイメージ。今あるのはフレーミングリップスです。
彼らは初期はグランジ的なバンドでしたが、ドラマーが辞めてから、三人体制になり、打ち込みになり、映像を使うようになり、サイケポップに変化してから成功しています。まさに今のミイラズが置かれた状況にそっくりだなと思って、音源もそういう大胆な変化がミイラズ復活劇には必要なんじゃないか?と思ってこういう作品にトライしました。それを今の時代の日本行うイメージです。
もちろん音楽性を変えることで一部のファンは減るだろうなと思っています。でも本当の意味でミイラズを好きな方は、根っこの部分で好きだと感じてくれてると思うんですね。だから音楽性が変化しても、変わらない部分っていうところにちゃんと好きでいてくれているファンの方がいると思っています。うぬぼれの勘違いだったら俺どんまいだな。

2.再勇気
この曲はもろディプロって感じで。どことなく西遊記っぽい雰囲気があるのでこういうタイトルと歌詞になりました。
歌詞も面白いのが書けたので満足しています。あとサビのメインシンセのリフがすごく好き。
ディプロのすごいところはオリエンタルな要素をポップに取り入れるところですね。リズムに民族っぽい音色が多用されているのに、どこか都会的だし、いやらしくない。不思議すぎる感じもない、サンプリング使いがとてもうまい人らしく、打ち込み音楽だけど、生音楽って感じがすごくする。
ディプロはEDMって言われてるけど、俺の中ではレゲエだし、もっとポップなところにいる人だと思います。
この曲はもともとアルバムリードにするつもりもなかったので、洋楽そのまんまっていうイメージを持ちつつ、Jpopに消化した感じ。
ちなみにケイゾーはこの曲が押し曲でもいいと思うって言ってました。

3.最後の夢
これはヒップホップの最近の流行り、トラップっていうジャンルに挑戦しました。
ドレイクとか、リアーナとか、その辺を聞いてもらえれば分かると思います。
歌詞はFFのことを歌ってて、ミイラズらしいっていうか俺らしい歌詞がひさびさに書けたなって思える。
冗談と本気の入り混じり方とか、すごく気に入っています。
最後の「何度もすげぇ、モルボルうぜぇ、太古の術、クリスタルK」の流れとかはもう完璧すぎてマジ俺天才すぎって思います。
今作のリード曲以外は需要とかマジで無視して作りました。だからすごく気に入ってます。

4.ハイエナ
これは音楽業界の闇って感じで。活動10年してきてなお、思うことがあり書いた曲。
でもハイエナってほんとは自分で狩るハンターらしいですね。ライオンの方がよっぽど奪っていくタイプらしいです。
まぁ所謂日本で言われている「ハイエナのような人間」っていうイメージで書きました。
サウンドは都会的で、歌詞のサバンナ感との対象が美しいと思います。サビの「言葉はいらない、怒りを感じてくれ」感が伝わると嬉しいです。ケイゾー曰く「チャゲアス」を感じる名曲とのこと。僕の中のチャゲアスが発動しました。
僕はヤーヤーヤーが当時本当に好きでした。今からそいつを殴りに行こうか、は今でも共感できる最高の歌詞ですね。
サビで「ヤーヤーヤー」しか言わないんだけど、そこにすべての思いが詰まってると思うんですよね。
「殴りに行こうかヤーヤーヤー」すごくないすか?この表現方法。うおおおって感じです。メロディも希望に満ち溢れてるんですね。殴りに行くことに迷いはなく、正義しかそこにはない感、間違ってない感、すげぇ。

5.愛はあった。そう、きっと。
これはけっこう作るのに苦労した曲で、ライブを意識してサビで高いメロディを歌ってるんですが、もともとは低いメロディで、
「さよならにグッバイ」っていう歌詞で、タイトルもさよならにグッバイでした。歌詞もなかなか生まれてこなくて。
でも、盛り上がりに欠けるかなーと思ってこういう作りになったんですが、さよならにグッバイでもよかったかなって今は思ってます。
ライブでそんなやらないしねー。アルバムの押し曲以外の曲はそのワンツアーでしかやらなくなってきてるし、10年やってるから曲数も多いからねー、意識しなくてもよかったかもなって思ってます。でも、この新しいハウス感はすごく気に入ってる。
最近のアメリカのドメジャーで、超かっこいいなと思ったのは、カルヴィンハリスのthis is what came forって曲でリアーナが歌ってるんですけど、これのすごいところは、サビで落ち着くところ。所謂EDM的な、サビ前にグワー来るぞ来るぞと散々盛り上げていて、ドーンと来るかと思い気やなぜか落ち着くっていう。で、メロディだけで盛り上げてるっていうかね。これがまた超絶タイトで、クールなんですよね。こういうのは日本だと難しいかもしれませんが、マジかっこいいなと思いました。そういうのもやりたいね。

6.そんでそんでさぁ
これはシンプルにパンクEDMって感じですね。歌詞にしても盛り上がり方にしてもわかりやすくてすごく好き。
オリエンタルな要素もあるし、明るいし、いいね。「ソシタラ」的な立ち位置なのかなって思います。不思議なんだけど、すごくミイラズっぽいと思う。
今更ですが、歌詞は「君の料理」のアンサーソング的な感じになってましたね。「君の料理」は「晩御飯何にするか考えといてよ」で終わりますが、この曲は「明日は僕がご飯を作るよ」になっています。自分でも気づいてなかったー。
この曲はなるべく長くライブでやって行きたいなぁと思ってます。


さて、ファンの方々やミイラズのイメージだけを知ってる方にはかなりの衝撃作だと思いますが、楽しんでもらえてるでしょうか。
この作品を作るにあたって、一番思っていたことを正直に書いておきますね。

やりたいことをちゃんとやっておこう。と思って作りました。前回のブログにも書きましたが、ここ数年ずっと悩んでいました。
で、正直もうダメかな、解散かなって思うことが何度もあり、ドラマーの脱退も決まり、またファンがいなくなるだろうなーって思ってました。だから、もうこれで最後のつもりで好きにやっちゃおう、みたいなところがありました。
まぁそれぐらいの覚悟で作ってます。今も。
あと、ここ数年ずっと悩んできたから、これは人生つまんないなって思って。好きにやったほうがいいなって思った。
まぁ人生なんてうまくいくときもあればうまくいかないときもあるよね。武田鉄矢さんが言ってたのは、「登りきった山は降りないと遭難して死んじゃう。」っていう人生の哲学ね。だから降りつつあるタイミングでも、それはいいことだし、やるべきことなんだって思うようにしています。

僕らが登った山は頂上まで行けなかったよね。いろんな問題が起きて途中で降りるしかなくなってしまった。でもそれはもう一度チャレンジするために今降りてるわけで。もし無理やり登ろうとしてたら誰かが死んでたかもしれない、再起不能になってしまったかもしれない。山の途中で解散になってしまったかもしれない。だから僕らは今山を降りてます。そう思うようにしています。もう一度準備をして、頂上を目指すために。

だからこれからもっと大変な時期が来るだろうなって僕は思ってます。下り切らなくちゃいけないから。
でも誤解しないで欲しいのは、諦めるつもりは全くないし、僕らは正しいと思って道を進んでる、それが下り道だとしても。
で、解散するつもりもないし、休止するつもりもない。
今は来年からの活動のことも考えているし、こういう状況でも応援してくれるみんなと一緒に進んでいけたらなと思っています。
もっと楽しいことしたいなと考えています。

僕らの世代のファンの方々は多くの人が就職をして、自由な時間が少なくなってしまったと思うんですね。
熱狂的になれる時間も少なくなってしまったし、だからそういうファンの方がにもちゃんと楽しめる時間を考えなくちゃいけないし、作品もそうだと思うんですね。若いときとは僕らもファンの方々も状況はどんどん変化してると思うので。

僕はゲームばっかりやってるように見えますが、真剣にいろいろ考えてますからね、前回も書きましたが、ファンの方々が応援し続けてよかった、と思ってもらえるように頑張りますので、これからも変わらずの声援よろしくお願いします。

ツアーに来れる時間が作れる方はぜひ新体制のライブを見に来て欲しいです。今までで一番自由に縛られずにライブをしている3人が観れると思います。よろしくね!

じゃー次回はいろいろ書いてたら10年の思い出が結構蘇ってきたから、思い出した話を幾つか書きましょうかね。
それではまた!

