月別アーカイブ / 2015年03月

仙台で行われたG1サミット今回は7回目の開催ですが、私は3回目の参加となりました。毎回財界のみならず政界や官界、教育、地方の首長やスポーツ選手、芸術家など様々なリーダーが参加し課題についてタブーなく議論し行動に移すという素晴らしい会議でした。今回は3回目ということで8割以上の方々が顔見知りで気軽に議論出来たこと大変良かったです。

人口問題については、その解決策としての子供を産んだ方に報奨金を出すとか婚外子を認めることとか、養子縁組を促進するなど具体的な案が社会的な課題も含めいくつも議論されました。一方それでもすぐに効果が出るわけではないので、そもそも生産性を上げないといけないとか男性の家事のサポートをしないといけないとかそういった男性側の努力についても問題提起がありました。

震災復興については地域毎そして人、時期毎に異なるニーズからどう地域をリードしていくのかといったところが議論されました。もちろんトップのリーダーシップが大事ですが勝手に決めて進むと地域の方々の士気が下がってしまって効果的でない、一方何でもかんでも意見を聞いて実行すると無駄も多いしばらばらになってしまうなど復興の難しさはある意味地方の難しさを先取りしている問題なんだと認識をあらたにしました。

iPS細胞の開発でノーベル賞をとられた山中先生の講演では日本が強い再生医療についてもっともっと注目し協力すべきということが話されました。現在進めている特許とは別に創薬の分野でも特許を国や大学が押えないと医療費高騰に繋がってしまう。これをもっと多く伝えるべきというところ共感しました。実際iPS細胞を利用することで治験のコストダウンにもつながったという実績も出ており今後の医療費削減の1つの道筋が見えたような気がしました。

地方再生については元岩手県知事で現在野村総合研究所顧問の増田さんがパネルで参加され東京集中のデメリットといかに地方をより良い状況にしていくべきか具体的な数値が出されどう集約していくのかとか空き家や廃屋などの問題解決のためにどう法律を変えるべきかなどいくつかの具体的な提案がありました。

農業改革については和郷園の木内さんがパネルさ参加しどう成功事例を作っているのかという具体的な話がありました。一方でそこまで出来ない地域や農家の皆さんがどうやって成功事例を作っていくのかこちらも課題とともに様々な具体的な話がありました。特に国内消費だけでなく海外展開をどうするのかという点などに期待を感じました。

私も個人的に起業家教育をやっているのでこれについては文部科学省の下村大臣や自民党の平さんと議論させていただき、リーダー数人でまとまって進める方向も見えてきました。またこれ以外に課題大国日本における様々な問題について議論し具体的な行動プランにどう起こすのかということを代表の堀さん始め理事や評議員の方々、そして手を挙げたリーダーの方々がアクションプランを作っていて日本が確実に変化していく力を感じました。参加した皆さんありがとうございました。
g1

面接を受けに来た人全員内定を出す会社だそうです。その会社は株式会社アイエスエフネットハーモニーで今週私の所属している代官山ロータリークラブで事業部長の成澤俊輔さんからお話伺いました。この会社は社員のほとんどが障害を持っていたり、ニートだったり、国籍がなかったりなど何らかの問題を抱えてる人達だそうで、社員1000人以上で売上も利益も出して成長しているのだとか。成澤さんご自身も視覚障害を抱えながら起業も経験し、現在はこの会社で活躍されているのだそうです。

どういう会社なのかというと、通常の会社だと仕事があってその仕事にあう人を採用するのですが、この会社ではまず採用してその人にあった仕事を作るのだとか。例えば習字がうまかったら字を書く仕事を作るとか食べる時の笑顔が素敵だったらモデルの仕事を探すとかするのだそうです。なので業務範囲も幅広く元々は技術関連の受託が多かったそうですが、最近は農業や飲食まで広げているのだとか。障害のある方はどうしても周りが気遣いをすることで甘やかされてしまうことが多いそうですが、この職場は皆がなんらかの障害があるので逆に甘えが許されず緊張感があるのだそうです。そして最近は家族毎採用し一緒に働きながら子供を見守るとか、一緒に成長するということもあるのだとか。

業務範囲が広がる理由として働いている人達の住む場所とか食べるものまでビジネス化しているそうで、まさに地産地消ならぬ自産自消なのだとか。面白いですね。ある意味独自の経済圏が出来ていることになります。多くの地域や国で参考になる事例なのではないでしょうか。

株式会社アイエスエフネットハーモニー http://www.isfnet.co.jp/ 
harmony 

以前ご紹介した一般社団法人未踏が本格始動することになりイベントが開催されました。私はこちらで夏野さん、南場さんとパネルディスカッションで参加しましたが、その後の未踏卒業生のプレゼンテーションが物凄かったので紹介します。

プレゼンテーションは計2回で4人ずつあったのですが私は時間が無く前半のみ聞く事が出来ました。まずトップバッターはジセカイ株式会社の落合陽一さん。リアルな動きをバーチャルに実現するのではなく、逆にバーチャルな動きをリアルに実現したら面白いのでは?というところから研究をして、コンピュータとアナログなテクノロジーを組み合わせた視覚的作品やデジタル装置を用いてメディアアート的なものをやっています。とてもユニークな発想で実際に動いたものはとても刺激的でした。僕と同じ筑波大学卒業だそうです。
mitou1
次のプレゼンテーションは株式会社V-Sido吉崎航さんでした。吉崎さんはロボットのプラットフォームのようなものを開発されていて、今回のプレゼンテーションでは異なる会社が作ったロボットをこのシステムで繋げることで同じインターフェースとデータで同じ動きをさせるというものでした。様々な会社が独自でロボットを作っているのでこれはインパクトありましたね。
mitou2
次は株式会社Live2Dの中城哲也さんでした。中城さんは2Dのキャラクターを3Dのように動かす技術で実際既にゲームやアプリケーションで使われているとか。アジアやラテンの国では3Dより2Dのほうが馴染みがあるので海外展開の可能性も感じました。
mitou3
最後はTreasure Dataの古橋貞之さんでした。シリコンバレーで起業しビックデータ分析の事業を行って既に事業面でも成功されている会社です。この会社のユニークなところはオープンソースプロジェクト「Fluentd」を通じて優秀なエンジニア達と交流を持ちながらオープンイノベーションを行っているところです。
mitou4
今回は本当に感動的な技術やアイデアが多く驚きました。日本には優れた技術者が多いのですがまだまだ世間に知られていない。また大企業との接点が持てず、周りの理解も得られず苦労している技術者も多いです。 こんな技術者をこの団体で支援し新しいイノベーションが日本から起こるよう応援したいと思います。
一般社団法人未踏 http://www.mitou.org/

↑このページのトップへ