月別アーカイブ / 2013年06月

この本はTSUTAYAで有名なCCC増田社長が代官山T-SITEをオープンする前に書いた構想段階の本です。社長によるとCCCは常に新しい事を提案する会社でいつも様々な企画をしている。それはいつも新しいので自分達でまずやってみたいといけないと。創業時のTSUTAYAもTポイントもカフェ併設のTSUTAYA、代官山T-SITE、そして最近は図書館まで新しいチャレンジとしてプロデュースしています。構想段階で証拠を残すために本を書くのだとか。

この本ではモノの時代ではなくコトの時代になり、単に安いとか品揃えとかという事だけでなく消費者へのライフスタイルの提案が必要だと書いてあります。まさに満たされた時代こそWhat's Newが求められるのですね。そして日本は高齢化が進み今までのTSUTAYAの顧客よりも年齢層が上になるので大人の人達に新しい提案をしなくては生き残れないと考えチャレンジしたのが代官山T-SITEだったそうです。

前回のブログでも書きましたがコンセプト中心、テーマ中心で本やDVD、CDを配置しもちろん品揃え国内NO.1。 ただそれだけでなく楽しむためのカフェやレストランなどの環境も用意しています。

本の中で様々な方との対談がありますが糸井重里さんとの対談の中でビジネスのオンタイムは“お客様”を視ている。オフは“自分”を視ているというのがはっとさせられました。常に仕事だけでなくインプットや振り返り、ゆっくり考えることも大事なんだなと思いました。また飯野賢治さんとの対談では現代は1分間でコミュニケーションが出来るような短いコミュニケーションが出来ることが大事と語られていました。確かにTwitterやfacebook、LINEなども当てはまると思います。そして日本人はこの短いコミュニケーションの中でも情報を伝えることが出来る、つまり日本人のコミュニケーションは情報量が多いという言葉も新しい発見でした。

何か新しいことを始めようという方た企画の方などにお薦めです。
代官山 オトナTSUTAYA計画

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マイクロソフトの共同創業者ポール・アレンが書いたビル・ゲイツとマイクロソフトの本です。最近起業の際の苦労話について経営者が書いた本を好んで読んでいるのですがこの本はその中でも衝撃的でした。

まずはマイクロソフト創業の成り立ちですが、二人は地元の優秀な学生が通う私立高校で出会い同じタイミングでコンピュータ・プログラミングにはまり互いに負けず嫌いで腕を競いあっていましたが結果的に一緒に起業をすることに。ただ最初の仕事は技術中心で市場ニーズを把握していなかったため上手くいかず、その後成功のチャンスを待って今で言うPCと呼べるハードウエアのアルテアが出たタイミングでそこで動くBASICプログラムのインタープリタを開発したところから成功の道を進み始めました。運をものにする瞬間がこのタイミングですが、決して焦らず確実に成功するタイミングを待って挑戦しています。

性格的にポール・アレンは夢見がちで様々なアイデアが出てくるタイプですが、ビル・ゲイツは現実的でモノになるもの以外には興味がなかったそうです。意外でした。ポール・アレンは大人っぽいがいい人タイプですが、ビル・ゲイツは幼く見えるが交渉上手なビジネスマンタイプでした。最初営業はポール・アレンが行い交渉はビル・ゲイツ、開発は二人で行いました。そしてついにIBM PCのMS-DOSの開発を請負い独占的なポジションを取ったのです。実は元々このDOSは他社が開発したものだったのですが、それを交渉で有利な契約をし結果的に自分たちのものにしたのでした。成功は技術力だけでなく交渉力も大事だということがわかります。そしてそのために互いに足りないところを補いながら支えあったパートナーシップも素晴らしいものでした。

最も衝撃的なシーンはビル・ゲイツがポール・アレンに対し利益配分の比率を交渉するところでした。ビル・ゲイツは自分の成果を理由に今まで同じだったところを自分の比率を高くして欲しいと。ポール・アレンはあっさり認めますがその後ポール・アレンが成果を出した時に増やして欲しいと話してもビル・ゲイツは認めませんでした。ビル・ゲイツは父親が弁護士で実は交渉して有利なポジションを取りたかったのだとポール・アレンは語っていますが、ここから互いの信頼関係が崩れたのでした。ビジネスというフィールドではこういうことも多々ありますね。

更にビル・ゲイツがハーバード大学時代の友人スティーブ・バルマーを連れてきてからはビルゲイツとポール・アレンは議論する度に互いに喧嘩のようになってしまい話す機会が減ってしまったそうです。その後ビル・ゲイツとスティーブ・バルマーの二人がどうやってポール・アレンを追い出すかという話をしているところを立ち聞きしてしまうことに。結果的にポール・アレンはマイクロソフトを離れることを決意します。

ポール・アレンは技術の知識をベースにしてビジョンを語り、ビル・ゲイツはリアリストで具現化してくるという役割分担で成功したのですが、会社が大きくなると互いの役割分担も変わりそれぞれジェネラリストだったところから求めるものが微妙にずれてきてしまったと語っています。これだけ素晴らしい役割分担が出来ていても会社の成長が早いと役割を変えること自体が難しくなりそのことがきっかけで信頼関係が崩れるというものなのですね。

全ての起業家にお薦めです。
ぼくとビル・ゲイツとマイクロソフト アイデア・マンの軌跡と夢
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先週末は銀座のCHANELビルで開催されたCHANEL Pygmalion Daysに知り合いのテノール歌手山本さんが出演するということで観に行ってきました。

このCHANEL Pygmalion Daysは、CHANELが若手のアーティストに演奏する機会を提供するプログラムで2005年のスタート以来継続されているそうで、2013年はヴァイオリニスト3人、ピアニスト1人、テノール1人を支援しているそうです。その内の1人が山本さんです。

演奏は山本さんとピアノの村上巌さんの二人だけで当然マイクもなく生音なのですが近い距離で物凄い迫力で感動しました。ドイツの曲、イタリアの曲、日本の曲と様々な楽曲をまるで自分達の曲のようで二人で演奏する姿はまるで舞台に神が降りたようでした。

終わってから一緒に食事に行ったのですが1曲仕上げるのに数ヶ月もかかり、また曲ごとに教わる先生も異なるとのことで華やかな舞台の裏で様々な努力があったそうです。 次回は来年東京二期会オペラ劇場 ドン・カルロの主演とのことで楽しみです。山本さんありがとうございました!

ちなみに演奏終了後はオーナーのイカイさんと西麻布レランデヴード トキオにて夕食
http://lesrendezvous-tokyo.com/

CHANEL Pygmalion Daysはこちら
http://www.chanel-ginza.com/nexushall/pygmalion/

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