その過激なバイオレンス描写から、“絶対に読んではいけない漫画”と言われ、映像化は難しいと思われていた『シマウマ』(小幡文生著/少年画報社)。しかしその暴力と欲望と悲しみに満ちあふれる世界観が実写映画で再現され、2016年5月21日から公開中です! 主役の「ドラ」を演じる竜星涼さんと、彼を愛し憎み、暗闇の世界にいざなう「アカ」役の須賀健太さんに、撮影秘話をじっくりとお聞きしてきました!

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――原作は過激で、まさに「容赦ない!」という表現がピッタリな力のある作品ですが、初めて読んだときの感想はいかがでした?

竜星涼さん(以下、竜星) 「クレイジー」の一言(笑)ただ、これだけタブーなことを描いている漫画を実写化してしまうところに面白さを感じたというか、ワクワクしましたね。暴力描写に圧倒されるよりも、どうなるんだろうという、好奇心の方が強かったです。

須賀健太さん(以下、須賀) 僕は「絵がすごい漫画だな~」というのが、最初の感想でした。物語のインパクトよりも、絵の印象が衝撃的で。その後に「自分たちはこれをどう映像化していけばいいんだろう?」と、難しさと同時に楽しみを感じました。


――須賀さんは、原作のアカそのままの、派手なメイクをしての演技でしたね。

須賀 僕は『NARUTO -ナルト-』(岸本斉史著/集英社)をはじめ、漫画原作の作品をやらせていただくことが多いのですが、キャラクターのビジュアルがある作品は、役者の容姿は武器にもマイナスにもなる可能性があります。今回は、まず原作にイメージを寄せることで容姿を武器にしようと思い、あのメイクと衣装をつけました。



――内側から狂気がにじみ出ていましたよ!


須賀 容姿を寄せたことで、役にスムーズに入れたのだと思います。あのメイクと衣装は、難易度が高いようでいて、助けられました。



――竜星さんの役作りは、いかがでしたか? ドラの衣装やメイクにはアカほどのインパクトはありません。でも性格はぶっ飛んでいて……難しかったのではないでしょうか?


竜星 性格が多少普通ではないとはいえ、このドラという人物は、最初はよくいるチンピラです。そんな彼が、依頼人の恨み・憎しみを圧倒的な暴力で昇華させ、回収する“回収屋”という職業になるわけですが、それもひょんなことから巻き込まれての結果なんです。だから見ている人は、まだ感情移入しやすいと思うんですよね。演じている僕自身も、どんどん深みにハマっていくという感覚でした。がっちり役作りをしたというよりも、やっていく中で役が作られていったという気持ちです。

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――周囲の方々の演技も素晴らしく、「こんなに圧のある演技、普通の作品なら主役を食ってしまうのでは?」というほどの迫力でしたが、メインキャラを演じるお2人は、どうやって堂々と渡り合ったのでしょう? 演じていてプレッシャーは感じませんでしたか? 

竜星 見ている方にそう思ってもらえるほどの役者さんに囲まれた演技は、逆に楽しかったですね。原作を実写化するということで、ファンからのプレッシャーはありましたけど、実際の役の中に入ってしまったら、共演者からのプレッシャーは感じません。そこはもう究極の会話というか、「こう演じてくるのだったら、こう返したい」という気持ちの方が、強かったです。時には「キャリアが上の方がこう来るのなら、僕もやり返してやろう!」とか(笑)

須賀 魅力的な役者さんに囲まれて、一緒に芝居していて楽しかったです。この作品に出ているキャラクターはそれぞれ個性的で、他のキャラクターにない良さを持っているので、似ることがありません。個々の役者が自分の方向性をちゃんとすればするほど、引き立っていくのが分かりましたね。周囲の演技が素晴らしいほど、僕も負けないようにしたいと思って、テンションが上がる部分がありました。

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――演じられていて気を付けたこと、または印象的だったことを教えてください。

須賀
 アカはこの作品の世界観の導入部分を任されている、という自負が僕の中にあったので、そこはしっかり演じようと思いました。竜星くんは、全体を通していろんな感情を見せていくキャラクターだったので、僕はインパクト重視でいきました。

