ニコニコ動画発、18歳の女性ラップシンガー・DAOKOさんが10月21日、彼女の両A面ファーストシングル『ShibuyaK / さみしいかみさま』をリリースしました。

DAOKOさんは16歳の現役女子高生にして、m-floのフィーチャリングゲストに起用され、共同名義で『IRONY』を制作。昨年は中島哲也監督の映画『渇き。』や庵野秀明氏率いるスタジオカラーによる短編映像シリーズ『日本アニメ(ーター)見本市』にも楽曲を提供するなど、著名なクリエイターたちの心を射止めた才能の持ち主なんです。

今まで、その容貌を含めて、多くが謎に包まれてきたDAOKOさんが、ついにビジュアルを解禁して世に放つ今回のシングル。作品とともに、ミステリアスな彼女の素顔に迫りました! 

_写真1


「渋谷はうごめいている感じが、とても生き物っぽい街だなと」

――MVやシングルジャケットの衣装も青でしたが、今日着ているのもきれいな青いTシャツですね。DAOKOさんのイメージカラーなんですか?

はい。スタイリングを担当してくださっている伊賀大介さんが染めてくれたもので、この青はオリジナルカラーなんです。「DAOKOブルー」という名前がついています。ちょっとエメラルドっぽくて珍しい色合いですよね。はっきりした色が好きなので、お気に入りです。


――そんな青い衣装が印象的なファーストシングルのコンセプトを教えてください。

「ShibuyaK」はタイトルどおり、渋谷をテーマにした曲です。もう一つの両A面になっている「さみしいかみさま」は、実はカップリングの「ゆめみてたのあたし」とセットで1曲になるようなイメージで制作しました。


――そうなんですね! この2つは対照的な曲調ですが、歌詞はどのようなテーマで書かれたのでしょうか?

女の子の内側の部分、精神世界を言葉にしました。2つの歌詞がリンクするように意識しています。


――こういった歌詞は、頭に浮かぶイメージを常にストックしているのでしょうか?

普段から歌詞を練っているというよりは、曲を作るときに日常生活で溜めてきた言葉のストックをガッと引き出す感じですね。そこでモードを切り替えて、一人で黙々と書き上げます。

写真2


――なるほど。表題の『ShibuyaK』をはじめ、DAOKOさんのMVには渋谷がアイコンとして出てくることが非常に多いですよね。渋谷はご自身にとってどんな街ですか?

渋谷に行くようになったのは、音楽を始めてからですね。


――それは、ニコニコ動画に投稿を始めた15歳くらいのとき?

そうですね。ライブハウスに行ったり人に会ったりするときも、何かと渋谷が多かったです。メジャーデビューしてからは、初めてワンマンライブをやったライブハウスである”WWW”、PARCOにある拠点「2.5D」や今のレーベルの本社も渋谷なので、アーティスト活動を通してより身近な街になってきています。最近は、友だちと遊ぶときも渋谷にいることが多いですね。


――以前から渋谷に憧れていた、というわけでもなかったのですね。

環境に導かれたという感覚です。音楽をやっていなかったら縁がなかったかもしれません。

_写真3


――渋谷は、歌詞に出てくる「ハチ公前」や「センター街」など、代表的なスポットがたくさんある街ですが、今そこで生活する中でどんなイメージを持っていますか?

以前から、人と物が目まぐるしく入れ替わる印象がありました。そんなふうに街が常に循環しているなかにも、エモーショナルになる瞬間やちょっと寂しくなる瞬間があって……そのうごめいている感じが、とても生き物っぽいなと。


――『ShibuyaK』はMVをすべて渋谷で撮影したんですよね。何か印象深い出来事があれば教えてください。

ラストシーンで、スクランブル交差点をセンター街に向かってダッシュするんです。撮影の最後に「じゃあ、走りましょう!」って言われて、「よっしゃ!」って気合を入れてがんばりました。


――あの交差点を全力で走るって、なかなかできない体験ですね(笑)。一発でOKが出ましたか?

いや、何本か全力疾走しました! 普段の雰囲気と違う深夜の交差点をダッシュするという状況は、現実感がなくて新鮮でしたね。

_写真4


「自分の中ではラップと歌の境目は、はっきりと定めていません」

――渋谷の音楽といえば、90年代にブームだった“渋谷系”というジャンルはご存じですか?  DAOKOさんが生まれる以前の流行ですが……。

はい。フリッパーズ・ギターやCorneliusは音楽性が好きで、もともと聞いていました。リアルタイム世代ではありませんが、勉強を兼ねて過去の音楽をいろいろさかのぼるうちに、好きになったアーティストです。


――DAOKOさんにとって、原点となるジャンルやアーティストを挙げるとしたら?

椎名林檎さんですね。幼少期からずっと聞いていたので、自分の音楽に紐づいている部分があると思います。


――初めて聞いたのはいつか覚えていますか?

ファーストアルバムの『無罪モラトリアム』のころだと思います。お父さんが車でよく流していました。まだチャイルドシートに座っているような年齢だったので、歌詞の意味も全然わからなかったけれど。まず曲が体になじんで、成長するにつれて内容も理解できるようになって、さらに好きになっていきました。


――ご自身の音楽活動のきっかけとなったラップも身近な音楽だったんですか?