10年は長いような短いような。10年って数字だけ聞くと、そんなにやってんのかよ!って思いますけどねー。
まぁこれもみなさんのおかげっすね。ありがとうございます。
前回に引き続き解説的なのやりましょうかね。あと20曲…めんどくせぇ…。じゃあdisc2いってみよー。

disk2

1.We are the fuck’n World
この曲は友達が結婚することになったので作った曲です。歌詞かなり気に入ってるんすけどね。我ながら美しいなと。
もうちょっと売れてもよくね?って思いますねー。
「この曲まじヤバピ」とかいう人に聞いてもらえたらマジヤバピッピだと思うんですよねぇ。
音楽性とかはあんまり考えずにラフにシンプルに作った曲。
「Top of〜」のポップスバージョンって感じで、リズム同じで製作した、「Top of〜」のアンサーソング?的な立ち位置ですかね。
ちなみに「Top of〜」もこの曲もこのリズムでギター弾き続けるのかなり難しいんですよ?さらに歌いますからね。
やってみてください。気が狂いそうになりますから。
MVはケイゾーとマサヒコが正式加入するタイミングだったのでああいう意味不明な映像になってます。

2.ソシタラ ~人気名前ランキング2009、愛という名前は64位です~
ミイラズで一番ポップな曲って印象。俺の中のジュディアンドマリーさんが自然に出てる気がします。
僕が中学生の頃一番ギター弾いてたのはジュディアンドマリーで、ほぼ全曲練習しました。タクヤのプレイは今考えてもおかしいです。
クレイジーだと思う。恩ちゃんのベースラインも異常。その中でクールなドラムを叩く五十嵐さん、あれで歌えるyukiちゃんすごすぎ。
日本のバンドであそこまで不思議なアレンジなのにポップなバンドはいないと思う。
インタビューでこのギターでよく歌えるね?っていう質問に「聞かないようにしてます。」って答えてましたyukiちゃん。
あと一番好きな発言は最初のアルバムのキャッチコピーが「夢を追い続けるすべての人へ」で、それに対し「意味がわからなかった。」って言ってることね。今も昔も大人の事情ってやっかいですね。
ソシタラは純愛ソングって感じで歌詞も気に入ってます。俺って愛の伝道師だなって思います。ジョンレノンの生まれ変わりかなって思います。嘘ですすいません。調子に乗りますた。
曲もノリいいし、明るいし、かなり気に入ってます。
イントロのドラムを考えた俺はまじ天才だなって思います。ちなみにイフタムのイントロのギターも思いついた俺はまじで天才だなって思いました。何度も言いますけどミイラズは僕が一人で家で作詞作曲アレンジまで作ってそれをみんなで練習するバンドです。
メンバー全員でアレンジ考えたりはしないです。喧嘩する時間が勿体無いので。

3.観覧車に乗る君が夜景に照らされてるうちは (Single ver)
この曲が出来た時、俺は狂喜しました。こんなにシンプルでパワーのある楽曲がついにできた!しかも短い!
作曲家としての野望を一つ達成した曲です。これは売れる!これは売れるぞ!と思いましたが、そこまででしたね。やっぱプロモーション大事っしょ!アニメのタイアップとかつかねーと!
この曲をリリースする直前に、ほんとは「NEW WORLD」をシングルにする予定でした。レコーディングも終わってたし。アルバムも「セルアウチっ!!」みたいなタイトルでいまだに発表してない楽曲までありましたが、いろんな事情で「観覧車」に変更しました。
アルバムの方向性もガラリと変わって「言いたいことはなくなった」に変わりました。
今話せることの一つとしては、「NEW WORLD」の歌詞だとタイアップとか取りづらいって言われたんですね。あとラジオとかも放送しづらいって。固有名詞がバンバン出てくるからどこで問題起きるかわからんと。
この時はまじで「勝負の時」だ、と思っていたので、じゃあ「NEW WORLD」じゃダメじゃん。って思いました。悔しいねぇ。
思いは完全に「NEW WORLD」の歌詞の内容とともに燃え上がる野望があったんですけど。
でもまぁそれで「観覧車」が生まれたからそれはそれで良しとしますが、結局タイアップ付いてないような…。
あの時「NEW WORLD」をリリースして、アルバムも「セルアウチ」をリリースしていたら今とは違うミイラズの未来があったのかな?とよく思いますが、結果はそんなに変わらなかったんだろうなーって今は思います。
でもまぁ他にもいろいろ事情はありました。だからこの時は「観覧車」以外のリリースはあり得なかったです。
でもそれはまたいつか話します。
ちなみに音像はバクシーンズをイメージしています。バクシーンズとストロークスって感じですかね。
んでこういう路線に変更した時に、アークティックモンキーズも「Suck it And See」というアルバムの方向に行ってました。
明るくてメロウな楽曲が目立つアルバムです。好きすぎてついにアークティックモンキーズに追いついた、と思いましたね。まじで。

4.ラストナンバー (Single ver)
上記の話の流れで観覧車の次に作った曲がこれ。これが出来た時、余裕で売れるっしょと思いましたね。
当時のスタッフもこれはまじでかっけぇと言ってましたし。
でもまぁ自分が思い描いた結果は付いてこなかったね…。夢見すぎだね俺は。
観覧車にせよ、ラストナンバーにせよ、「言いたいことはなくなった」というアルバムはバクシーンズのイメージで作ってるので、かなりパンクですね。なので自分の中のジュディアンドマリーさんがかなり自由に遊んでるなと思います。明るさとかポップさがね。
ラブソングだけどミイラズらしいイメージも欲しかったので「ふざけんなってんだ」という歌詞を書きました。
今でもライブで盛り上がるので嬉しいです。MVも気にいってるんだけどね、チカチカしすぎてテレビでは放送できないんですね。
だから白黒バージョンがテレビで放送されてます。そういうのって難しいよねぇ。ほんと。

5.i want u
この曲は実は前身バンドの時の曲です。まぁサビとギターメロディ以外はほとんど作りなおしたけど。
これはほんとに素晴らしい名曲だと思っていて、絶対に売れるだろうなって思ってました。まさひこは今リリースするのはもったいないって言ってました。それぐらいポテンシャルのある楽曲だと思います。
でも時代にあんまりあってなかったかもねー。ライブの時代が到来しつつあったので緩めの曲ってあんまり派手に認知されなかったかもねぇ。「朝目が覚めたら」なんかはね、コーヒーのCMなんかに使われたら最高だなと思うんですけどね。
山下達郎さんがインタビューで「CMのタイアップがたまたま決まって、それがなかったら僕は売れてなかったと思う。」っていう発言をしていて、まぁ山下達郎さんだったら他の道でも売れてると思いますけど、そういう「きっかけ」って大事なんですよね。
運というか、「持ってる」か「持ってないか」みたいなところで、俺は「持ってない」と思いますね。
だから「持ってない」人なりの戦い方をいつも模索しています。でも結局「タイアップとかじゃねぇ!曲で勝負するしかねぇ!」って答えしか出ないんですけどね。
ちなみにこの曲が収録されている「言いたいことはなくなった」っていうアルバムの作詞作曲印税は1円ももらってないです。逃げられちゃいました〜。一番売れたアルバムなんですけどね。で、訴えようとしたらJASRACしか訴えられないんですって。びっくりしました。作詞作曲した本人でも、JASRACに著作権管理を預けると、権利はJASRACに代理してもらうことになるらしいです。JASRACに訴えるようにお願いしたんですけど、全然動いてくれないっす。だから泣き寝入りっすねー。この時、借金増えました。

6.僕らは
メジャー移籍一発目のシングル。メジャーに行く予定なかったんですけどね、この辺から僕自身もミイラズってバンドをコントロール出来なくなってますね。いろんな事情でメジャーに行くことになりました。まぁいつか話しますよ。
でもまぁ自分的にはいつかメジャーの力で売ってもらわないとダメかなって思ってもいたので、こういう話になった時は「もうやるしかねぇ!」って覚悟して決めました。正直インディー時代が長かったので、メジャー行くならファン辞めるって人が多いんじゃないかなって不安がかなりありました。実際はどうだったかはわかりませんけど、結構減ったんじゃないかなって僕は勝手に思ってます。でも仕方ないなと自分に言い聞かせてました。
この曲はメジャーに来たのでとにかく気合を入れて作った曲でした。でも今思えば「俺らしくない」楽曲かもしれないです。
というか、俺の中の「売れる曲を作りたい俺」と「バンドとしてやりたい曲を作りたい俺」みたいのが分裂し始めてる時期かなって。バンドとしては「気持ち悪りぃ」一本で勝負したかったんですね。でも「僕らは」みたいな曲で勝負もしてみたい!っていう気持ちもあって。それで両A面シングルになりました。
自分が作った「曲」だからね、全部好きだし、愛があります。でもどれで勝負するか、とか、これはこのバンドらしくないからボツとか、そういう曲を作る僕の「個」と「バンドらしさ」みたいなものを考えるようになりましたね。今も葛藤してます。
曲を作るのが好きで、どんなジャンルの曲も作りたいって思う。でもミイラズっていうバンドに求められてるものとか、ミイラズってバンドのイメージとかが出来上がってきていた時期なので、そういうのやっぱ難しいよねぇー。
ちなみに音像はダブステップを取り入れてるんですけど、さすがにわかりづらいですよね。生バンドでダブステップはちょっとわかりづらかったかなと思います。
ま、とにかく勝負するぜ!って想いで作った曲でした。勝負したかったからMVもちゃんと外部にお願いしました。