竜星 須賀くんも言いましたが、周囲の役者さんが自分の役をしっかり演じてくださったから、ドラという役がすごくやりやすかったです。特に元麻薬取締官「網川」役の福士誠治さんは、役に入り込んだうえで、こちらを信頼してくれました。例えばアクションシーンでは、僕が福士さんにフォークで手を刺されてボコボコにされるシーンがあるんですけど、ほとんど段取りはなし。僕が一方的にやられるんですけど、「まあ殴るから、やられて。できるでしょ」って言われただけ(笑)アクションで殺陣をつけずに演技をするというのは、いくらやる側がうまくても、やられる側が下手ではお話にならないのですが、それをゆだねてくれたのは感激しました。僕が今までアクションをやってきた中で、最高と言っていいほどの興奮でしたね!


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――アカが、ドラと網川を衝突させるアクションシーンですね。確かにすごい迫力でした!

須賀
 そのアクションシーンのロケ地、喫茶店なんですけど、僕の本当の行きつけなんですよ。なんかもう、汚された感じがします……(笑) あそこのチーズケーキ、すごく好きなんですけどね。

竜星 汚したのは俺らのアクションじゃないって。あそこの窓ガラス、アカがなめてたじゃん(笑) 「きったねー」って俺、思ってたよ!



――それこそ窓ガラスをなめるシーンなど、小さな行動から、アカの普通じゃない感じが明確に出ていました。アカはいじめられっこの過去はあるし、狂気に取りつかれた行動もとるしで、ふり幅の大きい役ですよね。


須賀 最初はやっぱりすごく、難しかったですね。始まってしまえばけっこう、自由度が高いキャラクターなので、やりたいことをやっていましたけど。そのビジョンを組み立てるまでの作業に時間がかかるというか……。僕は過去のいじめの片りんをもっと匂わせたかったんですが、監督はそうではなくて全力で振り切ってほしいと。でもドラとアカの学生時代の回想シーンで、いじめられていたことに触れられたので、アカが最初から狂人だったのではなく、普通の人が狂った怖さという、現実味が出せたと思います。



──お二人、それぞれの見どころとして推したいシーンはありますか?

竜星 何かあったっけ……?

須賀 何で聞いてくるんだよ(笑) 僕はアカがドラの目の前に現れた最初のシーンですね。ここはねえ、本当に1日中かかってやりました。

竜星 なんか全部シーンが濃いんですよね。誠治さんとのシーンもそうだし、ドラの恋人「彩」役の高橋メアリージュンさんとの、お風呂場で修羅場を演じるシーンもそうだし……。ちなみに高橋さんと初めてお会いして、初めて共演して、初日の初シーンが、その修羅場だったんだけど、いや~(笑)

須賀 撮る順番、考えてほしかったね(笑)

竜星 脚本を読んでいて、「活字ではこうだけど、これをどこまで映像にできるんだろう?」と、疑問に思ったことが何度かあるんです。でも今回、普通のドラマや映画じゃまず避けるであろうシーンもやりきっているので、見どころはけっこういっぱいあるのかな。

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――暴力、狂気に加えて、エロスもふんだんの映画ですよね。でも、もちろんそれだけじゃない! 私、実はバイオレンス系が苦手なんですね。最初はこの『シマウマ』という映画を最後まで見ることができるのか不安でしたが、見始めたらまず物語が面白くて、役者さんたちの情熱がほとばしっていて、続きが気になってしかたなくて、最後まで見ることができました!

竜星 女性にそう言ってもらえるのが、一番うれしいです。こういう作品・作風は、どうしても食わず嫌いしがちだと思うんです。こちらも「自分が見るテイストではない」と言われると、それ以上何も言えないですし。でも何かをきっかけに見てもらって、「自分が思っていた以上に面白かった」と広めてもらえればいいなと思っています。




――では最後に。アカとドラの関係って、すごく微妙だと思うんです。彼らは信頼しあっていないし、でもある種の強いつながりはあるし、特にアカはドラを無視できない。バイオレンス描写に目がいきがちな映画ですが、ここはすごく繊細な関係です。どう解釈して演じましたか?

