TVタレントとクラウドファンディングの相性が最悪すぎる理由について書きたいと思います。

そもそも、TVタレントの給料の出所はスポンサーさんの広告費です。
広告費が番組の制作費になり、その一部がTVタレントのギャラになります。

となってくると、TVタレントが追い求めなければいけないのは『好感度』になってきます。商品を売りたいスポンサーさんの"客寄せパンダ"として機能しなければならないので。

TVタレントに必要なのは、一にも二にも『好感度』なので、グルメ番組でマズイ料理が出てきても(まぁ、そんなことはあまりありませんが…)、好感度獲得の手前、「うまいっ!」と言わなければなりません。
場合によっては、嘘をつかなければなりません。

一昔前なら、この嘘が「嘘かどうか」を調べる術を視聴者が持っていなかったので、"嘘を突き通す"ということができて、嘘をついても自分の評価にネガティブに響くようなことがなかったのですが、
今は、その料理が「美味しいか、マズイか」なんて、グルナビを見れば一発です。
そのTVタレントさんが嘘をついているかどうかなんて、Twitterのタイムラインに流れています。

つまり、好感度を追い求める過程で、露出度(=認知)は上がっても、信用(=人気)を失ってしまう機会が増えてしまったわけです。
わざわざ名前は挙げませんが、「あのタレントさん、『人気タレント』のわりに、CDや本が売れてねーな」と思われているタレントさんは、だいたいそう。
そのタレントさんは"認知タレント"であり、"人気タレント"ではないのです。

その点、アーティストさんの給料の出所は、スポンサーさんからの広告費ではなく、《お客さんからのダイレクト課金》なので、嘘をつかなければならない機会がありません。
信用の面積は広がっていく一方です。
こちらは本当の意味での人気タレントですね。

どちらの生き方を選ぶかは人それぞれですが、こと、『クラウドファンディング』となってくると、有利に働くのは、当然《お客さんからのダイレクト課金》で生きているアーティストさんになってくるでしょう。

なぜなら、クラウドファンディングは《金の成る木》などではなく、《信用をお金化する為の装置》または《信用のリトマス紙》であるからです。

ときどき、クラウドファンディングでお金を集めているTVタレントを指して「いいよな。有名人は、簡単にお金が集まって」というような声を耳にしますが、どっこい、TVタレントのクラウドファンディングの成功率は驚くほど低いです。
知名度と集まった金額がまるで比例していません。
ためしに検索してみてください。

『認知タレント』と『人気タレント』がイコールではないということ。
そして、『好感度』と『信用』がイコールではないということ。
この辺りをご理解いただけると、広告ビジネスで成り立っているTVタレントがクラウドファンディングに不向きな理由が見えてくるかと思います。

ここが不向きであることが、これからの時代を生きるには、かなり危うい(「このままだと自分から何も仕掛けられなくなるじゃん!」)と思って、僕は軸足を《広告費》ではなくて、《お客さんからのダイレクト課金》に置きかえました。

テレビが無くなることはないと思いますが、しかし、テレビが無かった時代の芸能(お客さんからのダイレクト課金で回っていた時代の芸能)に少しだけシフトしていくんじゃねぇーかなぁ?
そっちで生活を回している人達方が力を持ってくるんじゃねーかなぁ?と思っております。
どうなるかしら?

そんな中、クラウドファンディングに挑戦中です。良かったら覗いてみてください。
コチラです↓ 

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