もともと私が好きだったジャンルとは異なるので、自然に通ってきたわけではありません。中学時代にニコニコ動画内の動画で、初めてラップ文化に触れました。最初は完全にリスナーでしたが、その頃はまだ女性ラッパーが少なかったので、斬新かなと思って、徐々にやってみたいという気持ちが芽生えました。自分で動画を投稿したのをきっかけに、ラップを聞くようになったんですよ。


――聴き込んでいたわけではなく、自分がやるようになってからハマっていったんですね。

そうですね。見よう見まねでやってきたので、あまり型にはまらない自分独自のスタイルかも。


――今回のシングルはこれまで発表された曲に比べて、ラップよりも歌の比重が高い印象でした。

ラップと歌の割合は特に意識していませんね。そもそも、自分の中では2つの境目もはっきりと定めていないというか……周りに言われて「あ、この部分はラップじゃないんだ」って気づくこともあります。そこは結構ありのままにやっていますね。

_写真5


「自分にとってホームのような場所だと思っています」

――Instagramでは、イラストをアップしていますよね。

小さいころから絵が好きで、将来はその道に進もうと考えていました。今は息抜きとして描いていますが、今後自分の音楽に絡めていくこともできるので今までの経験も含め活かしていきたいです。


――友だちとのやり取りでLINEはよく使いますか?

そうですね。グル―プトークよりも、1対1で連絡を取り合うことが多いです。LINEは既読がつくのがいいですよね。「ちゃんと読んでる」っていう安心感があります。


――お気に入りのLINEスタンプがあれば教えてください。

最近買った「OH! スーパーミルクチャン」が今お気に入りのスタンプです。 小さいときにアニメを見ていました。


――DAOKOさんはTwitterやInstagramなどいろんな発信源をお持ちですが、どのように使い分けていますか?

Twitterは手軽に情報をチェックしてもらいやすいので、告知をしたり自分の考えを発信したりしています。Instagramはもっとアーティスト性を重視した投稿を心がけています。


――先日さらにLINEブログもスタートしましたが、そちらでは今後どんなこと書いていきたいですか?
 
Twitterなどでは書ききれない日常的なことやDAOKOの私生活もお見せしていけたらなと思っています。SNS世代なので、ブログは個人的に何度か使ってきましたが、実はあまり続いたことがなくて……(笑)。DAOKOというアーティストとしての発信なので、今回はしっかり続けていきたいです。これからツアーに向けて動き出すので、その様子についてもどんどんアップしていく予定です。


――DAOKOさんは今までずっとミステリアスな印象だったので、ブログの更新が楽しみです! 初のワンマンライブツアーということで、意気込みを聞かせてください。

前回のワンマンライブよりも会場のキャパが大きくなるので、初アルバムやシングルのリリースを経てグレードアップしたライブをお見せしたいと思っています。


――東京公演は、前回に引き続いて渋谷のライブハウスですね。今後も音楽活動の拠点は渋谷になるのでしょうか?

そうですね。渋谷を中心に活動したいです。「ここから始めていこう」という思いを大切にしています。いろんな人に出会えたのもこの街なので、自分にとってホームのような場所だと思っています。


――ありがとうございました! 

_MG_6982

_写真6


DAOKOさんのサイン入りチェキを3名様にプレゼントします

両A面ファーストシングル
「さみしいかみさま / ShibuyaK」初回限定盤 A[CD+DVD]
2015/10/21 発売
cd1

[ALL SONGS]
作詞 DAOKO 作曲 小島英也(ORESAMA)、DAOKO 編曲 小島英也(ORESAMA) 

初回限定盤 A[CD+DVD] 
【CD】 
1.さみしいかみさま 
2.ゆめみてたのあたし 
3.ShibuyaK 

▶SPECIAL PACKAGE
日本アニメ(ーター)見本市 アニメーション仕様

 1,800円(税抜) 1,944円(税込)


「ShibuyaK / さみしいかみさま」初回限定盤 B[CD+DVD]
2015年10月21日 発売
cd2

[ALL SONGS]
作詞 DAOKO 作曲 小島英也(ORESAMA)、DAOKO 編曲 小島英也(ORESAMA) 

初回限定盤 B[CD+DVD] 
【CD】 
1.さみしいかみさま 
2.ゆめみてたのあたし 
3.ShibuyaK 

▶SPECIAL PACKAGE
DAOKO撮影 ShibuyaBook仕様
【DVD】
DVD 1.「ShibuyaK」MUSIC VIDEO
2. ぼく -8/17 DAOKO THE LIVE! より-
3. きみ -8/17 DAOKO THE LIVE! より-
4. ShibuyaK- 8/17 DAOKO THE LIVE! より- 

 1,800円(税抜) 1,944円(税込)

<3形態すべて>
初回限定封入特典 トリプル購入者限定スペシャルライブ応募券


「ShibuyaK / さみしいかみさま」通常盤[CD]
2015月10月21日 発売

cd3


[ALL SONGS]
作詞 DAOKO 作曲 小島英也(ORESAMA)、DAOKO 編曲 小島英也(ORESAMA) 

通常版 [CD] 
【CD】 
1.さみしいかみさま 
2.ゆめみてたのあたし 
3.ShibuyaK 

 1,200円(税抜) 1,296円(税込)

<3形態すべて>
初回限定封入特典 トリプル購入者限定スペシャルライブ応募券
大人びた雰囲気の中に見える表情や話し方のあどけなさは、18歳の女の子そのもの。それでいて、一人のアーティストとして自分自身の世界を確立しているDAOKOさんでした。

会いたい“あのひと” を身近に ―― LINE BLOG。
これからさらに大きく動き出す渋谷の音楽シーン、ますます目が離せません!
それでは、また。

(撮影/奥田耕平、取材・文/中道薫/ノオト)