須賀
 僕自身、すごくいろいろ考えました。結論として、愛憎という言葉が一番しっくりくるのかなと思ったんですが、かなりグレーゾーンです。ただ僕は、普段ふつうに過ごしていても、はっきりしない関係や瞬間っていうのが絶対あると思っています。人に対して好き嫌いだけではない、何かがあると思っているので、そこを探る作業を結構やりました。



――そんな二人の関係が、余韻のあるラストにつながるんですね。どこか、『シマウマ2』につながるのかな? という終わり方でしたが……。


竜星 最初から『シマウマ2』の話ありきでの、今回の作品だったのでは? そもそも原作もまだ終わってないですからね。この映画もまだ途中と言えるわけで、皆さんが刺激を求めるならば……。

須賀 その思い、回収させていただきます! 続編希望という心を回収させていただきます!



――すてきなチームワークがキレイに決まったところで、ありがとうございました!(笑) 今回の作品も本当に面白かったですが、2も期待しています!


竜星須賀 ありがとうございました!

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役柄は愛憎が絡み合う複雑な関係ですが、取材現場では息ぴったり、とても仲がいいお二人。役者として刺激を与えあっている様子が伝わってきました!

『シマウマ』公式サイト

須賀健太 公式ブログ


会いたい “あのひと” を身近に ―― LINE BLOG。
映像化の限界まで挑戦した“ヤバすぎる”作品、見ればあなたの世界が変わるかも。
それでは、また。

(撮影/杉 映貴子、取材・文/中尾巴)

最近は暑かったり肌寒くなったりと落ち着かない天気ですね

季節の変わり目は疲れを感じやすい方も多いと思うので、ここはひとつ、ありがたい美少女たちの写真を眺めてパワーをもらうのはいかがでしょうか?

というわけで、LINEオフィシャルブロガーからとびきりの美少女10人を集めてきました


トップバッターは、 桜井日奈子 さん
LINE MUSICのCMで注目を集めた直後、突如LINE BLOGに登場し、その美しさが話題となりましたね




頭脳派美少女といえば 竹俣紅 さん
現役高校生の女流棋士として活躍しています




女優の 加村真美 さん
自然体の笑顔が、日常に疲れた私たちの心をほぐしてくれるんです




こちらは 伊藤沙莉 さん
つい先日LINE BLOGに登場し、これからの更新が楽しみすぎる女優さんです




『ウルトラマンX』に出演した 百川晴香 さん
女優とアイドル、“二足のわらじ”で活動しています




大人っぽさで魅了するのは 佐谷戸ミナ さん
インド、パキスタン、日本の血を引く『non-no』専属モデルです




「カワエロ」という新ジャンルを確立した、 やのあんな さん
透き通るような清純さの中にちょっと隙が見えるようなところが、ずるい




女優・モデルの 清原果耶 さん
ドラマで着たというセーラー服がとってもお似合いです
 



「まえのん」の愛称で親しまれるモデル、 前田希美 さん
なんと言ってもチャームポイントの泣きぼくろがエロいんだ〜!




コスプレイヤーの えなこ さん
端正な顔立ちと陶器のような肌は、もはやお人形さんの域
   

みなさんかわいすぎて……もはや、全員世界一かわいいのではないか


LINE BLOGには、ご紹介した美少女たちをはじめとして、注目の芸能人がめじろ押しです 
ぜひチェックして、目の保養  をしてくださいね〜!

 
会いたい “あのひと” を身近に ―― LINE BLOG。
美少女の笑顔に癒やされたところで、明日も頑張りましょう! ね!!!

(文/ノリコ・ニョキニョキ) 

AKB48とNGT48を兼任するゆきりん、こと柏木由紀が、現役のAKB48としては初めての全国ソロツアー「柏木由紀1st Tour~寝ても覚めてもゆきりんワールド 日本縦断みーんな夢中にさせちゃうぞっ❤~」を行った。その最終日である2016年5月29日、地元鹿児島の鹿児島市民文化ホールの模様をお届けする。

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2年半前の横浜アリーナ以来というソロライブ。選曲、衣装、演出にもこだわり、時間をかけて練りこんだ。お城のようなセットは、メインステージ上に階段を設け、踊り場とその上にもステージが作られている。

白いライトが会場中を照らす中、演奏が始まりボルテージが高まっていく。「柏木由紀全国ツアーファイナル鹿児島、盛り上がっていきましょう~」の声とともにゆきりんが登場し、『シアターの女神』からスタートした。白ベースの衣装に紺の帽子で豪華客船の船長のよう。2段のフリルのスカートが、ゆきりんの動きに合わせて弾んでいる。

