月別アーカイブ / 2016年01月

copy__writingという、他人の名言をさも自分の言葉のようにツイートするTwitterのアカウントの主が「クリエイター」としてインタビューを受けて炎上しておりました。

アカウントは消滅。その後別アカウント(これも凍結)を作って謝罪していたのですが、その言葉が

 

「誤解させてしまい申し訳ない」(意訳)

 

でした。

あれだけ名言をパクリツイートしておきながら、本人はこの程度の言葉の扱いしか出来ないんだなぁという印象です。

 

この「誤解させてすまない」系の謝罪はほんと多いですが、ちゃんと翻訳すると

 

「誤解をしたお前が悪いんだけど、そういう風に受け取らせてしまったことだけは謝る」

 

であり、これは謝るべき本質については、何一つ謝っていません。

 

こちらは誤解なんかしていません。あなたが「誤ったことをしている」のをそのまま受け止めただけです。それを人のせいにするとは失礼極まりない。

 

自称コピーライターでありながら、そういう言葉の機微がわからないというのは驚きでもあります。

 

本当に有能なコピーライターならば、謝罪のことばで世論をひっくり返して味方につけていただきたかったものです。

ココイチの廃棄を販売した業者の問題での新聞記事の論調と新聞が取り上げている市民のコメントが『廃棄「丸投げ」が不正の温床』『スーパー側もチェックすべき』とありました。

何か問題があったときに、あれやこれや後出しで言うのは簡単です。しかしこの「丸投げするな」「チェックしろ」というのは同意しかねます。

 

丸投げ - Wikipedia

丸投げ(まるなげ)とは、官庁企業が、自らが行っていた業務、あるいは行おうとしている業務を、他の企業や団体等へそのまま業務委託することをいう。委託側は、丸投げによってバックマージンを得ることができる。また、仕事を他人に全て押し付ける意味でも使われる。

 リソースが足りないためのアウトソーシングならともかく、ココイチは廃棄業者ではないのだから廃棄を廃棄業者に任せるのは当然であり、それを丸投げというのは筋違い。

一部業務を他者に任せることを「丸投げ」というのであれば、それは一般的なビジネス自体が「丸投げ」そのものであり、それを避難するのはビジネスの否定でもあります。

 

そして、なにかにつけて「チェックしろ」という人は確認という仕事がどれだけ重いか全然わかっていない。なによりわかっていないのは「チェック」は専門のスキルが必要ということです。

 

自分にできないことを専門の人にお願いするということは、自分にはそれをチェックするスキルが無いということです。だから基本的には信頼する他ありません。

 

目指すべきは『丸投げ』なんです。

チェックなんてやり始めたら、人間の不安は底なしですから無限にチェックしなければなりません。

だから考えるべきは「チェックする方法」ではなく「チェックをせずに済む方法」なんです。結果としてどちらもチェックシステムが必要になりますが、仕事をするのは「楽をするため」というアタリマエのことを忘れがちな世の中なので、考え方を誤らないでほしいなと思います。

select.mamastar.jp

たとえば、スーパーで子どもに「なんでも好きなお菓子を選んでいいよ!」と言ったら、選んでほしくないお菓子をチョイスされたので、「それはダメ!違うのにしなさい!」と替えさせた。

…よくある光景かもしれませんが、これこそが『ダブルバインド』。

 

幸いなことにうちの親からはこういうことをされたことはない。

 

ひとつ覚えているのは、中学のとき、PTA会長が教室でなにやらありがたい話をするということがあった。

そのPTA会長が「聞きたくない奴は寝てていい」と言ったので、私は遠慮無く寝てたのだがそれが癇に障ったらしく「こういう奴が将来ダメになる」と晒された。ちなみになぜか新聞記者も居た。

私としては、子どもがヤンキー崩れになってるのによくもPTA会長なんか引き受けられるなと思ってたので、子どもが子どもなら親も親だなと認識・納得した次第。

 

PTA会長がなぜ「寝ててもいい」と言ったかといえば、その言葉で自らの懐の広さを表現したのだろう。そして本当に寝る奴はいないだろうと高をくくっていた。しかし、私は自分の子どもをちゃんとしつけられないようなデキの悪い親の話など聞きたくはないので当然寝るのだけど、当のPTA会長はまさか本当に寝る奴がいるとは思わなかったので我慢できずに怒り、私を叱責したわけだ。ただただカッコ悪い。

 

怒るぐらいなら最初から「寝てもいい」なんて言わなければよかったのだ。

「これからする話はつまらないかもしれないけど、我慢して聞いて欲しい」ぐらいにしておけば、私だって寝ずに聞いただろう。

 

ダブルバインドはある程度の年齢になると「駆け引き」なんて言い換えられたりするけど、大体は未熟な大人のコミュニケーションを都合良く表現しただけで、実情は真に伝えるべきことを伝えられずに湾曲させ混乱を招いてるだけ。

 

世の中、素直が一番だ。

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