阿部フェレットブログ

下町散歩と自由律俳句とLINEスタンプと。

24日は、二度目のスタジオフォーさん「巣ごもり寄席」へ。

時間ギリギリに巣鴨に到着したので、急いでいると
日傘をさして歩いている一龍斎貞鏡さんとすれ違う。
宝塚の男役みたいな感じだったのですぐにわかる。
私服でも目立つほどオーラあるなと思うと同時に、
「こんなところで遭遇するなんて運命では…」
なんて妄想したが、何の事はなく、
巣鴨信用金庫さんで、柳家さん光さんとの会があっただけ(笑 
というか、この会と巣ごもりとさんざん迷って、
スタジオフォーさんに決めたのだった…。
 貞鏡さんもさん光さんも絶対イイので、泣く泣く次の機会に…。

8:24


この日の巣ごもり寄席は、

柳亭市童さん、「ろくろ首」

柳家緑君さん、「湯屋番」

お仲入り

神田すずさん、西遊記の猪八戒が仲間になる講談

柳家さん若さん、「鰻の幇間」

 

市童さんは二度目。連雀亭で「一目上がり」が良かった噺家さん。
受付に到着するともう始まっていたので、枕を聞き逃す。残念。
市童さんの与太郎・松公、良かったな。
噺の最中にちょいちょい入れるギャグ、
いわゆる「くすぐり」が少ない人なのかな。
噺自体で勝負という若手さんなのかも、という印象で
やはり安定の若手さん。


緑君さん。この日のお目当てだったが、
(失礼な言い方だが)予想をはるかに上回って面白かった。

「師匠からダサいと言われ、おかみさんに連れられて髪を切りに行った」という
枕は以前も聴いてて鉄板話だけど、それにプラスされていた話が良かった。
「今日、スタジオフォーさんのTシャツを着てきたら、
後輩の市童くんにダサいと言われたんです。
スタジオフォーさんのTシャツがダサいという意味ではなく、
『スタジオフォーさんでの仕事でスタジオフォーさんTシャツを着る、
その媚びてる根性がダサい』と言われた」のだとか(笑
 
善かれと思って着てきた結果、(冗談にしても)後輩に突っ込まれるという
緑君さんがなんとも可笑しいし、ほっこりする。 

そんでもって「湯屋番」が凄かった。
「え? この噺、こんなに面白いの?」と。
というか、初緑君さん時の僕は、彼を見損なっていたと思う。
聴くたびに良くなる印象。


 すずさんはお初の講談師さん。みんな大好き「西遊記」だし、
猪八戒のキャラがやたら可愛くて、知らない話なので面白かったな。

古典の西遊記は読んだ事ないし、
僕の中の西遊記と言えば、
堺正章、夏目雅子、左とん平、西田敏行、おひょうさん、岸部四郎。
あるいは、ドリフの人形劇、香取君のもあったな…。
チャウ・シンチーの映画もあるし…、
あとは、中島敦の短編で沙悟浄の話とか。
そのぐらいなので、
これから講談でもっと西遊記を聴きたくなった。


 さん若さんもお初。面白かったなぁ、「鰻の幇間」。
「鰻の幇間」は大好きな噺なので、聴けるだけで満足なんだけど、
さん若さんの一八、良かったなぁ。

鰻屋にケチをつける場面、
徳利の柄は「うなぎがじゃんけんしてる絵」。
おちょこは隣の親戚の店・三河屋の字。
掛け軸はなく、おしめが干してある。 

太鼓持ちとしての一八、
騙されたと気づいたときの一八。
自腹と知ってからの一八。
さん若さんの一八、ほんとに良かったなぁ。

夏の噺だろうから、次にさん若さんの「鰻の幇間」 が聴けるとしたら、
来年になってしまうのかな。
 

というわけで、この日も大満足で終演。


帰りに巣鴨駅近くにあるジョナサンで
休憩&軽食をとった際、
会計で、前にいる女性がお金をとりにいくため
にすったもんだしているという珍事に遭遇…。

おもしろい日だったです。 

以前からとても温かい言葉を頂いていましたが、
名前スタンプを作ってからさらに、
素敵な言葉を頂く機会が増え、とてもありがたく思っています。
作ってて良かったと心底思います。
言葉では伝えきれない事がもどかしいです。

スタンプを使ってくれてる皆さんに
何かお礼をしたいのだけど、どうしよう。
良いのを作るしかないなぁと思っています。
一度でも気に入って頂けた事が本当に本当に嬉しいです。
ありがとうございます。


また、
リリース出来たスタンプをさくっと告知して、
落語の話ばかりするようになった
この気ままな(そして人見知りな)ブログに
訪問して下さる皆様に
等しく感謝を申し上げます。

 





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ちょうど先週の22日は、
第21回 古今亭始 連雀勉強会(19:00〜 ¥1000)
へ行ってきました。

8:29
 
個人的には3度目のレンベン。
この日は台風の影響で明らかに
前回、前々回より客入りは少なかった。
 

そして、さん、予定していた「片棒」が
仕上がってないとのことで、
(師匠に見せてないので高座にかけられない)
おわび方々、
見習いの柳家小はださんの前に、
高座に上がってくれる。