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盛り上がったまま2曲目の『遠距離ポスター』へ。パーンという音とともにテープが飛び、会場を舞う。勢いに乗った3曲目『呼び捨てファンタジー』では「ゆきりーん」の大歓声。

ノンストップの4曲から舞台は暗転し、スクリーンにゆきりんがDJを務めるレギュラーラジオ番組『YUKIRIN TIME in 鹿児島』の映像が流される。いつも放送しているスタジオからの特別プログラムは、名物企画『いろんなもののダブルセンターを決めよう』。今回のテーマは鹿児島名物だ。「西郷さんでしょ。さつま芋。かるかん。薩摩切子。天文館。黒豚のしゃぶしゃぶもおいしいし。駅ビルもすごいし。焼酎もあるもんね。困ったなあ」と悩むゆきりん。「わかった、決めました。発表します!鹿児島の名物のダブルセンターは……」

「西郷隆盛と……柏木由紀!」

拍手と大歓声で盛り上がる会場、「これを言うことでそうなりたい。がんばろうという思いをこめて。でも恥ずかしいな」と照れるゆきりん。「2列目は、鹿児島中央駅の駅ビルにある観覧車。西郷さんと柏木由紀のバックに観覧車がいいな。あとはおいしいもので固めてめでたしめでたし」。ほかにも、鹿児島の西郷隆盛像はとても大きいのに、上野の像はその3分の1しかなくて驚いたという、地元ならではの話も飛び出した。

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衣装替えをして登場したゆきりんは、白黒の斜めストライプのワンピース。『てもでもの涙』のあとはしっとりとした前奏が流れ、『Green Flash』を歌い上げる。グリーンでそろったサイリウムが会場を埋め、サビの「夕暮れが夜に変わる前に」からは赤いライトが切ない夕焼けのイメージを作っていた。

そして一転、イエローやブルーのライトが照らす明るく躍動的なステージになり『ジッパー』へ。歌の途中でゆきりんが衣装のジッパーを下ろしていくと、その下からピンクの衣装が現れる。

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「『柏木由紀1st Tour~寝ても覚めてもゆきりんワールド 日本縦断みーんな夢中にさせちゃうぞっ❤~』ファイナル~! ただいま~! ついにやってきましたよ、地元鹿児島。盛り上がってますか~?」とMCが始まったが、つづく「いやあ、雨がすごい」に会場は大爆笑。「もう私は自他ともに認める雨女で有名なんですよ。で、このツアーで晴れたり雨が降ったりしていて、東京では晴れていたんです。それでこれはいけるな、と2週間前は『晴れ女(仮)』だったんですよ。それで地元鹿児島で晴れたら(仮)を取る、と。で、この始末じゃないですか(笑)」

会場の鹿児島市民文化ホールは、ゆきりんにとって思い入れのある場所だ。一昨年の11月、チームBで初めて鹿児島コンサートをした場所であり、そして幼いころ、Kiroroのコンサートに母親と来たり、モーニング娘。や松浦亜弥のコンサートで来た場所でもある。隣の建物で『モーニング娘。』のオーディションも受けたそうだ。

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そして始まったのは『365日の紙飛行機』。オリジナルでは明るい雰囲気の楽曲だが、今回はバイオリンとピアノの演奏で、しっとりと歌い上げる。観客が聴き入っていることが、間奏の拍手で伝わってくる一曲だった。そこから一転して元気一杯の『メロンジュース』へ。グリーンのサイリウムの中、会場一体の「メロンジュース!」の声が響き渡り、その勢いで『フライングゲット』へとなだれ込む。実はこの2曲は鹿児島公演だけの選曲だった。

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ここでまた衣装替えがあり、白と淡い水色の透明感のある衣装に、後ろで一つの三つ編みにしたヘアスタイルで歌うのは『夜風の仕業』。途中で乗り込んだブランコが宙に浮かぶ。「今日ここに来てくださっているみなさんの歌声を私に聞かせてください」との呼びかけで演奏が止まり、観客と合唱した。