7.気持ち悪りぃ
この曲は「ミイラズ」として一番気に入ってる曲です。音像も含め完璧なものができたなって思ってます。
大好きな桑田佳祐さんにも認めてもらった曲だし、言うことないっすね。まぁもうちょっと売れたら最高だったけど。
これはUSインディーが流行り始めた頃に作った曲で、ガールズ(クリストファーオーウェン)とかベースドラムオブデスとか、そういうのを聞いてた時期に作った曲。ガレージだけどリバーブ感があって。
むしろこれこそアークティックモンキーズだろ!って感じの曲なんですよ。アークティックモンキーズが昔インタビューでフォロワーが増えるのはどう思う?って聞かれたのに対し
「俺らを本当にパクりたいなら俺らの「音楽」を真似をする必要はない、俺らの「やり方」を真似するんだ、そうすれば俺らになれるよ、音は全然違くてもね。」みたいなことを答えていました。
くそかっけぇ。
で、この曲はアクモンの「音」を意識して作ったつもりは一斉なく、当時のUSインディーを意識して作った曲ですが、やるべきことや、方向性、そういう実際の「音」ではなく、「アクモンの考え方」っていうのかなぁ、そういうことを意識して作りました。
だからこの曲こそ「アクモンが言うアクモンのパクリ」に成功した曲だなって思います。
この曲は日本語ですが、フレーミングリップスの前座をやった時に、「これなんて歌ってんだ?おもしれーな」と外人に評価を受けたので、僕は日本語でも海外で勝負できるって確信を持ちました。んで、この曲は海外でも通用する自信がありました。
でも海外流通とかハードル高いし、itunesでも海外で買えないんですよねー。海外で勝負してみたいって気持ちは今もありますよ。もちろん日本語で。今だからこそ日本語は海外で面白がってもらえてますが、当時の僕は絶対日本語は世界でウケるって思ってました。
たまに海外からメールもらうんですよ。買えないぞ!売ってくれ!っていうメールをね。
ちなみにこの曲、最初の歌詞がメジャーからだとリリース出来ないって言われて変更しています。メジャーの歌詞の制限をかなり感じ始めました。まぁだいぶ攻めてたしね…。あと、歌詞が個人的すぎるからダメとかも言われたなぁ。うーん、ミイラズって個人的な歌詞が多いんだけどなーそれがなくなったらミイラズの意味ないんじゃ?と思いました。

8.うるせー
この曲は「気持ち悪りぃ」のUSインディー的な流れで早いバージョン、みたいなイメージ。うるせー!って叫びたかっただけ。
MVもバカみたいで気に入ってます。
時間の都合上「傷名」は今回ベスト盤から外しました。普通入れますよねー。ライブであんまり定番化しなかったから外しました。
深い意味はないです。
「傷名」はEMIの当時の会長がめちゃくちゃ気に入ってくれて、「君は天才だよ!この曲は絶対売るよ!」みたいなことを直接言ってくれて。会長がアーティストに直接会うことってほとんどないらしいです。だからこれはもう売れたも当然だなって思ってました。
したらすぐ会長やめちゃいました。んでEMIはユニバーサルと合併しました。俺ってほんと「持ってない」よねー。うんうん。
どんまい俺!

9.スーパーフレア
これはまんまアクモンじゃね?って俺も思ってるんですけど、これをリリースしたいと会社に言われて、いや全然いいですけど、まんまアクモンですけど大丈夫ですか?って聞いたら、「似てる曲あるの?」って言われて「あーそんなもんか」と思いました。そんなもんです。まぁ歌は日本らしい感じがあるし、売れるかなって思ってました。俺的にはアクモンらしさがあるJPOPって感じかな。
ライブでは定番化してますね。
僕はミイラズというバンドで「ロック」をやってるつもりは一切なかったです。「ヒップホップ」を生バンドで、ロックを吸収してやってる、そういうイメージでした。だから名前が出始めた後、関わる周りの人に「ロックをやってほしい」と言われた時に、「???」って感じでイメージがわきませんでした。で、売れてるロックの人って誰だ?って考えた時にB‘zしか思いつかなかったんですよねぇ。
いやね、ミスチルだってサザンだって「ロック」ですよ。でもね、僕の中では「ポップス」なんですよ。
で、B’zは「ポップス」だけど僕の中では「ロック」なんですよ。この感覚わかるかなぁ??
まぁそういうイメージで作ったのがこの曲です。「ロック」で売れるイメージはB’zっていうイメージを持ち始めた頃でした。
僕はずっと公言してますけど、ミスチルやサザンのようなアーティストになりたいんです。
まぁ今の時代だとそういうの生まれづらいですけど。音楽バブル時代だからこそそういうアーティストが沢山生まれたんだろうとは思いますけど、僕のイメージはいつもサザンとミスチルです。だから「ロック」と言われたら同じような存在ってB’zなんですよね。
でも僕は小さい頃はB’zは通ってなかったです。それがイカんかったか!中学の時に友達に散々オススメされても聞かなかったからなぁ。聞いときゃよかった!

10.真夏の屯田兵 ~yeah! yeah! yeah!~
これはディレクターと揉めに揉めてできた曲です。インタビューでも公言してますけど、当時ディレクターは「can」や「スーパーマン」や「チェック」みたいな曲を作ってほしいって言ってたんですね。
で、まぁこの3曲って俺の中じゃ全部ジャンル違うから、要はライブで盛り上がるそういうノリの感じでしょって感じで5曲ぐらい作ったら、全部違うって言われて。おや?と。で、もしかして初期アークティックモンキーズみたいのってことですか?って聞いたら、それは違うと言われ。自分的には、当時は当時の音楽性があるわけで、今更昔の音楽性をやってもカッコ悪いし意味ないから、ちゃんと今の時代あった音楽性を表現したかったし、でも、そういうのを答えてあげるのもプロの仕事だと思ってまた5曲ぐらい作ったらまた違うと言われ。メンバー全員も「えー?言われた通りの感じじゃん?」って感じで。当時のマネージャーも、ちょっとよくわかりませんね、みたいな感じになって。で、実際何が違うんですか、どういうイメージなんですか?って聞いたら「ギターのカッティングが鋭くて、サビで広がる感じ。」って言われました。今まで渡した曲も全部そうなってると思ったんですけど、あまりにもムカついて作ったのがこの屯田兵です。まぁ当時のディレクターとは相性悪かったですねー。そもそも喧嘩するのがめんどくさくてアレンジまで一人でつくるようになって始めたバンドがミイラズだったのに、結局ディレクターと喧嘩してちゃ意味ないですよねー。進まないなーってずっと思ってました。まぁ他のアーティストはうまくやってるわけだし、俺はメジャーとの相性は良くなかったんだろうなって思います。人にもよると思うけど、歌詞の制限とか考えるとメジャーはちょっと無理かなって今は思います。
ちなみに、この時のアー写の衣装はサンローランのシングルレザーで、この時はアレックスと同じだけかっこ良くなるには向こうよりいいレザー着るしかねぇと思ってました。Mステもこのレザーで出演しました。これは夏でしたが、その年の秋にアレックスが同じレザーを着ていたんですね。向こうは秋冬物で、僕は春夏物でしたが。好きすぎてついにアレックスターナーを追い越してしまったんだなって思いましたね。好きすぎるとそういう現象が起きるみたいです。