なので演目は変則的に、

古今亭始さん、前座噺、「初天神」

柳家小はださん、「転失気」

お仲入り

柳家ろべえさん、「もぐら泥」

古今亭始さん、「猿後家」


まずは「片棒」が上がらなかったのと、台風の中のお運びへの
お礼ということで、いきなりの始さん登場。

「片棒」はにぎやかなで楽しい噺なので、やはりないのは残念。
だが、次回に期待。

「落語教室で子供と触れ合って非常に感動した」
と、やや潤っとくる枕からの「初天神」。
季節外れではあるけれど、子供が出て来る噺で納得です。

そしてそして、この日はなんと、小はださんのネタ下ろしの日。

10ヶ月?「道灌」をやり続けたふんどし見習いの小はださん。
連雀亭の常連さん待望のネタ下ろし。
「転失気」
待ってました、僕もw

間の悪い事に、柳亭市馬師匠のを先に聴いてしまったので、
いけないとわかりつつも比べてしまい、
笑い所を素通りされるような感覚が何カ所かあったけれど、
待望の「転失気」、堪能させて頂きました。

 そしてゲストのろべえさん。往年の日活スターのような二枚目。
しかも高学歴。
枕の小三治師匠との巡業(?)エピソードが面白い。
それにも増して、
「もぐら泥」が目でも耳でも楽しめて圧巻だった。
「古典・新作 落語事典」(瀧口雅仁(著))によると、
「もぐら泥」は、やる噺家が少なく、今は小三治一門くらいだとか。
なるほど。
 
トリはもちろんさん。
先日やっていた鹿芝居(噺家さん達の芝居)で、
孫悟空をやったぽい(残念ながら未観!)ので、
猿つながり?

この噺は、「猿」似の後家さんの前で
「猿」と言ってはいけないという滑稽噺。

単純なものほど笑える典型かな。
大笑いして終了。


また来月もお邪魔しますよ!

えー、ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます。
(一度言ってみたい噺家さんのような出だしです…)

まずは、告知です。
『I'm いいだ』 リリースしましたので、
全国のいいださんに楽しんで使って頂けたら嬉しいです!

I'm いいだ告知

これは先月だったか、
直接リクエスト貰ったわけではなかったんですが、
『大好きな人が「I'm わたなべ」を使っていて、
「I'm いいだ」もあれば…』というような事を
つぶやいてくれていたフォロワーさんがいたので、
喜び勇んで作っちゃいました。

今後もリクエスト頂いた順で続々と作っていきますので、
少々お待ち頂けたら幸いです。
 





さて、21日(日)は、
第447回 花形演芸会」 (国立演芸場)に行ってきました。
(13:00〜開演 ¥2000)

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(道すがらどーんと立っている最高裁判所。意外すぎる近未来感…)


初めて訪れる国立演芸場で
時間ギリギリになってしまい焦りましたが、
地形と案内板のわかりやすさですんなり到着。 
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ここが国立演芸場かぁ…と感慨に浸る余裕もなく、
バタバタと受付で木戸銭を払って、売店で飲み物を買って着席。

全席指定だから、
仲入り時に席をとっておかなくても大丈夫なのがいい。


演目は、

柳家小太郎さん、「のっぺらぼう」
のだゆきさん、ピアニカ&リコーダーでの音楽パフォーマンス
台所おさんさん、「粗忽長屋」
三遊亭王楽師匠、「佃祭」

お仲入り

柳家さん喬師匠、「ちりとてちん」
翁家和助師、曲芸
三遊亭天どん師匠、「夫婦合口」(作=三遊亭天どん)

 
大舞台での小太郎さんの活躍を見たいと思ったのが
きっかけなので、感慨も一入でした(少し大げさ…)
いつも通りイイ笑顔だし、堂々としていた。
枕は、
後ろに客がいた落語会の話(一度聴いたことあったけど、面白い!) 、
「芝浜」という噺&サゲへの憧憬。

それが伏線となった本編「のっぺらぼう」。
怖さもあったけど、だんだんと爆笑をとる小太郎さん。
サゲも決まっていた。

のだゆきさんは、確かな技術と不思議な話術でお客を魅了。
手品のマギー司郎師のような芸風かも。いやちがうかも。

おさんさんの「粗忽長屋」は、
テトリスの長い棒がすとんとハマるくらいハマる。
 テンポもいいし、おさんさん、イイ。

 王楽師匠、この人は頭がとても良いのだと思う。
先に出てた演者のネタを要所要所に入れ込んで、噺も破綻せず、
良い声で聴かせる。
(ドラゴンボールのキャラで言えば
他者を吸収して強くなるセルみたいなものか。いやちがうか)



初めて聴いたけど面白かったな「佃祭」。
(この師匠を亀戸梅屋敷で客3人で聴いた時のなんと贅沢なことか) 



 さん喬師匠、
柔和なんだけど、どこか狸おやじぽくもあり、
枕から自然と笑っちゃう。
この師匠が聴けるだけで贅沢感もあるし。
「ちりとてちん」、弟子の小太郎さん、小んぶさんのも聴いたけど、
 さん喬師匠のが一番かな。当たり前か。
 

和助師の曲芸は見事のひと言。
口に加えた棒の上で急須をころころ動かすとか、
単純にもの凄く楽しめる。
急にテレビの若手ピン芸人みたいになる笑える話術との
ギャップもイイ。


 トリの天どん師匠は、どっぷりとした人情噺。
しみじみとじわじわと響いて来る噺。
「あ、刺された!」と思わせておいて、実は…。
という仕掛けもあるし、笑いもあるし。

一見、こういうのを作れちゃうキャラに見えないんだけど(失礼!)
作ってるからやはり凄いギャップ萌えだ。
 


たまにはこうした大きな演芸場にも行きながら
親近感のある落語会に通いたいと思う次第。

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