ブランコを降りたゆきりんは、スクリーンに波のようなグリーンの映像が映し出される中、『沈黙』を、そして階段に座りながら『桜の木になろう』を、バイオリンとギターで感情たっぷりに歌い上げる。静かに聴き入っていた観客の思いが詰まった大きな拍手が会場に満ちていった。続けて『ショートケーキ』を歌ったあと、舞台は暗転。そのまま演奏は続き、スクリーンに名前を映しながらバンドメンバーが紹介され、あたたかな拍手と声援がメンバーに贈られた。ドラム、キーボード、ベース、バイオリン、ギター。そしてスペシャルゲストミュージシャンとして、エレキギターのゆきりんの写真が映され、『前しか向かねえ』の演奏が始まる。

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黒のジャケットに赤いチェックのスカート、ポニーテールでエレキギターを演奏しながら歌うゆきりん。ギターに気を取られたからか、歌詞を少しミスしたのはご愛敬。歌い終えたあと、「ギター、うまくいったっぽくない?」という発言から「はい、どうぞ」とピックを会場に投げるサプライズがあり、予想外、そしてうらやましさ混じりの、「おお!?」という声が上がっていた。

ここで再びMC。桜島行きのフェリーで「AKBの子だよ」と教えられたおじさんに「AKBは指原しか知らないな」と言われ、またホテルでは父子3人が見て「AKBっぽい」と言われたとか。「まだまだだなと思って」と観客を笑わせた後、「でも今日はここに立って超自信ついた! 私、がんばる!」の発言に、会場からも「がんばれー」と声援が飛んでいた。

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そして次の曲となる『ジェラシーパンチ』で、サイリウムの色を赤にそろえ、持っていないほうの手でパンチを出す練習。「愛しい友達よ」と練習する観客を見渡して「いいねえ。最終日ともなると、いいねえ」と満足げだ。実は他の公演でジェラシーパンチが難しいという声があったとか。

ここまでの練習とMCにたっぷり時間を取っているなあと思っていると、ゆきりんは「長いね。遠くからきた人は帰らないといけない。だいたいいつもは2時間半くらいなんですけど、今日は調子に乗ってしゃべってて、きっと2時間半超えます」と宣言し、大歓声を浴びた。サビのパンチ部分も練習したあと本番では、見事に会場一体となってパンチを繰り出していた。そして続けて『未来橋』を歌ったあと、ステージの袖に入ったかと思うと、一瞬で黄色の衣装へと早着替えする。『ハロウィン・ナイト』ではカラフルなライティングの中、会場も「フッフー!」と大盛り上がりだ。

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「今日はみなさんありがとうございました。最後まで盛り上がっていきましょー!」の声に、本番ラストの曲『ポニーテールとシュシュ』では観客もジャンプし、盛り上がりは最高潮へ。パーンという音とともに二度目のテープが会場を舞う。ゆきりんもステージを右から左へと動き、観客一人一人の顏を見て手を振っていた。白いライトの中、投げキスをして退場した。

アンコールでは、胸元にキスマークがついたシャツに巻きスカートで登場し、『Birthday wedding』を熱唱。続く『明日も笑おう』では、ステージを端から端まで歩き、間奏ではマイクを使わず「ありがとうー」と気持ちを伝えた。

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会場からあたたかな拍手の中、「おかえりとか、鹿児島弁のうちわも、地元に帰ってきたなって思えてうれしいです。みなさん楽しんでいただけましたか? いい汗かいていますか? じゃあその濡れているのは雨じゃありませんね(笑)」と自身の雨女ネタへ。

その後の『大声ダイヤモンド』」では大盛り上がりの中「好きって言葉は最高さ」を全員で割れんばかりの声で叫ぶ。

曲が終わると「ドキドキしている人いるから言いますけど」と話し出し、歓声と同時に不安混じりの声が上がる。「今日、AKBの卒業発表、ないです(笑)」という発言に、どっと笑い声と拍手が。ゆきりんはメンバーからも「今日卒業あるの?」と聞かれていたそうだ。

「安心してください。今日はないです。感謝感謝のツアーだなとあらためて思っています。素敵なバンドのメンバーと監督さん衣装さんメイクさん、たくさんのスタッフさん。私をステージ上でこんなに輝かせてくださって本当に感謝しています」

そしてゆきりんは今日のファンへの感謝もしっかりと伝える。「みなさんのおかげで、自信と、ずっとステージで歌っていきたいなと、決心がつきました。10代のころからみなさんに支えていただいて、こうしてソロでコンサートをして。今度は自分がみなさんのためにお返ししたいなという気持ちにやっとなれました。昔の私は、コンサートに行ったから(毎日を)がんばろうと思っていたんです」と過去の自分を振り返る。