11.NEW WORLD
結局リリースしたっていうね。歌詞はめっちゃ気に入ってます。エモいよね。
当時はミニアルバムをリリースしたいって言われて、ミニアルバムってなんやねん、全然作る気しねーわと最初思いました。
シングルが売れない時代だからミニアルバムでお願いします、みたいな。ふーん。
で、まぁある曲を並べたら夏っぽいなと思ったので「夏を好きになる〜」が完成しました。
言われたことちゃんと真面目にやるんですよ僕ちゃんだって。
というか、今思い出しましたけど、そういえば当時、勝手にベスト盤が出るって話になって、おいおいなんやねんそれっていう問題が起きたんですね。
で、ベストに未発売音源の「NEW WORLD」と「名曲」と「エンドレスサマー」を収録するからって言われて、ちょっと待て!と。mixも仮だったから、そんな完成してもないもんリリースしたらアカンよ!と話したんですが、結局のところ向こうが原盤を持ってるので、リリース出来てしまうと。
で、いろいろ調べたら、未発表の楽曲に関してはアーティスト本人の許可がないとリリースは法的にできないっていうのを調べて、とりあえずはそれでリリースは止めれました。ちなみに発表してある楽曲ならば本人の許可なくてもリリースできます。で、まぁじゃあいつか勝手に出されるとか問題が起きる前に先にこっちでリリースしとくかってなってリリースしたんだったわ。
ちなみにそのときのベスト盤がリリースされると決まった時に、「絶対買わないでね。」ってファンの方々にいうこともできたんですけど、それ自体がプロモーションになって話題作りになってしまうので、無言を貫きました。騒がないのが一番いいかなと。ファンの方々も察してくれたみたいで良かったです。心の中では煮えたぎるほどムカついてましたけどね。「言いたいことはなくなった」の印税も払わずに何をしとんねんと。
で、タイアップとかつける話ではなかったので普通にNEW WORLDリリースできましたね。歌詞もそういう意味では問題ないみたいです。
歌詞の路線は一番ミイラズらしいんじゃないですかね。
でも、なんていうか、共感を得られる歌詞なのかな?っていう不安はありました。自分の熱い気持ちだけの曲なんで。
売れてる音楽にこういう歌詞の曲って聞いたことなかったし、そういうイメージはできなかったかなぁ。
あと、当時はもう自分の中で「過去の曲」だったし、自分のなかでのエモい要素がちょっと他人のエモさに見えてしまったってのもあるかな。時間を置いちゃうとよくないなと思った。曲は出来た時にリリースすべきだなって思った。歌詞も年号変えたりして、でもまぁ色々ありましたけど、皆さんに聞いてもらえることになってこの曲も喜んでると思います。歌うのはめっちゃ大変です。
「夏を好きになる〜」に収録されている「名曲」「エンドレスサマー」とこの曲は「セルアウチ」っていうアルバムを作る予定だったときの曲です。

12.この惑星のすべて
この曲は完成したあと、アレンジをガラリと変えて、歌詞も変えて、ミイラズとしてはかなり異例のパターンで完成した曲です。
プリプロしたあとに全部作り直しました。で、出来た時はまじで完璧、絶対売れるって思いました。でも全然ダメでした。これも勝負したかったからMVを外部にお願いしました。メジャーに来てから「ロック」で勝負してきたんですけど、自分的にはミイラズって「シスター」「神になれたら」「ハッピーアイスクリーム」「i want u」っていう路線でバカ売れする!って思ってたので、メジャーでこの路線でまだ勝負してなかったので、どうしてもこの路線で勝負したいって話してこの曲をリリースしました。
でも会社の人たちはこの路線は失敗するだろうなって思ってたと思います。実際言われましたし。バンドを売るって難しいなって改めて思いました。でも本当はこのカップリングの「らぶりー」で勝負するつもりだったんですけど、それは完全に会社に止められました。
これは絶対失敗する、どうなるか目に見えてる、と言われました。
まぁビジネスだからね、わかりますけど、作曲者に直接それ言うか?と思いましたね。
作曲者はどの曲だって同じだけの愛情を持ってるわけで。どれにだって同じだけの可能性を持ってます。愛されたいと願ってます。
悲しかったですねー。この会社とは相性が悪いんだなって思うようにしました。しかもこの曲まじで名曲でしょって思ってたし。
なんていうかミュージシャンってサラリーマンと何にも変わらないなって思うようになりました。上司の意見は結局曲がらないし、上司が気に食わなかったらキラれるし。いろんな関係者に挨拶に行ったり、笑わなくちゃいけないしね。俺笑っても笑ってないように見えるからほんと大変で。だってパッと見で怖い人って思われるんですよ?どうしたら愛想良くできるんすか!愛想良くしてるつもりでも全然普通だったりするし!帽子かぶってたら、態度悪いと言われたこともあります。キャラなのに…。
んで、ファンやリスナーのために曲を作ってるんじゃなくて、ディレクターのために曲作ってるのかな?って思うようになりました。ミュージシャンって自分が思い描いてた仕事じゃないなぁって思うようになりましたね、でも自分の中でもちゃんと受け入れてるところももちろんありました。仕方ないよな、でも悔しい、まじむかつく。そんな感じ。売れないとこういう関係性は覆せないなとも思いました。
ビジネスといえば同時、こんなプロモーションじゃ絶対売れないからもっと金かけてくれ、と一番偉い人にキレたところ、「絶対に成功するものに金をかけるのがビジネスだ」と言われました。一番偉い人と喧嘩しちゃだめだよねぇー俺。そりゃキラれるよね。仕方ない仕方ない。
でもね、ミュージシャンは、「絶対に売れる、絶対にみんなが気に入ってくれる」って信じて音楽作ってます。俺は特にね。
だからね、はぁふざけんな!って思いましたね。お前の価値観で決めてるだけだろ、こっちは絶対売れると思って曲提供してんだよ!と思いましたね。で、僕が感じたメジャー会社の考え方は「絶対に売れるもの」=「何もしなくてもすでに数字が付いているもの」なんですよね。だからそこに金をちょっとかければ、どんどん売れていくっていう考え方。もちろん全ての会社がそうではないと思いますけど。でもそれってなんかおかしくね?何もしなくても数字つくなら会社ってなんなの?って思ってしまいました。
もちろんもっとでかくするための話なんですけどね、なんか矛盾を感じてしまったんですよ。
当時よく感じていたのは、ミュージシャンの儲けってめちゃ少ないよなぁと感じていました。これってもしかしてマネージャーの方が給料もらってんじゃね?とかね。ミュージシャンがいなかったら音楽の仕事って始まらないのに、ミュージシャンが一番お金もらってないってなんなんだろう?って思いました。これはCDが売れなくなったから起きた現象だと思いますけど。
で、もちろんビッグになりたかったから、バンドをデカくする方法っていうものには賛成だったんですけど、そのために金をかけてもメンバーが儲かってないってなんか変だよなぁって思うようになってしまいましたね。ま、もっと売れたら違うんでしょうけどね。
微妙なバランスの時期だったんでしょう。
んで、この辺から、時代の変化を完全に感じるようになりました。
気づいたのは、結局僕は90年代の音楽バブル時代の亡霊に囚われてるんだなって思いました。
僕のイメージはサザンオールスターズで、「勝手にシンドバッド」をリリースしたあとに「いとしのエリー」でバカ売れ。っていうこの王道パターンを常にイメージしてました。でもそれがすでに古かったのかもしれないです。バラードでバカ売れ、みたいのが古いのかもしれないです。この辺から色々考えるようになりましたね。時代を考えなくては、とより強く思うようになりました。
そもそも音源がバカ売れっていう時代じゃなくて、ライブで売っていく時代に変わってきたしね。
アルバムリリースしてないバンドがライブのチケットソールドとか、俺にはもう意味がわからないっす。
アルバム一枚でZepp!?なんで?って思う。何がどうなってんだろう?って。でも事実そういう時代。
僕にとってライブって、大好きなあの曲が生で聴ける感動ってイメージだったんですよね。だからライブってあんまり興味なくて、今っでも見にいくのめんどくさいし。そんなんだから時代についていけないのかな俺って思います。
今のライブってみんなで同じ動きして、共感?発散?とかそんな感じですかね?まぁ勝手にそうなってる分には別に何でもいいけどね。
好きに盛り上がってくれよって思うけど。俺自身がライブを見るときそれは望んでないかな。普通に見たいわ。普通に聞きたい。
俺がイギリスでストロークスを見てた時は、周りの人たちがマナー悪くて普通にキレましたね。酒が入ってるペットボトルが思い切り頭にぶつかりましてね。ハッパくせーし、場所無理やり入ってくるし。日本語でキレましたよ。頭にぶつかったペットボトルを拾って地面に叩きつけて「訴えてやる!」(違う違う)『ふざけんな!』と。そしたら、おいおい、悪かったよ、って普通に引かれました。
こっちは普通に見てーんだよ!とね…。でも海外は一緒に盛り上がるみたいな感覚はなかったかなー。
それぞれが勝手に盛り上がってるって感じで。
話を戻します。洋楽も全然日本で聞かれなくなってしまい、ミイラズの洋楽を吸収するやり方が全く通用しない時代が来てしまったんじゃないかって思うようになりました。このころの自分のイメージは「るろうに剣心」で薫殿が殺されたあとの「剣心」って感じで、かなり絶望し始めてると思います。はやく左之助に殴られたい気持ちでした。でもまぁまだ主人公っぽい、挫折を味わう時期、みたいな感じで楽しんでいると思います。
ちなみに、この時、The1975を丸パクリした「ありきたりだし嘘みたいだしガキみたいだしバカみたいだけど」って曲があったんですけど、それも会社で止められました。ざんねーん。とりあえず歌詞載せておきます。


「ありきたりだし嘘みたいだしガキみたいだし馬鹿みたいだけど 」

ありきたりだし嘘みたいだしガキみたいだし馬鹿みたいだし
夢みたいだしドラマみたいだし何言ってんだって言われそうだ

なんだろうな この感じは
気づいたんだよね突然に
交差点 信号待ち そっと流れる星
そんな急に現れてもさ 願いごとなんて浮かばない
いつもなら叶えたいことばかり
情けないくらいあるのになぁ
   
気付きづらいとも思うんだ
きっと気付かないままの人もいると思うし
俺はラッキー そんでもってハッピーうれぴー
君がいるんだよね僕には
他の人が持っていないもの
それは君 
なんていう個性だ
俺のオリジナリティ 羨ましい?

