今日は3月11日。
東日本大震災から6年が経ちました。
6年経ってもあの日のことは未だに忘れることはできません。

6年という歳月は色々な変化をもたらすと思います。昨年の高田スマイルフェスで以前サッカー教室で出会った子が高校生になり、サッカー部で頑張っていると会いにきてくれました。正直とても嬉しかったです。

震災後にフロンターレの選手会が陸前高田へサッカー教室に行くことになり、当時は果たして僕らが行っていいものなのかと本当に悩みました。たくさんの物を失った人たちにどう声をかけていいのか、行ったところで僕らに何ができるのか。震災後の物資も足りない家もないような状況で子ども達はその時間だけは心からサッカーを楽しんでくれたように思えました。僕らが毎年会いに行ったことで大変な環境でもサッカーを続けようと思い頑張ってくれたならこんなに嬉しいことはありません。これも支援はブームではないとクラブとして継続した結果だと思います。「支援する、される」という間柄から協定を結ぶところまで来れたのは継続した関係性を築いてこれたからです。

まだ6年です。なかなか報道を目にする機会は少なくなってきていますが、それぞれがそれぞれの立場で考えて行動する。支援の形は様々でいいと思います。大事なのはそこに「想い」があること。震災当時自分が本当にそこに行っていいものか悩んでいた僕ですが、悩むよりとにかくまっすぐな気持ちで会いに行ったら、たくさんの人との繋がりができお互いを「想い」合う関係を築くことができました。

6年経ち様々なことが変化するなかで新しい問題に悩んでいる人、苦しんでいる人もいます。震災をなかったことにはできないし、その苦しみを代わってあげることもできません。ただみんなが頑張って前に進めるように寄り添うことはできます。

今年もフロンターレは4月に陸前高田へ行きます。またそこで子ども達や街のみなさんとふれあい、時間を共有することでまた生まれるものもあると思います。これからも自分のできることをコツコツやっていきたいと思います。

中村憲剛