「みなさんの日常を支えられるようなキラキラしたアイドルで居続けたいなと思っていますので。辛いとき支えになるようがんばりますので、柏木由紀をよろしくお願いします。最後に、私が普段思っていること、ステージをしていてみなさんに思ったことを歌詞にした曲です。『あなたと私』」

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透明感のある声で歌い上げたゆきりんを、やわらかくあたたかな拍手が包む。ここでとっておきのサプライズが! 突如、2階席のはり出し部分に「ゆきりん! 初ソロコンサートツアーおつかれさまでした! スタッフ一同より」という横断幕が。

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それを見たゆきりんが驚く中、今度は音響席まわりのスタッフも「ゆきりんおつかれさまでした」のメッセージを掲げ、さらにゆきりんはびっくり!

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そしてステージの両脇からもスタッフが「ゆ」「き」「り」「ん」「お」「つ」「か」「れ」「さ」「ま」「!」のパネルを持って登場。感極まったゆきりんはついに涙。このサプライズのために、スタッフたちはゆきりんが会場入りする前に皆で段取りの練習をしたそう。温かいスタッフと温かいファンが一体となって、ゆきりんに「おつかれさま! ありがとう!」を伝えた空間となった。

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泣いてしまったゆきりんは、そのまま涙声で歌い、観客みんなが応援。歌い終えたゆきりんは「本当にありがとうございます。びっくりしたぁー」。とバンドメンバーと手を繋ぎ、一礼して去った。

これまでの5公演では、これでアンコールも終了していたが、会場が暗転しても、誰も帰る気配を見せず、拍手と「ゆーきりん!」のコールを続けた。すると、ステージにバンドメンバーが戻ってくる。そして鹿児島公演のみのダブルアンコールで『火山灰』。深紅のロングドレスで現れたゆきりんに、会場から歓声と吐息がもれる。バックにAKB48のオーディションの時の映像が流れる中、美しいバイオリンの音色とともに、情感たっぷりに歌い上げた。

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「みなさん今日は本当にありがとうございました。終わっちゃったー。楽しかったー。全国まわって、たくさんの出会いがあったり思い出ができました。最大を出し切ったつもりなんですよ。でもまた超えます」と力強く言い切るゆきりんに会場がどよめく。「ずっとずっとこれからも、みなさんのために歌や笑顔を届けていきたい。これからもずっと一緒に夢を見続けてください。一緒にもっともっと階段を昇っていきたいと思っています。『ついてきてください』は違う。一緒に歩いて行きましょう。こうして全国ツアーをまわらせていただいて、私は本当に幸せでした。ちょっくら準備期間ということで。でももう、次のコンサートのことを考えてるので!」

「1年後でも明日でも5年後でも来てくださいね。私はいつもそばにいますので。みなさんとの距離を変えずにいきますので、これからもよろしくお願いします」

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そして後ろを向き、階段を上がる。「みんなー、愛してるよーー!」。ステージの床が沈み、投げキスをしながらゆきりんは去っていった。
こうして柏木由紀の全国ソロツアーは幕を閉じた。明日か5年後か。次のツアーに期待し満足感に包まれたファンとともに、会場をあとにした。


◆SET LIST◆

オープニングSE
01.シアターの女神
02.遠距離ポスター
03.呼び捨てファンタジー
04.希望的リフレイン
YUKIRIN TIME in 鹿児島映像
05.てもでもの涙
06.Green Flash
07.ジッパー
MC
08.365日の紙飛行機
09.メロンジュース
10.フライングゲット
ソロコンサート映像
バンド演奏
11.夜風の仕業
12.沈黙
13.桜の木になろう
14.ショートケーキ
バンド演奏+メンバー紹介
15.前しか向かねえ
MC
16.ジェラシーパンチ
17.未来橋
18.初日
19.ハロウィン・ナイト
20.ポニーテールとシュシュ

【EN】
01.Birthday wedding
02.明日も笑おう
MC
03.大声ダイヤモンド
MC
04.あなたと私

【W.EN】
01.火山灰


(撮影/塩屋大輔、取材・文/松田享子)

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