ありきたりだし嘘みたいだしガキみたいだし馬鹿みたいだし
夢みたいだしドラマみたいだし何言ってんだって言われそうだ
でも本当だし嘘じゃないし誰よりも何よりもこの命よりも
大切な気持ちを歌う「僕は君がいればもう大丈夫。」

情けないし頼りないし歌下手だし才能ないし
すぐ怒るし すぐ傷つくし すぐ迷うし すぐ暗くなるし
金ないし 服買っちゃうし 生きる力あんまないし
何にもない何にもない何にもない僕だけど
君がいれば大丈夫

あまりにも未完成だな僕は
つくづく思うよ
だけど君がいることで
完成しちゃう
足りないのは君だった
そんな風に思ってしまうよ
そうかだからか
今まで駄目だったのは
君が足りなかったからだ

明治通り ビルの向こうに
星振る夜 ありきたりなストーリー
本当に嬉しそうに 
イメージ通りにいかなくたって
最低を最高に 最悪を最善に
うまくやろう うまくやろう うまくやろう
と思っているんだよ 僕なりに

もしも僕から何もなくなってしまっても
君となら0から1を生み出せる
そんな気がしてるんだよ
だけど僕一人じゃ駄目なんだ
頼りないかもしれないけど
僕一人では何も生み出せない
君がいなくちゃ
君でなくちゃ

ありきたりだし嘘みたいだしガキみたいだし馬鹿みたいだし
夢みたいだしドラマみたいだし何言ってんだって言われそうだ

ありきたりだし嘘みたいだしガキみたいだし馬鹿みたいだし
夢みたいだしドラマみたいだし何言ってんだって言われそうだ
でも本当だし嘘じゃないし誰よりも何よりもこの命よりも
大切な気持ちを歌う「僕は君がいればもう大丈夫。」

情けないし頼りないし歌下手だし才能ないし
すぐ怒るし すぐ傷つくし すぐ迷うし すぐ暗くなるし
金ないし 服買っちゃうし 生きる力あんまないし
何にもない何にもない何にもない僕だけど
君がいれば大丈夫

ありきたりだし嘘みたいだしガキみたいだし馬鹿みたいだし
夢みたいだしドラマみたいだし何言ってんだって言われそうだ
でも本当だし嘘じゃないし誰よりも何よりもこの命よりも
大切な気持ちを歌う「僕は君がいればもう大丈夫。」

簡単だし難しいね 愛しいのに憎らしいね
冷たいのに優しいね 悲しいのに嬉しいね
酷い顔でもかわいいね ケンカしても仲いいままだね
いつまでもいつまでもいつまでも
二人でいるために全部任せて


13.プロタゴニストの一日は
これは上記の話の流れで、時代を感じて日本でちゃんと勝負しようと思って作った曲です。
会社にもノリが良くて最高、今風だしこれはイケると思います。って感じで今の日本のシーンに真正面からぶつかっていった曲です。
まさひこが「ノれるのに泣ける」みたいのが売れるんじゃね?みたいな感じで言ってたのでこういう曲が出来ました。
まぁでもこの時はもう勝負とかのタイミングじゃなかったんだよね。今思えば。
EMIがユニバーサルと合併してからミイラズに関わっていた人たちはどんどんいなくなってしまったので、事実上、事務所は解散状態でした。これからどうなっちゃうの?っていう空気がスタッフ含めありました。これは仕方ないことだと思います。どんな会社でもこういうことはありますからね。その中でちゃんと勝負したいなと僕は諦めずに曲で勝負する姿勢だけは持ち続けてます。
実はタイアップもほぼ決まっていて、これは勝負できる!となっていたんですね。今までで一番でかいタイアップの話でした。
シングルとしてのリリースも決まってましたし。
でもちょっとした問題が起きてしまって、全てがおじゃんになりました。俺ってやっぱ「持ってねー」わ。かなしー。
MVはロスの景色とかも織り交ぜてるんですけど、この辺りから海外の景色を使用し始めてるので、日本の景色がものすごく絵になりづらいって思い始めてます。「らぶりー」もロスの映像だし、メンバーもやっぱ海外の映像は絵になるねぇって感じで。

14.世界一キレイなもの
これはとにかく歌詞が気にいっています。これはエモいし、ノリも良くてダンサブルかつメロウな感じで、オシャレだしいいね、って感じで。ただこれはアルバムの一曲って感じで勝負曲ではないなって思ってます。
ライブでやると、やっぱりみんな、ノるべきか、聞くべきか、みたいな状態になっちゃいますよね。ミイラズあるあるっていうか。
こっち的にはノル曲なんですけど、やっぱ歌詞重視の曲ってみんな聞くよねー。ま、全然いいんですけどね。
昔は、客がノッってないと、やべぇって気持ちになって、盛り上がらない曲はライブでやるのやめとこう、みたいな時期がありました。最近は全くそういう風に思わなくなってきて、それはそれだなっていうか。
本当はプロタゴをシングルでリリースして、「この惑星」「プロタゴ」からのアルバムリード曲「世界一」って感じのイメージで、こう曲調をバランス良くリリースする予定だったんですけど、プロタゴがシングルリリースしなくなっちゃったから、予定も変わってしまったんですよねぇ。
いろいろありましたねこの時期はほんとに。うまくいかない時期もギリギリ楽しめてます。
というかこの2年悩んでばっかりだったので人生もっと楽しまなくちゃなって思って、こういう歌詞が出来ました。

15.SUSHI A GO! GO! GO!
この曲はロスに行った時に行った寿司屋がSUSHI A GO! GO!って名前でそのまま使ってます。
それしか歌わない歌って言うのを作りたかったので、それが出来たのが嬉しかったです。
これはUSインディーっぽいのをまだ引きずってる感じ。ライブでタオル回すのはまぁなんか今っぽいかなって思ってやってます。
見てくれてる人が楽しんでもらえる方法をいつも考えてます。でもミイラズのファンの方は実際何が楽しいのかな?って思ったりして悩みますね。

16.レイトショーデートしよう
これはアークティックモンキーズのAMっぽいスローなリズムを使用して、日本っぽいメロディに変えた曲。
歌詞も含め、かなり気に入っています。これは洋楽的要素と邦楽的要素のバランスがうまくできていて、バランスもいいし、すげぇいいなと思う。
「オポチュニティ」っていうアルバムはシンセを使いたいなぁと思いつつ、ライブでサポート入れるわけにもいかず(お金かかるから)、同機はちょっとやりたくないなぁと思っていた時期なので、ライブでの再現を考えてシンセを入れずにポップにチャンレンジした作品でした。
でも今思うと、普通にシンセ足せばよかったなって思う曲がけっこうあります。
表現方法としてそこまでバンドサウンドに固執する必要もなかったかなって。でもまぁキャッチーな曲が多くてこのアルバムはめちゃわかりやすい作品だなぁ、ちゃんと売れそうだなって思ってたんですけどね。あんまりでした!どんまい俺その2!

