月別アーカイブ / 2015年09月

この本はgoogleの人事担当副社長がgoogleの人材マネジメントについて書いた本です。もちろん一般的に知られる通り、googleは優秀な人材を採用し、オープンにそして権限移譲してイノベーションを起こしている会社ですが、どうやって優秀な人材を採用しているか?失敗はしたことがあるのか?また評価制度やリテンションプログラムはどうなってるのか?豊富な福利厚生は意味があるのか?など具体的な部分はあまり知られていないのでとても参考になりました。
今年「シンプルに考える」という本を出しましたが私はgoogleとAppleのそれぞれの経営スタイルを参考にしています。googleのように優秀な人材を採用し権限移譲するというスタイルが世界的なイノベーションを生み出すスタイルの標準となっているように感じます。最近google持ち株会社になり、新たなイノベーションの環境を作りましたがこれもこの本の中にあるgoogleの考え方から来ているのでしょう。
イノベーションへのチャレンジは優秀な人材が挑戦しても多くが失敗し、そのことによって躊躇してしまう会社も多いです。この社会、そして人間の進化に挑戦する経営姿勢は素晴らしいですね。経営者の方々にお薦めの本です。
ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える  
google
 

この本ではヨーロッパの日本と呼ばれるフィンランドが最近どうして元気なのか歴史や文化、経済などから紐解かれて書かれています。共著の古市さんとは時々ご一緒するのですが様々な経験の中から深い洞察がある深い方です。
私は今年日本で行われたSlash Asiaというフィンランドで始まった起業家のイベントに登壇したのですが何故フィンランドとずっと思っていました。
フィンランドは小国で資源もなく唯一林業が強いという国で歴史的にもロシアやスウェーデンに占領されてきました。そこからノキアという世界を動かす携帯電話の会社が生まれ、それがまた経営が厳しくなってし、でもそこからまたベンチャー企業が生まれて来ているというのは単に運が良かったとか政府の政策が良かったというだけでなくイスラエルや韓国同様にどうしようもない状況に追い込まれそれでも国や民族をなんとかしないとという人達が立ち上がったということがとても重要だと思いました。
もちろん現在のフィンランドはある意味福祉国家だし、フィンランド語が標準でありながら英語が話せる教育もあり
安心して起業に取り組めるという環境ももちろんありますがそれ以上に追い込まれた状況の中で立ち上がる国民性なのかどうかという部分が大きいと思いました。それは歴史が証明しているわけです。
日本もおそらくそのような国民性だと思いますが戦後の成長を遂げあまりに良い環境となり、今は国民全体がゆでガエルのようになっている状況なのでまだまだ時間かかるかもしれません。
起業とは何かということを考えている人にお薦めの本です。
 国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由  
 kokka

福岡出張に合わせ読んだのがこの本です。ずいふん前に買った本で読み途中だったのですが最後まで読みました。物凄い本です。カルビーの元社長松尾雅彦さんの書いた本ですが農業を次世代の産業の柱に据えるというコンセプトでこれは地方再生にもつながるもの、そして都会ではない新しい地方のライフスタイルを提唱するものでもあります。
地産地消と良く呼ばれますが、そこにエネルギーや雇用を生み出すまでの具体的な考え方や事例紹介など自身がカルビーで経験した様々なノウハウが書かれていて本当に説得力があります。
ここまでの地産地消を地域でやり切ったら新しい日本のあり方が見えてくるのではないでしょうか?特に地方行政や地方再生、農業にかかわっている方にお薦めの本です。
スマート・テロワール : 農村消滅論からの大転換  
smart
 

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