月別アーカイブ / 2014年08月

3年間の全寮制インターナショナルスクールISAKが軽井沢に開校しました。通常のインターナショナルスクールとは違なり全寮制。ただ全寮制と言っても富裕層が行くボーディングスクールとも違って約半数の子供たちに奨学金が適用され世界15ヶ国から49名、日本人18名が入学したそうです。更に世界各国の大学で入学資格や受験資格として認められる国際バカロレアのディプロマ・プログラムを軸として全て英語で行う予定で全生徒が同プログラムを受講するのも日本の学校では初めてなのだとか。

代表の小林りんさんは東大、スタンフォード大で学び外資系投資銀行や国際協力銀行で働くなどエリートでありながら社会起業家への転身はそう簡単ではなかったと思います。ただ様々なビジネス経験やインターナショナルスクール生活やユニセフ時代のフィリピンでの経験から貧困による教育格差を無くしたいという想いがあり、社会を変える“チェンジメーカー”を育てる必要性を感じていたのだとか。そんな中で同様の想いを持っていたアセットマネジメント代表の谷家さんをライフネット生命代表の岩瀬さんから紹介され実現に向けて動き出したのだそうです。

動き出してからも資金の問題や許認可の対応、更に人材や小林さん自身もお子さんを産み子育てもするなど本当に大変だった聞きました。それでも明るく情熱的にビジョンを語り多くの人々を巻き込み実現したその実行力に頭が下がります。人材こそが国の未来を作ります。悲観したり否定するのではなく課題を解決するために考え人々を巻き込み実行する若者を育てる場が日本全国に多く出来ればもっともっと社会は元気になると思います。

まだスタートしたばかりで本当の勝負はこれからというところだと思いますがまずはおめでとうございます。今後見学に伺います! 
isak 

今の日本には様々な課題があり、これを解決するところにビジネスチャンスがあると考えています。これは時間がかかるものもあれば、すぐにチャンスが訪れるものもあると思います。すぐに解決のチャンスが来る課題は様々な企業が参入し課題解決されますが、解決に時間がかかる課題はリスクが高くなるために参入する企業が少なく更に時間がかかってしまうという悪循環になるデメリットがあります。一方で参入する企業にとっては競争が厳しくないためにチャンスが回ってきた時の利益が大きいというメリットもあると思います。個人的には中期的には教育とヘルスケアの分野にITを活用することで大きなビジネスチャンスが来ると思っていますし、長期的にはエネルギー、農業、地方再生などが大きく脚光を浴びこれを解決する企業に大きなチャンスが訪れると考えています。
 
そんな中地方再生の成功モデルを学ぶために以前は岡山県の西粟倉、そして福井県の鯖江、そして今回徳島県をプロノバ岡島さんとウィズグループ奥田さんと3人で訪れました。IT業界の女帝?と呼ばれる株式会社ウィズグループ奥田さんがビジネスを立ち上げたのは漁業の町の美波町です。この町では奥田さんはじめセキュリティのサイファー・テックさんなどいくつかの会社がセカンドオフィスとして立ち上がっています。漁業の町だからか町全外がとてもオープンで、良く地方でありがちなよそ者を受け入れないという閉鎖的な雰囲気はまったく感じられませんでした。元々町の活性化を考えたメンバーが観光ガイドとしてタブレットを使いながら様々な宣伝活動をして盛り上がっていて、その流れでITを取り入れた活動をサイファー・テックさんのような新しい企業と取り組んで進めているそうです。また奥田さんの会社では高齢者のITサポートを行っていてちょうど訪問した際には近所のご老人にLINEを教えているところでしたが、お孫さんにメッセージを送ったところすぐに折り返し電話がかかってきたと楽しそうに話をしていました。こんな風にITがちょっと苦手な方も積極的に受け入れる土壌があるからこそ外から来た企業とも連携が取れ新しい価値が生まれるのでしょうね。
 minami
















そしてその次に訪問したのが神山町です。こちらは山の中にある町で元々林業が盛んだったところだそうですが古民家を改造して外から来る企業に開放をしています。元々はやはり町の人たちが海外とのつながりがあったところからアートインレジデンスをやろうという動きが高まりキーマンの大南さんが音頭をとって大きな流れになったのだとか。そしてその後にワークインレジデンスとなり、様々な企業が古民家を借りて業務を行っています。外からみるとまったくわからないのですが1つの商店街に様々な企業が集まっています。また最近では集まってる企業同士のコラボレーションも生まれており、またここにカフェが出来たり、フレンチレストランが出来たりと町全体が賑やかになるという循環も生まれています。こちらの代表的な会社である株式会社えんがわさんでは元々恵比寿にあったところが、新たにサテライトでオフィスを拡充したそうです。東京と神山と切り分けて新規プロジェクトはこちらのほうが生産性があがるのだとか。

kamiyama
















地方は元気がない、地方を再生しないと、復興が大事という話がありますが、確かに地域によっても異なりますが地方の良さを地元の人が自ら気付きそれを後押しする人たちが外部から入ってきて、一緒に良い部分を強めていけばエコシステムが出来てバイラル的に大きくなるのではないかと思いました。こういう考え方こそがまさに起業活動そのものでありこれはもうちょっとひいた目でみると日本全体においても言えることだと感じました。未来の日本は実は地方にヒントがあるのかも知れません。

今日はスタートアップウィークエンド東京_U18(高校生・高専生対象)にメンターとして参加してきました。個人的に日本を元気にするための課題解決や新しい産業作りに興味があって様々な起業イベントに参加しているのですが高校生、高専生向けのものは初体験でした。最近では中学生や高校生の社長が私に会いたいと連絡をとって来ることもあるのですが、実際中学生向けのサービスは中学生が、高校生向けのサービスは高校生が作ったほうがよりニーズにマッチしたものが出来るのではないかと思います。

さてそれでイベントですが3日間の構成で初日アイデアプレゼンとチーム作り、2日目メンタリング、3日目はチームによる発表審査ということで今日は約5組のメンタリングに参加しました。当初は高校生だからレベルについてはどうかなと思っていましたが、さすがにこういうイベントに参加するだけあって問題意識が高く、また技術を持った学生もいてプロトタイプを作り始めている学生チームもあるなど彼らの行動力に驚きました。また提案内容も高校生らしい自由な発想で最終日の発表も本当に出たかったですね。

ボランティアでも良いし起業でも良いし社会の課題を解決することに学生が参加することは社会を知るという意味で本当に良いことだと思います。そこで仮に行動を起こさなかったとしてもそこで学んだことや経験したことから何を勉強すべきなのか気づくこともあるでしょうし、また勉強に興味を持つきっかけにもなるように思います。本当に良い試みだと思います。

スタートアップウィークエンド東京_U18はこちら
http://tokyo.startupweekend.org/events/u18/ 
startup 

↑このページのトップへ