17.マジか。そう来たか、やっぱそう来ますよね。はいはい、ですよね、知ってます。
この曲はEDMのシンセを足して、テンポ感もEDMにして、ミイラズのリフを混ぜたらマジやべぇ音楽ができるんじゃね?と思って作りました。ある意味「CANのジャケットのモンスター〜」の現代版、みたいなイメージです。
出来上がった時はマジやべぇ、こんなん聞いたことねぇ、って思ったんですけど、ちょっと難しすぎたかも?って最近思います。
でも気にいってます。
このころは、もうどうしていいかけっこうわからなくなってました。ミイラズらしいことをすべきなのか、そもそもミイラズらしいって何?俺が思うミイラズらしさは今の洋楽を吸収して名曲を作ることだけど、今のファンとかイメージはミイラズらしいって「攻撃的で言葉数が多くてライブで盛り上がる」って感じみたいなのをメジャーで散々言われたので、自分の中でそれが呪いのように染み付いてしまって、自分がやりたいことやったら失敗する、ミイラズはアルバムごとに音楽性が変わってるからそれがいけないんじゃ?とか、洋楽も流行ってないし、それよりももっと今の若いバンドみたいなことしなきゃダメなんじゃないか?とか、オポチュニティってアルバムは今の日本のバンド風に挑戦したのにあんまりウケなかったら、それも違うのかも?とかすげー悩んで、今はこれをやるべきだ、みたいなのがハッキリと見えなくなってました。
それまでが合っていたかどうかはわかりませんが、今はこれだ!これなんだ!っていう答えが明確に見えてました。だからバンド自体に勢いがあったなと思うし。間違っていても勢いがあるってのは大事ね。間違いすら正解にできる力があると思う。でも当時はどうしたらいいかわからなくなってましたね。メンバーを食わせなきゃいけないし、無責任に解散ってわけにもいかない。ファンのためにも解散とか休止とかしたくないし、でも今は何やっても上手く行く気がしないって思ってた。
大好きなアークティックモンキーズのAMもめちゃくちゃかっこいいけど、これは日本じゃ売れないって思ったし、今の日本に自分ができる事はなんなのかわからなかった。(アークティックモンキーズのアレックスターナーがリーゼントにしたのはアメリカで成功するためだと僕は思っていて、AMっていうアルバムもアメリカで成功するためにアメリカのR&Bの要素を取り入れてる。発言していたドレイクってキーワードやカバーがもろソレだと思う。ライブパフォーマンスもイギリスのシャイなロック少年じゃなく、派手な動きをするようになったし、ビートルズのようにアメリカで成功するのがイギリスのバンドの目標なんだと思う。それぞれ国の文化があるんだっていうことを当たり前だけど実感して、じゃあ俺は日本で成功するにはこの国の文化に対して自分がやれることって何?とか考えたりした。)

そんなこんなでロッキンオンの編集長の山崎さんに相談しに行ったんですけど。
というか、本当は山崎さんには事務所をどっか紹介してくれない?って頼みに行ったんですよ。エレカシの事務所を探したのが山崎さんと渋谷さんだっていう話をウィキペディアで見たので、なんとかしてくれるかなって行ったんですけど。
「俺も知り合いいねーからなぁー」って言われました。事務所の話はそれでおしまい。で、その時に、こういう音やればとか?そういうプロデュース的なのは思いつくんだけどなぁっていう話になって、EDMの話になって、この曲が出来ました。
山崎さんは、ライブで2、3曲だけEDMっぽいのがあればまた違うライブ展開になるよね、みたいなイメージだったんですけど、
僕は曲を作り始めたらハマってしまってアルバム全部がEDM的なものになりました。これには山崎さんも驚いてましたね。
でも僕は新しい音楽が作れたし、とりあえず迷うことなくアルバムが作れたので今でも感謝しています。
一番ヤバいのは活動が止まることだと思うので、とりあえず自分がこれやりたいっていうひとつの答えが出せたことはよかったなと思ってます。音楽活動って正解なんてなくて、何が正解かって誰にもわからないんですよね、でも俺はミイラズに関しては、これが正解っていうのがずっと見えてたんです。でもちょっと挫折してから薫殿を失った剣心みたいな感じになってきて、正解が何かわからなくなってしまった。その中で、今はとりあえずこれだって思えたら、まずそれをやってみよう、失敗してもいいから、とにかくやってみよう、何もしないよりは絶対にいい、って思ったし、何よりシンセサウンドに挑戦するのはすごく楽しかった。
もともと中学の時に初めて作った曲はテクノだったし、ずっと打ち込みで曲を作ってたから、今までで一番自由に作れた作品だと思う。

18.つーか、っつーか
これは「マジか」よりもEDM感をわかりやすく強調してみました。「なんだっていい」の現代版、みたいな感じのイメージ。
こういう雰囲気の曲ってミイラズにしかできないんじゃないかなーって思います。いい意味での「適当感」みたいな。
ヒップホップ的なノリも感じるし。好きです。初期のミイラズを今風にする、みたいなイメージがあって。
上記の山崎さんとの会話の中で、今、目の前にいるお客さんをまず盛り上げようぜ、みたいな話になったので、初期のミイラズをイメージしながら作りました。でもそれってもしかして間違ってるかも?って最近ちょっと思ってます。
今、目の前にいるお客さんってミイラズをどういう風に思ってるんだろうなー?これ間違えたら大変なことになるよねー。初期じゃないんじゃないかっていうね。そこじゃなかったかもしれないって。

19.VAM! VAM! VAMPIRE!
これは「シスター」の現代版、みたいな感じです。ポップなEDMですね。音像はスティーブアオキのウィーザーのリバースとのコラボとか、CSSのラブフォックスとのコラボとか、あの辺な感じですね。このころはEDMってちょっとチャラいってイメージだったんですけど、ウィーザーとかCSSとかが関わってるっていうのは入りやすかったです。チャラくないって思えたし、ちゃんと音楽的って思えたから。ちなみに歌詞はドラマ「怪奇恋愛作戦」のバンパイアの話から思いつきました。歌詞も気に入ってます。

20.まざーふぁっかー!!!
これはテンポもミイラズらしく、サウンドの激しさもミイラズらしく、歌詞やタイトルもミイラズらしく、MVもミイラズらしく、わりといわゆるミイラズらしさのイメージにそって作った曲。「waa」とかその辺の感じにEDMを足したみたいな。
でもこれで売れるのかな?っていう迷いはやっぱりありましたね、こんな曲やってる人日本にいないし、EDMっていうキーワードはロック層のお客さんには偏見でチャラいって見られてしまうなって実感がありました。僕自身もそう思ってたし。
でもバンプもやり始めたんだよ?大丈夫でしょって思いましたけどねー。俺たち間違ってなかったでしょ、て思うんですけどね。

ミイラズ始めた時は、アークティックモンキーズみたいなサウンドを鳴らしてるバンドはいない!っていう理由で絶対売れるって思ったんですけど、今は、逆にこんな誰もやってないサウンドで売れるのかな?っていう風に思うようになってしまいました。
時代は確かに変わった。確かに今は洋楽も流行ってないし、いわゆるガラバゴス化してると思うし、ドメスティックなものが需要がすごくあると思います。ちょっと前までは洋楽に影響を受けた邦楽って当たり前だったけど、今は邦楽に影響を受けた邦楽バンドが増えてますよね。僕はそれあんまり想像しなかったんだけど、よくよく考えたら日本って今までもずっとそうだったなと。
一つの流れができるとそこに全てが集まる。そのパイオニアってのは実はインディーの人で、そんなに売れてない。誰よりも早く新しい音楽をやってたんだけど、陽の目を見るのはそのあとの人たちだったりするよね。

俺はゴッホになるかもねとたまに思いますが、悔しいので死ぬ前に必ず成功しようと思ってます。自惚れてるわけではないですが、
自分を通して出来上がった楽曲はちゃんと評価を受ける資格があるし、いつか必ず評価されると思ってます。

時代は変わったけど一番変わったのは僕のいる場所です。僕は一応、今音楽業界の中にいます。ミイラズを始めたころは音楽業界の外でした。だからやるべきこともシンプルだった。なんでもやれたしね。ルール無用だった。でも今は違う。無茶をするとバンド以外にも迷惑がかかってくるし、責任もあります。メンバーを食わせなきゃいけないとかもあるし。そして10年という活動をしてきて、ミイラズという名前が知ってる人には知られてる状況で、一度聞いたけどなんか違ったって思われた人にもう一度聞いてもらうのはすごく難しいし、飽きたって人にもう一度ってのも難しい。ファンの期待も感じるし、裏切りたくもないし、もっと上に行かなくちゃいけないし、でも10年やってるから当然話題性は新人に向かうわけで、今新人と同じような勢いは当たり前にない。
10年選手で、起死回生の一発っていうんですかね、なかなかいませんよね、ちょっと名前が知られてから、もう一度復活っていうバンドは。でもそれを出来たらね、ミイラズってマジすごいと思うんですよ。それこそ誰もできなかった事をやれるんじゃないかって思ってるし、挫折を味わった今だからこそ伝えられるストーリーがあると思うんですよね。だから解散とか休止とかせずに諦めずにいろいろ考えてます。



全40曲の中にはいろんな物語がありました。後半はなんか俺の愚痴大会みたいに見えるけど、もっといろいろあるんですよ。
一応まだ言わずにしておきます。ほんと敵増えますからねー。
まぁ誤解しないで欲しいのは、後半のどの曲も、もうダメだ、とか適当に作った曲はないです。それぞれを俺が本気の想いを込めて作ってます。どれもいろんな方法で勝負に挑んだ曲ばかりです。
んで、こうやって見ると「売れたい」っていうキーワードばかり目につくから、そんなにお金欲しいのかな?って思われるかもしれませんが、そうじゃなくてね、音楽だけを続けてくためには音楽で成功し続けないとダメなんですよね。
それにやっぱ俺はビッグになりたいね。サザンやミスチルみたいになりたいね。

でね、諦めてないっす。
こんな紆余曲折あってそれでも応援し続けてくれるファンの方々にね、恩返しするにはやっぱもっと売れて、でかい夢見せたいっすね。
俺たちだけじゃなくてファンも諦めなくてよかったっていう感動を一緒に感じたいね。他のバンドでは絶対に見えない景色を一緒に見たいっすね。そんな風に思えるようになった10年です。ぜってー諦めないっすよ。

んで、「この惑星のすべて」のあたりから書いてある「悩み」みたいのを吹っ切って作ったのが新しいミニアルバムです。
とにかく周りの意見とか全てを無視して一度やりたいようにやり切ってみようと思って作りました。
この数年で色々思ったのは、できないことを無理やりやっても続けられないんじゃないかなっていうところ。
頑張るところを間違えるとえらいことになるっていうかね。もちろん頑張らなくちゃいけないことってあると思うんですよ。
好きなことだけやってりゃいいとは思わないし。でもそこ頑張っても畠山くんの良さ引き出せてないよっていうかね、
そんなこんなでとにかく振りきった作品です。
次はミニアルバムの解説をしますね。

それでは!

