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モデルのemmaちゃんから、ビジュアルスタイルブック『emma』(5月21日発売)をいただいたんだけど、これがメチャクチャかっこ良かった。
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これだけ情報に溢れた時代だ。
本を作るのなら、本がお客さんの手に届くまでの導線までデザインしないと埋もれてしまう。
今の時代は、その導線デザインまでを込み込みで『作品を作る』と呼ぶべきだと思っていて、そしてemmaちゃんは、とっくにそのことを自覚していた。
「一生懸命作ったので、絶対に届けたいんですよ。何か方法はないですか?」と心地良い暑苦しさを持った女の子だった。

「良いものを作ったら売れる」と思っていた当時の僕よりも何歩も先を歩いていて、ビジュアルスタイルブック『emma』には、そんな彼女の膿が、執念が、これでもかというくらい詰め込まれていた。
「人気モデルを題材にして、あとはスタッフさんに任せた」という一冊ではないことは一目見れば分かる。
人生で一度しか使えない"処女作"の一番良い部分が出た、とても素敵な本だった。

ときどき、タレントさんの中に、彼女のような才能が紛れ込んでいる。
その才能を最大化することもタレントの仕事の一つで、その時、自分を何屋さんとして打ち出すかが、とても大切だ。

たとえば、爆笑必至のトークを繰り広げられる才能と、見るものすべてを感動させる写真を撮る才能、その二つの才能を兼ね備えた人がいたとする。
その時、
『タレント』として世に出るか、
それとも『写真家』として世に出るか。
この選択次第で、結果は大きく変わる。

この場合だと、「写真も撮れるタレント」よりも、「芸人並みに面白い写真家」と打ち出した方が、喜ばせる(リーチできる)人数が増えるだろうな。
お友達の清川あさみ姉さんは、この辺の見せ方が上手かった。
大泉洋さんは演技もお喋りも最高だけど、肩書きが『役者』だから更に良い。
建築家の谷尻誠さんなんかは確信犯だ(笑)。


そういう意味では『肩書き』には、まだ利用価値は残っていて、武井壮さんやマキタスポーツさんとは、よく「あの人は○○屋として打ち出した方がいいよね」「あの娘は、すぐに肩書きを変更した方がいい」という話になる。
お二人とも、芸能界屈指の編集者だ。

セオリーとしては、いろいろな職業を内包していない肩書きの方が有利だろうな。
肩書き『芸人』は、もうあまり味が残っていないと思っている。
これから芸人をスタートさせる若者に何かアドバイスを求められたら、「やっていることは今のままでいいから、『芸人』の看板を別のものに差し替えた方が、結果的にキミの『お笑い』が多くの人に届くかもね」と言うかな。

そんな中、"面白い漫才ができる関西のグルメ王"から、本を頂戴した。
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先日、劇場で御一緒させていただいた時に、「今夜、飯を食いに行きたいんですけど、何か良い店ないですかねぇ」(後輩が生意気にすみません!)と軽い気持ちで話題を振ったところ、「お前は一軒で済ませようとしてるやろ。そこが、まだ子供やねん」から始まり、「まず、一軒目は○○屋に行って、ここのフグで胃を起こして、そのあと二軒目は○○屋に行って…あ、そうそう、最高の調味料は『会話』やから、その調味料は用意しとけよ。ほんで、話を続けるけども…」とグルメ大演説が延々と続いた。

僕が漫才出番でステージに立っている間に、「もう、『西野』で予約を入れておいたから!」と店まで予約してくださって、ありがたやありがたや。
とにかく『旨い』を届けたい人なのだ。

毎食お蕎麦でチャチャッと終わらしていたんだけれど、いただいた本を読んでいたら、たしかに旨そうなものがズラリと並んでいたので、大阪に帰った時は、ここで紹介されている店を順番にアタックしていこうかと思う。
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emmaちゃんのビジュアルスタイルブック同様、愛情と執念が込められた、とても素敵な一冊だ。

途中、数ページほど、てつじサンのビジュアルスタイルが展開されるが、このページは破り捨ててもらっても問題はないと思う。
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【追伸】
何枚も撮って、葉巻の煙が一番イイ感じになっている一枚を選んでんじゃねーよ。