ミイラズ初のベストアルバムが発売されたので、全曲解説的なやつをやろうかと思います。
40曲…。うわーめんどくせぇー。読むのもめんどくさいと思いますが、ラフな感じでお付き合いください。
解説っていうか、なんか一言、みたいな?感じ?思い出とともに楽しんでもらえれば。

disc1
1.CANのジャケットのモンスターみたいのが現れて世界壊しちゃえばいい
タイトル長っ!ライブでの定番曲になってますが、作った当時はそんな風に成長する楽曲だと思ってませんでしたし、
3rdアルバムあたりでライブでやってない時とかあるんじゃないかなぁ?もうやんなくていいべ、みたいな。それぐらいの扱いでした。
一番ライブで盛り上がり始めたのはメジャー以降な気がしますな。この曲はミイラズのイメージする代表曲って感じだと思いますが、
アークティックモンキーズのパクリではなくクラクソンズのパクリです。で、クラクソンズにはこんな曲ないのでパクリではないのです。ちゃんとイメージだけで作れてます。
歌詞のCANっていうのは昔のバンドでして、まぁ音楽好きな人なら知ってると思いますが、マニアックな音楽好きな人って、何にも知らない人を馬鹿にするじゃないですか、僕も実際そっちの人間だったんですけど、でもまぁ音楽を楽しむのにそういう要素って別にいらないなって思って。むしろ何にも知らない人の方が直感でわかっちゃったりしてて。このころは自分も含めた音楽好きも、ミーハーもどちらも俺からしたらウゼーだけっていう気持ちで書きました。そういうことじゃねーんだよっていう気持ちですね。

2.レディース&ジェントルメン
これは「ご来場のレディース&ジェントルメン〜」っていう歌詞があったら超ウケるな、誰もやってねーだろって感じで作った曲です。
ライブで一曲目によくやってました。勢い重視。

3.シスター
我ながら名曲だなと思います。歌詞がいいよねー。こういう歌詞はいつでも書きたいと思うんだけど、なかなかコレを越える歌詞はかけないかなぁと思ってます。曲はオマンチェって感じですよね。トレインスポッティングとかを彷彿させる音像で。っていうかニューオーダー?って感じですね。そこまで意識はしてないですけど。
この曲のタイトルがシスターっていうのは、妹のためにこの曲を書いたんですけど、妹のためにっていうのは正確に言うと、妹が障害をもって生まれたのでミイラズが売れたらこの曲の印税は妹に全部あげてお金に困らないようにしてあげようと思ってシスターというタイトルをつけただけで、妹のことを思って書いた歌詞ではないです。僕は鋼のシスコン番長ではないです。テーマはあってますけどね。
ちなみにこのアルバムは全然売れてないので印税で生活は出来てません…。もっと売れなくちゃ!

4..WAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これもワー!って叫ぶ曲あったら面白いなって感じで作った曲で、ほんとヒップホップ系の緩い「ワー」だったんですけど、レコーディングしてたらわりと叫ぶ方向になってしまいましたね。ビースティーボーイズとかリップスライムが緩めに「わー」って言ってるイメージでした。勢い重視その2。

5.僕はスーパーマン
タイトルを思いついた時、まじ売れる!って思ったんですけどね。全然売れてないすね。
近年はライブでやってもあんまり盛り上がらないかなって感じがしててライブでもあんまやってません。
初期アークティックモンキーズを日本風に解釈したらこうなった、みたいな曲です。
歌詞の「30を越えると海馬がシャットダウン」の30が年齢だと思われがちなんですけど、「精神と戦う回数が30個を越えると海馬がシャットダウンしちゃうよねー」っていう意味です。前後の歌詞でわかると思いますが。
あと「年齢が30を越えると会話がシャットダウン」と間違えられることもしばしば。まぁ歌詞ってそんなもんだよねー。

6.check it out! check it out! check it out! check it out!
これはね…ここでは書けない大人の事情が絡んでまして。本当にムカつくんですけど。今はやめときます。
僕がもっとビッグになったら戦っていこうと思ってます。
ヒップホップの定型文「チェケラー!」を疾走感溢れるガレージサウンドでやったら超新しいだろうなと思って作った曲です。
ただそれだけの曲なんですけど、パンクな感じでいいね。今でもよくライブでやってます。

7.Let’s Go!
この曲は自分的に超気に入ってるんだけど、ライブであんまり盛り上がらないからライブでやってないっす。
2枚目のアルバムネセサリーイービルはこの曲が出来て、方向性が見えた、っていう感じで。
この曲のおかげでヒップホップのイメージがめちゃ強くなりましたね。Madconをよく聞いてる時期でした。
PVもね、ジェレミースコットのアディダスジャージ着てるんですけど、今見ると西城秀樹的な感じで…。我ながらヒップホップ??みたいなね。

8.イフタム! ヤー! シムシム!
これは完成した時、絶対売れるっしょ!って思った曲ですね。言葉数の多さもキレキレで、歌えるようになると気持ちいいですよこれ。
曲はロスキャンペシーノス!をイメージして作りました。爽やかな感じだけど、ライブだともっとノイジーにしたいなぁって思ってます。シューゲイザー的な感じで。

9.神になれたら
これも我ながらめっちゃ名曲やん。それって泣けるやんって感じで。
ミイラズで一番エモい歌詞な気がするな。自分の中にまだこんな感情が残っていただなんて…。っていうハンターハンターのクラピカばりに喜んだ曲です。
ライブでやるとわりとしんみりしちゃうんで、自分的にはうおー!みたいな感じでものすごく盛り上がる予定だったんですけどね。
サビ入ったらモッシュ起きるかな、くらいの気持ちだったんですけど。みんなちゃんと聞いてくれるんですよね。
なのであんまりライブでやってないっす。ミイラズのこういう曲はみんながちゃんと聞いてくれるので、いいんですけど、以外と僕のイメージと違うことがよくありますね。でもみんなはそのままでいいんですよぉー。
外タレは「日本人は騒がずにちゃんと聞いてくれるから嬉しい、僕らの国のお客さんはずっとジャベってたりするからね。」っていう感覚らしく、僕からしたらむしろそっちの方がありがたいんですけど、って思います。

10.5.5.5st
この曲はハロウィンライブでの定番ですね。
歌詞がいいよねー。こういう物語性のある曲は作ろうと思ってもなかなか作れないから自然に出てくるまでは作らないです。
むすびズムさんに提供した「まほうのカギを手に入れたら」もこのパターンで物語系なんで気に入ってます。
youtubeで誰かがこの曲でラフなアニメつくってましたよね。あれ好きです。
でもこの歌詞よくよく考えると幽遊白書なんじゃね?っていうね…。れいがーん!!!!

11.ゾンゾンゾンビーズ
この曲はミイラズを始めてようやっとイメージ通りの曲が出来たなって感じで。初期の曲なんですけど、この曲が出来るまで結構ボツになった曲が沢山あるんです。これはアークティックモンキーズを日本風にするためにどうしたらいいか?って考えて、アークティックモンキーズがストリーツの影響を受けているとわかったので、自分は日本で言ったらリップスライムが一番好きなラッパーだったので、リップスライムの要素をどう取り入れるかと悩み、リップのステッパーズ・ディライトっていう曲をロックでやるっていうイメージで作りました。アークティックモンキーズが普通のロックバンドと違うのはリズムなんですけど、これってナチュラルにやっても全然できなくて。かなりヒップホップのリズムを勉強しないとダメでした。
最初に作った曲を当時のメンバーに聞かせた所、所謂ガレージロックだったので、「これは…衣装とかで新しさを伝えるしかないかな」っていう斬新なダメ出しをくらったのを今でも覚えています。普通にガレージっぽいイメージでやると古くさいだけなんですよね。アークティックモンキーズがなぜ新しくて、なぜかっこよく聞こえたのかと半年ぐらいずっと研究してようやく出来た曲です。

12.ミラーボールが回りだしたら
これはもうね、まんまアークティックモンキーズのi bet〜なんですよね。これはね、そらネットで叩かれますよね。
そもそも0thアルバムはまんまアークティックモンキーズをやってみようっていう実験的なアルバムで、正式な流通とかするつもりもなかったんですよね。でも、とりあえず音源は作ってバンド活動はやろう、バンドが人気出てレーベルとか決まったらちゃんと音源をその時作ろうと考えていたので、まずは行動あるのみ!って感じで。悩んでると全然進まないんですよねバンドって。
これはやりたいけど、パクリだからダメだよねっていう気持ちだと進まない。最初はね、誰だってパクリですし、とにかくやりたいんだっていう気持ちだけをもって進んでいこうと思ってました。だから1stアルバムにはこのころの曲は入ってないんです。
普通はね、バンドって最初に出す曲ってずっとライブでやってた曲じゃないですか。ミイラズは違いましたね。僕は曲作るのが好きだったし。
当時の僕は、まずまんまパクって作ってみよう、そこで勉強してどんどん曲を作っていこう、続けてれば自然とオリジナルになるはずだっていう実験的な感じでこの曲を作った。アクモン勉強中って感じで。でも当時のメンバーがこれいいじゃん、みたいな感じで。え?これいいか?ダメじゃね?みたいな。で、僕はボツにしようと思ってたけどやることになって、今でもそのままやってます。まぁライブではたまーにやる感じですかねー。
昔よくライブに来ていた友達にはポルノグラフティみたいだね!って言われてなんだかよくわからんなぁと思った曲です。

13.Top of the fuck’n world
これはリフが思いついた時、超最強!やべぇまじクール!って思いましたね。
フェスでやったときにみんながジャンプしてるのを見て、この曲ってこういう風に盛り上がるんだへぇー。って思ったのを覚えてます。
でも近年はあんまり盛り上がらないんだなって感じでライブで全然やってません。今の時代にはちょっとむずかしいのかな。
レッツゴーに続いて自分は好きだけどライブであんまりやらない曲2位ですかね。歌詞もめっちゃ気に入ってます。
まぁライブでずっとやらないと定着しないよね。ミイラズはリリース多いし、新曲がどんどん増えるからなぁ。ライブでの交代が激しくてセトリ考えるのが大変です。定番はやらないとね、とかね。スタメンをはずしていく切なさ。うむむー。

14.ハッピーアイスクリーム
これは息継ぎが大変です。泳げない僕としてはかなり丘サーファーって感じで。
一番名前が出てきたころの曲なんで、ミイラズの代表曲ってイメージの人もいるかもしれないっすね。
こんだけ意味不明なまでに言葉数多く歌ってたのがラジオでよく流れてたので、そういう話題性はあったかも?
このころはどんどん歌詞の量を増やそうと思ってて、限界まで頑張った曲って感じですかね。
曲は中期のキングスオブレオンをイメージしました。とにかく思いついたことを歌詞にした曲です。
これ言う必要なくね?みたいな言葉遊びも入れまくってます。
テレフォンズの石毛がこの曲を聴いて、「俺の気持ちを全て語ってる」と言ってました。あいつそういうとこあるよね!

15.ふぁっきゅー
これはシーログリーンのfuckyouって曲を聴いて、まじやべぇ超かっこいいと思ってこのタイトルを頂戴した曲です。
でも歌詞の内容は全然違います。曲も全然違うね。シーログリーンの曲は失恋した相手にFuckyou!っていう歌ですが、ミイラズのは世の中に対してって感じですかね。
3rdアルバムはガレーロックとヒップホップを融合させよう、ビートルズとヒップホップの融合だ!っていうイメージのアルバムなんですけど、この曲はレッツゴーの流れを汲んだ曲ですね。
今でもライブでやるとムカムカしてきて熱い気持ちにさせてくれる曲です。

16.君の料理(レシピNo.2027)
これはいい曲だよねー。なんで売れないのかな?って思います。泣けるよねー。
いかにもビートルズ的なギターメロディから始まって、ずっとそれが鳴っているっていう、ヒップホップのサンプリング的な感じで、生でそれをやるもんだから、まさひこはずーと同じメロディを引き続けてます。かなりキツイと思います。ライブでは苦行です。

17.ただいま、おかえり
これはストリーツの歌詞から影響を受けて作った曲。その日の出来事をそのまま書く、みたいなやり方で。
でも普通にやったらそういうのって歌詞にならないからねー。今でもなんでこういう風に完成したのか自分でもよくわかってない曲です。とても気に入ってます。
そもそも靴紐をほどくような靴を僕が当時履いていたのだろうか?と今さら思います。いや履いてないですね。
僕はめんどくさがりなのでスニーカーとかの靴紐は解かなくても履けるように緩めに結んでて、まさひことケイゾーはちゃんとギュッとしばってるんですよね。だから飲み屋とか行くと、二人は必ず座ってしっかり解いてました。で、僕はそれを見てこの歌詞を思いついたんだと思います。めんどくさそうだなって思って。でもそうなってくるとこういう物語が生まれるなと。それがこの歌詞です。
俺って天才だね!

18.いつまでたってもイスタンブール
これはクリスマスソングです。クリスマスソングがあると売れるってなんかで読んだからクリスマスソングを作ったっていうしょうもない軽薄な理由で。全然売れてないっす。嘘ですか。あれは嘘ですか。
普通のこと歌ってもおもしろくないなと思って、こういうひねくれた歌詞になってます。
いつまでたってもイスタンブールっていう仮歌があって、それをそのまま採用してます。
デモ音源を作る時、仮歌の段階では適当な日本語やら英語みたいな発音だけで歌ってるんですけど、それがたまにめっちゃ面白いキーワードになってる時があって、そのまま歌詞にしたりします。
で、「いつまでたってもイスタンブール」ってなんだ?って自分で思ってたらサンタクロースの発祥の地がトルコだっていうのを調べて。お、これクリスマスソングいけんじゃね!?って思いました。
世界にサンタクロースが一人しかいない設定で、一人じゃまわりきれないよ!このままじゃイスタンブールで終わっちゃうよ!っていうおじさんの悲鳴を歌にしました。「いつまでたってもイスタンブール、一晩限りのクリスマスイブ。」これ最強。
俺って天才だね!ありがとうございます。
ちなみに、音像はリップスライムの「マタ逢ウ日マデ」とジュディアンドマリーの「クリスマス」っていう曲をイメージしてます。

19.Make Some Noizeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!
これはさぁー。もうほんとね。業界を敵に回すような歌詞ですよね。やめときゃよかったー。
この歌詞のせいでいろんな人達を敵に回しましたよ。ほんとにね。まぁ仕方ないですけどね。
これは友達のバンドのために作った曲なんですけど、あんまりその人たちには伝わらなかったですね。業界人には違う意味で伝わりましたけど。こまったこまった。この曲だけ聞くと、業界を敵に回すようなメッセージですけど、友達のバンドが契約とかで悩んでたんで、そんな枠をぶっ壊して自由にやろうぜ、ってことを伝えたかっただけなんですけどね。ダメでした。
曲的にはヒップホップの定型文メイクサムノイズを使いたかった曲です。

20.あーあ
この曲はサビで「あー」っていう叫びというか、そういうメロディが先にあって「あーあ」っていう落胆する響きを歌詞にしたらおもしろいかなと思って作った曲です。このころはミイラズの名前が上がってきたので、よりポップにしていきたかった時期ですね。
曲自体は実は結構前に出来上がっていた。ロックンロールリバイバルっていうのが世界で始まったのが2000年初頭で、アクモン結成が2002年。デビューが2006年1月で、僕がアクモンを知ったのは2005年の終わり頃。これをやりたい!と思って曲を作り始めてミイラズ結成したのが2006年の9月。その後、クラクソンズとかが現れて、ロックバンドはわりとシンセやダンス色が強くなったのが増えていきました。ジャスティスとかも現れたしね。だから2009年とかに作った曲だったと思います。ダンスっぽいのが新しいと思って作ったんだけど、そのころはヒップホップをテーマにしてきたからアルバムにあわなかった。「あーあ」をリリースしたのが2011年なので、自分的にはもう古いかなって思ってたんですけど、やるなら今しかねぇ、これ以上後だともうリリースできねぇって思ってリリースした曲です。「we are〜」というアルバムは「top of〜」の裏アルバム的な感じだったので、テーマがあんまなく、アルバムに入れたくても入れられなかった曲の集まりですが、自分的にはわりと好きな曲が多い。
PVはケイゾクってドラマのオープニングっぽい感じで。つまりはカイルクーパーってことですね。


disc2はまた後日。ちなみにペルソナ5クリアしたんで、その感想もまた後日。それでは!

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